JIS K 6771:1995 規格概要
この規格 K6771は、液体の輸送に使用する軟質塩化ビニル管について規定。
JISK6771 規格全文情報
- 規格番号
- JIS K6771
- 規格名称
- 軟質ビニル管
- 規格名称英語訳
- Flexible vinyl tube
- 制定年月日
- 1954年12月18日
- 最新改正日
- 2016年10月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- 国際規格分類
ICS
- 23.040.20
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- 配管 II(製品) 2021
- 改訂:履歴
- 1954-12-18 制定日, 1957-12-18 確認日, 1958-07-09 改正日, 1961-08-01 確認日, 1964-12-01 確認日, 1968-05-01 確認日, 1971-08-01 確認日, 1975-04-01 確認日, 1977-05-01 改正日, 1980-10-01 確認日, 1986-01-01 確認日, 1995-12-01 改正日, 2001-10-20 確認日, 2006-10-20 確認日, 2011-10-20 確認日, 2016-10-20 確認
- ページ
- JIS K 6771:1995 PDF [8]
日本工業規格(日本産業規格) JIS
K 6771-1995
軟質ビニル管
Flexible vinyl tube
1. 適用範囲 この規格は,主として液体の輸送に使用する軟質塩化ビニル管(以下,管という。)につい
て規定する。
備考1. この規格の引用規格を,次に示す。
JIS B 7502 マイクロメータ
2. この規格の中で{}を付けて示してある単位及び数値は,従来単位によるものであって,
参考として併記したものである。
2. 品質 管は,6.によって試験し,表1の規定に適合しなければならない。
表1 品質
外観 管の内外面に傷,でこぼこがなく
異物を含まないこと。
引張強さ (N/mm2) [{kgf/mm2}] 13.7 [{1.4}] 以上
伸び (%) 200以上
水圧試験 合格すること
老化試験 引張強さ及び伸びの ±20
変化率 (%)
耐寒試験 ひび,割れを生じないこと
浸せき試験 水 吸水率 (%) 0.5以下
抽出率 (%) 0.5以下
食塩水 (%) ±0.5
硫酸 (%) ±0.5
硝酸 (%) ±5
水酸化ナトリウム溶液 ±5
(%)
3. 寸法 管の寸法は,表2による。
――――― [JIS K 6771 pdf 1] ―――――
2
K 6771-1995
表2 寸法
呼び径 内径 内径許容差 厚さ(1) 長さ(2)
mm mm mm m
3ミリメートル 3.0 ±0.3 1.0 100
4ミリメートル 4.0 ±0.3 1.0
5ミリメートル 5.0 ±0.3 1.0
6ミリメートル 6.0 ±0.3 1.0
7ミリメートル 7.0 ±0.3 1.0
8ミリメートル 8.0 ±0.3 1.5
9ミリメートル 9.0 ±0.3 1.5
10ミリメートル 10.0 ±0.3 1.5
12ミリメートル 12.0 ±0.3 1.5
16ミリメートル 16.0 ±0.5 2.0 50
19ミリメートル 19.0 ±0.5 2.0
25ミリメートル 25.0 ±0.5 3.0
32ミリメートル 32.0 ±0.7 3.0 20
38ミリメートル 38.0 ±0.7 3.5
50ミリメートル 50.0 ±0.7 4.0
注(1),(2) 厚さ及び長さは表2を原則とし,なお受渡当事者間の協定
によって,これ以外の寸法のものを取り決めることがで
きる。
厚さの許容差は,次による。
厚さ1.0mmの場合 ±30%
厚さ1.5mmの場合 ±25%
厚さ2.0mmの場合 ±20%
厚さ3.0mm以上の場合 ±15%
4. 色 管の色は無色透明を原則とし,受渡当事者間の協定により,これ以外のものを取り決めることが
できる。
5. 材料及び加工方法 管はポリ塩化ビニル又は塩化ビニルを主体とした共重合体を主原料とし,押出加
工によって製造したものである。
6. 試験方法
6.1 試験片の作り方 供試管から長さ5mを切り取り,これから表3によって各試験片を作る。ただし,
老化試験,耐寒試験及び浸せき試験は,原料及び配合が同じ場合に限り,適宜これを省略することができ
る。各試験は,製造後24時間以上を経過したものについて行う。
――――― [JIS K 6771 pdf 2] ―――――
3
K 6771-1995
表3 試験片の作り方
試験項目 試験片 個数
形状 作り方
寸法 管状 試料から長さ約30mmに切取り試験片とする。 3
引張試験 管状 内径8mm未満のものは長さ約150mmに切取り管状の試験片と 5
し,その中央部に50mmの距離の標点を付ける。
ダンベル状 内径8mm又は25mmの管は長さの方向にダンベル状3号型(図
1参照)打抜器で打ち抜いたものを試験片とし,中央部に20mm
の距離の標点を付ける。25mmを超える径のものは,ダンベル状
1号型(図1参照)打抜器で打ち抜いたものを試験片とし,中央
部に40mmの距離の標点を付ける。
水圧試験 管状 試料から長さ約600mmに切り取り試験片とする。 3
老化試験 管状 試料から長さ約150mmに切り取り試験片とする。 5
耐寒試験 管状 3
試験器のみぞに収まるように長さ約10mmに切り取り試験片とする。
浸せき試験 管状 質量が約5gになるように切取り試験片とする。 各試験液ごと
3
図1 試験片の形状及び寸法
6.2 外観,寸法 外観は肉眼で調べる。寸法については,テーパゲージ(3)を試験片の末端とテーパゲー
ジとの間の円周上のどこにも空間が残らないようになるまで力を加えないようにして試験片にはめ込み,
内径を測る。次に試験片をテーパゲージをはめたまま,JIS B 7502の外側マイクロメータ(目量0.01mm)
を用い,末端のごく近くで約120°離れた箇所を3回測定する。この平均値を外径とし,内径との差から
厚さを求める。
注(3) テーパゲージは,0.1mm目盛のものを用いる。
――――― [JIS K 6771 pdf 3] ―――――
4
K 6771-1995
6.3 引張試験 試験片5個についてそれぞれ標点間内の数箇所の厚さを測り,次の式によって断面積
(mm2) を算出する。
S=d×l
ここに, d : 厚さの最低値 (mm)
l : 試験片の幅 (mm)
これらの試験片を一定の試験温度に1時間以上保った後直ちにゴム用引張試験機に掛け,毎分約200mm
の定速度で引っ張り,切断時の荷重と標点間距離とを読み,次の式によって引張強さ (N/mm2) [{kgf/mm2}] T
と伸び (%) とを算出する。この試験の結果は,5個の平均値をもって表す。
ただし,標点間外で切断したときは,その数量だけ再試験をする。
L tF
T
S
ここに, L : 切断時の荷重 (N) [{kgf}]
S : 切断片の断面積 (mm2)
Ft : 温度による引張強さの補正係数(4)
l1 l
E Fl 100
l
ここに, l1 : 切断時の標点間距離 (mm)
l : 標点間距離 (mm)
Fl : 温度による伸びの補正係数(4)
注(4) 試験温度による補正係数は,表4による。ただし,試験温度が表4以外の温度であるときは,
グラフをかいて係数を求めるものとする。
表4 試験温度による補正係数
試験温度 伸びの係数
引張強さの係数
(℃) (Ft) (Fl)
5 0.81 1.26
10 0.85 1.17
15 0.90 1.12
20 0.94 1.06
25 1.00 1.00
30 1.06 0.94
35 1.13 0.90
6.4 水圧試験 試験片3個はそれぞれ一端を自由とし,温度30±2℃の水中でこれらの内部に同温度の水
を十分に満たし,0.29Mpa [{3kgf/cm2}] になるまで水圧を加えた後,5分間経過してから局部的膨れがある
かないかを調べる。試験片3個のうち全数に局部的膨れがなければ合格とし,2個以上に局部膨れがあれ
ば不合格とする。1個だけに局部的膨れがある場合は更に試験片2個を取って試験を行い,2個ともに局部
的膨れがなければ合格とし,2個のうち1個でも局部的膨れがあれば不合格とする。
6.5 老化試験 試験片5個を120±3℃のギヤーオーブン中に6時間保った後これを取り出し,室温に冷
えるまで放置し,表3の引張試験の項と同じ方法で試験片5個を作り,6.3と同じ方法で,その引張強さ及
び伸びを求め,次の式によって引張強さの変化率 (%) t及び伸びの変化率 (%) lを算出する。
この試験の結果は,5個の平均値をもって表す。ただし,標点間外で切断したときは,その数量だけ再
試験をする。
――――― [JIS K 6771 pdf 4] ―――――
5
K 6771-1995
At T
rt 100
T
ここに, At : 老化試験後の引張強さ (N/mm2) [{kgf/mm2}]
T : 老化試験前の引張強さ (N/mm2) [{kgf/mm2}]
Al E
rl 100
E
ここに, Al : 老化試験後の伸び (%)
E : 老化試験前の伸び (%)
6.6 耐寒試験 耐寒試験器は図2に示すとおりであって,金属製の上下に移動する押圧板とそのとっ手
及び支持台とからなる。とっ手を引き上げ,適当な方法で押圧板と台との間隔を約60mmに保ち試験片を
台の中央の溝に置き,適当な方法によって−10℃に冷却した低温槽中に試験器を入れ,試料を冷媒中に完
全に浸す。5分間−10±2℃に保持した後押圧板を静かに試験片の上に下ろして,直ちに急激に手の平で打
ち,試験器を引き上げて試験片を調べ,ひび,割れの有無を検査する。試験片3個のうち1個でもひび,
割れがあれば不合格とする。
図2 耐寒試験器
――――― [JIS K 6771 pdf 5] ―――――
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JIS K 6771:1995の国際規格 ICS 分類一覧
- 23 : 一般的に利用される流体システム及びその構成要素 > 23.040 : パイプライン部品及びパイプライン > 23.040.20 : プラスチック管
JIS K 6771:1995の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB7502:2016
- マイクロメータ