JIS L 3203:2002 規格概要
この規格 L3203は、ジュートフェルトについて規定。
JISL3203 規格全文情報
- 規格番号
- JIS L3203
- 規格名称
- ジュートフェルト
- 規格名称英語訳
- Jute felts
- 制定年月日
- 1966年1月1日
- 最新改正日
- 2017年10月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- 国際規格分類
ICS
- 59.080.30
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- 包装 2020
- 改訂:履歴
- 1966-01-01 制定日, 1969-02-01 確認日, 1972-01-01 確認日, 1975-04-01 確認日, 1978-03-01 改正日, 1982-12-01 確認日, 1984-07-01 改正日, 1990-02-01 確認日, 1995-12-01 改正日, 2002-03-20 改正日, 2007-05-20 確認日, 2012-10-22 確認日, 2017-10-20 確認
- ページ
- JIS L 3203:2002 PDF [9]
L 3203 : 2002
まえがき
この規格は,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。これに
よってJIS L 3203 : 1995は改正され,この規格に置き換えられる。
(pdf 一覧ページ番号 )
――――― [JIS L 3203 pdf 1] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
L 3203 : 2002
ジュートフェルト
Jute felts
序文 この規格は,対応するISO規格はないが,我が国におけるジュートフェルトの品質規格として,1966
年(昭和41年)に制定された。
今回の改正では,引用規格の改正に伴う引用規格の名称を変更し,さらにJIS Z 8301(規格票の様式)に
基づき様式を変更している。
1. 適用範囲 この規格は,ジュートフェルトについて規定する。
2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 1501 玉軸受用鋼球
JIS B 7507 ノギス
JIS B 7512 鋼製巻尺
JIS B 7516 金属製直尺
JIS B 7721 引張試験機−力の検証方法
JIS K 8593 石油エーテル(試薬)
JIS L 0105 繊維製品の物理試験方法通則
JIS Z 8401 数値の丸め方
3. 種類 ジュートフェルトの種類は,用途及び品質によって,表1のとおり区分する。
表1 種類
用途による区分 品質による区分
一般用 1号,2号,3号
緑化用 −
4. 品質 ジュートフェルトの品質は,7.27.9の試験を行ったとき,表2及び表3のとおりとし,製品
には著しい臭気がなく,室温及び約80℃の温度で異臭を出すようなものを含んでいてはならない。
――――― [JIS L 3203 pdf 2] ―――――
2
L 3203 : 2002
表2 一般用の品質
項目 種類 試験方法
1号 2号 3号
密度 g/cm3 0.14以上 0.12以上 0.10以上 7.2
圧縮率 % 10 以下 13 以下 16 以下 7.4
引張強さ N/cm2 10 以上 7.0以上 5.0以上 7.5
反発弾性率 % 20以上 7.6
水分率 % 15以下 7.7
石油エーテル可溶性物質含有率 % 5以下 7.8
きょう雑物混入率 % 5以下 7.9
表3 緑化用の品質
項目 品質 試験方法
単位面積当たりの質量 g/cm2 0.09 以上 7.3
圧縮率 % 10 以下 7.4
引張強さ N 25 以上 7.5
水分率 % 15 以下 7.7
石油エーテル可溶性物質含有率 % 5 以下 7.8
きょう雑物混入率 % 5 以下 7.9
透水係数(参考) 1.0×10−2以上 参考
5. 形状及び寸法
5.1 一般用 一般用の形状は帯状とし,寸法は表4のとおりとする。
表4 一般用の寸法
厚さ mm 幅 mm 長さ m
寸法 許容差 寸法 許容差 寸法 許容差
6 +1.5 1の整数倍
10の整数倍 マイナスは マイナスは
8 −1.0 認めない。 認めない。
10
12
15 +2.0
−1.0
5.2 緑化用 緑化用の形状は,帯状,四角形又は円形とし,寸法は次のとおりとする。
a) 帯状 幅は,10mmの整数倍とし,マイナスは認めない。また,長さは,1mの整数倍とし,マイナス
は認めない。
b) 四角形 縦及び横の長さは,それぞれ10mmの整数倍とし,マイナスは認めない。
c) 円形 直径は,10mmの整数倍とし,マイナスは認めない。
6. 原料及び加工方法 原料は,ジュートを主体とした麻繊維を用い,刺針機によって均整に作る。
7. 試験方法
7.1 試験室,及び試料又は試験片の準備 試験室,及び試料又は試験片の準備は,次のとおりとする。
a) 試験室 試験は,原則として温度20±2℃,相対湿度 (65±2) %の試験室において行う。
なお,試験を温度20±2℃,相対湿度 (65±2) %以外の場所で行う場合は,できる限りこの条件に近
い状態で行い,その温度及び湿度を記録に付記する。
――――― [JIS L 3203 pdf 3] ―――――
3
L 3203 : 2002
b) 試料又は試験片の準備 試料又は試験片は,原則としてJIS L 0105の4.3(試料又は試験片)の(1)(標
準状態)によって恒量にする。ただし,恒量は,試験室中に放置して1時間以上の間隔で質量をはか
り,その前後の質量の差が質量の0.1%以内となった状態とする。
なお,試料の調整を行わない場合は,未調整である旨を記録に付記する。
7.2 密度 密度の試験は,次のとおり行う。
a) 試料から一辺が9001 000mmの正方形の試験片を採取し(1),7.10によって厚さを測定する。
注(1) この試験片は,7.10の厚さの試験の試験片と併用してもよい。
b) 幅及び長さを試験片の異なる3か所について,JIS B 7516に規定する定規又はこれと同等以上の精度
がある測定器を用いて1mmまで測定し,平均値を算出し,JIS Z 8401によって整数に丸める。
c) 質量を1gまで測定する。
d) 次の式によって密度を算出し,JIS Z 8401によって小数点以下2けたに丸める。
m
103
d b L
ここに, 密度 (g/cm3)
m : 試験片の質量 (g)
d : 試験片の厚さの平均値 (mm)
b : 試験片の幅の平均値 (mm)
L : 試験片の長さの平均値 (mm)
7.3 単位面積当たりの質量 単位面積当たりの質量の試験は,次のとおり行う。
a) 試料から一辺が9001 000mmの正方形の試験片を採取し(2),幅及び長さ,又は直径を試験片の異な
る3か所について,JIS B 7516に規定する定規又はこれと同等以上の精度がある測定器を用いて1mm
まで測定し,平均値を算出し,JIS Z 8401によって整数に丸める。
注(2) 9001 000mmの正方形の試験片が採取できない場合は,試料そのものを試験片とする。
b) 質量を1gまで測定する。
c) 次の式によって単位面積当たりの質量を算出し,JIS Z 8401によって小数点以下2けたに丸める。
m m
10 2 又は 102
D L R2
4
ここに, 拿 単位面積当たりの質量 (g/cm2)
m : 試験片の質量 (g)
D : 試験片の幅の平均値 (mm)
L : 試験片の長さの平均値 (mm)
R : 試験片の直径の平均値 (mm)
7.4 圧縮率 圧縮率の試験は,次のとおり行う。
a) 試料から一辺が9001 000mmの正方形の試験片を採取し(3),硬質水平板の上に置く。
注(3) 9001 000mmの正方形の試験片が採取できない場合は,異なる5か所の厚さの測定が可能な試
料数を用意し,これを試験片とする。
b) 7.10によって試験片の厚さを測定する。
なお,緑化用は,7.10に準じて厚さを測定する。
c) 質量6.0kg,大きさ150mm×150mmの金属板を用い,7.10と同じ方法で,異なる5か所で厚さを測定
――――― [JIS L 3203 pdf 4] ―――――
4
L 3203 : 2002
する。
d) 次の式によって圧縮率を算出し,JIS Z 8401によって整数に丸める。
d d1
kR 100
d
ここに, kR : 圧縮率 (%)
d : 7.10の方法で求めた試験片の厚さの平均値 (mm)
d1 : 6.0kgの金属板を載せたときの厚さの平均値 (mm)
7.5 引張強さ 引張強さは,次のとおり行う。
a) 試料から試験片を次のとおり採取する。
1) 試料が帯状の場合 試料の幅及び長さ方向から幅50mm,長さ100mm以上の試験片をそれぞれ5個
採る。
2) 試料が四角形の場合 試料5個を用意し,試料の幅とみなした方向及び長さ方向から幅50mm,長
さ100mm以上の試験片をそれぞれ2個ずつ採る。
なお,一つの試料から幅及び長さ方向に試験片がとれないときは,試料10個を用意し,それぞれ
の試料から試験片を1個ずつ採取してもよい。
3) 試料が円形の場合 試料5個を用意し,試料の任意の方向及びこれと直角になる方向(4)から幅50mm,
長さ100mm以上の試験片をそれぞれ2個ずつ採る。
なお,一つの試料から試験片が2個とれないときは,試料10個を用意し,それぞれの試料から試
験片を1個ずつ採取してもよい。
注(4) 任意の方向を幅方向とし,これと直角の方向を長さ方向とする。
b) 試験片を引張試験機(5)につかみ間隔を100mmとして取り付け,150mm/min又は200mm/minの引張速
度で荷重を加え,最大荷重を1Nまではかる。
注(5) 引張試験機の検証は,JIS B 7721に規定する方法によって行う。
c) )1)の場合は,次の式によって引張強さを算出し,幅方向の試験片5個及び長さ方向の試験片5個
のそれぞれの平均値を算出し,JIS Z 8401によって有効数字2けたに丸め,弱い方向の値を引張強さ
とする。ただし,幅方向及び長さ方向の2方向から試験片を採取できなかった場合は,10個の引張強
さの平均値とする。
F
F
A
ここに, F : 引張強さ (N/cm2)
F' : 最大荷重 (N)
A : 試験片の断面積(6)(cm2)
注(6) 断面積は,7.10で求めた厚さに1mmまではかった幅を乗じて求める。
備考 引張荷重が従来単位によって表示された引張試験機を使用した場合は,最大荷重を1kgf=9.806
65NでSI単位に換算し,JIS Z 8401によって有効数字2けたに丸める。
d) )の2)又は3)の場合は,幅方向の試験片5個及び長さ方向の試験片5個のそれぞれの平均値を算出し,
JIS Z 8401によって有効数字2けたに丸め,弱い方向の値を引張強さとする。ただし,幅方向及び長
さ方向の2方向から試験片を採取できなかった場合は,10個の引張強さの平均値とする。
備考 引張荷重が従来単位によって表示された引張試験機を使用した場合は,最大荷重を1kgf=9.806
――――― [JIS L 3203 pdf 5] ―――――
次のページ PDF 6
JIS L 3203:2002の国際規格 ICS 分類一覧
JIS L 3203:2002の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB1501:2009
- 転がり軸受―鋼球
- JISB7507:2016
- ノギス
- JISB7512:2018
- 鋼製巻尺
- JISB7516:2005
- 金属製直尺
- JISB7721:2018
- 引張試験機・圧縮試験機―力計測系の校正方法及び検証方法
- JISK8593:2015
- 石油エーテル(試薬)
- JISL0105:2020
- 繊維製品の物理試験方法通則
- JISZ8401:2019
- 数値の丸め方