この規格ページの目次
JIS Q 13315-2:2017 規格概要
この規格 Q13315-2は、コンクリート,プレキャストコンクリート及びコンクリート構造物のライフサイクルアセスメント(LCA)を実施するために必要なシステム境界の決定,インベントリデータの取得に関する一般的枠組み,原則及び要求事項について規定。
JISQ13315-2 規格全文情報
- 規格番号
- JIS Q13315-2
- 規格名称
- コンクリート及びコンクリート構造物に関する環境マネジメント―第2部 : システム境界及びインベントリデータ
- 規格名称英語訳
- Environmental management for concrete and concrete structures -- Part 2:System boundary and inventory data
- 制定年月日
- 2017年2月25日
- 最新改正日
- 2017年2月25日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- ISO 13315-2:2014(IDT)
- 国際規格分類
ICS
- 13.020.10, 91.080.40, 91.100.30
- 主務大臣
- 経済産業,国土交通
- JISハンドブック
- 環境マネジメント 2020
- 改訂:履歴
- 2017-02-25 制定
- ページ
- JIS Q 13315-2:2017 PDF [29]
Q 13315-2 : 2017 (ISO 13315-2 : 2014)
pdf 目 次
ページ
- 序文・・・・[1]
- 1 適用範囲・・・・[2]
- 2 引用規格・・・・[2]
- 3 用語及び定義・・・・[3]
- 4 システム境界・・・・[3]
- 4.1 一般・・・・[3]
- 4.2 構成材料・・・・[4]
- 4.3 鉄筋・鉄骨及びPC鋼材・・・・[8]
- 4.4 型枠,支保工及び重機・・・・[9]
- 4.5 コンクリート・・・・[10]
- 4.6 プレキャストコンクリート・・・・[11]
- 4.7 コンクリート構造物の施工・・・・[12]
- 4.8 コンクリート構造物の使用・・・・[14]
- 4.9 コンクリート及びコンクリート構造物の最終段階・・・・[15]
- 5 インベントリデータ・・・・[17]
- 5.1 一般・・・・[17]
- 5.2 構成材料・・・・[18]
- 5.3 鉄筋・鉄骨及びPC鋼材・・・・[21]
- 5.4 型枠,支保工及び重機・・・・[22]
- 5.5 コンクリートの製造・・・・[23]
- 5.6 コンクリート構造物の施工・・・・[23]
- 5.7 コンクリート構造物の使用・・・・[24]
- 5.8 コンクリート及びコンクリート構造物の最終段階・・・・[25]
- 6 クリティカルレビュー及びその保管・・・・[26]
- 参考文献・・・・[27]
(pdf 一覧ページ番号 1)
――――― [JIS Q 13315-2 pdf 1] ―――――
Q 13315-2 : 2017 (ISO 13315-2 : 2014)
まえがき
この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,公益社団法人日本コンクリート工学会(JCI)
及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を制定すべきとの申出
があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣及び国土交通大臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)であ
る。この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣,国土交通大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の
特許出願及び実用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
JIS Q 13315の規格群には,次に示す部編成がある。
JIS Q 13315-1 第1部 : 一般原則
JIS Q 13315-2 第2部 : システム境界及びインベントリデータ
(pdf 一覧ページ番号 2)
――――― [JIS Q 13315-2 pdf 2] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
Q 13315-2 : 2017
(ISO 13315-2 : 2014)
コンクリート及びコンクリート構造物に関する環境マネジメント−第2部 : システム境界及びインベントリデータ
Environmental management for concrete and concrete structures- Part 2: System boundary and inventory data
序文
この規格は,2014年に第1版として発行されたISO 13315-2を基に,技術的内容及び構成を変更するこ
となく作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
コンクリートは,土木構造物及び建築物を含む社会基盤の建設に不可欠な材料である。こうした社会基
盤の建設には膨大な量の資源が用いられ,これらの構造物が解体されると,大量のコンクリート塊が発生
する。したがって,コンクリートは,資源消費だけでなく将来の廃棄物発生の面から循環型社会形成に重
大な影響を及ぼす材料であるとみなし得る。その一方で,建築及び土木に関係する活動から,温室効果ガ
スであるCO2が大量に排出される。コンクリート部門が,セメント及びコンクリートの製造・運搬及びコ
ンクリート構造物の建設によって,全体のCO2の10 %強(ISO 13315-2では510 %と記載)を排出して
いると思われる。
注記 セメント : 4 300 00 kt×0.8(クリンカー率)×0.8CO2-t/t=2 750 000 kt
鋼 : 1 500 000 kt×0.3(コンクリート構造物利用割合)×1.8CO2-t/t=810 000 kt
運搬など : (27.5+8.1)×0.2=324 000 kt
総量 : 27.5+8.1+3.24=3 880 000 kt
割合 : 38.8/320=12 %
一方で,コンクリートはCO2を吸収する。
したがって,コンクリートは資源循環問題及び地球温暖化問題を解決することにおいて重要な役割を果
たさなければならない。また,コンクリート及びその構成材料の運搬,並びにコンクリート構造物の建設
及び解体においては,大気汚染物質の排出,騒音・振動,及びその他の影響に配慮しなければならない。
セメント及び骨材の製造,コンクリートの製造・運搬,並びにコンクリート構造物の建設,使用,及び
解体のライフサイクルの各段階において,最適な環境影響緩和技術の適用及び環境配慮製品の利用は,コ
ンクリート構造物の重要な課題となる。それらの課題に対処するには,ライフサイクルインベントリ解析
(LCI)及びライフサイクルアセスメント(LCA)を用いて,コンクリート及び構造形態の違いによる環
境影響を比較する必要がある。LCI及びLCAは,同じ条件の下で実施しなければならない。換言すれば,
評価のための時間及び空間の範囲を明確に定め,その範囲にインプットされる資源,エネルギー,構成材
料,及び構成部材のタイプ及びその量とともに,その範囲内の活動の結果としてアウトプットされる製品
――――― [JIS Q 13315-2 pdf 3] ―――――
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Q 13315-2 : 2017 (ISO 13315-2 : 2014)
及び構造物,並びに発生する副産物,排出される廃棄物,及びその他の排出物を定量的に把握することが
重要である。
図1に示すように,評価するシステムとその外の領域との境界を“システム境界”と呼ぶ。評価システ
ムとその外の領域の間の入出力データは“インベントリデータ”と呼ぶ。LCI及びLCAを実施する場合,
システム境界を定め,インベントリデータを定量的に求める必要がある。この規格は,システム境界を定
め,インベントリデータを求めるための基本ルールを規定する。
システム境界
コンクリート及びコンクリート構造物のライフサイクルの全体又は一部
構成材料の製造 インベントリデータ
コンクリートの製造 (アウトプット)
インベントリデータ構成材料又はコンクリートの運搬
(インプット) コンクリート構造物の施工 製品,構造物,
コンクリート構造物の運用 副産物,環境負荷のある廃棄物
資源及びエネルギー コンクリート構造物のメンテナンス
材料及び構成部材 コンクリート構造物のレメディアルアクティビティ
コンクリート構造物の解体
コンクリート廃棄物のリサイクル及び廃棄
図1−システム境界及びインベントリデータ
1 適用範囲
この規格は,コンクリート,プレキャストコンクリート及びコンクリート構造物のライフサイクルアセ
スメント(LCA)を実施するために必要なシステム境界の決定,インベントリデータの取得に関する一般
的枠組み,原則及び要求事項について規定する。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 13315-2:2014,Environmental management for concrete and concrete structures−Part 2: System
boundary and inventory data(IDT)
なお,対応の程度を表す記号“IDT”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“一致している”こ
とを示す。
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS Q 13315-1 コンクリート及びコンクリート構造物に関する環境マネジメント−第1部 : 一般原則
注記 対応国際規格 : ISO 13315-1,Environmental management for concrete and concrete structures −
Part 1: General principles
JIS Q 14025 環境ラベル及び宣言−タイプIII環境宣言−原則及び手順
注記 対応国際規格 : ISO 14025,Environmental labels and declarations−Type III environmental
declarations−Principles and procedures
JIS Q 14050 環境マネジメント−用語
注記 対応国際規格 : ISO 14050,Environmental management−Vocabulary
――――― [JIS Q 13315-2 pdf 4] ―――――
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Q 13315-2 : 2017 (ISO 13315-2 : 2014)
3 用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS Q 13315-1及びJIS Q 14050によるほか,次による。
3.1
データ収集境界(data collection boundary)
データを収集すべき範囲とそれ以外の範囲との境界。
3.2
インプット(input)
システム境界に入ってくる資源,エネルギー,材料又は構成部材。
3.3
インベントリデータ(inventory data)
ライフサイクルアセスメント(LCA)において考慮すべき事項及びそれに対応する定量的計数のセット。
3.4
アウトプット(output)
システム境界から出て行く製品,副産物,大気及び水への排出物,廃棄物,並びにその他の物質。
3.5
システム境界(system boundary)
評価対象のシステムとそれ以外との境界であり,どの単位プロセスが評価対象システムに含まれるかを
示すもの。
3.6
インベントリデータ原単位(unit-based inventory data)
単位時間,単位質量,単位長さ,単位面積,単位容積などに対するインベントリデータ。
4 システム境界
4.1 一般
コンクリート又はコンクリート構造物のLCAを実施するにあたっては,システム境界を設定する。シス
テム境界の設定とは,LCAの対象範囲を定めることに相当する。複数の選択肢を比較する場合には,シス
テム境界は,全ての選択肢で同一とする。インベントリデータの取得が難しい場合,又はコスト的な制約
がある場合には,対象データをシステム境界から除外してもよいが,除外した旨を明記する。
システム境界の設定にあたっては,考慮すべきライフサイクルの段階及び地理的なシステムの範囲を適
切に定義する。
コンクリート及びコンクリート構造物のシステム境界は,“ゆりかごから出口まで”又は“ゆりかごから
墓場まで”のいずれかの原則によって定める。また,コンクリートの構成材料であるセメント,水,混和
材,混和剤,及び骨材の製造,補強用鋼材の製造,コンクリートの製造,コンクリート構造物の施工,コ
ンクリート構造物の使用,コンクリート構造物の解体,コンクリート部材の再使用,解体コンクリートの
リサイクル,廃棄などの活動において考慮すべき範囲をシステム境界として明確に示す。
コンクリートの製造,又はコンクリート構造物の施工,使用,解体,及びリサイクルに必要な機器・重
機の製造に関わる環境負荷については,通常,システム境界内に含めない。
機器・重機の製造に関わる環境負荷を特に考慮する必要があるとみなされる場合には,二重計上及び漏
れが起こらないように注意する。
販売・管理などのように,各材料の製造及びコンクリート構造物の施工に間接的に関わる活動は,シス
――――― [JIS Q 13315-2 pdf 5] ―――――
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JIS Q 13315-2:2017の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 13315-2:2014(IDT)
JIS Q 13315-2:2017の国際規格 ICS 分類一覧
- 91 : 建設材料及び建築物 > 91.100 : 建設材料 > 91.100.30 : コンクリート及びコンクリート製品
- 13 : 環境.健康予防.安全 > 13.020 : 環境保護 > 13.020.10 : 環境マネジメント
JIS Q 13315-2:2017の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISQ13315-1:2017
- コンクリート及びコンクリート構造物に関する環境マネジメント―第1部:一般原則
- JISQ14025:2008
- 環境ラベル及び宣言―タイプIII環境宣言―原則及び手順
- JISQ14050:2012
- 環境マネジメント―用語