JIS D 4230:1998 自動車用タイヤ

JIS D 4230:1998 規格概要

この規格 D4230は、新品の自動車用タイヤについて規定。二輪自動車用タイヤ,農業機械用タイヤ,産業車両用タイヤ及び設計車両用タイヤには適用しない。

JISD4230 規格全文情報

規格番号
JIS D4230 
規格名称
自動車用タイヤ
規格名称英語訳
Automobile tyres
制定年月日
1958年3月3日
最新改正日
2016年10月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 10191:1995(MOD), ISO 10454:1993(MOD), ISO 4223-1:1989(MOD)
国際規格分類

ICS

83.160.10
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
ゴム・エラストマー II 2020, 自動車 II 2020
改訂:履歴
1958-03-03 制定日, 1960-12-01 改正日, 1964-12-01 確認日, 1966-02-01 改正日, 1968-11-01 確認日, 1971-12-01 確認日, 1974-05-01 改正日, 1978-08-01 改正日, 1984-02-01 確認日, 1986-11-01 改正日, 1998-01-20 改正日, 2002-08-20 確認日, 2006-10-20 確認日, 2011-10-20 確認日, 2016-10-20 確認
ページ
JIS D 4230:1998 PDF [14]
D 4230 : 1998

まえがき

  この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣が改正した日
本工業規格である。これによってJIS D 4230-1986は改正され,この規格に置き換えられる。

(pdf 一覧ページ番号 )

――――― [JIS D 4230 pdf 1] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
D 4230 : 1998

自動車用タイヤ

Automobile tyres

序文 この規格は,国際規格−1989年に第3版として発行されたISO 4223-1 (Definitions of some terms used
in the tyre industry−Part 1 : Pneumatic tyres) とAmendment 1(1992年),1995年に第2版として発行された
ISO 10191 (Passenger car tyres−Verifying tyre capabilities−Laboratory test methods) 及び1993年に初版として
発行されたISO 10454 (Truck and bus tyres−Verifying tyre capabilities−Laboratory test methods) −と対応する
部分(用語の定義,性能,試験方法)については,国際規格を翻訳し,技術的内容を変更することなく作
成した日本工業規格(日本産業規格)であるが,対応国際規格には規定されていない規定項目(種類及び寸法,外観,表示
要件)及び規定内容(高速性能試験B)を日本工業規格(日本産業規格)として追加している。
なお,国際規格で規定している強化タイヤ (Reinforced/Extra load) は,日本工業規格(日本産業規格)には採用していない。
1. 適用範囲 この規格は,新品の自動車用タイヤ(以下,タイヤという。)について規定する。ただし,
二輪自動車用タイヤ,農業機械用タイヤ,産業車両用タイヤ及び建設車両用タイヤには適用しない。
備考1. この規格の引用規格を,次に示す。
JIS D 4202 自動車用タイヤ−呼び方及び諸元
2. この規格の中で [{}] 内に示す単位及び数値は,従来単位による参考値である。
2. 用語の定義 この規格で用いる主な用語の定義は,次による。
(1) バイアスプライタイヤ トレッドセンターラインに対し,斜めの角度で交差するプライコード構造を
もつ空気入りタイヤ。ダイアゴナルプライタイヤともいう。
(2) ラジアルプライタイヤ トレッドセンターラインに対し,実質的に90°の角度で配置されたプライコ
ード構造をもち,ベルトによって緊縛された空気入りタイヤ。
(3) トレッド タイヤの接地部分のゴム層。
(4) ビード タイヤとリムとのかん合部分。
(5) サイドウォール トレッドとビード間部分のゴム層。
(6) コード プライ,カーカス,ベルト及びブレーカーを構成する繊維線又は金属線。
(7) プライ ゴムに覆われた平行なコード層。
(8) カーカス ビード部どうしを結合し,タイヤの骨格を形成するコード層。
(9) ベルト トレッドセンターラインに対し,実質的に平行でカーカスを緊縛する機能をもつトレッドと
カーカス間のコード層。
(10) ブレーカー バイアスタイヤのトレッドとカーカス間のコード層。
(11) インナーライナー チューブレスタイヤの空気圧保持のため,カーカスの内側に張り付けられたゴム
層。

――――― [JIS D 4230 pdf 2] ―――――

2
D 4230 : 1998
(12) プライレーティング (PR)タイヤの強度を示す指数。
(13) 最大負荷能力 規定の条件下でタイヤに負荷させることが可能な最大の質量。
(14) 負荷能力指数 (LI) タイヤの最大負荷能力を示す指数(付表1参照)。
(15) 最高速度 規定の条件下でタイヤを走行させることが可能な最高の速度。
(16) 速度記号 タイヤの最高速度を示す記号(付表2参照)。
(17) W−J トラック及びバス用の浅溝タイヤを示す,HIGHWAY TREAD−Jの略号。
(18) HT トラック及びバス用の深溝タイヤを示す,EXTRA HEAVY TREADの略号。
(19) 冬用タイヤ 積雪及び凍結路面で一般のタイヤよりも優れた性能を発揮できるように設計されたタイ
ヤ。
(20) 特殊トレッドタイヤ 特殊な使用条件下で性能を発揮できるように設計されたトレッドパターンをも
つタイヤで,EHTタイヤ及び冬用タイヤのことをいう。
(21) 応急用タイヤ 車両に装着された標準タイヤがパンクなどの故障で使用できなくなった場合に一時的
に使用することを目的として,質量,容積などの軽減を図って造られたタイヤで,折り畳み式応急用
タイヤとTタイプ応急用タイヤがある。
なお,Tタイプ応急用タイヤは,一般的な標準タイヤより断面が小さいため高い空気圧で使用する。
(22) セパレーション トレッド,ビード,サイドウォール,コード,プライ,ベルト及びインナーライナ
ーが隣接する構成物からはく離すること。
(23) チャンキング トレッドゴムが,部分的に引き裂かれることによって生じるはく離又は欠け。
(24) クラック トレッド,サイドウォール及びインナーライナーに生じたゴム割れ。
(25) オープンスプライス トレッド,サイドウォール及びインナーライナーの継ぎ目がはく離すること。
(26) 試験リム タイヤの呼びに対し,JIS D 4202又は公共機関などで定めた規格(以下,当該規格という。)
に規定される適用リム。
3. 種類及び寸法 タイヤの種類及び寸法は,JIS D 4202又は当該規格による。
4. 外観 タイヤの外観は,形状,肉厚とも均整で著しい汚れがなく,タイヤの品質に有害な影響を及ぼ
す傷,気泡,ゴム割れ,ゴム流れ不良及び異物混入があってはならない。
5. 性能
5.1 タイヤ強度(破壊エネルギー) 6.1に従って試験を行い,表1.11.3に示す規定値以上でなければ
ならない。ただし,すべての測定箇所でタイヤが破壊せずにプランジャーがリムに達する場合は,規定値
に達するものとみなす。

――――― [JIS D 4230 pdf 3] ―――――

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D 4230 : 1998
表1.1 乗用車用タイヤのタイヤ強度
単位J [{kgf・cm}]
乗用車用タイヤ(1) Tタイプ応急用タイヤ
断面幅の呼び 断面幅の呼び 最大負荷能力 最大負荷能力
160未満 160以上 400kg未満 400kg以上
220 [{2 245}] 295 [{3 010}] 220 [{2 245}] 295 [{3 010}]
注(1) 断面幅の呼びが3けたの整数で表されないタイヤの場合は,
JIS D 4202又は当該規格による設計断面幅によって区分す
る。
備考 レーヨンカーカスのバイアスプライタイヤの場合は,表に
示す数値の60%を規定値とする。
表1.2 軽トラック用タイヤ,小形トラック用タイヤ,トラック及びバス用タイヤの
タイヤ強度(負荷能力指数が表示されているタイヤの場合)
単位J [{kgf・cm}]
最大負荷能力に 負荷能力指数(単輪)121以下 負荷能力指数(単輪)122以上
対応する空気圧 リム径の呼び リム径の呼び
kPa 13未満 13以上
250以下 136 [{1 385}] 294 [{3 000}] −
251350 203 [{2 072}] 362 [{3690}] −
351450 271 [{2 765}] 514 [{5240}] −
451550 − 576 [{5875}] 972[{ 9 910}]
551650 − 644 [{6565}] 1 412[{14 400}]
651750 − 712 [{7 260}] 1 695[{17 285}]
751850 − − 2 090[{21 310}]
851以上 − − 2 203[{22 465}]
表1.3 軽トラック用タイヤ,小形トラック用タイヤ,トラック及びバス用タイヤのタイヤ強度
(負荷能力指数が表示されていないタイヤの場合)
単位J [{kgf・cm}]
PR 軽トラック用タイヤ,小形トラック用タイヤトラック及びバス用タイヤ
リム径の呼び リム径の呼び リム径の呼び チューブレス チューブ付き
13未満 1314 14.5以上
4 136 [{1 385}] 192 [{1 960}] 294[{3000}] − −
6 203 [{2 072}] 271 [{2 765}] 362[{3690}] 576 [{ 5 875}] 768 [{ 7 830}]
8 271 [{2 765}] 384 [{3 915}] 514[{5240}] 734 [{ 7 485}] 893 [{ 9 105}]
10 − − 576[{5875}] 972 [{ 9 910}] 1 412 [{14 400}]
12 − − 644 [{6 565}] 1 412[{14400}] 1785 [{18200}]
14 − − 712 [{7 260}] 1 695[{17285}] 2282 [{23270}]
16 − − − 2 090[{21310}] 2599 [{26500}]
18 − − − 2 203[{22465}] 2825 [{28805}]
20 − − − − 3 051 [{31 100}]
22 − − − − 3 220 [{32 835}]
24 − − − − 3 390 [{34 560}]
5.2 ビードアンシーティング最小抵抗値 乗用車用チューブレスタイヤは,6.2に従って試験を行い,す
べての測定箇所で表2に示す最小抵抗値以上でなければならない。

――――― [JIS D 4230 pdf 4] ―――――

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D 4230 : 1998
表2 ビードアンシーティング最小抵抗値
単位N [{kgf}]
乗用車用タイヤ(1) Tタイプ応急用タイヤ(2)
断面幅の呼び 断面幅の呼び 断面幅の呼び 負荷能力指数 負荷能力指数 負荷能力指数
160未満 160以上 205以上 75以下 7692 93以上
205未満
6 670 [{680}] 8 890 [{905}] 11 120 [{1 135}] 6 670 [{680}] 8 890 [{905}] 11 120 [{1 135}]
注(2) 負荷能力指数が表示されていないタイヤの場合は,負荷能力指数に対応する最大負荷能力に
よって区分する。
5.3 耐久性能 6.3に従って試験を行い,目視可能なセパレーション,チャンキング,コード切れ,コー
ドに達するクラック又はコードに達するオープンスプライスが認められてはならない。
5.4 高速性能 乗用車用タイヤは,6.4又は6.5に従って試験を行い,目視可能なセパレーション,チャ
ンキング,コード切れ,コードに達するクラック又はコードに達するオープンスプライスが認められては
ならない。
6. 試験方法
6.1 タイヤ強度(破壊エネルギー)試験
6.1.1 タイヤの準備 試験リムにタイヤを装着し,乗用車用タイヤは180kPa(3),それ以外のタイヤは最
大負荷能力に対応する空気圧(4)まで空気を充てんし,室温で3時間以上放置した後,元の空気圧に再調整
する。
なお,チューブレスタイヤは,空気圧保持のためチューブを入れて試験を行ってもよい。
注(3) タイプ応急用タイヤの場合は,360kPaとする。
(4) 最大負荷能力が単輪使用時と複輪使用時で異なる場合は,複輪使用時の最大負荷能力に対応す
る空気圧とする。
6.1.2 試験装置(図1参照) 試験装置は,先端が半球状で表3.1又は表3.2に示す直径のプランジャー
を1分間に50.0±2.5mmの速度でタイヤに押し付けることができるものとする。
図1 タイヤ強度試験装置の一例

――――― [JIS D 4230 pdf 5] ―――――

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JIS D 4230:1998の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 10191:1995(MOD)
  • ISO 10454:1993(MOD)
  • ISO 4223-1:1989(MOD)

JIS D 4230:1998の国際規格 ICS 分類一覧

JIS D 4230:1998の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISD4202:1994
自動車用タイヤ―呼び方及び諸元