JIS L 0841:2004 日光に対する染色堅ろう度試験方法

JIS L 0841:2004 規格概要

この規格 L0841は、染色した繊維製品の日光に対する染色堅ろう度を評価するための試験方法について規定。

JISL0841 規格全文情報

規格番号
JIS L0841 
規格名称
日光に対する染色堅ろう度試験方法
規格名称英語訳
Test methods for colour fastness to daylight
制定年月日
1966年3月1日
最新改正日
2015年10月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 105-B01:1994(MOD)
国際規格分類

ICS

59.080.01
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
繊維 2020, 計測標準 2019, 色彩 2019
改訂:履歴
1966-03-01 制定日, 1972-01-01 確認日, 1974-06-01 改正日, 1978-04-01 確認日, 1983-06-01 確認日, 1983-12-01 改正日, 1988-04-01 改正日, 1992-03-01 改正日, 1998-11-20 改正日, 2004-04-20 改正日, 2009-10-01 確認日, 2010-10-01 確認日, 2015-10-20 確認
ページ
JIS L 0841:2004 PDF [15]
                                                                                   L 0841 : 2004

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,財団法人スガウェ
ザリング技術振興財団(SWTF)/財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を
改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)で
ある。これによって,JIS L 0841:1998は改正され,この規格に置き換えられる。
今回の改正は,日本工業規格(日本産業規格)を国際規格に整合させるためISO 105-B01:1994,Textiles−Tests for colour
fastness−Part B01 : Colour fastness to light : Daylight及びAmendment 1 (1998) を基礎として用いた。
この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の
実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会
は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新
案登録出願にかかわる確認について,責任はもたない。
JIS L 0841には,次に示す附属書がある。
附属書(参考)JISと対応する国際規格との対比表

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS L 0841 pdf 1] ―――――

L 0841 : 2004

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1. 適用範囲・・・・[1]
  •  2. 引用規格・・・・[1]
  •  3. 要旨・・・・[1]
  •  4. 試験の種類・・・・[2]
  •  5. 材料及び装置・・・・[2]
  •  6. 試験片の調製・・・・[3]
  •  6.1 試料が布の場合・・・・[3]
  •  6.2 試料が糸の場合・・・・[3]
  •  6.3 試料がばら繊維の場合・・・・[3]
  •  7. 試験の操作・・・・[3]
  •  8. 判定方法・・・・[8]
  •  9. 記録・・・・[8]
  •  附属書(参考)JISと対応する国際規格の対比表・・・・[10]

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS L 0841 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
L 0841 : 2004

日光に対する染色堅ろう度試験方法

Test methods for colour fastness to daylight

序文

 この規格は,1994年に第5版として発行されたISO 105-B01:1994,Textiles−Tests for colour fastness
−Part B01 : Colour fastness to light : Daylight及びAmendment 1を元に作成した日本工業規格(日本産業規格)であるが,対応
国際規格で規定されてない規定項目(試験の種類)を日本工業規格(日本産業規格)として追加した。また,対応する国際
規格の規定内容(装置及び材料,ブルースケールの中間級の表示の一部)の一部を変更とした。
なお,この規格で点線の下線又は側線を施してある箇所は,対応国際規格にはない事項である。変更の
一覧表をその説明を付けて,附属書(参考)に示す。

1. 適用範囲

 この規格は,染色した繊維製品の日光に対する染色堅ろう度を評価するための試験方法に
ついて規定する。
備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。
なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21に基づき,IDT(一致している),MOD
(修正している),NEQ(同等でない)とする。
ISO 105-B01:1994, Textiles−Tests for colour fastness−Part B01 : Colour fastness to light : Daylight,
Amendment 1 (1998) (MOD)

2. 引用規格

 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS L 0801 染色堅ろう度試験方法通則
備考 ISO 105-A01 : 1994,Textiles−Tests for colour fastness−Part A01 : General principles of testingか
らの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。
JIS L 0804 変退色用グレースケール
備考 ISO 105-A02 : 1993,Textiles−Tests for colour fastness−Part A02 : Grey scale for assessing change
in colourからの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。
JIS L 0886 ホトクロミズムの検出及び評価に対する試験方法
備考 ISO 105-B05 : 1993,Textiles−Tests for colour fastness−Part B05 : Detection and assessment of
photochromismからの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。
JIS R 3202 フロート板ガラス及び磨き板ガラス

3. 要旨

 試験片をブルースケールと共に規定の方法に基づいて露光し,試験片の変退色とブルースケー
ルの変退色とを比較して,その堅ろう度を判定する。

――――― [JIS L 0841 pdf 3] ―――――

2
L 0841 : 2004

4. 試験の種類

 試験の種類は,次の5種類とし,試験の目的に応じてこれらのうちから選んで試験を行
う。
a) 第1露光法 一つの試験片を1組のブルースケールとともに露光し,試験片の染色堅ろう度を試験す
る。
b) 第2露光法 複数の試験片を1組のブルースケールと同時に露光し,それぞれの試験片の染色堅ろう
度を試験する。
c) 第3露光法 一つの試験片又は複数の試験片を目的とするブルースケール及び目的とするブルースケ
ールよりも1級低いブルースケールとともに露光し,試験片が目的とするブルースケールと同等の染
色堅ろう度をもっているかどうかを試験する。
d) 第4露光法 一つの試験片又は複数の試験片を目的とするブルースケールとともに露光し,試験片が
目的とするブルースケールと同等の染色堅ろう度をもっているかどうかを試験する。
e) 第5露光法 所定量の放射露光量で試験片を露光し,試験片の染色堅ろう度を試験する。

5. 材料及び装置

 材料及び装置は,次による。
a) ブルースケール ブルースケールは,表1のとおり使用する染料及び繊維によって1級から8級に分
類する。ブルースケールは,使用する繊維を平織物とした後,精錬漂白し,等級ごとに指定した染料
を用いて染めた青色染布とする。
表 1 ブルースケールの等級,使用染料及び繊維の種類
ブルースケールの等級 使用染料 繊維の種類
(級)
1 C.I.ディスパース・ブルー 341 ナイロン
(C.I.Disperse Blue 341)
2 C.I.ディスパース・ブルー 291 ナイロン
(C.I.Disperse Blue 291)
3 C.I.ディスパース・ブルー 354 ポリエステル
(C.I. Disperse Blue 354)
4 C.I.ディスパース・ブルー 268 ポリエステル
(C.I. Disperse Blue 268)
5 C.I.ディスパース・ブルー 79:1ポリエステル
(C.I. Disperse Blue 79:1)
6 C.I.ディスパース・ブルー 165 ポリエステル
(C.I. Disperse Blue 165)
7 C.I.ディスパース・ブルー 27 ポリエステル
(C.I.Disperse Blue 27)
8 C.I.ディスパース・ブルー 198 ポリエステル
(C.I.Disperse Blue 198)
備考 ブルースケールの寸法は,いずれの級の場合も通常,6.5 cm×4 cmとする
ことが望ましいが,必要に応じ,他の寸法でもよい。
参考1. 平織物は,参考表1に示す組成のものを推奨する。
2. 日光に対する染色堅ろう度(以下,日光堅ろう度という。)は,1級ブル
ースケールが最も低く,8級ブルースケールが最も高い。

――――― [JIS L 0841 pdf 4] ―――――

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L 0841 : 2004
参考表 1 ブルースケール用平織物
繊維の種類 用糸 密度(本/5 cm)
種類 たて よこ たて糸 よこ糸
ナイロン 約123 g/m2 231 dtex 231 dtex 約165本/5 cm 約135本/5 cm
平織物
ポリエステル 約70 g/m2 165 dtex 165 dtex 約198本/5 cm 約173本/5 cm
平織物
b) 変退色用グレースケール JIS L 0804に規定するもの。
c) 露光装置 露光装置は,試験片及びブルースケールを,風雨など気候要素から保護するために,試験
片取付面から少なくとも50 mmの距離に磨き板ガラス(1)を置き,過剰に高温にならないように通風を
よくしたものでなければならない。
注(1) IS R 3202に規定する厚さ4 mm±1 mmのもので,透過率は,波長300 nm320 nmで1 %未
満,波長380 nm750 nmで少なくとも90 %のものとし,使用期間1年以内に取り替えること
が望ましい。
d) 不透明覆い 不透明覆いは,通常,日光に対して完全に不透明な白厚紙(以下,覆いという。)とし,
その他の薄い不透明物,例えば,アルミニウムはくをはり付けた板紙などを用いた場合には,その旨
を記録に付記する。
e) 白厚紙 白厚紙は,厚さ約0.5 mm,Y値が70 %以上,かつ,蛍光を含まない白色の厚紙で,判定に
影響を与えないものでなければならない。
f) 灰色下敷及びマスク 灰色下敷及びマスクは,JIS L 0801の5.のf)(灰色下敷及びマスク)に規定す
るもの。

6. 試験片の調製

 試験片の調製は,次による。

6.1 試料が布の場合

 試験片の大きさは,できるだけ6.5 cm×4 cm以上が望ましい。

6.2 試料が糸の場合

 大きさが6.5 cm×4 cm以上の白厚紙に,その長辺の方向に密に糸を巻き付ける。

6.3 試料がばら繊維の場合

 大きさが6.5 cm×4 cm以上の白厚紙にばら繊維をくしけずって押し付け,
白厚紙が見えない程度の薄い層にして取り付ける。

7. 試験の操作

 試験の操作は,次による。
7.1 試験片及びブルースケールをそれぞれ同時に露光装置に取り付けて露光し,1日24時間連続して暴
露を行う。露光装置は,薬品のガス,煙,ほこりなどがなるべくかからない場所を選んで置き,試験片及
びブルースケールが南面して,その傾斜が地面に対してその場所の緯度にほぼ相当する角度になるように
する。

――――― [JIS L 0841 pdf 5] ―――――

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