JIS G 4052:2016 焼入性を保証した構造用鋼鋼材(H鋼)

JIS G 4052:2016 規格概要

この規格 G4052は、熱間圧延,熱間鍛造及び熱間押出によって製造し,主に機械構造用に使用する焼入性を保証した構造用鋼鋼材について規定。鋼管にはこの規格を適用しない。

JISG4052 規格全文情報

規格番号
JIS G4052 
規格名称
焼入性を保証した構造用鋼鋼材(H鋼)
規格名称英語訳
Structural steels with specified hardenability bands
制定年月日
1965年7月1日
最新改正日
2016年11月21日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 683-2:2012(MOD), ISO 683-3:2014(MOD)
国際規格分類

ICS

77.140.10, 77.140.20, 77.140.70
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
鉄鋼 I 2021, 鉄鋼 II 2021, 熱処理 2020, 金型 2020
改訂:履歴
1965-07-01 制定日, 1968-02-01 確認日, 1968-07-01 改正日, 1971-08-01 確認日, 1974-09-01 確認日, 1978-01-01 確認日, 1979-02-01 改正日, 1984-03-01 確認日, 1989-01-01 確認日, 1994-06-01 確認日, 2000-02-20 確認日, 2003-05-20 改正日, 2008-11-20 改正日, 2013-10-21 確認日, 2016-11-21 改正
ページ
JIS G 4052:2016 PDF [41]
                                                                                   G 4052 : 2016

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 種類及び記号・・・・[2]
  •  4 製造方法・・・・[2]
  •  5 化学成分・・・・[2]
  •  6 鋼質・・・・[3]
  •  6.1 焼入性・・・・[3]
  •  6.2 オーステナイト結晶粒度・・・・[4]
  •  7 外観,形状,寸法及びその許容差・・・・[4]
  •  7.1 熱間圧延棒鋼及び線材・・・・[4]
  •  7.2 熱間押出形鋼・・・・[7]
  •  7.3 その他の鋼材・・・・[7]
  •  8 試験・・・・[7]
  •  8.1 分析試験・・・・[7]
  •  8.2 鋼質試験・・・・[8]
  •  9 検査・・・・[8]
  •  10 表示・・・・[8]
  •  11 報告・・・・[8]
  •  附属書JA(規定)熱間押出形鋼の製造方法及び品質規定・・・・[34]
  •  附属書JB(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[36]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS G 4052 pdf 1] ―――――

G 4052 : 2016

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人日本
鉄鋼連盟(JISF)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正すべきとの申出があり,日本工業標準
調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。
これによって,JIS G 4052:2008は改正され,この規格に置き換えられた。
なお,平成29年11月20日までの間は,工業標準化法第19条第1項等の関係条項の規定に基づくJIS
マーク表示認証において,JIS G 4052:2008によることができる。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS G 4052 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
G 4052 : 2016

焼入性を保証した構造用鋼鋼材(H鋼)

Structural steels with specified hardenability bands

序文

  この規格は,2012年に第1版として発行されたISO 683-2及び2014年に第1版として発行されたISO
683-3を基とし,技術的内容を変更して作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。
変更の一覧表にその説明を付けて,附属書JBに示す。

1 適用範囲

  この規格は,熱間圧延,熱間鍛造及び熱間押出によって製造し,主に機械構造用に使用する焼入性を保
証した構造用鋼鋼材(以下,鋼材という。)について規定する。この規格は,同一断面形状の鋼材に適用し,
通常,更に鍛造,切削などの加工及び熱処理を施して使用される。ただし,鋼管にはこの規格を適用しな
い1)。
なお,熱間押出形鋼については,製造方法及び品質規定の項目を,附属書JAに規定している。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 683-2:2012,Heat-treatable steels, alloy steels and free-cutting steels−Part 2: Alloy steels for
quenching and tempering
ISO 683-3:2014,Heat-treatable steels, alloy steels and free-cutting steels−Part 3: Case-hardening steels
(全体評価 : MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。
注1) 鋼管については,JIS G 3479(焼入性を保証した機械構造用鋼管)に規定している。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS G 0320 鋼材の溶鋼分析方法
JIS G 0321 鋼材の製品分析方法及びその許容変動値
JIS G 0404 鋼材の一般受渡し条件
JIS G 0415 鋼及び鋼製品−検査文書
JIS G 0551 鋼−結晶粒度の顕微鏡試験方法
JIS G 0561 鋼の焼入性試験方法(一端焼入方法)
JIS G 3191 熱間圧延棒鋼及びバーインコイルの形状,寸法,質量及びその許容差

――――― [JIS G 4052 pdf 3] ―――――

2
G 4052 : 2016
JIS G 3192 熱間圧延形鋼の形状,寸法,質量及びその許容差

3 種類及び記号

  鋼材の種類は24種類とし,その記号は表1による。
表1−種類の記号
分類 種類の記号 分類 種類の記号
マンガン鋼 SMn420H,SMn433H, クロムモリブデン SCM415H,SCM418H,
SMn438H,SMn443H 鋼 SCM420H,SCM425H,
マンガンクロム鋼 SMnC420H,SMnC443H SCM435H,SCM440H,
クロム鋼 SCr415H,SCr420H, SCM445H,SCM822H
SCr430H,SCr435H, ニッケルクロム鋼 SNC415H,SNC631H,
SCr440H SNC815H
ニッケルクロムモ SNCM220H,SNCM420H
リブデン鋼

4 製造方法

  製造方法は,次による。ただし,熱間押出形鋼の製造方法は,JA.1による。
a) 鋼材は,キルド鋼から製造する。
b) 鋼材は,鍛錬成形比4S以上に圧延,鍛造などの熱間加工を実施する。ただし,注文者が更にこの鋼
材を用いて圧延,鍛造などの熱間加工を行う場合,鍛錬成形比は,4S未満でもよいが,あらかじめ受
渡当事者間で協定しなければならない。
c) 鋼材は,熱間圧延まま又は熱間鍛造ままとするが,注文者の指定によって熱処理を実施2) してもよい。
注2) 熱処理を実施した場合,受渡当事者間で,機械的性質の値を協定することがある。

5 化学成分

  鋼材は,8.1によって試験を行い,その溶鋼分析値は,表2による。受渡当事者間の協定によって,鋼材
の製品分析を行う場合,8.1によって試験を行い,表2に対する許容変動値は,JIS G 0321の表4(合金鋼
鋼材の製品分析の許容変動値)による。

――――― [JIS G 4052 pdf 4] ―――――

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G 4052 : 2016
表2−化学成分
単位 %
種類の記号 C Si Mn P S Ni Cr Mo Cu
a)
SMn420H 0.160.23 0.150.35 1.151.55 0.030以下 0.030以下 0.25以下 0.35以下 0.30以下
a)
SMn433H 0.290.36 0.150.35 1.151.55 0.030以下 0.030以下 0.25以下 0.35以下 0.30以下
a)
SMn438H 0.340.41 0.150.35 1.301.70 0.030以下 0.030以下 0.25以下 0.35以下 0.30以下
a)
SMn443H 0.390.46 0.150.35 1.301.70 0.030以下 0.030以下 0.25以下 0.35以下 0.30以下
a)
SMnC420H 0.160.23 0.150.35 1.151.55 0.030以下 0.030以下 0.25以下 0.350.70 0.30以下
a)
SMnC443H 0.390.46 0.150.35 1.301.70 0.030以下 0.030以下 0.25以下 0.350.70 0.30以下
a)
SCr415H 0.120.18 0.150.35 0.550.95 0.030以下 0.030以下 0.25以下 0.851.25 0.30以下
a)
SCr420H 0.170.23 0.150.35 0.550.95 0.030以下 0.030以下 0.25以下 0.851.25 0.30以下
a)
SCr430H 0.270.34 0.150.35 0.550.95 0.030以下 0.030以下 0.25以下 0.851.25 0.30以下
a)
SCr435H 0.320.39 0.150.35 0.550.95 0.030以下 0.030以下 0.25以下 0.851.25 0.30以下
a)
SCr440H 0.370.44 0.150.35 0.550.95 0.030以下 0.030以下 0.25以下 0.851.25 0.30以下
SCM415H 0.120.18 0.150.35 0.550.95 0.030以下 0.030以下 0.25以下 0.851.25 0.150.30 0.30以下
SCM418H 0.150.21 0.150.35 0.550.95 0.030以下 0.030以下 0.25以下 0.851.25 0.150.30 0.30以下
SCM420H 0.170.23 0.150.35 0.550.95 0.030以下 0.030以下 0.25以下 0.851.25 0.150.30 0.30以下
SCM425H 0.230.28 0.150.35 0.550.95 0.030以下 0.030以下 0.25以下 0.851.25 0.150.30 0.30以下
SCM435H 0.320.39 0.150.35 0.550.95 0.030以下 0.030以下 0.25以下 0.851.25 0.150.35 0.30以下
SCM440H 0.370.44 0.150.35 0.550.95 0.030以下 0.030以下 0.25以下 0.851.25 0.150.35 0.30以下
SCM445H 0.420.49 0.150.35 0.550.95 0.030以下 0.030以下 0.25以下 0.851.25 0.150.35 0.30以下
SCM822H 0.190.25 0.150.35 0.550.95 0.030以下 0.030以下 0.25以下 0.851.25 0.350.45 0.30以下
a)
SNC415H 0.110.18 0.150.35 0.300.70 0.030以下 0.030以下 1.952.50 0.200.55 0.30以下
a)
SNC631H 0.260.35 0.150.35 0.300.70 0.030以下 0.030以下 2.453.00 0.551.05 0.30以下
a)
SNC815H 0.110.18 0.150.35 0.300.70 0.030以下 0.030以下 2.953.50 0.551.05 0.30以下
SNCM220H 0.170.23 0.150.35 0.600.95 0.030以下 0.030以下 0.350.75 0.350.65 0.150.30 0.30以下
SNCM420H 0.170.23 0.150.35 0.400.70 0.030以下 0.030以下 1.552.00 0.350.65 0.150.30 0.30以下
この表に規定されていない元素は,溶鋼を仕上げる目的以外に意図的に添加してはならない。
注a) 意図的に添加してはならない。

6 鋼質

6.1 焼入性

  焼入性は,次による。
a) 鋼材は,8.2.1の試験を行い,指定された距離における焼入性は,表10表33の表の値による。ただ
し,試験片焼入端からの距離が表に示されていない場合には,図から読み取った値を参考にして,受
渡当事者間の協定によって上限及び下限の値を決める。
b) 焼入性を指定する方法は,指定する距離における下限及び上限の硬さによる。
例 図1に示すA−A' 点での硬さを指定する場合は,J 7 mm=31/44とする。

――――― [JIS G 4052 pdf 5] ―――――

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  • ISO 683-2:2012(MOD)
  • ISO 683-3:2014(MOD)

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