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JIS L 1923:2017 規格概要
この規格 L1923は、衣料,特に水着,ブラウス,ユニフォーム,婦人ボトムなどに使用する透けにくい性質をもつ繊維製品の防透け性の評価方法について規定。
JISL1923 規格全文情報
- 規格番号
- JIS L1923
- 規格名称
- 繊維製品の防透け性評価方法
- 規格名称英語訳
- Textiles -- Measurement method of anti-see-through property
- 制定年月日
- 2017年12月20日
- 最新改正日
- 2017年12月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- 国際規格分類
ICS
- 59.080.01
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- 繊維 2020
- 改訂:履歴
- 2017-12-20 制定
- ページ
- JIS L 1923:2017 PDF [11]
L 1923 : 2017
pdf 目 次
ページ
- 序文・・・・[1]
- 1 適用範囲・・・・[1]
- 2 引用規格・・・・[1]
- 3 用語及び定義・・・・[2]
- 4 試験場所・・・・[2]
- 5 試験の種類・・・・[2]
- 6 試料及び試験片の採取及び準備・・・・[2]
- 7 試験片の前処理・・・・[2]
- 7.1 乾燥状態・・・・[2]
- 7.2 湿潤状態・・・・[2]
- 8 試験方法・・・・[3]
- 8.1 A法(視感法)・・・・[3]
- 8.2 B法(計器法)・・・・[5]
- 9 試験報告書・・・・[5]
- 附属書A(参考)判定基準の例・・・・[6]
- 附属書B(参考)試験結果の例・・・・[7]
(pdf 一覧ページ番号 1)
――――― [JIS L 1923 pdf 1] ―――――
L 1923 : 2017
まえがき
この規格は,工業標準化法に基づき,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本
工業規格である。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
(pdf 一覧ページ番号 2)
――――― [JIS L 1923 pdf 2] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
L 1923 : 2017
繊維製品の防透け性評価方法
Textiles-Measurement method of anti-see-through property
序文
この規格は,繊維製品の防透け性について,我が国の生産及び使用実態を踏まえて作成した日本工業規
格である。
着衣において肌着などの色が透ける現象は,一般にマイナスのイメージとなることが多い。このため,
透けにくい性質をもつ繊維製品は,水着,ブラウス,ユニフォーム,婦人ボトムなどの様々な衣料に展開
されている。防透け加工としては,繊維に酸化チタンを練り込む方法,繊維の透過性を低減するために異
形断面糸を使用する方法などが知られている。
この規格の目的は,これらの透けにくい性質をもつ繊維製品の防透け性の評価を行うことにある。また,
参考として,附属書Aに試験結果の判定基準の例を,附属書Bに市販の防透け性繊維製品の試験結果の例
を示す。
なお,対応国際規格は,現時点で制定されていない。
1 適用範囲
この規格は,衣料,特に水着,ブラウス,ユニフォーム,婦人ボトムなどに使用する透けにくい性質を
もつ繊維製品の防透け性の評価方法について規定する。
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS K 0557 用水・排水の試験に用いる水
JIS L 0105 繊維製品の物理試験方法通則
JIS L 0208 繊維用語−試験部門
JIS L 0801 染色堅ろう度試験方法通則
JIS L 0805 汚染用グレースケール
JIS P 3801 ろ紙(化学分析用)
JIS Z 8703 試験場所の標準状態
JIS Z 8720 測色用の標準イルミナント(標準の光)及び標準光源
JIS Z 8722 色の測定方法−反射及び透過物体色
JIS Z 8781-4 測色−第4部 : CIE 1976 L*a*b*色空間
――――― [JIS L 1923 pdf 3] ―――――
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L 1923 : 2017
3 用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,次によるほか,JIS L 0105及びJIS L 0208による。
3.1
防透け性
着衣において,肌着,身体などの色が透けにくい性質。
3.2
防透け指数,Nt
防透け性の程度を表す指標で,明度(L*)の比によって表される指数。この指数が大きいほど防透け性
がよい。
4 試験場所
試験場所は,JIS Z 8703に規定する常温(20 ℃±15 ℃),常湿(65±20)%とする。
5 試験の種類
試験は,次のいずれかの方法による。
a) 法(視感法) 試験片をバッキング(白及び黒)の上に置き,それぞれの視感による色の違いの大き
さを,評価用グレースケールと比較して等級付けする方法。
b) 法(計器法) 試験片をバッキング(白及び黒)の上に置き,それぞれについてJIS Z 8781-4に規定
する明度(L*)を測定し,その比によって防透け指数を算出する方法。
6 試料及び試験片の採取及び準備
試料及び試験片の採取及び準備は,JIS L 0105の6.3(布状の試料及びその試験片)及び6.4[製品(縫
製品)状の試料の試験片]による。試験片の寸法及び数量は,表1による。試験片のたて方向は,織物に
あってはたて糸方向,編物にあってはウェール方向とする。
なお,試料中に異素材及び/又は色違いが混在する場合は,柄物の色の濃淡などを考慮して採取する。
注記 伸長状態で試験を行う場合は,受渡当事者間の合意のもと,決定した伸長率にした試料を準備
し,測定後に,伸長率を試験報告書に記載するのがよい。
表1−試験片の寸法及び数量
区分 試験片の寸法 数量
A法 100 mm×100 mm 3 b)
B法 50 mm×50 mm a) 3 b)
注a) 使用する装置によって寸法指定がある場合には,それに合わせてもよい。
b) 乾燥状態及び湿潤状態のいずれも行う場合は6とする。
7 試験片の前処理
7.1 乾燥状態
箇条6によって採取した試験片を,常温・常湿状態の試験室内で4時間以上放置する。
7.2 湿潤状態
箇条6によって採取した試験片を,JIS K 0557に規定するA1の水又はこれと同等以上の水で常温の水
――――― [JIS L 1923 pdf 4] ―――――
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L 1923 : 2017
中に30分間±5分間浸せきし1),JIS P 3801に規定する定性分析用ろ紙(種類 : 2種)の間に挟み,水を
切る2)。
注1) 試験片が完全に水に浸るように,ガラス棒などで押さえるとよい。
2) 例えば,アクリル板におもりを載せ,約98 Paの圧力を5秒間かけてもよい。
8 試験方法
8.1 A法(視感法)
8.1.1 装置及び器具
8.1.1.1 評価用キャビネット 直射日光を遮ることができ,JIS Z 8720に規定する常用光源D65を約45°
の角度で試験片面に当てたとき,その照度が1 000 lx1 500 lxに保つことができるもので,評価者が試験
片の表面に対してほぼ垂直に観察できるもの(図1参照)。
単位 mm
600
常用光源D65 スイッチ
操作パネル
450
250
試料台 試料台
250 黒バッキング
480 白バッキング
側面図 正面図
図1−評価用キャビネットの例
8.1.1.2 評価用グレースケール JIS L 0805に規定する汚染用グレースケール。
8.1.1.3 白バッキング 衝撃,摩擦,光照射,温度,湿度などの影響を受けにくく,表面が汚れた場合も
払拭,洗浄,再研磨などの方法で容易にこれを除去できるもの。寸法が約40 mm×40 mm以上の板状のも
ので,片面に均一な白色層をもち,常用光源D65で視野10°で測定したときの明度(L*)が90以上のも
の。ただし,測定は,正反射光を除く。
8.1.1.4 黒バッキング 8.1.1.3に規定するものと同様の性質のもので,片面に均一な黒色層をもち,常用
光源D65で視野10°で測定したときの明度(L*)が10以下のもの。ただし,測定は,正反射光を除く。
8.1.1.5 マスク JIS L 0801の箇条5(試験に用いる共通的な装置及び材料)に規定するマスク。
なお,湿潤状態の試料に使用する場合は,必要に応じてマスクの裏面を防水処理するか,又はこれと同
等の寸法で,かつ,同程度の色彩の耐水性のある素材のものを用いてもよい。
8.1.2 試験手順
試験手順は,箇条6によって試験片を採取し,それぞれについて次の試験を行う。
a) 評価用キャビネットの常用光源D65を点灯後,安定するまで5分間以上おく。
――――― [JIS L 1923 pdf 5] ―――――
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JIS L 1923:2017の国際規格 ICS 分類一覧
JIS L 1923:2017の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISK0557:1998
- 用水・排水の試験に用いる水
- JISL0105:2020
- 繊維製品の物理試験方法通則
- JISL0208:2006
- 繊維用語―試験部門
- JISL0801:2011
- 染色堅ろう度試験方法通則
- JISL0805:2005
- 汚染用グレースケール
- JISP3801:1995
- ろ紙(化学分析用)
- JISZ8703:1983
- 試験場所の標準状態
- JISZ8720:2012
- 測色用の標準イルミナント(標準の光)及び標準光源
- JISZ8722:2009
- 色の測定方法―反射及び透過物体色
- JISZ8781-4:2013
- 測色―第4部:CIE 1976 L*a*b*色空間