JIS G 0582:2012 鋼管の自動超音波探傷検査方法

JIS G 0582:2012 規格概要

この規格 G0582は、継目無鋼管の管軸方向のきず及び溶接鋼管(サブマージアーク溶接鋼管を除く。)の溶接部の管軸方向のきずを検査する自動超音波斜角探傷検査方法(フェーズドアレイ探触子を用いた方法を含む。)について規定。

JISG0582 規格全文情報

規格番号
JIS G0582 
規格名称
鋼管の自動超音波探傷検査方法
規格名称英語訳
Automated ultrasonic examination of steel pipes and tubes
制定年月日
1978年3月1日
最新改正日
2015年8月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 10332:2010(MOD), ISO 10893-10:2011(MOD), ISO 10893-11:2011(MOD)
国際規格分類

ICS

23.040.10, 77.040.20, 77.140.75
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
鉄鋼 I 2021, 鉄鋼 II 2021, 非破壊検査 2020
改訂:履歴
1978-03-01 制定日, 1983-02-01 確認日, 1988-10-01 確認日, 1990-02-01 改正日, 1995-06-01 確認日, 1998-12-20 改正日, 2004-03-20 改正日, 2008-10-01 確認日, 2012-06-20 改正日, 2015-08-20 改正
ページ
JIS G 0582:2012 PDF [18]
                                                                                   G 0582 : 2012

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[2]
  •  3 用語及び定義・・・・[2]
  •  4 一般要求事項・・・・[3]
  •  4.1 検査の時期・・・・[3]
  •  4.2 鋼管の性状・・・・[3]
  •  4.3 検査技術者・・・・[3]
  •  5 探傷装置・・・・[3]
  •  5.1 構成・・・・[3]
  •  5.2 探傷器・・・・[3]
  •  5.3 探触子・・・・[3]
  •  5.4 マーキング装置及び自動警報装置・・・・[4]
  •  6 探傷方法・・・・[4]
  •  6.1 一般・・・・[4]
  •  6.2 カバー率及び試験速度・・・・[4]
  •  6.3 探傷方向・・・・[4]
  •  7 人工きず・・・・[4]
  •  7.1 一般・・・・[4]
  •  7.2 人工きずの種類及び寸法許容差・・・・[5]
  •  7.3 人工きずの確認・・・・[7]
  •  7.4 許容レベル及び区分に対応する人工きず寸法・・・・[7]
  •  8 装置の感度調整及び感度の確認・・・・[8]
  •  8.1 一般・・・・[8]
  •  8.2 感度及び警報レベルの調整・・・・[8]
  •  8.3 感度の確認・・・・[8]
  •  9 結果の判定・・・・[9]
  •  9.1 結果の判定・・・・[9]
  •  9.2 嫌疑材の処置・・・・[9]
  •  10 検査報告・・・・[9]
  •  附属書A(規定)規定厚さと規定外径との比(t/D)が20 %を超える鋼管の管軸方向のきずに対する超音波探傷検査方法・・・・[11]
  •  附属書B(規定)嫌疑部分の手動超音波探傷検査方法・・・・[12]
  •  附属書JA(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[13]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS G 0582 pdf 1] ―――――

G 0582 : 2012

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人日本
鉄鋼連盟(JISF)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正すべきとの申出があり,日本工業標準
調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。
これによって,JIS G 0582:2004は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS G 0582 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
G 0582 : 2012

鋼管の自動超音波探傷検査方法

Automated ultrasonic examination of steel pipes and tubes

序文

  この規格は,2011年に第1版として発行されたISO 10893-10,ISO 10893-11及び2010年に第2版とし
て発行されたISO 10332を基に作成した日本工業規格(日本産業規格)であるが,技術的内容を変更して作成した日本工業
規格である。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。
変更の一覧表にその説明を付けて,附属書JAに示す。

1 適用範囲

  この規格は,継目無鋼管の管軸方向のきず及び溶接鋼管(サブマージアーク溶接鋼管を除く。)の溶接部
の管軸方向のきずを検査する自動超音波斜角探傷検査方法(フェーズドアレイ探触子を用いた方法を含
む。)について規定する。
ただし,製品規格又は受渡当事者間の協定によって,継目無鋼管の検査の場合は,管円周方向のきずの
検査に適用してもよい。また,溶接鋼管の場合に,管体の管軸方向のきず検査に適用してもよい。
この規格は,外径10 mm以上で,通常,管の厚さと外径の比が20 %以下1) の鋼管に適用する。
注1) 鋼管の厚さと外径の比が20 %超えの鋼管の管軸方向のきずの検査に適用できる方法を附属書A
に示す。
注記1 ISO 10332,ISO 10893-10及びISO 10893-11では,管軸方向のきずの検査にラム波を用いる
ことを許容している。
注記2 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 10332:2010,Non-destructive testing of steel tubes−Automated ultrasonic testing of seamless
and welded (except submerged arc-welded) teel tubes for verification of hydraulic
leak-tightness
ISO 10893-10:2011,Non-destructive testing of steel tubes−Part 10: Automated full peripheral
ultrasonic testing of seamless and welded (except submerged arc-welded) teel tubes for the
detection of longitudinal and/or transverse imperfections
ISO 10893-11:2011,Non-destructive testing of steel tubes−Part 11: Automated ultrasonic testing of
the weld seam of welded steel tubes for the detection of longitudinal and/or transverse
imperfections(全体評価 : MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。

――――― [JIS G 0582 pdf 3] ―――――

2
G 0582 : 2012

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS G 0203 鉄鋼用語(製品及び品質)
JIS G 0431 鉄鋼製品の雇用主による非破壊試験技術者の資格付与
JIS Z 2300 非破壊試験用語
JIS Z 2305 非破壊試験−技術者の資格及び認証
JIS Z 2350 超音波探触子の性能測定方法
JIS Z 2352 超音波探傷装置の性能測定方法

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS G 0203,JIS G 0431及びJIS Z 2300によるほか,次による。
3.1
人工きず(reference standard)
非破壊試験の装置の感度調整,警報レベルの設定及び感度の確認に用いる人工きず。(ドリル穴,角溝,
やすり溝など)
3.2
対比試験片(reference sample)
人工きずを含んだ鋼管又はその一部からなる供試材。
注記 ISO 10332,ISO 10893-10及びISO 10893-11では,“対比試験鋼管”の用語を対比試験片も含ん
だ意味で用いている。
3.3
製造業者(manufacturer)
関連する規格に従って製品を製造し,供給する製品が,関連する規格の全ての適用される規定に従って
いることを宣言する組織。
3.4
デジタル式探傷器
出力信号をデジタル式に処理するような機能を備えている超音波探傷器。
3.5
走査装置
きずを検出するため,鋼管及び/又は探傷探触子を相対的に移動させる装置。鋼管の送り装置,芯だし
装置,鋼管回転装置又は探触子回転装置などを含む。
3.6
マーキング装置
信号の高さが判定基準を超えたとき,被検査材の信号発生部分を塗料などで識別する装置。
3.7
自動警報装置
信号の高さが判定基準を超えたとき,光又は音で警報を出す装置。

――――― [JIS G 0582 pdf 4] ―――――

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G 0582 : 2012

4 一般要求事項

4.1 検査の時期

  製品規格の規定又は受渡当事者間の協定のない限り,この規格で規定する超音波探傷検査は,全ての主
要な製造工程(例えば,熱間仕上げ,冷間仕上げ,熱処理など超音波特性又は鋼管の形状を変える工程)
が終わった後に行わなければならない。

4.2 鋼管の性状

  有効な検査ができるように,鋼管は,探傷に影響を与えるような曲がりがあってはならない。鋼管の表
面は,検査の障害となるような異物などが付着していてはならない。

4.3 検査技術者

  この検査は,JIS G 0431,JIS Z 2305又はこれらと同等の資格を付与され,訓練された検査技術者によ
って行わなければならない。また,製造業者によって指名された力量のある検査技術者によって監督され
なければならない。
雇用主によって与えられる検査技術者への検査実施の許可は,文書化された手順に従ったものでなけれ
ばならない。非破壊検査手順は,雇用主によって承認された非破壊試験技術者によって承認されなければ
ならない。非破壊検査手順を承認する非破壊試験技術者は,レベル3の資格を持っていることが望ましい。
注記 JIS G 0431及びJIS Z 2305の中では,非破壊試験技術者の資格レベルとしてレベル1,レベル
2及びレベル3を規定している。

5 探傷装置

5.1 構成

  自動探傷における探傷装置は,探傷器及び探触子のほか,走査装置,マーキング装置(又は選別装置),
自動警報装置又は記録装置などから構成する。

5.2 探傷器

  空調された室内に格納されている自動探傷用探傷器は,3年以内に1回,その他の自動探傷用探傷器は,
1年以内に1回定期点検を行い,次の性能を備えているものとする。
増幅直線性は,JIS Z 2352の箇条6(性能測定方法)によって標準試験片,対比試験片の底面エコー又
は電気的擬似信号を適切なレベルに設定し,理想値を基準とし,理想値と測定値の正負の最大偏差の絶対
値の和から求める。この和の値が,デジタル式自動探傷器の場合は2.5 dB以下,アナログ式Aスコープ表
示をもつ自動探傷器の場合は8 %以下とする。

5.3 探触子

5.3.1  探触子の性能
探触子の性能は,対比試験片の人工きずが明瞭に検出できるものとする。
5.3.2 振動子の寸法
振動子の寸法は,次による。
a) 管軸方向きずの探傷において,斜角探触子又は水浸法を採用する場合の垂直探触子の振動子の公称寸
法は,管軸方向の長さが25 mm以下のものとする。鋼管の外径が50 mm以下のU1区分に用いる探触
子の管軸方向の振動子長さは,通常,最大12.5 mmとする。また,フェーズドアレイ探触子を使用し
て管軸方向にリニア走査する場合のみかけの管軸方向の振動子寸法は,7.2.1.2に規定する角溝の最大
長さ又は35 mmのいずれか小さい方以下とする。
b) 管円周方向きずの探傷の場合,斜角探触子又は水浸法を採用する場合の垂直探触子の振動子の公称寸

――――― [JIS G 0582 pdf 5] ―――――

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JIS G 0582:2012の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 10332:2010(MOD)
  • ISO 10893-10:2011(MOD)
  • ISO 10893-11:2011(MOD)

JIS G 0582:2012の国際規格 ICS 分類一覧

JIS G 0582:2012の関連規格と引用規格一覧