JIS L 2403:2000 規格概要
この規格 L2403は、麻縫糸(亜麻縫糸及びラミー縫糸)について規定。
JISL2403 規格全文情報
- 規格番号
- JIS L2403
- 規格名称
- 麻縫糸
- 規格名称英語訳
- Linen and ramie sewing thread
- 制定年月日
- 1958年10月7日
- 最新改正日
- 2015年10月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- 国際規格分類
ICS
- 59.080.20
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- ‐
- 改訂:履歴
- 1958-10-07 制定日, 1960-11-01 改正日, 1963-12-01 確認日, 1967-02-01 確認日, 1970-10-01 確認日, 1970-11-01 改正日, 1973-09-01 確認日, 1977-02-01 確認日, 1978-05-01 改正日, 1983-06-01 確認日, 1988-12-01 確認日, 1994-01-01 改正日, 2000-02-20 改正日, 2005-06-20 確認日, 2006-07-20 改正日, 2010-10-01 確認日, 2015-10-20 確認
- ページ
- JIS L 2403:2000 PDF [7]
L 2403 : 2000
まえがき
この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣が改正した日
本工業規格である。これによってJIS L 2403 : 1994は改正され,この規格に置き換えられる。
(pdf 一覧ページ番号 )
――――― [JIS L 2403 pdf 1] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
L 2403 : 2000
麻縫糸
Linen and ramie sewing thread
序文 この規格は,麻縫糸について規定したもので,1958年(昭和33年)に制定された。今回の改正で
は,引用規格の改正に伴い,引用規格の項目番号を変更している。
1. 適用範囲 この規格は,麻縫糸(亜麻縫糸及びラミー縫糸)について規定する。
備考 この規格の中で [{}] を付けて示してある単位及び数値は,従来単位によるもので,参考とし
て併記したものである。
2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格は,その最新版を適用する。
JIS K 8001 試薬試験方法通則
JIS K 8180 塩酸(試薬)
JIS K 8659 でんぷん(溶性)(試薬)
JIS K 8896 メチルレッド(試薬)
JIS K 8913 よう化カリウム(試薬)
JIS K 8951 硫酸(試薬)
JIS L 0104 テックス方式による糸の表示
JIS L 0105 繊維製品の物理試験方法通則
JIS L 0803 染色堅ろう度試験用添付白布
JIS L 0844 洗濯に対する染色堅ろう度試験方法
JIS L 0849 摩擦に対する染色堅ろう度試験方法
JIS L 1095 一般紡績糸試験方法
JIS Z 8401 数値の丸め方
3. 品質
3.1 外観 外観は,糸むら,よりびり,毛羽などが少なく,色沢が良好で,加工むら及び汚れが目立っ
てはならない。
3.2 つなぎ節 つなぎ節数(1)は,5.2によって試験したとき,表1のとおりとする。
注(1) もろよりのものは,上よりのつなぎ節数とする。
――――― [JIS L 2403 pdf 2] ―――――
2
L 2403 : 2000
表1 つなぎ節数
単位 個/km
糸長 つなぎ節数
100m以下のもの 2.2以下
100mを超え1 000m以下のもの 2.0以下
1 000mを超えるもの 1.0以下
3.3 長さ又は質量 1巻若しくは1かせの長さ又は質量(2)は,5.3又は5.4によって試験したとき,表示
0.20.5 ┰
された値に対し,
注(2) 質量は,絶乾質量に公定水分率 (12.0%) を加えたものとする。
3.4 正量繊度 正量繊度は,5.5によって試験したとき,表示された原糸繊度に対し,±10.0%とする。
3.5 引張強さ 引張強さは,次のとおりとする。
a) 引張強さは,5.6によって試験したとき,原糸繊度と合糸数の組合せによって,表2を満足しなければ
ならない。
表2 麻縫糸
原糸繊度 合 引張強さ 原糸繊度 合 引張強さ
呼び dtex 糸 (最低値) 呼び dtex 糸 (最低値)
数
{原糸番手S} N [{kgf}] 数
{原糸番手S} N [{kgf}]
50/3 330 [{50}] 3 23.6 [{ 2.4}]16/4 1 050 [{16}] 4 113 [{ 11.5}]
40/3 420 [{40}] 31.4 [{ 3.2}]16/5 5 143 [{ 14.5}]
30/3 560 [{30}] 44.2 [{ 4.5}]16/6 6 172 [{ 17.5}]
20/1 840 [{20}] 1 17.7 [{ 1.8}]16/7 7 202 [{ 20.5}]
20/3 3 66.7 [{ 6.8}]16/8 8 231 [{ 23.5}]
20/4 4 89.3 [{ 9.1}]16/9 9 260 [{ 26.5}]
20/5 5 113 [{ 11.5}] 16/10 10 290 [{ 29.5}]
20/6 6 137 [{ 13.9}] 12/1 1 400 [{12}] 1 29.5 [{ 3.0}]
20/7 7 159 [{ 16.2}] 10/1 1 650 [{10}] 34.4 [{ 3.5}]
20/8 8 184 [{ 18.7}] 9/5 1 840 [{ 9}] 5 233 [{ 23.7}]
20/9 9 211 [{ 21.5}] 8/1 2 100 [{ 8}] 1 44.2 [{ 4.5}]
20/10 10 231 [{ 23.5}] 8/2 2 93.2 [{ 9.5}]
17/1 970 [{17}] 1 19.7 [{ 2.0}]8/3 3 141 [{ 14.3}]
16/3 1 050 [{16}] 3 83.4 [{ 8.5}]8/4 4 187 [{ 19.0}]
備考 漂白又は染色したものは,表の引張強さの5%減とし,ろう引加工したものは,表
の引張強さの10%減とし,かつ,それぞれJIS Z 8401によって有効数字3けたに
丸めた値とする。
b) 表中にない原糸繊度と合糸数の組合せのものの引張強さは,5.6によって試験したとき,次の式によっ
て算出した値を,JIS Z 8401によって有効数字3けたに丸めた値以上とする。
1) 同一原糸繊度であって合糸数の異なるものがあるとき
F
F n
ここに, F : 引張強さ (N)
F1 : 当該原糸繊度の片より3本のものの引張強さの最低値 (N)
n : 当該合糸数
2) その他のもの
F2 F2 F3 D1 D2
F n
3 3 3 D3 D2
――――― [JIS L 2403 pdf 3] ―――――
3
L 2403 : 2000
ここに, F : 引張強さ (N)
F2 : 直近の太い原糸繊度の片より3本のものの引張強さの最低値
(N)
F3 : 直近の細い原糸繊度の片より3本のものの引張強さの最低値
(N)
D1 : 当該原糸繊度 (dtex)
D2 : 直近の太い原糸繊度 (dtex)
D3 : 直近の細い原糸繊度 (dtex)
n : 当該合糸数
3.6 引張強さ変動率 引張強さ変動率は,5.7によって試験したとき,13.0%以下とする。
3.7 より数変動率 より数変動率は,5.8によって試験したとき,10.0%以下とする。
3.8 合糸数及びより方向 合糸数及びより方向は,5.9によって試験したとき,表示された合糸数及びよ
り方向と一致しなければならない。
3.9 残留硫酸及び残留塩素 漂白したものについては,5.10によって試験したとき,硫酸又は塩素の残
留が認められてはならない。
3.10 染色堅ろう度 染色堅ろう度は,5.11によって試験したとき,洗濯試験の判定が変退色3級以上,
汚染3級以上であり,かつ,摩擦試験の判定が3級以上でなければならない。
3.11 仕立て 麻縫糸の仕立ては,かせ,玉巻,紙管,プラスチック管などに巻いたものとし,仕立ての
状態は,良好でなければならない。
4. 材料 材料は,縫糸に適した良質の亜麻糸及びラミー糸を使用する。
5. 試験方法
5.1 試験室及び試料の準備 試験室は,原則として標準状態(3)とする。試料は,この試験室内に放置し
て1時間以上の間隔で質量を測定し,その前後の質量差が,後の質量の0.1%以内となったものを用いる。
ただし,試料を標準状態にするには,乾いたほうの状態から吸湿させる。
注(3) IS L 0105の4.1(試験場所)に規定する標準状態とする。
備考 試験室が標準状態に保たれない場合は,試験時の温度及び湿度を付記する。
5.2 つなぎ節 つなぎ節の試験は,試料を10個以上採取し,そのつなぎ節数(1)を数え,次の式によって
算出し,JIS Z 8401によって小数点以下1けたに丸める。
A k
l
ここに, A : つなぎ節数(個/km)
k : 試料のつなぎ節数を合計した数(個)
l : 試料の測定長さを合計してkmに換算した値 (km)
5.3 長さ 長さの試験は,JIS L 1095の9.1(糸長)によって行う。この場合,初荷重は,JIS L 1095の
6.1(初荷重)による。
5.4 質量 質量の試験は,JIS L 1095の9.3(正量)によって行う。
5.5 正量繊度 正量繊度の試験は,20g以上の試料を採取し,5.3によって糸長 (m) を求め,その糸長と
絶乾質量 (g) から次の式によって算出し,JIS Z 8401によって小数点以下1けたに丸める。
12
10 000 m 1
100
D
L n
――――― [JIS L 2403 pdf 4] ―――――
4
L 2403 : 2000
ここに, D : 正量繊度 (dtex)
L : 糸長 (m)
m : 絶乾質量 (g)
12 : 公定水分率 (%)
n : 合糸数
5.6 引張強さ 引張強さの試験は,定速緊張形引張試験機又は定速伸長形引張試験機を用いて,JIS L
1095の9.5(単糸引張強さ及び伸び率)によって行う。この場合,初荷重,つかみ間距離及び引張速度は,
次のとおりとする。
a) 初荷重 5.3と同じ値とする。
b) つかみ間距離 50cm(測定不可能な場合は25cm)とする。
c) 引張速度 30±2cm/minとする。
備考1. 測定回数は,20回以上とし,その平均値をJIS Z 8401によって小数点以下1けたに丸める。
2. 引張強さに用いる試験機は,当分の間,引張強さが従来単位によって表示されたものを使用
してもよい。この場合,引張強さは,1kgf=9.806 65Nの換算率でSI単位に換算し,JIS Z 8401
によって有効数字3けたに丸める。
5.7 引張強さ変動率 引張強さ変動率の試験は,5.6における引張強さの値を用いて,次の式によって算
出する。
(x x) 2
(n )1
Tr 100
x
ここに, Tr : 引張強さ変動率 (%)
x : 5.6によって測定した各々の引張強さ (N)
x : 5.6によって測定した引張強さの平均値 (N)
n : 測定回数
5.8 より数変動率 より数変動率の試験は,JIS L 1095の9.15(より数)によって,つかみ間距離25.4cm
間のより数(4)を測定し,次の式によって算出する。
なお,初荷重は,5.3と同じ値とする。
注(4) もろよりのものについては,上より数とする。
備考 測定回数は,20回以上とする。
(y y) 2
(n )1
Yn 100
y
ここに, Yn : より数変動率 (%)
y : 各測定におけるより数
y : より数の平均値
n : 測定回数
5.9 合糸数及びより方向 合糸数及びより方向の試験は,5.8の試験の際,測定する。
5.10 残留硫酸及び残留塩素
5.10.1 残留硫酸 残留硫酸の試験は,次のとおりとする。
a) 試料約3gを三角フラスコに入れ,これに水(5)100mlを加えてときどき振り混ぜながら2030分間経
過した後,この抽出液5mlを試験管にとり,メチルレッド溶液 (0.02%) (6)0.10.2mlを滴下して着色
の有無を調べる。
注(5) 蒸留水又はイオン交換水を用いる。
――――― [JIS L 2403 pdf 5] ―――――
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JIS L 2403:2000の国際規格 ICS 分類一覧
JIS L 2403:2000の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISK8001:2017
- 試薬試験方法通則
- JISK8180:2015
- 塩酸(試薬)
- JISK8180:2021
- 塩酸(試薬)
- JISK8659:2014
- でんぷん(溶性)(試薬)
- JISK8896:2012
- メチルレッド(試薬)
- JISK8913:2006
- よう化カリウム(試薬)
- JISK8951:2006
- 硫酸(試薬)
- JISL0104:2000
- テックス方式による糸の表示
- JISL0105:2020
- 繊維製品の物理試験方法通則
- JISL0803:2011
- 染色堅ろう度試験用添付白布
- JISL0844:2011
- 洗濯に対する染色堅ろう度試験方法
- JISL0849:2013
- 摩擦に対する染色堅ろう度試験方法
- JISL1095:2010
- 一般紡績糸試験方法
- JISZ8401:2019
- 数値の丸め方