JIS Z 3265:1998 ニッケルろう

JIS Z 3265:1998 規格概要

この規格 Z3265は、ろう付に使用するニッケルろうについて規定。

JISZ3265 規格全文情報

規格番号
JIS Z3265 
規格名称
ニッケルろう
規格名称英語訳
Nickel brazing filler metals
制定年月日
1968年5月1日
最新改正日
2018年10月22日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 3677:1992(MOD)
国際規格分類

ICS

25.160.50
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
1968-05-01 制定日, 1971-12-01 改正日, 1974-01-01 確認日, 1976-12-01 改正日, 1980-02-01 確認日, 1986-09-01 改正日, 1991-05-01 確認日, 1997-02-20 確認日, 1998-05-20 改正日, 2004-03-20 確認日, 2008-10-01 確認日, 2013-10-21 確認日, 2018-10-22 確認
ページ
JIS Z 3265:1998 PDF [5]
Z 3265 : 1998

まえがき

  この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣が改正した日
本工業規格である。これによってJIS Z 3265 : 1986は改正され,この規格に置き換えられる。
この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,実用新案権,又は出願公開後の実用新案登録出願に抵触
する可能性があることに注意を喚起する。主務大臣及び日本工業標準調査会は,このような技術的性質を
もつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新案登録出願にかかわる確認に
ついて,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 )

――――― [JIS Z 3265 pdf 1] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
Z 3265 : 1998

ニッケルろう

Nickel brazing filler metals

序文 この規格は,JIS Z 3265 : 1986(ニッケルろう)を基に,1992年に第2版として発行されたISO 3677,
Filler metal for soft soldering, brazing and braze welding−Designationを取り入れて改正した日本工業規格(日本産業規格)であ
る。従来からのJISの規定事項に加えて,ISO 3677で規定している“種類の呼び方及び記号”について,
その技術的内容を変更することなく採用し,整合化を図った。
1. 適用範囲 この規格は,ろう付に使用するニッケルろう(以下,ろうという。)について規定する。
2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の一部を構成する。こ
れらの規格はその最新版を適用する。
JIS H 0321 非鉄金属材料の検査通則
JIS Z 3905 ニッケルろう分析方法
3. 種類 ろうの種類は,化学成分によって,表1のとおり8種類に分類する。

――――― [JIS Z 3265 pdf 2] ―――――

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Z 3265 : 1998
表1 種類
種類 化学成分 (mass%) 温度(参考)
記号A 記号B(1) Cr B Si Fe C P Ni その他 ℃
(2) の元素(3)固相線 液相線 ろう付
合計 温度
BNi-1 B-Ni73CrFeSiB 13.0 2.75 4.0 4.0 0.60 0.02以下 残部 0.50以下 約
975 約1 060 1 065
(C) -975/1060
15.0 3.50 5.0 5.0 0.90 1 205
BNi-1A B-Ni74CrFeSiB 13.0 2.75 4.0 4.0 975 約1 075 1 075
0.06以下 0.02以下 残部 0.50以下 約
-975/1075
15.0 3.50 5.0 5.0 1 205
BNi-2 B-Ni82CrSiBFe 6.0 2.75 4.0 2.5 970 約1 000 1 010
0.06以下 0.02以下 残部 0.50以下 約
-970/1000
8.0 3.50 5.0 3.5 1 175
BNi-3 B-Ni92SiB-980 − 2.75 4.0 980 約1 040 1 010
0.50以下 0.06以下 0.02以下 残部 0.50以下 約
/1040
3.50 5.0 1 175
BNi-4 B-Ni95SiB-980 − 1.5 3.0 980 約1 065 1 010
1.50以下 0.06以下 0.02以下 残部 0.50以下 約
/1065
2.2 4.0 1 175
BNi-5 B-Ni71CrSi 18.0 0.03以下9.75 − 0.10以下 0.02以下 残部 0.50以下 約1 080 約1 135 1 150
-1080/1135
19.5 10.50 1 205
BNi-6 B-Ni89P-875 − − − − 0.10以下10.0 残部 0.50以下 約875 約 875 825
12.0 1 025
BNi-7 B-Ni76CrP-890 13.0 0.01以下 0.10以下 0.20以下 0.08以下
9.7 残部 0.50以下 約890 約 890 925
15.0 10.5 1 010
注(1) 記号Bは,ISO 3677による規定で,ろうの記号の表示方法(表示の中にろうの基本成分,化学成分,固相線温
度,液相線温度を記載)である。
(2) oを1.0%以下含んでもよい。
(3) その他の元素とは,Pbなどをいう。
4. 品質 品質は,次による。
a) ろうは,品質が均一で,使用上有害な欠陥があってはならない。
b) ろうの化学成分は,6.の方法によって試験を行ったとき,表1に適合しなければならない。
5. 形状,寸法及び許容差 形状,寸法及び許容差は,次による。
a) ろうの形状は,帯状,棒状,プリホーム(バインダーで成形したものを含む。),粒状及び粉末状とし,
帯状はR,棒状はB,プリホームはF,粒状及び粉末状はPで表す。
b) 帯状,棒状,プリホーム,粒状及び粉末状のろうの寸法並びに許容差は,受渡当事者間の協定による。
c) 粉末状のろうの大きさは,106 準とし,その許容差は,受渡当事者間の協定による。
6. 化学分析試験 ろうの化学分析試験は,JIS Z 3905による。

――――― [JIS Z 3265 pdf 3] ―――――

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Z 3265 : 1998
7. 検査 検査は,次による。
a) ろうは,品質,形状及び寸法が4.及び5.の規定に適合しなければならない。ただし,受渡当事者間の
協定によっては化学分析試験の一部を省略することができる。
b) その他の一般事項は,JIS H 0321による。
8. 包装 ろうは,輸送中及び貯蔵中に起こる汚染又は損傷を防ぐために,適切な包装をしなければなら
ない。
9. 製品の呼び方 製品の呼び方は,ろうの種類(記号),形状及び寸法(帯状は厚さ及び幅,棒状は径及
び長さ,粒状及び粉末状の場合は大きさ)による。また,プリホームは,受渡当事者間の協定による。

10. 表示
10.1 ろうには,その包装ごとに次の事項を明確に表示しなければならない。
a) 種類(記号A及び/又は記号Bによる表示とする。)
b) 形状及び寸法
c) 質量(正味質量)
d) 製造番号
e) 製造年月又はその略号
f) 製造業者名又はその略号
10.2 包装には,ろうの使用に際して発生するヒューム,金属アレルギーなどに対する注意を表示しなけ
ればならない。

――――― [JIS Z 3265 pdf 4] ―――――

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Z 3265 : 1998
JIS原案作成委員会 構成表
氏名 所属
(委員長) 有 賀 正 東海大学工学部金属材料工学科
(幹事) 柏 木 孝 三 田中貴金属工業株式会社素材加工セクション
恩 澤 忠 男 東京工業大学工学部機械知能システム工学科
林 明 夫 通商産業省基礎産業局
大 嶋 清 治 工業技術院標準部材料規格課
山 村 修 蔵 財団法人日本規格協会
雀 部 謙 金属材料技術研究所組織制御研究部
乾 昌 弘 乾庄貴金属化工株式会社
米 谷 宗 捷 橋本貴金属工業株式会社
藤 本 潤 石福金属興業株式会社生産管理部
堀 仁 水野ハンディーハーマン株式会社工業製品本部
渡 辺 治 株式会社徳力本店第一技術課
松 忠 男 東京ブレイズ株式会社
堀 泰 治 東神物流株式会社販売部
布 施 俊 明 株式会社東芝重電技術研究所
服 巻 孝 株式会社日立製作所日立研究所
山 下 満 夫 富士重工業株式会社生産技術研究所
和 田 宏 一 三菱重工業株式会社技術本部技術管理部
(事務局) 池 原 平 晋 社団法人日本溶接協会

JIS Z 3265:1998の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 3677:1992(MOD)

JIS Z 3265:1998の国際規格 ICS 分類一覧

JIS Z 3265:1998の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISH0321:1973
非鉄金属材料の検査通則
JISZ3905:1951
腸線縫合糸
JISZ3905:1976
ニッケルろう分析方法