JIS T 6103:2005 歯科用ステンレス鋼線

JIS T 6103:2005 規格概要

この規格 T6103は、この規格は,歯科で用いるステンレス鋼線(以下,ステンレス鋼線という。)について規定する。

JIST6103 規格全文情報

規格番号
JIS T6103 
規格名称
歯科用ステンレス鋼線
規格名称英語訳
Stainless steel wires for dental use
制定年月日
1956年8月17日
最新改正日
2019年10月25日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

11.060.10
主務大臣
厚生労働
JISハンドブック
医療機器 IV 2018
改訂:履歴
1956-08-17 制定日, 1959-07-25 確認日, 1962-12-01 改正日, 1966-05-01 確認日, 1969-05-06 確認日, 1973-02-28 確認日, 1976-08-01 改正日, 1980-01-12 確認日, 1987-03-27 改正日, 1994-02-17 改正日, 2005-03-25 改正日, 2009-10-01 確認日, 2014-10-25 確認日, 2019-10-25 確認
ページ
JIS T 6103:2005 PDF [5]
                                                                                   T 6103 : 2005

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,日本歯科材料工業
協同組合(JDMA)/財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正すべきと
の申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,厚生労働大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。
これによって,JIS T 6103:1994は改正され,この規格に置き換えられる。
この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の
実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。厚生労働大臣及び日本工業標準調査会
は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新
案登録出願にかかわる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS T 6103 pdf 1] ―――――

T 6103 : 2005

pdf 目 次

ページ

  •  1. 適用範囲・・・・[1]
  •  2. 引用規格・・・・[1]
  •  3. 種類・・・・[1]
  •  4. 品質・・・・[1]
  •  4.1 生体適合性・・・・[1]
  •  4.2 外観・・・・[1]
  •  4.3 内部欠陥・・・・[1]
  •  4.4 引張強さ及び伸び・・・・[1]
  •  4.5 曲げ・・・・[1]
  •  5. 材料・・・・[2]
  •  6. 試験・・・・[2]
  •  6.1 外観試験・・・・[2]
  •  6.2 顕微鏡試験・・・・[2]
  •  6.3 引張試験・・・・[2]
  •  6.4 試験方法・・・・[2]
  •  6.5 曲げ試験・・・・[2]
  •  7. 表示・・・・[2]
  •  8. 説明書・・・・[2]

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS T 6103 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
T 6103 : 2005

歯科用ステンレス鋼線

Stainless steel wires for dental use

1. 適用範囲

 この規格は,歯科で用いるステンレス鋼線(以下,ステンレス鋼線という。)について規定
する。

2. 引用規格

 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS G 4303 ステンレス鋼棒
JIS R 6253 耐水研磨紙
JIS T 0993-1 医療機器の生物学的評価−第1部 : 評価及び試験
JIS T 6001 歯科用医療機器の生体適合性の前臨床評価−歯科材料の試験方法
JIS Z 2241 金属材料引張試験方法
JIS Z 2248 金属材料曲げ試験方法

3. 種類

 ステンレス鋼線の種類は,こう(鉤)用,合てい(釘)用,矯正用及びバー用の4種類とする。

4. 品質

4.1 生体適合性

 生体適合性については,JIS T 0993-1及びJIS T 6001によって生物学的安全性を評価す
る。

4.2 外観

 表面は,金属光沢をもち,き裂,きずなどの欠陥がなく,かつ,異種物質で覆われていては
ならない。

4.3 内部欠陥

 ステンレス鋼線は,6.2によって試験したとき,均質であって,き裂,きず,異物の混入
などの内部欠陥があってはならない。

4.4 引張強さ及び伸び

 引張強さ及び伸びは,6.3によって試験したとき,表1による。
表 1 引張強さ及び伸び
引張強さ 伸び
熱処理
MPa %
原品の場合 880以上 1以上
軟化した場合 590以上 20以上

4.5 曲げ

 こう用は,6.4によって試験したとき,外側に裂け又はきずを生じてはならない。

――――― [JIS T 6103 pdf 3] ―――――

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T 6103 : 2005

5. 材料

 ステンレス鋼線の材料は,JIS G 4303に規定するSUS 304,SUS 304L,SUS 304N1,SUS 304N2,
SUS 304JN,SUS 304J3,SUS 316,SUS 316L,SUS 316N,SUS 316LN,SUS 316Ti,SUS 316J1,SUS 316J1L
又はSUS 316Fとする。

6. 試験

6.1 外観試験

 外観試験は,目視によって行う。

6.2 顕微鏡試験

 ステンレス鋼線の断面をJIS R 6253に規定する800番の耐水研磨紙で研磨した後,水
洗する。次に,エタノール(体積分率95 %以上)で脱脂した後,王水(硝酸1 : 塩酸3)で表面がやや曇る
程度に腐食し,再び水洗し,乾燥する。腐食面を50倍の倍率の顕微鏡によって調べる。

6.3 引張試験

6.3.1  試験片 試験片は,製造業者が指定する方法で熱処理を行い,標点距離は100 mmとし,4本用い
る。また,異形線の試験片の断面積は,次の式によって求める。
m
D G
m m1
m
S 1 000
D L
ここに, D : 試料の密度(g/cm3)
m : 空気中における試料の質量(g)
m1 : t ℃の水中における試料の質量(g)
G : t ℃の水の密度(g/cm3)
S : 試料の断面積(mm2)
L : 試料の長さ(mm)

6.4 試験方法

 試験は,JIS Z 2241に規定する方法又はクロスヘッドスピード1.5±0.5 mm/minで,引張
強さ及び伸びについて行う。試験結果は,表1に適合するものの3本以上の平均で表す。
なお,適合するものが2本以下の場合には,再度試験を行う。その結果,適合するものが2本以下の場
合には,そのロットを不合格とする。

6.5 曲げ試験

 曲げ試験は,JIS Z 2248による。
なお,内側半径は1 mm,曲げ角度は180°とする。

7. 表示

 ステンレス鋼線の包装には,次の事項を表示しなければならない。
a) 製品名及び種類
b) 成分分量 (%)
c) ニッケルの含有量及び注意表示
d) 径及び長さ(異形線では径を除く。)
e) 質量
f) 製造番号又は製造記号
g) 製造業者名及び所在地
h) 他の法定表示事項

8. 説明書

 ステンレス鋼線には,次の事項を記載した説明書を添付しなければならない。

――――― [JIS T 6103 pdf 4] ―――――

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T 6103 : 2005
a) 含有量が1 %を超える元素名及び含有量
b) ニッケルに関する注意事項
c) 熱処理方法
d) 使用上の注意事項

JIS T 6103:2005の国際規格 ICS 分類一覧

JIS T 6103:2005の関連規格と引用規格一覧