JIS S 0021-2:2018 包装―アクセシブルデザイン―開封性

JIS S 0021-2:2018 規格概要

この規格 S0021-2は、包装のアクセシブルデザインに関する開封性について規定。

JISS0021-2 規格全文情報

規格番号
JIS S0021-2 
規格名称
包装―アクセシブルデザイン―開封性
規格名称英語訳
Packaging -- Accessible design -- Ease of opening
制定年月日
2018年2月20日
最新改正日
2018年2月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 17480:2015(IDT)
国際規格分類

ICS

55.020
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
包装 2020, 高齢者・障害者等 2018
改訂:履歴
2018-02-20 制定
ページ
JIS S 0021-2:2018 PDF [44]
                                                                 S 0021-2 : 2018 (ISO 17480 : 2015)

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[2]
  •  4 開封性に関するアクセシブルデザイン・・・・[3]
  •  5 開封性の評価・・・・[4]
  •  6 適合性・・・・[5]
  •  附属書A(参考)開封方式の例・・・・[6]
  •  附属書B(参考)計測機器を用いた評価方法の例・・・・[9]
  •  附属書C(参考)人間の力及び器用さと開封との関係・・・・[16]
  •  附属書D(参考)開封性に関する消費者パネル試験・・・・[21]
  •  附属書E(参考)人間の認知力と包装の開封性との関係・・・・[28]
  •  附属書F(参考)設計者向けチェックリスト・・・・[34]
  •  附属書G(参考)この規格に適合するためのチェックリスト・・・・[38]
  •  参考文献・・・・[41]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS S 0021-2 pdf 1] ―――――

S 0021-2 : 2018 (ISO 17480 : 2015)

まえがき

  この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,公益社団法人日本包装技術協会(JPI)及び
一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を制定すべきとの申出があ
り,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)である。
これによって,JIS S 0022:2001は廃止され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS S 0021-2 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
S 0021-2 : 2018
(ISO 17480 : 2015)

包装−アクセシブルデザイン−開封性

Packaging-Accessible design-Ease of opening

序文

  この規格は,2015年に第1版として発行されたISO 17480を基に,技術的内容及び構成を変更すること
なく作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で点線の下線を施してある参考事項は,対応国際規格にはない事項である。
現代の高齢化した世界では,高齢者及び障害者が社会に完全かつ実質的に参加するという意識がますま
す高まっている。世界の包装産業が直面している共通の挑戦すべき課題は,高齢者及び障害者を含むより
多くの人にとって開けやすい包装を開発することである。
包装の開封性は,包装された製品の有用性に更に価値を加える。包装を設計するときには,密封性能に
加え,開けやすい機能について今まで以上に考慮する必要がある。開けやすさの程度及び開封の満足度は,
年齢,性別,身体能力,特徴などによって大きく変化する可能性があるが,この規格は,包装の開封性を
向上させるための必須事項をアクセシブルデザインの観点から規定する。

1 適用範囲

  この規格は,包装のアクセシブルデザインに関する開封性について規定する。また,この規格は,特別
な機械的手段を必要としない,再封可能及び再封不可能な消費者包装に適用し,開封位置,開封方法及び
評価方法(機器による評価及び使用者による評価)を含む開封性の設計面を取り扱うことから,主として
包装の設計者,開発者及び評価者を対象とする。ただし,それ以外の専門分野にとっても有益である。
なお,安全性又はその他の理由のために規制を受ける製品(例えば,毒物,危険物,医療品,医療器具
など)については,それらに関する規則が優先する。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 17480:2015,Packaging−Accessible design−Ease of opening(IDT)
なお,対応の程度を表す記号“IDT”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“一致している”こ
とを示す。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。この引用
規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS Z 0108 包装−用語
注記 対応国際規格 : ISO 21067,Packaging−Vocabulary(MOD)

――――― [JIS S 0021-2 pdf 3] ―――――

2
S 0021-2 : 2018 (ISO 17480 : 2015)

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS Z 0108によるほか,次による。
3.1
消費者包装(consumer packaging)
小売の段階で最終使用者又は最終消費者への販売単位(内容物を含む。)を構成する包装。
3.2
開けやすさ(openability)
人的要因(例えば,力,器用さ及び認知力)に関して,包装の内容物をどれだけ容易に取り出せるかを
表す程度。
注記 開けにくい包装は,内容物を取り出しづらいと思われる包装。
3.3
強さ(strength)
意図した作業を完了するために必要な力。
3.4
器用さ(dexterity)
使用者が対象物を操作し,取り扱える程度。
3.5
認知力(cognition)
使用者が適切な情報を意図されたとおりに理解できる程度。
3.6
計測機器を用いる評価(instrument-based evaluation)
物理的試験における強さ及びトルクのように,定量化されたデータを得るために計測機器を用いて行う
評価。
3.7
使用者による評価(user-based evaluation)
計測機器を用いるか否かにかかわらず,使用者を関与させる方法を用いて,使用者の感覚的,身体的及
び認識力の側面を手掛かりとする評価。
3.8
再封可能な包装(reclosable package)
最初の開封後,同様の安全度で再封することができ,安全性を損なうことなく全内容物を取り出すため
に十分な回数にわたって使用することができる包装。
3.9
プルタブ包装(pull tab package)
包装の上面又は側面に取り付けられたリングを引くことによって,開封することができる包装。
注記 フルオープンタブ包装,ステイオンタブ包装及びその他のタブ付き包装の総称。
3.10
フルオープンタブ包装(full-open tab package)
タブを引くことによって,蓋を完全に開封することができる包装。

――――― [JIS S 0021-2 pdf 4] ―――――

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S 0021-2 : 2018 (ISO 17480 : 2015)
3.11
ステイオンタブ包装(stay-on tab package)
開封した後も本体から離脱しない構造のタブを引くことによって,開封することができる包装。

4 開封性に関するアクセシブルデザイン

4.1   一般
4.1.1 使用状況
包装設計は,包装の使用状況を包含したものでなければならない。次の点を配慮することが望ましい。
− 主たる目標を明らかにする(例えば,内容物を取り出すこと)。
− 意図された目標を達成するために必要な作業を明らかにする(例えば,握る,持ち上げる,引っ張る
など)。
− 対象とする使用者を特定する。その場合に,身体的特性,心理的特性及び文化的特性の多様性に配慮
する。
− 包装が使用される環境を特定することが望ましい。目標達成の実効性に重大な影響を及ぼす可能性が
高い物理的環境又は社会的環境の特性を配慮することが望ましい。
4.1.2 開封強さ
包装の開封強さの設定値は,対象とする使用者が達成可能な値でなければならない。この強さは,包装
の密封性を低下させない範囲で, できる限り低くすることが望ましい。使用者の開封力に関する情報を,
附属書Cに示す。
4.1.3 器用さ
包装の開封機構は,使用者が容易に操作できるように可能な限り幅広い特性をもつよう設計しなければ
ならない。使用者の器用さに関する情報を,附属書Cに示す。
4.1.4 認知力
包装の開封方法は,使用者が容易に理解できるように設計しなければならない。使用者の触覚,視覚な
どに配慮することが望ましい。使用者の認知的,視覚的及び触覚的な側面に関する情報を,附属書Eに示
す。
4.2 具体的配慮事項
注記 開封方式は,特に規定はしていないが,参考として,開封方法の事例を附属書Aに示す。
4.2.1 開封位置
包装の開封位置は,使用者が容易に確認でき,また,使用方法は容易に理解できるものでなければなら
ない。この要求事項は,次の設計上の配慮事項を適用することによって達成される。
− 開封位置は,文字及び絵文字のようなイメージを用いた視覚的表現によって区別する。
− 視覚的マーキングは,色,書体の大きさ,書体の種類などを適切に組み合わせて設計する。
− 開封位置は,形状,切欠き,エンボス,質感などを用いた触知可能なマーキングによって区別する。
注記 使用者の認知的,視覚的及び触覚的な側面に関する情報を,附属書Eに示す。
4.2.2 開封方法及び開封機構
包装の開封方法及び開封機構は,使用者が特定が容易で直感的に理解できるものでなければならない。
この要求事項は,次の設計上の配慮事項を適用することによって達成される。
− 包装の開封方法及び開封機構が明らかでない場合には,開封方法及び開封機構(回す,引き裂く,
がす,引く,押すなど)をはっきり表示する。

――――― [JIS S 0021-2 pdf 5] ―――――

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