JIS K 6410-1:2015 建築免震用積層ゴム支承―第1部:仕様

JIS K 6410-1:2015 規格概要

この規格 K6410-1は、建築物を地震から保護するための免震構造に用いる積層ゴム支承について規定。

JISK6410-1 規格全文情報

規格番号
JIS K6410-1 
規格名称
建築免震用積層ゴム支承―第1部 : 仕様
規格名称英語訳
Elastomeric seismic-protection isolators for buildings -- Part 1:Specifications
制定年月日
2011年8月22日
最新改正日
2015年10月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 22762-3:2010(MOD)
国際規格分類

ICS

83.140.99, 91.120.25
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
建築 I-1(材料・設備) 2021, 建築 I-2(材料・設備) 2021, 建築 II-1(試験) 2021, 建築 II-2(試験) 2021, ゴム・エラストマー II 2020
改訂:履歴
2011-08-22 制定日, 2015-10-20 改正
ページ
JIS K 6410-1:2015 PDF [43]
                                                                                 K 6410-1 : 2015

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[2]
  •  4 記号・・・・[5]
  •  5 種類・・・・[7]
  •  6 要求事項・・・・[8]
  •  6.1 一般・・・・[8]
  •  6.2 ゴム材料・・・・[8]
  •  6.3 フランジ,連結鋼板,キープレート及び中間鋼板に用いる材料・・・・[8]
  •  6.4 鉛プラグの使用材料・・・・[8]
  •  6.5 積層ゴム支承・・・・[9]
  •  7 検査・・・・[12]
  •  7.1 形式検査及び受渡検査・・・・[12]
  •  7.2 ゴム材料の検査・・・・[12]
  •  7.3 積層ゴム支承の検査・・・・[13]
  •  8 製品の表示・・・・[15]
  •  8.1 表示項目・・・・[15]
  •  8.2 表示の場所及び方法・・・・[16]
  •  8.3 表示例・・・・[16]
  •  附属書A(規定)圧縮剛性の算出方法・・・・[17]
  •  附属書B(規定)せん断特性の算出方法・・・・[19]
  •  附属書C(参考)座屈による終局特性線図の予測法・・・・[23]
  •  附属書D(参考)せん断特性に及ぼす中心孔径及び二次形状係数の影響・・・・[28]
  •  附属書JA(参考)フランジ接合方式・・・・[30]
  •  附属書JB(規定)設計通則・・・・[31]
  •  附属書JC(参考)引張特性の繰返し載荷による影響・・・・[36]
  •  附属書JD(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[38]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS K 6410-1 pdf 1] ―――――

K 6410-1 : 2015

まえがき

  この規格は,工業標準化法に基づき,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本
工業規格である。これによって,JIS K 6410-1:2011は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
JIS K 6410の規格群には,次に示す部編成がある。
JIS K 6410-1 第1部 : 仕様
JIS K 6410-2 第2部 : 試験方法

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS K 6410-1 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
K 6410-1 : 2015

建築免震用積層ゴム支承−第1部 : 仕様

Elastomeric seismic-protection isolators for buildings-Part 1: Specifications

序文

  この規格は,2010年に第2版として発行されたISO 22762-3を基とし,技術的内容を変更して作成した
日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。
変更の一覧表にその説明を付けて,附属書JDに示す。

1 適用範囲

  この規格は,建築物を地震から保護するための免震構造に用いる積層ゴム支承について規定する。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 22762-3:2010,Elastomeric seismic-protection isolators−Part 3: Applications for buildings−
Specifications(MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。
警告 この規格の利用者は,積層ゴム支承及びゴム材料の試験に関わる通常の作業に精通しているも
のとする。この規格は,その使用に関連して起こる全ての安全上の問題を取り扱おうとするも
のではない。この規格の利用者は,各自の責任において安全及び健康に対する適切な措置をと
らなければならない。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS G 3101 一般構造用圧延鋼材
JIS G 3106 溶接構造用圧延鋼材
JIS G 3131 熱間圧延軟鋼板及び鋼帯
JIS G 3136 建築構造用圧延鋼材
JIS G 3141 冷間圧延鋼板及び鋼帯
JIS H 2105 鉛地金
JIS K 6410-2 建築免震用積層ゴム支承−第2部 : 試験方法
注記 対応国際規格 : ISO 22762-1,Elastomeric seismic-protection isolators−Part 1: Test methods(MOD)
JIS Z 9015-0 計数値検査に対する抜取検査手順−第0部 : JIS Z 9015抜取検査システム序論
JIS Z 9015-1 計数値検査に対する抜取検査手順−第1部 : ロットごとの検査に対するAQL指標型抜

――――― [JIS K 6410-1 pdf 3] ―――――

2
K 6410-1 : 2015
取検査方式

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。
3.1
積層ゴム支承(elastomeric isolator)
ゴムと鋼板とを交互に積層し,加硫成形したものに,上下にフランジを接合した支承。建築物を水平方
向に柔軟に支持して,建築物の振動の長周期化を図ることで地震力を低減しようとするもの及びそれに加
えて,地震エネルギーの伝達を減少させる減衰能力を併せもつものがある。
3.2
天然ゴム系積層ゴム支承,NRB(natural rubber bearing)
天然ゴムを用いて製造したほぼ線形のせん断剛性をもつ積層ゴム支承。
3.3
高減衰ゴム系積層ゴム支承,HDR(high-damping rubber bearing)
内部ゴム自体が高い減衰性をもつ積層ゴム支承。
3.4
鉛プラグ入り積層ゴム支承,LRB(lead rubber bearing)
積層ゴム面内に孔を設けて,1本又は複数本の鉛プラグを圧入して減衰性能をもたせた積層ゴム支承。
3.5
内部ゴム(inner rubber)
積層ゴム支承の中間鋼板及び上下の連結鋼板間にあるゴム。
注記 内部ゴムは,積層ゴム支承の圧縮剛性,せん断剛性,等価粘性減衰定数,変形性能,耐久性な
どの特性を決定する要素である。
3.6
被覆ゴム(cover rubber)
積層ゴム支承の内部ゴム,中間鋼板,上下の連結鋼板などを保護するゴム。
注記 被覆ゴムは,酸素,オゾン,紫外線,雨水などによる内部ゴムの老化又は中間鋼板の腐食を防
止する。加硫前に被覆し,内部ゴムと同時に成形するものと内部ゴム加硫後に被覆するものと
がある。
3.7
中間鋼板(reinforcing steel plates)
積層ゴム支承の内部ゴムと積層する鋼板。内部鋼板ともいう。
注記 積層ゴム支承に加わる圧縮力による内部ゴムの横方向へのはらみ出しを拘束し,圧縮剛性又は
鉛直力支持能力を高める。
3.8
有効面積(effective loaded area)
鉛プラグ用孔などの孔を含まない内部ゴム平面の面積。
3.9
自由面積(free surface area)
圧縮力によって,変形が拘束されない内部ゴム1層の側面の面積。

――――― [JIS K 6410-1 pdf 4] ―――――

                                                                                              3
K 6410-1 : 2015
3.10
一次形状係数,S1(first shape factor)
内部ゴム1層の自由面積に対する有効面積の比率。
3.11
二次形状係数,S2(second shape factor)
内部ゴムの総厚さに対する内部ゴムの直径又は辺長の比率。
3.12
積層ゴム支承の圧縮特性(compressive properties of elastomeric isolators)
積層ゴム支承の圧縮力に対する性能を表す特性。その特性として,圧縮剛性及び圧縮変位がある。
3.13
積層ゴム支承のせん断特性(shear properties of elastomeric isolators)
積層ゴム支承の水平方向の性能を表す特性。その特性として,せん断剛性,等価粘性減衰定数,二次剛
性,降伏荷重特性値などがある。
3.14
終局特性(ultimate properties)
積層ゴム支承に高い圧縮力,引張力,大きなせん断変形などを加えることで生じる座屈,破断などの特
性。
注記 終局特性を面圧とせん断ひずみとの組合せで表現した線図を,終局特性線図という。
3.15
破断(breaking)
圧縮せん断又は引張せん断時における積層ゴム支承の破壊。ゴム層及び/又は接着面の破壊によるせん
断力−せん断変位曲線(履歴曲線)上に急激なせん断力の低下を生じる状態。
3.16
座屈(buckling)
圧縮せん断試験において,破断が生じる前にせん断力−せん断変位曲線(履歴曲線)上に負勾配を生じ,
復元性を失うなど,積層ゴム支承が安定性を失った状態。
3.17
基準値(standard value)
ゴム材料及び積層ゴムの各性能項目について,試験結果及び設計通則を基に設定する値。
注記 基準値は,製造業者が設定する値である。
3.18
面圧(compressive stress)
積層ゴム支承の支持する圧縮力を積層ゴム支承の有効面積で除した値。
3.19
規定面圧(nominal compressive stress)
製品の形式検査をするときの,基準となる面圧。
注記 規定面圧は,製造業者が定める値である。
3.20
規定せん断ひずみ(nominal shear strain)
製品の形式検査をするときの,基準となるせん断ひずみ。

――――― [JIS K 6410-1 pdf 5] ―――――

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JIS K 6410-1:2015の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 22762-3:2010(MOD)

JIS K 6410-1:2015の国際規格 ICS 分類一覧

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