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JIS D 0808:2015 規格概要
この規格 D0808は、FVCMS(前方車両衝突軽減システム)に関する,作動概念,最小機能,システム要件,システムインタフェース,試験方法及び性能要件について規定。
JISD0808 規格全文情報
- 規格番号
- JIS D0808
- 規格名称
- 高度道路交通システム―前方車両衝突軽減システム―操作,性能及び検証要求事項
- 規格名称英語訳
- Intelligent transport systems -- Forward vehicle collision mitigation systems -- Operation, performance, and verification requirements
- 制定年月日
- 2015年10月20日
- 最新改正日
- 2015年10月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- ISO 22839:2013(IDT)
- 国際規格分類
ICS
- 35.240.60, 43.040.99
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- 自動車 I 2020, 自動車 II 2020
- 改訂:履歴
- 2015-10-20 制定
- ページ
- JIS D 0808:2015 PDF [32]
D 0808 : 2015 (ISO 22839 : 2013)
pdf 目 次
ページ
- 序文・・・・[1]
- 1 適用範囲・・・・[1]
- 2 引用規格・・・・[2]
- 3 用語及び定義・・・・[2]
- 4 記号及び略語・・・・[6]
- 5 分類・・・・[7]
- 5.1 カーブ曲率半径特性によるシステム分類・・・・[7]
- 5.2 制御機能による分類・・・・[8]
- 6 仕様及び要求事項・・・・[9]
- 6.1 最小性能要件・・・・[9]
- 6.2 作動モデル-状態遷移図・・・・[9]
- 6.3 性能要件・・・・[11]
- 7 確認方法・・・・[18]
- 7.1 試験目標物の仕様・・・・[18]
- 7.2 環境条件・・・・[19]
- 7.3 検知範囲の試験方法・・・・[19]
- 7.4 システム性能についての試験方法・・・・[20]
- 7.5 目標識別能力についての試験方法・・・・[21]
- 附属書A(参考)基礎的考察・・・・[24]
(pdf 一覧ページ番号 1)
――――― [JIS D 0808 pdf 1] ―――――
D 0808 : 2015 (ISO 22839 : 2013)
まえがき
この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,公益社団法人自動車技術会(JSAE)及び一
般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を制定すべきとの申出があり,
日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)である。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
(pdf 一覧ページ番号 2)
――――― [JIS D 0808 pdf 2] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
D 0808 : 2015
(ISO 22839 : 2013)
高度道路交通システム−前方車両衝突軽減システム−操作,性能及び検証要求事項
Intelligent transport systems-Forward vehicle collision mitigation systems-Operation, performance, and verification requirements
序文
この規格は,2013年に第1版として発行されたISO 22839を基に,技術的内容及び構成を変更すること
なく作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で点線の下線を施してある参考事項は,対応国際規格にはない事項である。
前方車両衝突軽減システム(FVCMS)は,回避が不可能な前方車両との衝突の被害を軽減させ,前方車
両との衝突の可能性を低下させることができる。FVCMSは,前方車両までの距離,前方車両の挙動,当
該車両の挙動,運転者の操作及び運転者の行動についての情報を基に衝突の可能性を判断する。図1に
FVCMSの機能要素を示す。FVCMSは前方の車両を検知し,被検知車両との衝突の可能性を推定し,衝突
の可能性が高いと判断した場合には運転者に警報する。さらに,衝突が避けられないと判断した場合,当
該車両のブレーキを作動させて衝突の被害を軽減する。
当該車両挙動判断
前方車両検知 FVCMS 運転者への警報
及び挙動判断 機能制御 及びブレーキ作動
図1−前方車両衝突軽減システム(FVCMS)の機能要素
1 適用範囲
この規格は,FVCMSに関する,作動概念,最小機能,システム要件,システムインタフェース,試験
方法及び性能要件について規定する。規格の運用については,可能である限りシステム設計者に委ねられ
る。
FVCMSは,衝突警報の後でブレーキを自動的に作動させることによって,衝突エネルギーを低下させ,
車両損害の程度,人身傷害の程度,又は死亡事故の可能性を低下させる。乗員に対する衝撃エネルギーを
――――― [JIS D 0808 pdf 3] ―――――
2
D 0808 : 2015 (ISO 22839 : 2013)
低下させることによって,エアバッグ,シートベルト及び他の衝撃エネルギー吸収システムの性能につい
ても補完する。この規格には,衝突回避までは要求性能として規定されていないが,結果的に衝突回避と
なってもよい。
なお,システム性能には限界があり,車両の安全操作についての最終責任は運転者にある。
FVCMSは,単軌道車,二連又は三連トレーラなどを除き,公道及び私道用を目的とする路上走行車に
適用する。FVCMSは,オフロードでの使用を考慮していない。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 22839:2013,Intelligent transport systems−Forward vehicle collision mitigation systems−
Operation, performance, and verification requirements(IDT)
なお,対応の程度を表す記号“IDT”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“一致している”こ
とを示す。
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS D 0801 高度道路交通システム−アダプティブ・クルーズコントロールシステム(ACC)−性能
要求事項及び試験手順
注記 対応国際規格 : ISO 15622,Intelligent transport systems−Adaptive Cruise Control systems−
Performance requirements and test procedures(IDT)
JIS D 0802 高度道路交通システム−前方車両衝突警報システム−性能要求事項及び試験方法
注記 対応国際規格 : ISO 15623,Intelligent transport systems−Forward vehicle collision warning
systems−Performance requirements and test procedures(IDT)
JIS D 0807 高度道路交通システム−全車速域アダプティブ・クルーズコントロール(FSRA)システ
ム−性能要求事項及び試験手順
注記 対応国際規格 : ISO 22179,Intelligent transport systems−Full speed range adaptive cruise control
(FSRA) ystems−Performance requirements and test procedures(IDT)
3 用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。
3.1
アダプティブ・クルーズコントロール,ACC(adaptive cruise control)
エンジン及び/又はパワートレイン,また,任意でブレーキを制御することによって当該車両が適切な
車間距離で前方車両に追従走行できるようにする従来形クルーズコントロールシステムの発展形。
注記 JIS D 0801参照。
3.2
隣接車線(adjacent lane)
当該車両が走行している車線と1本の車線境界を共有して,当該車両と同じ走行方向をもつ走行車線。
3.3
連結式車両(articulated vehicle)
二つ以上の車輪を備えた複数の車両をジョイントによって接続し,最低一つの車両に推進力を備えた連
――――― [JIS D 0808 pdf 4] ―――――
3
D 0808 : 2015 (ISO 22839 : 2013)
結車両。
3.4
ブレーキ(brakes)
車両の運動に対抗する力を発生させる構成要素。
例 摩擦ブレーキ(相対運動をしている車両の二つの部品の間の摩擦によって力が発生する。),電気
ブレーキ(相対運動しているが相互に接触していない車両の二つの部品の間の電磁作用によって
力が発生する。),流体ブレーキ(相対運動している車両の二つの部品の間に位置する流体の作用
によって力が発生する。),エンジンブレーキ(車輪に伝達されるエンジンの制動作用によって力
が発生する。)。
3.5
制動距離(braking distance)
ブレーキが使用された点から車両が完全停止するところまで車両が走行した距離。
3.6
車間距離,xc(t)(clearance)
目標車両の後尾面から当該車両の先頭面までの距離。
3.7
衝突警報,CW(collision warning)
前方車両との追突の可能性のある場合に,回避又は被害を低減するための緊急行動の必要性を示す警報。
注記 衝突を回避するための緊急操作の必要性を運転者に警告するように警報が発せられる。
3.8
従来形クルーズコントロール(conventional cruise control)
運転者によって設定された車両速度を維持することができるシステム。
3.9
機能作動点,CAP(countermeasure action point)
FVCMSの機能を作動させるタイミング。
3.10
運転者解除(driver disengage)
運転者が,FVCMSを作動又は非作動状態から停止状態へ移行させる操作。
3.11
加速度考慮の衝突までの時間,ETTC(enhanced time to collision)
当該車両と目標車両との間の相対加速度が一定であると想定して,当該車両が目標車両と衝突するまで
に要する時間。次の式によって求められる。
(vTV vSV ) (vTV vSV ) 2
2 (aTV aSV ) xc
ETTC
(aTV aSV )
ここに, aTV : 目標車両の加速度
――――― [JIS D 0808 pdf 5] ―――――
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JIS D 0808:2015の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 22839:2013(IDT)
JIS D 0808:2015の国際規格 ICS 分類一覧
- 43 : 自動車工学 > 43.040 : 自動車システム > 43.040.99 : その他の自動車システム
- 35 : 情報技術.事務機械 > 35.240 : 情報技術(IT)の応用 > 35.240.60 : 運輸及び商業におけるITの応用
JIS D 0808:2015の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISD0801:2012
- 高度道路交通システム―アダプティブ・クルーズコントロールシステム(ACC)―性能要求事項及び試験手順
- JISD0802:2015
- 高度道路交通システム―前方車両衝突警報システム―性能要求事項及び試験方法
- JISD0807:2011
- 高度道路交通システム―全車速域アダプティブ・クルーズコントロール(FSRA)システム―性能要求事項及び試験手順