JIS C 8961:2008 太陽光発電用パワーコンディショナの効率測定方法

JIS C 8961:2008 規格概要

この規格 C8961は、太陽光発電システム用パワーコンディショナのうち一定交流出力電圧,一定出力周波数の独立形パワーコンディショナ,直流定電圧出力の独立形パワーコンディショナ及び系統連系形パワーコンディショナの効率測定方法について規定。効率は電気的な変換を対象とし,発生する熱の利用などは範囲外とする。

JISC8961 規格全文情報

規格番号
JIS C8961 
規格名称
太陽光発電用パワーコンディショナの効率測定方法
規格名称英語訳
Measuring procedure of power conditioner efficiency for photovoltaic systems
制定年月日
1993年7月1日
最新改正日
2017年10月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

IEC 61683:1999(MOD)
国際規格分類

ICS

27.160
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
1993-07-01 制定日, 1999-06-20 確認日, 2005-06-20 確認日, 2008-02-20 改正日, 2012-10-22 確認日, 2017-10-20 確認
ページ
JIS C 8961:2008 PDF [12]
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pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[1]
  •  4 効率の決定条件・・・・[2]
  •  4.1 直流電源・・・・[2]
  •  4.2 周囲温度・・・・[2]
  •  4.3 出力電圧及び周波数・・・・[3]
  •  4.4 入力電圧・・・・[3]
  •  4.5 リプル率及びひずみ率・・・・[3]
  •  4.6 負荷条件・・・・[3]
  •  5 効率の算定方法・・・・[4]
  •  5.1 定格負荷効率・・・・[4]
  •  5.2 部分負荷効率・・・・[4]
  •  5.3 実効効率・・・・[4]
  •  5.4 効率の裕度・・・・[5]
  •  6 効率の測定方法・・・・[5]
  •  6.1 試験回路・・・・[5]
  •  6.2 効率の測定・・・・[6]
  •  7 待機損失及び無負荷損失・・・・[7]
  •  7.1 無負荷損失の測定・・・・[7]
  •  7.2 待機損失の測定・・・・[7]
  •  附属書JA(参考)JISと対応する国際規格との対比表・・・・[8]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS C 8961 pdf 1] ―――――

C 8961 : 2008

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,社団法人日本電機
工業会(JEMA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査
会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。
これによって,JIS C 8961:1993は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に
抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許
権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に係る確認について,責任は
もたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS C 8961 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
C 8961 : 2008

太陽光発電用パワーコンディショナの効率測定方法

Measuring procedure of power conditioner efficiency for photovoltaic systems

序文

  この規格は,1999年に第1版として発行されたIEC 61683を基に,対応する部分については対応国際規
格を翻訳し,技術的内容を変更することなく作成した日本工業規格(日本産業規格)であるが,対応国際規格には規定され
ていない規定項目を日本工業規格(日本産業規格)として追加している。
なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格にはない事項である。変更の一覧表に
その説明を付けて,附属書JAに示す。

1 適用範囲

  この規格は,太陽光発電システム用パワーコンディショナのうち一定交流出力電圧,一定出力周波数の
独立形パワーコンディショナ,直流定電圧出力の独立形パワーコンディショナ及び系統連系形パワーコン
ディショナの効率測定方法について規定する。効率は,工場において入出力の電力を直接測定して算出す
る方法を対象とする。絶縁変圧器がある場合は,これを含める。ただし,この規格の効率は電気的な変換
を対象とし,発生する熱の利用などは範囲外とする。
なお,待機損失及び無負荷損失の測定方法についても規定する。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
IEC 61683:1999,Photovoltaic systems−Power conditioners−Procedure for measuring efficiency
(MOD)
なお,対応の程度を表す記号(MOD)は,ISO/IEC Guide 21に基づき,修正していることを示
す。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。この引用
規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS C 8960 太陽光発電用語

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS C 8960によるほか,次による。
3.1
定格負荷効率
定格負荷における出力側有効電力と入力側有効電力との比。

――――― [JIS C 8961 pdf 3] ―――――

2
C 8961 : 2008
注記 JIS C 8960の定義を変更している。
3.2
部分負荷効率
定格負荷より小さい負荷での効率。
注記 JIS C 8960の定義を変更している。
3.3
実効効率
一定運転期間における出力側電力量と入力側電力量との比。
注記 JIS C 8960の定義を変更している。
3.4
効率の裕度
効率の試験結果と保証値との差の許容できる範囲。
3.5
無負荷損失
パワーコンディショナの出力電力をゼロにしたときに,直流入力側から消費する電力損失。
注記 JIS C 8960の定義を変更している。
3.6
待機損失
系統連系形においては,パワーコンディショナが待機状態時に電力系統から消費する電力損失。独立形
においては,パワーコンディショナが待機状態時に直流入力側から消費する電力損失。
注記 JIS C 8960の定義を変更している。
3.7
リプル率
直流電圧又は直流電流に含まれる交流成分の直流成分に対する比。
リプル率は,式(1)によって算出する。
A−
max Amin
μ= 100 (1)
2Ad
ここに, μ : リプル率(%)
Amax : リプルを含んだ直流電圧又は直流電流の最大値(V又はA)
Amin : リプルを含んだ直流電圧又は直流電流の最小値(V又はA)
Ad : リプルを含んだ直流電圧又は直流電流の平均値(V又はA)

4 効率の決定条件

  効率は,次に示す条件で決定する。効率の算出結果は,表形式又はグラフ形式にまとめる。
なお,効率記録用紙の例を,表1に示す。

4.1 直流電源

  直流電源は,一定電圧で運転できるパワーコンディショナの場合,蓄電池又は定電圧電源装置を用いる。
パワーコンディショナが最大出力追従制御を実施する場合などで安定に運転できない場合は,太陽電池又
は太陽電池模擬電源装置を用いる。

4.2 周囲温度

――――― [JIS C 8961 pdf 4] ―――――

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C 8961 : 2008
周囲温度は,25 ℃±2 ℃とする。ただし,受渡当事者間の協議によって,ほかの周囲温度としてもよい。
周囲温度は,記録に残す。
定格負荷効率の測定は,温度上昇試験直後に実施する。ただし,実施が困難である場合は,受渡当事者
間の協議による。
部分負荷効率の測定は,定格負荷効率測定試験に引き続いて実施することが望ましい。

4.3 出力電圧及び周波数

  出力電圧及び周波数は,定格値とする。

4.4 入力電圧

  入力電圧は,次のa),b)及びc)の3点で効率を測定する。ただし,パワーコンディショナの入力に蓄電
池を接続する場合は,定格電圧だけでもよい。パワーコンディショナの入力電圧が,最大出力追従制御の
範囲,負荷の種類又は負荷容量によって制限される場合は,受渡当事者間の協議による。パワーコンディ
ショナに複数の入力回路がある場合,条件a),b)及びc)はすべての入力回路で統一し,各入力回路の容量
が等しくなるように,直流電源装置又はパワーコンディショナを設定する。入力回路ごとに電圧の条件を
変える場合又は容量の分担を変える場合は,受渡当事者間の協議による。
a) 入力運転電圧範囲の最小値
b) 定格電圧又は入力運転電圧範囲の平均値
c) 最大許容入力電圧の90 %値

4.5 リプル率及びひずみ率

  入力電圧リプル率及び電流リプル率は,各測定で記録する。出力電圧及び出力電流については,出力が
交流の場合はひずみ率を記録し,出力が直流の場合はリプル率を記録する。
各電圧及び各電流のリプル率又はひずみ率は,製造業者が指定する値を超えてはならない。
なお,負荷容量が小さい場合などで,これらの指定がない場合にも,リプル率又はひずみ率を記録する。

4.6 負荷条件

  負荷は,表1の効率記録用紙に示す条件とする。ただし,パワーコンディショナの仕様範囲外の条件は,
受渡当事者間の協議によって実施しなくてもよい。機器破損が予想されるなど,試験ができない場合は,
パワーコンディショナの制限によって試験が除外されたことを記録に残す。
注記 定格出力の120 %の試験は,例えば短時間の過負荷運転が可能なパワーコンディショナを想定
している。
a) 系統連系形 系統連系形における負荷容量は,定格値の10 %,25 %,50 %,75 %,100 %及び120 %
として効率を測定する。系統の線路インピーダンスは,規定する値にすることが望ましい。
b) 独立形 独立形における負荷は,次の条件とする。
1) 抵抗負荷の容量は,定格値の5 %,10 %,25 %,50 %,75 %,100 %及び120 %として効率を測
定する。
2) 無効電力負荷は,負荷力率をパワーコンディショナの力率範囲の最小値(又は力率0.25との大きい
方の値)とし,負荷容量は,定格値の25 %,50 %及び100 %として効率を測定する。また,負荷力
率を0.5及び0.75とし,負荷容量は定格値の25 %,50 %及び100 %として効率を測定する。ただ
し,これらの力率がパワーコンディショナの力率範囲を下回る場合は,実施しない。
3) 非線形負荷は,ひずみ率が(80±5) %で容量が定格値の25 %とする。この負荷に抵抗負荷を並列に
接続して,総合負荷容量を定格値の25 %,50 %及び100 %として効率を測定する。また,非線形
負荷を,ひずみ率が(80±5) %で容量が定格値の50 %とし,この負荷に抵抗負荷を並列に接続して,

――――― [JIS C 8961 pdf 5] ―――――

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JIS C 8961:2008の引用国際規格 ISO 一覧

  • IEC 61683:1999(MOD)

JIS C 8961:2008の国際規格 ICS 分類一覧

JIS C 8961:2008の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISC8960:2012
太陽光発電用語