JIS G 3509-2:2003 冷間圧造用合金鋼―第2部:線

JIS G 3509-2:2003 規格概要

この規格 G3509-2は、ボルト,ナット,小ねじなどのねじ類及び各種部品を冷間圧造によって製造する場合に使用する冷間圧造用合金鋼線について規定。

JISG3509-2 規格全文情報

規格番号
JIS G3509-2 
規格名称
冷間圧造用合金鋼―第2部 : 線
規格名称英語訳
Low-alloyed steels for cold heading -- Part 2:Wires
制定年月日
2003年11月20日
最新改正日
2018年10月22日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 4954:1979(MOD)
国際規格分類

ICS

77.140.10, 77.140.20, 77.140.65
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
鉄鋼 II 2021, 熱処理 2020
改訂:履歴
2003-11-20 制定日, 2008-10-01 確認日, 2013-10-21 確認日, 2018-10-22 確認
ページ
JIS G 3509-2:2003 PDF [10]
                                                                                 G 3509-2 : 2003

まえがき

  この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,線材製品協会(JWPA)から,工業標準原案を
具して日本工業規格(日本産業規格)を制定すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制
定した日本工業規格(日本産業規格)である。
制定に当たっては,日本工業規格(日本産業規格)と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格(日本産業規格)の作成及び日
本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,ISO 4954:1979,Steels for cold heading
and cold extrudingを基礎として用いた。
この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の
実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会
は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新
案登録出願にかかわる確認について,責任はもたない。
JIS G 3509-2には,次に示す附属書がある。
附属書1(参考)JISと対応する国際規格との対比表
JIS G 3509の規格群には,次に示す部編成がある。
JIS G 3509-1 冷間圧造用合金鋼−第1部 : 線材
JIS G 3509-2 冷間圧造用合金鋼−第2部 : 線

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS G 3509-2 pdf 1] ―――――

G 3509-2 : 2003

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1. 適用範囲・・・・[1]
  •  2. 引用規格・・・・[1]
  •  3. 種類及び記号・・・・[1]
  •  4. 機械的性質・・・・[2]
  •  5. 脱炭層深さ・・・・[2]
  •  6. 球状化組織・・・・[2]
  •  7. 線径の許容差及び偏径差・・・・[2]
  •  8. 外観及び表面きず・・・・[3]
  •  9. 材料・・・・[3]
  •  10. 製造方法・・・・[3]
  •  11. 試験・・・・[3]
  •  11.1 試験片・・・・[3]
  •  11.2 機械的性質試験・・・・[3]
  •  11.3 脱炭層深さ測定試験・・・・[4]
  •  11.4 球状化組織試験・・・・[4]
  •  11.5 線径の測定・・・・[4]
  •  11.6 表面きず検出試験・・・・[4]
  •  12. 検査・・・・[4]
  •  13. 表示・・・・[4]
  •  14. 報告・・・・[4]
  •  附属書1(参考)JISと対応する国際規格との対比表・・・・[7]

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS G 3509-2 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
G 3509-2 : 2003

冷間圧造用合金鋼−第2部 : 線

Low-alloyed steels for cold heading−Part 2 : wires

序文

 この規格は,対応する国際規格,1979年に第2版として発行されたISO 4954:1979,Steels for cold
heading and cold extrudingとISO/IEC Guide 21 : 1999の“Modified”のレベルで整合性を図りながら制定し
た日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で側線を施してある箇所は,国際規格を変更している事項である。変更の一覧表をその
説明を付けて,附属書(参考)に示す。

1. 適用範囲

 この規格は,ボルト,ナット,小ねじなどのねじ類及び各種部品を冷間圧造によって製造
する場合に使用する冷間圧造用合金鋼線(以下,線という。)について規定する。
備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。
なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21に基づき,IDT(一致している),MOD
(修正している),NEQ(同等でない)とする。
ISO 4954:1979,Steels for cold heading and cold extruding (MOD)

2. 引用規格

 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格のうちで,発効年を付記していない引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用
する。
JIS B 7502 マイクロメータ
JIS G 0404 鋼材の一般受渡し条件
JIS G 0415 鋼及び鋼製品−検査文書
JIS G 0558 鋼の脱炭層深さ測定方法
JIS G 3509-1 冷間圧造用合金鋼−第1部 : 線材
JIS Z 2241 金属材料引張試験方法

3. 種類及び記号

 線の種類は,29種類とし,その記号は表1による。
表 1 種類の記号
鋼種分類 種類の記号 鋼種分類 種類の記号
マンガン鋼 SMn420WCH クロム鋼 SCr415WCH
SMn433WCH SCr420WCH
SMn438WCH SCr430WCH
SMn443WCH SCr435WCH
マンガンクロム鋼 SMnC420WCH SCr440WCH
SMnC443WCH

――――― [JIS G 3509-2 pdf 3] ―――――

2
G 3509-2 : 2003
表 1 種類の記号(続き)
鋼種分類 種類の記号 鋼種分類 種類の記号
クロムモリブデン鋼 SCM415WCH ニッケルクロム鋼 SNC415WCH
SCM418WCH SNC631WCH
SCM420WCH SNC815WCH
SCM425WCH ニッケルクロムモリブデSNCM220WCH
SCM430WCH ン鋼 SNCM240WCH
SCM435WCH SNCM420WCH
SCM440WCH SNCM439WCH
SCM445WCH SNCM447WCH
SCM822WCH SNCM616WCH
備考1. 下線を施したものは通常鋼だけを規定し,焼入保証鋼(H鋼)については規定しない。
2. H鋼は,H・H1及びH2の3種類とし,その記号は,次の例による。
例 SMn420H1WCH
3. 工程は次のとおりとし,DA1工程,DA2工程及びDA3工程以外の工程については,受渡当事者間
の協定による。
DA1工程 : 焼鈍(A)→ 伸線(Dr)
DA2工程 : 伸線(Dr)→ 焼鈍(A)→ 伸線(Dr)
DA3工程 : 焼鈍(A)→ 伸線(Dr)→ 焼鈍(A)→ 伸線(Dr)

4. 機械的性質

 線の機械的性質は,付表1による。

5. 脱炭層深さ

 注文者が要求する場合その平均脱炭層深さの許容限度は,表2による。
なお,冷間鍛造時に有害な浸炭があってはならない。
表 2 平均脱炭層深さの許容限度
単位 mm
線径 フェライト脱炭層深さ 全脱炭層深さ
15以下 0.02以下 0.12以下
15を超え25以下 0.15以下
25を超え32以下 0.20以下
32を超え40以下 0.03以下 0.25以下
40を超え50以下 0.30以下

6. 球状化組織

 球状化組織は,DA2工程及びDA3工程による線で,注文者が球状化焼なましを指定し
た場合の球状化組織の程度は,付図1のNo.1No.3で判定する。判定は,表3による。
なお,DA2工程及びDA3工程以外の工程についての球状化組織の程度は,受渡当事者間の協定による。
表 3 球状化組織の程度
工程 球状化組織の程度
DA2 付図1 No.1No.3
DA3 付図1 No.1No.3

7. 線径の許容差及び偏径差

 線径の許容差及び偏径差(1)は表4による。
注(1) 偏径差とは,線の同一断面における線径の最大値と最小値との差をいう。

――――― [JIS G 3509-2 pdf 4] ―――――

                                                                                              3
G 3509-2 : 2003
表 4 線径の許容差及び偏径差
単位 mm
線径 許容差 偏径差
3以下 0 0.013以下
−0.025
3を超え6以下 0 0.015以下
−0.030
6を超え10以下 0 0.018以下
−0.036
10を超え18以下 0 0.022以下
−0.043
18を超え30以下 0 0.035以下
−0.070
30を超え40以下 0 0.050以下
−0.100
40を超え50以下 0 0.070以下
−0.150

8. 外観及び表面きず

 線の表面には,冷間圧造に有害なスケールきず,さびなどがなく,また,表面き
ずの深さは,表5による。ただし,線径25 mm以下の場合,受渡当事者間の協定によって表6によっても
よい。
表 5 表面きずの深さ
単位 mm
線径 きずの深さ
50以下 0.10以下
表 6 表面きずの深さ
単位 mm
線径 きずの深さ
15以下 0.05以下
15を超え25以下 0.07以下

9. 材料

 線の製造に用いる材料は,JIS G 3509-1 に適合した線材とする。

10. 製造方法

a) 線は,DA1工程,DA2工程又はDA3工程によって製造する。ただし,受渡当事者間の協定によって,
これ以外の工程で製造してもよい。
b) 線の表面皮膜の種類は,注文者が指定してもよい。

11. 試験

11.1 試験片

 機械的性質,脱炭層深さ,球状化組織及び表面きずの試験片は,同一溶鋼,同一寸法,同
一熱処理ごとに1個を採取する。

11.2 機械的性質試験

 機械的性質試験は,JIS Z 2241による。

――――― [JIS G 3509-2 pdf 5] ―――――

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