JIS E 3601:1992 規格概要
この規格 E3601は、電気鉄道の帰線用レールの電気的接続に用いるレールボンドについて規定。
JISE3601 規格全文情報
- 規格番号
- JIS E3601
- 規格名称
- レールボンド
- 規格名称英語訳
- Rail bonds
- 制定年月日
- 1953年1月28日
- 最新改正日
- 2015年10月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- 国際規格分類
ICS
- 45.080
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- 鉄道 2019
- 改訂:履歴
- 1953-01-28 制定日, 1956-01-28 改正日, 1959-01-28 改正日, 1962-02-01 確認日, 1963-02-01 改正日, 1966-02-01 確認日, 1970-01-01 確認日, 1972-12-01 確認日, 1975-11-01 確認日, 1977-03-01 改正日, 1980-02-01 確認日, 1985-01-01 確認日, 1990-01-01 確認日, 1992-01-01 改正日, 1997-09-20 確認日, 2002-03-20 確認日, 2006-03-25 改正日, 2010-10-01 確認日, 2015-10-20 確認
- ページ
- JIS E 3601:1992 PDF [9]
日本工業規格(日本産業規格) JIS
E 3601-1992
レールボンド
Rail bonds
1. 適用範囲 この規格は,電気鉄道の帰線用レールの電気的接続に用いるレールボンド(以下,ボンド
という。)について規定する。
備考1. この規格の引用規格を,次に示す。
JIS B 7721 引張試験機
JIS C 3102 電気用軟銅線
JIS G 3101 一般構造用圧延鋼材
JIS G 3131 熱間圧延軟鋼板及び鋼帯
JIS H 3100 銅及び銅合金の板及び条
JIS H 3250 銅及び銅合金棒
JIS Z 8703 試験場所の標準状態
2. この規格の中で [{}] を付けて示してある単位及び数値は,従来単位によるものであって,規格値で
ある。
なお,従来単位及び数値は,平成7年4月1日以降は附属書に切り換える。
2. 種類及び記号 ボンドの種類及び記号は,導体の形状及び端子の形状によって分類し,表1による。
表1 種類及び記号
種類 記号 備考
導体の形状 端子の形状
による種類 による種類
V形 船形 CV1B 端子がVに対し対称に
筒形 SV1 なっているもの
船形 CV2B 端子がVに対し非対称
筒形 SV2 になっているもの
L形 船形 CLB −
丸形 PL
角形 SL
備考 記号末尾のBは低温溶接用のものとする。
3. 性能
3.1 電気抵抗 ボンドの電気抵抗は,7.1によって試験したとき,表2の値以下でなければならない。
――――― [JIS E 3601 pdf 1] ―――――
2
E 3601-1992
表2 電気抵抗
単位 圀
ボンドの呼び 電気抵抗値 ボンドの呼び 電気抵抗値
CV1B - 15- 230 320 CV2B - 140- 270 40
CV1B - 15- 430 550 SV2 - 110- 260 55
CV1B - 55- 280 105 CLB - 15- 600 630
CV1B - 55- 500 175 CLB - 15-1 200 1 350
CV1B - 70- 280 90 CLB - 22- 600 420
CV1B - 70- 550 160 CLB - 22-1 200 900
CV1B - 110- 280 50 CLB - 55- 600 175
CV1B - 110- 550 95 CLB - 55-1 200 360
CV1B - 140- 270 40 CLB - 55-1 500 455
CV1B - 140- 550 80 CLB - 70-1 200 300
SV1 - 70- 270 70 CLB - 100-1 500 250
SV1 - 110- 280 50 CLB - 110- 600 95
SV1 - 140- 300 45 CLB - 110-1 200 190
CV2B - 22- 230 220 PL - 115-1 200 190
CV2B - 110- 280 55 SL - 115-1 100 180
備考 ボンドの呼びは,種類の記号,導体の公称断面積及びL1で表す。
3.2 耐引張荷童 ボンドの耐引張荷重は,7.2によって試験したとき,導体の素線切れ,端子導体間の外
れの発生等ボンドの各部に異常があってはならない。
4. 構造及び加工方法 ボンドの構造及び加工方法は,次のとおりとする。
(1) 導体は,JIS C 3102に規定する軟銅線を各層とも右よりの方向に同心円により合わせたもので,その
よりのピッチは,外層で層心径の20倍以下とする。
(2) 導体が2条の製品は,必要によって導体の中央部を軟銅線で縛る。
(3) 端子とレールとを溶接によって取り付けるものは,導体の両端に保護銅帯を介して端子を固く取り付
けた後,導体の端を端子に溶接したものとする。
なお,低温溶接用のものは300℃以下で溶接する。
(4) レールにあけたボンド穴に圧着によって端子を取り付けるものは,端子と導体とを鍛接によって結合
させる。
5. 形状及び寸法 ボンドの形状及び寸法は,付図17によるのがよい。
この付図以外の寸法のものについては,受渡当事者間の協定による。
6. 材料 ボンドに使用する材料は,表3に示すもの又はこれらと品質が同等以上のものとする。
表3 材料
部品名 材料
導体 JIS C 3102
端子 JIS G 3101
JIS G 3131
JIS H 3100
JIS H 3250
保護銅帯 JIS H 3100
――――― [JIS E 3601 pdf 2] ―――――
3
E 3601-1992
7. 試験方法
7.1 電気抵抗試験 ボンドの電気抵抗試験は,次の方法によって行う。
(1) 試験条件 試験場所の標準状態は,JIS Z 8703による常温,常湿 (20±15℃,65±20%) とする。
また,試験用電源は直流とし,測定装置は電流計,電圧計による電圧降下法又はダブルブリッジと
する。
(2) 試験方法 試験は,付図17の×印間の電気抵抗を測定する。
7.2 引張荷重試験 ボンドの引張荷重試験は,次の方法によって行う。
(1) 試験条件 試験に用いる試験機は,JIS B 7721又は張力計などを用いた装置とし,ジグは,試験中,
変形,ひずみなどによって測定誤差の生じないものでなければならない。
(2) 試験方法 試験は,ボンドの両端の端子間又は端子と導体との間に表4に示す値の引張荷重を3分間
加えてボンド各部の異常の有無を調べる。
表4 引張荷重
導体の公称断面積 引張荷重
mm2 kN [{kgf}]
15 2.94[{ 300}]
22 3.43[{ 350}]
55 4.90[{ 500}]
70 4.90[{ 500}]
100 6.86[{ 700}]
110 7.85[{ 800}]
140 9.81[{ 1 000}]
115 (PL) 17.70[{ 1 800}]
115 (SL) 8.34[{ 850}]
8. 検査 ボンドの検査は,性能,構造,形状及び寸法について行い3.,4.及び5.の規定に適合しなけれ
ばならない。
9. 包装 ボンドは,運搬中損傷しないように包装する。ただし,鉄端子のものは,端子に油脂類を塗布
してさび止めをする。
10. 製品の呼び方 ボンドの呼び方は,規格番号又は規格の名称,種類の記号,導体の公称断面積及び付
図のL1寸法とする。
例 JIS E 3601 CV1B-15-230
レールボンド CV1B-15-230
11. 表示
11.1 製品の表示 ボンドの端子部には,製造業者名又はその略号を刻印又は浮出しで表示する。
11.2 包装の表示 包装には,次の事項を容易に消えない方法で表示する。
(1) 規格番号又は規格の名称,種類の記号,導体の公称断面積及びL1
(2) 数量
(3) 製造年月
(4) 製造業者名
――――― [JIS E 3601 pdf 3] ―――――
4
E 3601-1992
付図1 CV1B(例)
単位 mm
ボンドの呼び 導体の公称 より線構成 L1 L2 L3 L4 L
断面積 素線数/素線径
×条数
mm2 本/mm
CV1B - 15- 230 15 19/1.0×1 230 140 60 110 200
CV1B - 15- 430 15 19/1.0×1 430 340 60 310 400
CV1B - 55- 280 55 37/1.4×1 280 170 70 140 230
CV1B - 55- 500 55 37/1.4×1 500 390 70 360 450
CV1B - 70- 280 70 61/1.2×1 280 170 70 140 230
CV1B - 70- 550 70 61/1.2×1 550 440 70 410 500
CV1B - 110- 280 110 37/1.4×2 280 160 75 130 185
CV1B - 110- 550 110 37/1.4×2 550 430 75 400 455
CV1B - 140- 270 140 61/1.2×2 270 140 80 110 165
CV1B - 140- 550 140 61/1.2×2 550 420 80 390 445
――――― [JIS E 3601 pdf 4] ―――――
5
E 3601-1992
付図2 SV1(例)
mm
ボンドの呼び 導体の公称 より線構成 L1 L2 L3 L4 L
断面積 素線数/素線径
mm2 ×条数
本/mm
SV1 - 70- 270 70 61/1.2×1 270 190 70 130 180
SV1 - 110- 280 110 37/1.4×2 280 195 75 130 180
SV1 - 140- 300 140 61/1.2×2 300 210 80 140 200
付図3 CV2B(例)
単位 mm
ボンドの呼び 導体の公称 より線構成 L1 L2 L3 L4 L5 L
断面積 素線数/素線径
×条数
mm2 本/mm
CV2B - 22- 230 22 19/1.2×1 230 160 65 100 57 190
CV2B - 110- 280 110 37/1.4×2 280 180 75 130 85 220
CV2B - 140- 270 140 61/1.2×2 270 155 80 110 60 165
――――― [JIS E 3601 pdf 5] ―――――
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JIS E 3601:1992の国際規格 ICS 分類一覧
- 45 : 鉄道工学 > 45.080 : レール及びレール部品
JIS E 3601:1992の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB7721:2018
- 引張試験機・圧縮試験機―力計測系の校正方法及び検証方法
- JISC3102:1984
- 電気用軟銅線
- JISG3101:2015
- 一般構造用圧延鋼材
- JISG3101:2020
- 一般構造用圧延鋼材
- JISG3131:2018
- 熱間圧延軟鋼板及び鋼帯
- JISH3100:2018
- 銅及び銅合金の板及び条
- JISH3250:2015
- 銅及び銅合金の棒
- JISH3250:2021
- 銅及び銅合金の棒
- JISZ8703:1983
- 試験場所の標準状態