JIS Z 0701:1977 規格概要
この規格 Z0701は、包装に用いるシリカゲル乾燥剤について規定。
JISZ0701 規格全文情報
- 規格番号
- JIS Z0701
- 規格名称
- 包装用シリカゲル乾燥剤
- 規格名称英語訳
- Silicagel desiccants for packaging
- 制定年月日
- 1950年4月9日
- 最新改正日
- 2015年10月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- 国際規格分類
ICS
- 55.040
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- 包装 2020
- 改訂:履歴
- 1950-04-09 制定日, 1953-03-20 確認日, 1956-03-20 確認日, 1959-03-20 確認日, 1962-03-20 確認日, 1965-06-01 確認日, 1969-01-01 確認日, 1972-02-01 確認日, 1974-12-01 確認日, 1977-03-01 改正日, 1980-03-01 確認日, 1985-06-01 確認日, 1992-03-01 確認日, 2001-01-20 確認日, 2006-05-20 確認日, 2010-10-01 確認日, 2015-10-20 確認
- ページ
- JIS Z 0701:1977 PDF [4]
日本工業規格(日本産業規格) JIS
Z 0701-1977
包装用シリカゲル乾燥剤
Silicagel Desiccants for Packaging
1. 適用範囲 この規格は,包装に用いるシリカゲル乾燥剤(以下,乾燥剤という。)について規定する。
引用規格 :
JIS R 3503 化学分析用ガラス器具
JIS R 3505 ガラス製化学用体積計
JIS Z 8801 標準ふるい
JIS Z 8802 pH測定方法
関連規格 : JIS Z 8806 湿度測定方法
2. 種類及び記号
2.1 吸湿性による種類及び記号は表1による。
表1
種類 記号 吸湿特性
A形 A 低湿度において湿気を吸着する力が強いもの
B形 B 高湿度において多量の湿気を吸い,吸着容量が大きいもの
2.2 包装方式による種類及び記号は表2による。
表2
種類 記号 包装方式
1種 1 気密容器
2種 2 透湿性のある小袋及び小容器
3. 品質 品質は表3による。
――――― [JIS Z 0701 pdf 1] ―――――
2
Z 0701-1977
表3
品質
品質項目 単位 A形 B形 適用試験方法
1種 2種 1種 2種
相対湿度20%における吸湿率 8.0以上 3.0以上
相対湿度50%における吸湿率 % 20.0以上 10.0以上 4.1
相対湿度90%における吸湿率 30.0以上 50.0以上
含水率 % 2.0以下 2.5以下 2.0以下 2.5以下 4.2
pH値 − 48 4.3
比抵抗 攀 3000以上 4.4
成分 % 無水けい酸 98以上 4.5
粒度 − 4.6
当事者間の協定による。
充てん密度 − 4.7
−
透湿性のある小袋及び小容器の落下強度 − 破損数1以下 − 破損数1以下 4.8
− − 当事者間の − 当事者間の 4.9
透湿性のある小袋及び小容器の透湿性
協定による。 協定による。
4. 試験方法
4.1 吸湿性試験 試料をあらかじめ破砕してJIS Z 8801(標準ふるい)の規定による呼び寸法840以下
を用いてふるい,よく混合して170190℃で約2時間加熱した後,A形の場合は,0.30.5g,B形の場合
には,0.20.4gを手早く平形はかりびん(1)の底部全面に,なるべく均等の厚さにひろげ,直ちにふたをし
てデシケータ中で室温まで冷却する。ついでこれをひょう量して,表1に示す相対湿度20,50及び90%
を保持するため表4に定めるそれぞれの硫酸水溶液を入れたガラス密閉器(2)中に入れ,温度25±2.5℃に
48時間保ったのち,これを取出し,直ちにふたをしてひょう量し,次の式により吸湿率を計算し,小数点
以下1けたに丸める。
W W1 W W0 W1 W0
吸湿率 % 100 100
W W0 W W0
ここに W : 平形はかりびんの質量 (g)
W0 : 試料の乾燥質量 (g)
W1 : 吸湿した試料の質量 (g)
表4 硫酸水溶液の濃度と相対湿度との関係
相対湿度 硫酸水溶液
(%) 濃度(質量%) 比重 (25/4℃)
20 58.9 1.482
50 43.4 1.329
90 18.5 1.125
注(1) 平形はかりびんは,JIS R 3503(化学分析用ガラス器具)の規
定による外径40mm,高さ20mm,すり合わせガラスせんを備
えているものを用いる。
(2) ガラス製密閉容器としては,JIS R 3503の規定によるデシケ
ータを用い,硫酸水溶液の量は試料1個当たり100ml以上と
する。
なお,硫酸水溶液は,連続5回使用後は濃度の再調整を行
う。
――――― [JIS Z 0701 pdf 2] ―――――
3
Z 0701-1977
4.2 含水率試験 試料約5gをとり,平形はかりびんに入れたものを化学はかり(ひょう量100200g,
感量1mg)で精ひょうしたのち,恒温乾燥器中で,170190℃で2時間以上乾燥し,デシケータ中で室温
まで冷却したのち,ひょう量し,これを乾燥質量とする。
含水率は,次の式によって算出し,小数点以下1けたまで丸めて報告する。
W W1 W W0 W1 W0
含 水 率 % 100 100
W W0 W W0
ここに W : 平形はかりびんの質量 (g)
W0 : 試料の乾燥質量 (g)
W1 : 供試質量 (g)
4.3 pH値試験 試料10±0.1gを300mlの硬質ガラス製ビーカにとり,蒸留水(3)200mlを加えて時計ざら
で覆い,80±3℃で30分間で加温したのち,室温に冷却して上澄液を用いて,JIS Z 8802(pH測定方法)
の規定によるpHメータ小数点以下1けたまで測定する。
注(3) 蒸留水は比抵抗が100 000 攀 上のものを用いる。
4.4 比抵抗試験 試料10±0.1gを300mlの硬質ガラス製ビーカにとり,蒸留水(3)200mlを加えて時計ざ
らで覆い80±3℃で30分間加温したのち,その上澄液をとり温度25℃で交流高抵抗測定器を用いて比抵抗
攀 定する。
4.5 成分試験 試料をあらかじめ乳ばちで粉砕して,JIS Z 8801によって粒度88 下にし,約2gを
良く混合し,JIS R 3503の規定による呼び40mm×20mmの平形はかりびんに入れ,平均に広げ,恒温乾
燥器に入れ170190℃で約2時間加熱後,恒温乾燥器から取り出し,直ちにふたをしてデシケータ中で室
温まで冷却する。冷却後,試料を白金るつぼに1.01.1gをひょう量し,試料を水でうるおし,硫酸を数滴
及びふっ化水素酸約20mlを加え,砂浴上で加熱して蒸発乾固した後,1000±50℃で約5分間加熱し,デ
シケータ中で放冷後質量を測定し,次式により算出する。
W W1
S 100
W
ここに S : 無水けい酸 (%)
W : 試料質量 (g)
W1 : 放冷後の質量 (g)
4.6 粒度試験 試料100gをJIS Z 8801に規定する網ふるいを用いてふるいわけ試験をする。網ふるいの
ふるい目の開き(呼び寸法)は当事者間の協定によって選んだものを使用する。
4.7 充てん密度試験 試料約80mlをとり,その質量 (W) を0.5gの精度にひょう量し100mlのメスシリ
ンダ(4)に入れる。乾燥剤の入ったシリンダーの底をゴム板上で軽くたたき1分間ごとに容量を読む。目視
によって容量の差が認められなくなったときの容量をVmlとし,次の式によって充てん密度を算出する。
充てん密度 g/ ml
注(4) メスシリンダはJIS R 3505(ガラス製化学用体積計)に規定されたものを用いる。
4.8 透湿性のある小袋及び小容器の落下強度試験 試料をコンクリート,石などの堅固なたわまない水
平な面に,内容量50g以上のものは,1.5mの高さから10個,50g未満のものは2.5mの高さから40個を
落下させ,乾燥剤が外に漏れるような袋の破損の有無を調べる。
なお,内容量50g以上のものは,垂直に保持した状態で落下させ,内容量50g未満のものは,板紙製容
器中に1040袋を垂直に入れ,容器を水平にした状態で落下させる。
――――― [JIS Z 0701 pdf 3] ―――――
4
Z 0701-1977
4.9 透湿性のある小袋及び小容器の透湿性試験 試料をひょう量容器に入れ,試料質量の1%までひょう
量したのち,温度2530℃,湿度8595%に24時間放置したのちひょう量し,次の式により算出する。
W2 W1
透 湿 性 100
W1
ここに W1 : 供試質量 (g)
W2 : 透湿試料の質量 (g)
5. 検査 検査は,品質について行い,3.の規定に適合しなければならない。
6. 製品の呼び方 製品の呼び方は,規格名称及び種類の記号による。
例 : 包装用シリカゲル乾燥剤 A形1種
又は,包装用シリカゲル乾燥剤 A1.
7. 表示 乾燥剤の包装には,次の事項を表示する。
(1) 名称
(2) 吸湿性による種類
(3) 内容量
(4) 製造年月日又は略号
(5) 製造業者名又は略号
(6) 小袋又は小容器入れを食品及び医薬品に使用する場合には,“食べられない”ことの注意。
備考 吸湿性による種類,内容量及び製造年月日は,透湿性のある小袋及び小容器の場合には省略し
てもよい。
包装部会 包装用乾燥剤専門委員会 構成表
氏名 所属
(委員会長) 高 橋 文 男 工業技術院製品科学研究所
稲 松 照 子 工業技術院計量研究所
平 河 喜美男 通商産業省基礎産業局
森 川 武 工業技術院標準部
亀 山 秀 雄 富士デヴイソン化学株式会社
青 山 猛 旭化学工業株式会社
前 川 義 郎 洞海化学工業株式会社
諏 訪 要 第一製薬株式会社研究所
金 子 章 三 株式会社山本海苔店
林 直 一 三共株式会社生産技術研究所
小 松 健 二 明治製菓株式会社
(関係者) 早 川 大刀夫 豊田化工株式会社
関 谷 仁 朗 山仁薬品株式会社
青 井 寿 新越化成工業株式会社
(事務局) 横 溝 真一郎 工業技術院標準部繊維化学規格課
高 橋 潔 工業技術院標準部繊維化学規格課
JIS Z 0701:1977の国際規格 ICS 分類一覧
JIS Z 0701:1977の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISR3503:1994
- 化学分析用ガラス器具
- JISR3505:1994
- ガラス製体積計
- JISZ8801:1994
- 試験用ふるい
- JISZ8802:2011
- pH測定方法