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JIS S 0021-3:2020 規格概要
この規格 S0021-3は、消費者包装に用いられる情報及び表示のアクセシブルデザインに関する要求事項及び推奨事項について規定。
JISS0021-3 規格全文情報
- 規格番号
- JIS S0021-3
- 規格名称
- 包装―アクセシブルデザイン―情報及び表示
- 規格名称英語訳
- Packaging -- Accessible design -- Information and marking
- 制定年月日
- 2020年2月20日
- 最新改正日
- 2020年2月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- ISO 19809:2017(IDT)
- 国際規格分類
ICS
- 55.020
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- ‐
- 改訂:履歴
- 2020-02-20 制定
- ページ
- JIS S 0021-3:2020 PDF [19]
S 0021-3 : 2020 (ISO 19809 : 2017)
pdf 目 次
ページ
- 序文・・・・[1]
- 1 適用範囲・・・・[1]
- 2 引用規格・・・・[2]
- 3 用語及び定義・・・・[2]
- 4 包装に用いられる情報及び表示のアクセシビリティを高めるための設計上の配慮事項・・・・[3]
- 5 情報及び表示の評価・・・・[9]
- 6 適合性・・・・[9]
- 附属書A(参考)人間の機能障害の種類・・・・[10]
- 附属書B(参考)触覚表示の適切な大きさ・・・・[12]
- 附属書C(参考)設計者向けチェックリスト・・・・[13]
- 附属書D(参考)この規格に適合するためのチェックリスト・・・・[15]
(pdf 一覧ページ番号 1)
――――― [JIS S 0021-3 pdf 1] ―――――
S 0021-3 : 2020 (ISO 19809 : 2017)
まえがき
この規格は,産業標準化法第12条第1項の規定に基づき,公益社団法人日本包装技術協会(JPI)及び
一般財団法人日本規格協会(JSA)から,産業標準原案を添えて日本産業規格を制定すべきとの申出があ
り,日本産業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本産業規格である。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本産業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
(pdf 一覧ページ番号 2)
――――― [JIS S 0021-3 pdf 2] ―――――
日本産業規格 JIS
S 0021-3 : 2020
(ISO 19809 : 2017)
包装−アクセシブルデザイン−情報及び表示
Packaging-Accessible design-Information and marking
序文
この規格は,2017年に第1版として発行されたISO 19809を基に,技術的内容及び構成を変更すること
なく作成した日本産業規格である。
なお,この規格で点線の下線を施してある参考事項は,対応国際規格にはない事項である。
現代の高齢化・福祉社会では,高齢者及び障害者が対等な立場で社会に完全かつ効果的に参加するとい
う意識がますます高まっている。世界の包装産業が直面している共通の課題は,製品の使用及び購入のた
めに必要で,高齢者及び障害者を含むより多くの人にとって分かりやすい,明確な情報及び表示に配慮し
た包装を開発することである。
包装における情報及び表示は,安全・安心を確実にするだけでなく,高齢者及び障害者向けの製品の価
値も高める。包装には正確かつ適切な情報を確実に伝達することが期待されるため,その設計に当たって
は高齢者及び障害者の製品に対するアクセシビリティを高めることを,これまで以上に配慮する必要があ
る。このような人たちは,ラベル表示又はスマートフォンで読み取るQRコードのような情報技術によっ
て伝えられる情報を入手し理解することが困難な場合がある。
年齢,感覚,認知機能など人間の機能によって,情報及び表示の理解の度合が大きく異なる可能性があ
ることを念頭に,この規格は,ISO/IEC Guide 71 [12]及びISO/TR 22411 [8]に示されている概念と目標から,
包装における情報及び表示へのアクセシビリティを高めるために不可欠なポイントを取り扱う。
1 適用範囲
この規格は,消費者包装に用いられる情報及び表示のアクセシブルデザインに関する要求事項及び推奨
事項について規定する。
この規格は,感覚及び認知機能に配慮することによって,消費者包装を機能に大きな差のある様々な人々
にとって利用しやすいものにするために必要な情報及び表示を設計又は表示する際の配慮事項及び方法に
ついて規定する。
この規格は,消費者包装に表示されるあらゆる種類の情報及び表示に適用する。ただし,この規格は,
医療用品,医療機器に関する情報及び表示(不正開封の確認を含む。)には適用しない。
この規格が定める設計上の配慮事項及び方法は,主として包装の設計者,開発者及び評価者に向けたも
のである。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 19809:2017,Packaging−Accessible design−Information and marking(IDT)
なお,対応の程度を表す記号“IDT”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“一致している”こ
とを示す。
――――― [JIS S 0021-3 pdf 3] ―――――
2
S 0021-3 : 2020 (ISO 19809 : 2017)
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS Z 0108 包装−用語
注記 対応国際規格 : ISO 21067-1,Packaging−Vocabulary−Part 1: General terms(MOD)
JIS Z 9101 図記号−安全色及び安全標識−安全標識及び安全マーキングのデザイン通則
注記 対応国際規格 : ISO 3864-1,Graphical symbols−Safety colours and safety signs−Part 1: Design
principles for safety signs and safety markings(IDT)
ISO 8317,Child-resistant packaging−Requirements and testing procedures for reclosable packages
ISO 17351,Packaging−Braille on packaging for medicinal products
3 用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS Z 0108によるほか,次による。
3.1
認知機能(cognition)
使用者が,適切な情報を意図されたとおりに理解することができる程度(JIS S 0021-2の3.5 [6]参照)。
3.2
消費者包装(consumer packaging)
小売の段階で最終使用者又は最終消費者への販売単位を構成する(内容物が入った状態の)包装(JIS S
0021-2の3.1 [6]参照)。
3.3
使用状況(context of use)
指定された使用者,目標,課題,資源及び環境の組合せ。
注記 使用状況において定義される環境は,技術的,物理的,社会的及び組織的環境を含む(ISO
9241-11:1998の3.5 [2] 参照)。
3.4
計測機器による評価(instrument-based evaluation)
データを得るために計測装置を用いる評価。
3.5
使用者による評価(user-based evaluation)
使用者が参加する試験方法を用いて,使用者の感覚,身体的側面及び認知的側面に対する情報を与える
評価方法。計測装置を使用する場合と使用しない場合とがある。
3.6
触覚情報(tactile information)
触れることによって生じる人間の感覚情報。
注記 接触による感覚には受動的触知と能動的触知の2種類がある。この規格では,触覚情報は両方
を意味する。
――――― [JIS S 0021-3 pdf 4] ―――――
3
S 0021-3 : 2020 (ISO 19809 : 2017)
4 包装に用いられる情報及び表示のアクセシビリティを高めるための設計上の配慮事項
4.1 設計に関する一般的配慮事項
4.1.1 多様な使用者及び使用状況に対する配慮
包装に用いられる情報及び表示の設計は,使用者及び使用状況が多岐にわたることを配慮しなければな
らない。多様な使用者には,年齢,性別,人間の機能(感覚,身体及び認知機能),言語,生活様式及び文
化の異なる使用者が含まれる。多様な使用状況には,様々な物理的環境(照明,熱的条件),従事する作業,
社会的環境及び組織的環境の違いが含まれる。
人間の感覚機能,身体的機能,認知機能の障害及びそれらがもたらす影響,並びに加齢がもたらす影響
を附属書Aに示す。
4.1.2 代わりの提示方法又は複数の提示方法の使用
包装に用いられる情報及び表示は,障害のために一部の情報を入手することができない使用者のために,
少なくとも2種類の方法で提示することが望ましい。アクセシビリティを高めるため,可能な場合にはい
つも複数の異なる提示方法を用いることが望ましい。ここでいう異なる方法とは,異なる感覚入出力,同
じ感覚機能に含まれる複数の提示方法(例 色及び記号),異なる提示方法(例 印刷された文字及び聴
覚情報)などである。
配慮が必要な主な事項を次に示す。
− 印刷された視覚情報の一部又は全体を触覚又は聴覚情報によって表示する。
例1 印刷された情報の一部を表すために,容器外側に施されたぎざぎざ状の触覚記号によって洗
髪料を識別する(JIS S 0021 [3]参照)。
− 文字及び記号だけで表示された視覚情報が表す意味の違いを区別するため,色による情報を追加する
(又はその逆)。
例2 “ここを開ける”という文字情報に加えて,背景とは異なる色で開封位置を表示する。
− 文字だけで表示される情報に加えて,記号及び絵文字を表示する(又はその逆)。
例3 “ここを開ける”という文字情報に加えて,はさみの絵を用いて開封位置を表示する。
− 印刷された情報に加えて,ICT情報を提示する。
例4 包装情報のバーコード又はICTタグ。
4.1.3 単純かつ明快な情報の使用
包装に用いられる情報及び表示は,高齢者並びに視覚及び認知機能に障害のある人がその意味を正確か
つ直感的に理解できるような,単純かつ包括的なものでなければならない。誤解及び誤認を引き起こす曖
昧な情報及び表示は避けなければならない。
配慮事項として次の点を挙げることができるが,これら以外についても配慮することができる。
− 共通の言葉,フレーズ,記号及び絵文字による一貫性のある表現を用いる。
− 情報の優先レベルに応じて,できる限り少ない情報を選択する。
− 提示するときには,情報の分類又は序列化を用いる。
− 長い複雑な文章ではなく,図形記号又は絵文字を用いる。
4.1.4 重要な情報及び表示の強調
重要な情報及び表示は,的確な識別及び使用のために様々な特性を用いて周囲の領域から際立たせるこ
とによって,明確に表示しなければならない。
配慮事項として次の点を挙げることができるが,これら以外についても配慮することができる。
− 隣接する領域とは異なる色を用いる。
――――― [JIS S 0021-3 pdf 5] ―――――
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JIS S 0021-3:2020の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 19809:2017(IDT)
JIS S 0021-3:2020の国際規格 ICS 分類一覧
JIS S 0021-3:2020の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISZ0108:2012
- 包装―用語
- JISZ9101:2018
- 図記号―安全色及び安全標識―安全標識及び安全マーキングのデザイン通則