JIS D 4202:1994 自動車用タイヤ―呼び方及び諸元

JIS D 4202:1994 規格概要

この規格 D4202は、自動車に用いるタイヤの種類及び呼び方,並びにタイヤ諸元の決定に必要な基本的事項について規定。産業車両用,建設車両用,農業車両用,農業機械用及び二輪自動車用のタイヤにには適用しない。

JISD4202 規格全文情報

規格番号
JIS D4202 
規格名称
自動車用タイヤ―呼び方及び諸元
規格名称英語訳
Automobile tyres -- Designation and dimensions
制定年月日
1950年10月20日
最新改正日
2015年10月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 4000-1:1994(MOD), ISO 4209-1:1993(MOD), ISO 4223-1:1989(MOD)
国際規格分類

ICS

83.160.10
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
ゴム・エラストマー II 2020, 自動車 II 2020
改訂:履歴
1950-10-20 制定日, 1953-10-20 改正日, 1956-10-02 改正日, 1959-02-17 改正日, 1960-10-01 改正日, 1963-09-18 確認日, 1966-03-01 改正日, 1969-03-01 確認日, 1971-01-01 改正日, 1972-05-01 改正日, 1975-03-01 確認日, 1977-04-01 改正日, 1979-10-01 改正日, 1982-08-15 改正日, 1987-01-13 確認日, 1990-01-01 改正日, 1994-11-01 改正日, 2000-11-20 確認日, 2006-01-20 確認日, 2010-10-01 確認日, 2015-10-20 確認
ページ
JIS D 4202:1994 PDF [14]
                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
D 4202-1994

自動車用タイヤ−呼び方及び諸元

Automobile tyres−Designation and dimensions

1. 適用範囲 この規格は,自動車に用いるタイヤ(以下,タイヤという。)の種類及び呼び方,並びにタ
イヤ諸元の決定に必要な基本的事項について規定する。ただし,産業車両用,建設車両用,農業機械用及
び二輪自動車用のタイヤには適用しない。
備考1. サイズごとの個別諸元については,この規格に準拠して公的機関で定めた規格(以下,該当
規格という。)を参照する。
2. この規格の中で{}を付けて示してある単位及び数値は,従来単位によるものであって規
格値である。
ただし,1995年4月1日以降は参考値とする。
3. この規格の引用規格を,次に示す。
JIS D 4102 ホイール及びリムの種類・呼び・表示
JIS D 4207 自動車用タイヤバルブ
JIS D 4218 自動車用リムの輪郭
JIS D 4230 自動車用タイヤ
JIS Z 8401 数値の丸め方
4. この規格の対応国際規格を,次に示す。
ISO 4000-1 : 1994 Passenger car tyres and rims−Part 1 : Tyres (metric series)
ISO 4209-1 : 1993 Truck and bus tyres and rims (metric series) −Part 1 : Tyres
ISO 4223-1 : 1989 Definitions of some terms used in the tyre industry−Part 1 : Pneumatic tyres
2. 用語の定義 この規格で用いる主な用語の定義は,JIS D 4230によるほか,次のとおりとする。
(1) 設計寸法 タイヤ設計の基準になる寸法。設計断面幅,設計断面高さ及び設計外径の総称。
(2) 成長寸法 タイヤの走行に伴う成長を含む寸法。成長総幅及び成長外径の総称。
(3) 新品寸法 新品タイヤを規定の方法で測定したときの寸法。新品総幅及び新品外径の総称。
(4) 総幅 タイヤを適用リムに装着し,規定の空気圧を充てんした無負荷状態のタイヤサイドウォール間
の間隔。(タイヤの側面の模様,文字などすべてを含む。)
(5) 断面幅 タイヤの総幅から,タイヤの側面の模様,文字などを除いた幅。
(6) 外径 タイヤを適用リムに装着し,規定の空気圧を充てんした無負荷状態のタイヤの外径。
(7) 断面高さ タイヤの外径とリム径との差の21。
(8) 扁平比 タイヤの断面幅に対する断面高さの比。
(9) 最大負荷能力 規定の条件下で,そのタイヤに負荷することができる最大の質量。
(10) 複輪間隔 複輪の内外車輪中心面の間隔。

――――― [JIS D 4202 pdf 1] ―――――

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D 4202-1994
(11) 適用リム タイヤの性能を有効に発揮させるために適したリム。
3. 種類 タイヤの種類は,用途,構造,形状などによって,表1のとおりとする。
表1 タイヤの種類
用途 構造 形状(偏平比)など タイヤの呼びの例
乗用車用タイヤ ラジアルプライ 40シリーズ 255/40ZR17
45シリーズ 225/45ZR17
50シリーズ 225/50R16 92V
55シリーズ 205/55R16 89V
60シリーズ 215/60R15 94H
65シリーズ 215/65R14 94H
70シリーズ 195/70R14 91S
80シリーズ 175/80R14 88S
Tタイプ応急用 ラジアルプライ 70シリーズ T145/70R17 106M
80シリーズ T145/80R16 105M
バイアスプライ 70シリーズ T155/70D17
80シリーズ T145/80D16
90シリーズ T135/90D16
小形トラック用タイヤ ラジアルプライ − 7.00R15-12PR LT
82シリーズ 205R16-8PR LT
65シリーズ 195/65R16 106/104L LT
70シリーズ 255/70R15 112L LT
80シリーズ 185/80R15 103/101L LT
85シリーズ 225/85R16 115/113L LT
95シリーズ 175/95R14 103/101L LT
15°テーパ 50シリーズ 215/50R15.5 100L LT
60シリーズ 205/60R17.5 111/109L LT
70シリーズ 215/70R17.5 118/116L LT
80シリーズ 205/80R17.5 114/112L LT
バイアスプライ − 7.50-16-14PR LT
ハイフローテーション用 ラジアルプライ − 30×10.50R15-6PR LT
軽トラック用 バイアスプライ − 5.00-10-4PR ULT
トラック及びバス用タイヤ ラジアルプライ − 12.00R20-16PR
大形 14.00R24-24PR
80シリーズ 13/80R20-18PR
15°テーパ − 12R22.5-16PR
60シリーズ 235/60R17.5 125/122J
70シリーズ 295/70R22.5 149/146J
80シリーズ 315/80R22.5 154/151J
バイアスプライ − 12.00-20-16PR
ワイドベース 15-19.5-12PR
トレーラー専用 ラジアルプライ 70シリーズ 285/70R19.5 148/146J

――――― [JIS D 4202 pdf 2] ―――――

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D 4202-1994
4. タイヤの呼び方
4.1 一般 タイヤの呼びは,寸法構造特性と使用条件特性とをそれぞれ記号化し,次のように配列して
表す。
備考1. 次の記号だけではタイヤを識別しきれない場合,又は識別をより明確にする必要がある場合
には,他の記号などを追加してもよい。
2. ここに規定する呼び方は,メトリックシリーズとして区分されるタイヤに適用し,この呼び
方に統合するが,従来の他の呼び方のタイヤについては,該当規格を参照する。
[断面幅 [偏平比 [タイヤ [リム径 [負荷能 [速度 [用途
の呼び] の呼び] 構造記号] の呼び] 力指数] 記号] 記号]

注(1) 一つの場合には,単輪使用時の指数を示す。
備考 [リム径の呼び]と[負荷能力指数]との間,及び[速度記号]と[用途記号]との間
は1字分あける。
4.2 断面幅の呼び 断面幅の呼びは,ミリメートル単位の断面幅を記号化したもので,末尾は5とする。
4.3 偏平比の呼び 偏平比の呼びは,偏平比を記号化したもので,断面高さを断面幅の呼びで除した値
を百分比で表し,5の倍数とする。
4.4 タイヤ構造記号 タイヤ構造記号は,次による。
B : ベルテッドバイアス構造
D,又は−(ハイフン) : バイアス構造
R : ラジアル構造
備考 最高速度240km/hを超える車両用に設計されたラジアルプライタイヤは,Rの代わりにZRで
表示する場合がある。
4.5 リム径の呼び リム径の呼びは,表2に示す。リム径の呼びに対応したミリメートル単位の値をリ
ム径の基準値,DRとし,タイヤの寸法計算に用いる。

――――― [JIS D 4202 pdf 3] ―――――

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D 4202-1994
表2 リム径の呼び
5°テーパリム 15°テーパリム
リム径のリム径の リム径の リム径のリム径の リム径の
呼び 基準値 呼び 基準値 呼び 基準値
DR DR DR
(mm) (mm) (mm)
10 254 18 457 14.5 368
12 305 19 483 15.5 394
13 330 20 508 17.5 445
14 356 22 559 19.5 495
15 381 24 610 20.5 521
16 406 22.5 572
17 432 24.5 622
4.6 負荷能力指数 負荷能力指数は,タイヤの最大負荷能力を指数で表したもので,対応表を表3に示
す。
表3 負荷能力指数
指数 負荷能力 指数 負荷能力指数 負荷能力 指数 負荷能力指数 負荷能力 指数 負荷能力
kg kg kg kg kg kg
60 250 80 450 100 800 120 1 400 140 2 500 160 4 500
61 257 81 462 101 825 121 1 450 141 2 575 161 4 625
62 265 82 475 102 850 122 1 500 142 2 650 162 4 750
63 272 83 487 103 875 123 1 550 143 2 725 163 4 875
64 280 84 500 104 900 124 1 600 144 2 800 164 5 000
65 290 85 515 105 925 125 1 650 145 2 900 165 5 150
66 300 86 530 106 950 126 1 700 146 3 000 166 5 300
67 307 87 545 107 975 127 1 750 147 3 075 167 5 450
68 315 88 560 108 1 000 128 1 800 148 3 150 168 5 600
69 325 89 580 109 1 030 129 1 850 149 3 250 169 5 800
70 335 90 600 110 1 060 130 1 900 150 3 350 170 6 000
71 345 91 615 111 1 090 131 1 950 151 3 450 171 6 150
72 355 92 630 112 1 120 132 2 000 152 3 550 172 6 300
73 365 93 650 113 1 150 133 2 060 153 3 650 173 6 500
74 375 94 670 114 1 180 134 2 120 154 3 750 174 6 700
75 387 95 690 115 1 215 135 2 180 155 3 875 175 6 900
76 400 96 710 116 1 250 136 2 240 156 4 000 176 7 100
77 412 97 730 117 1 285 137 2 300 157 4 125 177 7 300
78 425 98 750 118 1 320 138 2 360 158 4 250 178 7 500
79 437 99 775 119 1 360 139 2 430 159 4 375 179 7 750
4.7 速度記号 速度記号は,表4の速度区分に対応した英文字によって表示する。速度区分とは,タイ
ヤに許容される最高速度を示すための区分である。
備考 最高速度240km/hを超える車両用に設計されたタイヤは,タイヤ構造記号Rの代わりにZRで
表示する場合がある。この場合には,最高速度及び負荷能力は,受渡当事者間の協議で決めら
れるので,使用条件特性は,表示しない。

――――― [JIS D 4202 pdf 4] ―――――

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D 4202-1994
表4 速度記号
速度記号 速度区分速度記号 速度区分速度記号 速度区分
km/h km/h km/h
B 50 K 110 S 180
C 60 L 120 T 190
D 65 M 130 U 200
E 70 N 140 H 210
F 80 P 150 V 240
G 90 Q 160 W 270
J 100 R 170 Y 300
4.8 用途記号 タイヤの用途記号は,表5に示す記号で表示する。
表5 タイヤの用途区分
用途 記号
乗用車用 PC(2)
小形トラック用 軽トラック用 ULT
小形トラック用 LT
トラック及びバス用 TB(2)
乗用車用応急用タイヤ Tタイプ T(3)
折りたたみ式 FS
注(2) 特に明確にするため,必要がある場合に限っ
て使用する。
(3) 4.1の規定にかかわらず,断面幅の呼びの前に
付ける。
5. 諸元
5.1 一般 ここでは,メトリックシリーズタイヤの寸法及び適用リム幅の決め方,並びに空気圧及び負
荷能力について規定する。
備考 メトリックシリーズ以外のタイヤについては,該当規格を参照する。
5.2 タイヤ寸法 タイヤ寸法は,次に示す式によって求め,数値は,JIS Z 8401によって丸め整数とす
る。
備考 新品タイヤの寸法(タイヤの総幅,外径)は,タイヤを適用リムに装着し,最高空気圧(最大
負荷能力に対応する空気圧)を充てんし,室温 (1530℃) で24時間放置した後,再び元の空
気圧に調整して測定する。ただし,乗用車用タイヤ(Tタイプ応急用タイヤを除く。)の場合は,
原則として180kPa [{1.8kgf/cm2}] に調整する。
(1) リム幅の呼び リム幅の呼びは,断面幅の呼びSNと係数K1(表6参照)との積で求めた値(理論リ
ム幅Rthという。)に最も近い規定のリム幅Rm(表7参照)に,対応するリム幅の呼びで表す。
Rth=K1×SN
(2) 設計断面幅S 設計断面幅Sは,(1)で求めたリム幅の呼びをもつリムに装着したときのタイヤ幅であ
り,次の式から求める。係数K2は,表6参照。
S=SN+K2 (Rm−Rth)
ここに, RmとRthはミリメートルで表す。
備考 設計断面幅の一覧表を付表13に示す。
(3) 設計断面高さH 設計断面高さHは,断面幅の呼びと,偏平比の呼びAを100で除した値との積であ

――――― [JIS D 4202 pdf 5] ―――――

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JIS D 4202:1994の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 4000-1:1994(MOD)
  • ISO 4209-1:1993(MOD)
  • ISO 4223-1:1989(MOD)

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JIS D 4202:1994の関連規格と引用規格一覧