JIS C 63115-2:2022 産業用密閉型ニッケル・水素蓄電池の単電池及び電池システム―第2部:安全性要求事項

JIS C 63115-2:2022 規格概要

この規格 C63115-2は、路上走行車駆動用を除く産業用密閉型ニッケル・水素蓄電池の単電池及び電池システムの安全性要求事項,試験方法及び呼び方について規定。

JISC63115-2 規格全文情報

規格番号
JIS C63115-2 
規格名称
産業用密閉型ニッケル・水素蓄電池の単電池及び電池システム―第2部 : 安全性要求事項
規格名称英語訳
Sealed nickel-metal hydride cells and batteries for use in industrial applications -- Part 2:Safety
制定年月日
2022年3月22日
最新改正日
2022年3月22日
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‐ 
対応国際規格

ISO

IEC 63115-2:2021(MOD)
国際規格分類

ICS

25.040.20, 25.080.10
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
2022-03-22 制定
ページ
JIS C 63115-2:2022 PDF [28]
                                                                                C 63115-2 : 2022

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[2]
  •  4 パラメータ測定許容差・・・・[5]
  •  5 安全性に関する一般事項・・・・[5]
  •  5.1 一般・・・・[5]
  •  5.2 絶縁及び配線・・・・[6]
  •  5.3 弁作動・・・・[6]
  •  5.4 温度,電圧及び電流の管理・・・・[6]
  •  5.5 端子接続部・・・・[6]
  •  5.6 電池システムへの単電池組込み・・・・[7]
  •  5.7 品質計画・・・・[7]
  •  5.8 型式試験・・・・[7]
  •  5.9 試験項目・・・・[7]
  •  6 要求事項及び試験・・・・[8]
  •  6.1 一般・・・・[8]
  •  6.2 試験を実施するための充電手順・・・・[9]
  •  6.3 絶縁・・・・[9]
  •  6.4 意図する使用・・・・[9]
  •  6.5 合理的に予見可能な誤使用・・・・[11]
  •  7 電池システムの安全性(機能安全)・・・・[13]
  •  7.1 バッテリーマネジメントシステム(BMS)に対する要求事項・・・・[13]
  •  7.2 過熱制御(電池システム)・・・・[14]
  •  8 EMC(電磁障害)・・・・[15]
  •  9 安全に関する情報・・・・[15]
  •  10 表示及び呼び方・・・・[15]
  •  10.0A 一般・・・・[15]
  •  10.0B 表示・・・・[15]
  •  10.0C 単電池及びモノブロックの呼び方・・・・[16]
  •  10.0D モジュール,電池パック及び電池システムの呼び方・・・・[17]
  •  附属書A(参考)電池システム安全(機能安全を考慮)-一般要求事項・・・・[18]
  •  附属書JA(参考)電池システムの構成例・・・・[19]
  •  参考文献・・・・[24]
  •  附属書JB(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[25]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS C 63115 pdf 1] ―――――

           C 63115-2 : 2022

まえがき

  この規格は,産業標準化法第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人電池工業会(BAJ)及び一般
財団法人日本規格協会(JSA)から,産業標準原案を添えて日本産業規格を制定すべきとの申出があり,
日本産業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本産業規格である。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本産業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS C 63115 pdf 2] ―――――

                                      日本産業規格                            JIS
C 63115-2 : 2022

産業用密閉型ニッケル·水素蓄電池の単電池及び電池システムー第2部 : 安全性要求事項

Sealed nickel-metal hydride cells and batteries for use in industrial applications-Part 2: Safety

序文

  この規格は,2021年に第1版として発行されたIEC 63115-2を基とし,対象となるニッケル·水素蓄電
池の国内における使用状況を考慮し,技術的内容を変更して作成した日本産業規格である。
なお,この規格で,細分箇条番号·表番号の後に“A”から始まるラテン文字の大文字を付記した細分箇
条·表及び附属書JAは,対応国際規格にはない事項で,側線又は点線の下線の記載は省略している。
また,側線及び点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。技術的差異
の一覧表にその説明を付けて,附属書JBに示す。

1 適用範囲

  この規格は,路上走行車駆動用を除く産業用密閉型ニッケル·水素蓄電池の単電池及び電池システム(以
下,それぞれ単電池,電池システムという。)の安全性要求事項,試験方法及び呼び方について規定する。
なお,特定用途向け電池のJIS又はIEC規格が存在する場合,その特定用途向けの規格がこの規格に優
先する。例えば,密閉型ニッケル·水素角形二次単電池については,IEC 62675がある。
この規格は,様々な産業用の電池を網羅するため,一般的かつ最小限の要求事項を規定する。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
IEC 63115-2:2021,Secondary cells and batteries containing alkaline or other non-acid electrolytes−Sealed
nickel-metal hydride cells and batteries for use in industrial applications−Part 2: Safety(MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”こと
を示す。

2 引用規格

  次に掲げる引用規格は,この規格に引用されることによって,その一部又は全部がこの規格の要求事項
を構成している。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS C 60695-11-10 耐火性試験−電気·電子−第11-10部 : 試験炎−50 W試験炎による水平及び垂直

――――― [JIS C 63115 pdf 3] ―――――

           2
C 63115-2 : 2022
燃焼試験方法
JIS Z 8051 安全側面−規格への導入指針
注記 対応国際規格における引用規格 : ISO/IEC Guide 51,Safety aspects−Guidelines for their
inclusion in standards

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,次によるほか,JIS Z 8051による。
3.1
安全性(safety)
受入れ不可能なリスクがないこと
3.2
リスク(risk)
危害の発生確率及びその危害の度合いの組合せ
3.3
危害(harm)
人体の受ける身体的障害,健康障害,又は財産若しくは環境が受ける害
3.4
ハザード(hazard)
危害を引き起こす潜在的根源
3.5
意図する使用(intended use)
仕様書,取扱説明書,又は供給元から提供される情報に基づく条件下での製品の使用
注釈1 “通常使用”と同義語である。
3.6
合理的に予見可能な誤使用(reasonably foreseeable misuse)
供給元の意図しない目的又は条件下で,供給元で予想し得る,製品の誤った使用
3.7
ニッケル·水素蓄電池(sealed nickel metal hydride cell)
正極にニッケル酸化物,負極に水素吸蔵合金,電解液に水酸化カリウムなどのアルカリ性水溶液を使用
し,正負極板をセパレータで隔離して構成し,製造業者が指定する使用限度以内で用いたときに,密閉状
態を維持し,ガス又は液体を放出しない単電池
注釈1 密閉形単電池は,内部が危険な高い圧力になることを防止するために安全制御装置を装備する
ことができ,寿命到達時まで密閉された状態で作動するように設計されている。
3.8
単電池(cell)
電極,セパレータ,電解液,容器,端子などで構成し,充電することによって化学エネルギーを電気エ
ネルギーに変換して電気エネルギー源を供給するシステムの基本構成ユニット

――――― [JIS C 63115 pdf 4] ―――――

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C 63115-2 : 2022
3.9
電池ブロック(cell block)
並列接続した単電池群[接続部分にヒューズ,PTC(positive temperature coefficient)素子などの保護素
子及び監視回路をもつもの及びもたないものがある。]
3.10
モノブロック(monobloc)
正負極板,セパレータ,電解液,及び端子又は中間接続体を組み立てて収納した独立の単電池室を複数
個電気的に接続した1個の電池
3.11
電池モジュール(module)
直列及び/又は並列接続した単電池群
注釈1 ヒューズ,PTC素子などの保護素子,及び監視回路をもつもの及びもたないものがある。
3.12
電池パック(battery pack)
一つ以上の単電池,電池ブロック,モノブロック,又は電池モジュールを組み込んだユニット
注釈1 電池パックは,単電池の電圧などの情報を電池システムに出力する制御回路をもつことがある。
3.13
電池システム(battery system, battery)
一つ以上の単電池,電池ブロック,モノブロック,モジュール又は電池パックを組み込んだシステム
注釈1 電池システムは,過充電,過電流,過放電,及び過熱したときに電流を制御する電子システム
をもっている。
注釈2 過放電の遮断は,単電池製造業者と使用者との間に合意がある場合は必須ではない。
注釈3 電池システムは,冷却装置及び/又は加温装置をもつものがある。
注釈4 電池システムは,電池ボックスに収容されることがある。
3.14
電池きょう(筐)体(battery enclosure,enclosure)
電池システムを外部環境から分離するきょう(筐)体
3.15
バッテリーマネジメントシステム,BMS(battery management system,BMS)
電池システムが過充電,過電流,過放電及び過熱したときに電流を制御する電子システム
注釈1 BMSは,電池システムの安全性,性能及び/又は寿命を担保するために,電池システムの状態
を監視及び/又は管理し,データを処理し,そのデータを送信及び/又は制御する。
注釈2 BMSの機能は,電池パック又は電池システムを使用する設備に割り当てることが可能である
(図2参照)。
注釈3 BMSは分割でき,部分的に電池パック中に又は電池システムを使用する設備の一部分とするこ
とが可能である(図2参照)。
注釈4 BMSは,BMU(バッテリーマネジメントユニット)と呼ばれることがある。

――――― [JIS C 63115 pdf 5] ―――――

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