JIS Z 3336:2021 マグネシウム合金の溶加棒及び溶接ワイヤ

JIS Z 3336:2021 規格概要

この規格 Z3336は、マグネシウム合金の主にティグ溶接,ミグ溶接,プラズマ溶接及びレーザ溶接の溶融溶接に使用するマグネシウム合金の溶加棒及び溶接ワイヤについて規定。

JISZ3336 規格全文情報

規格番号
JIS Z3336 
規格名称
マグネシウム合金の溶加棒及び溶接ワイヤ
規格名称英語訳
Welding rods and wires for welding of magnesium alloys
制定年月日
2021年9月21日
最新改正日
2021年9月21日
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‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 19288:2016(MOD)
国際規格分類

ICS

25.160.20
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
2021-09-21 制定
ページ
JIS Z 3336:2021 PDF [11]
                                                                                   Z 3336 : 2021

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[2]
  •  4 種類及び種類の記号・・・・[2]
  •  5 品質・・・・[2]
  •  5.1 外観・・・・[2]
  •  5.2 化学成分・・・・[2]
  •  6 寸法及びその許容差・・・・[4]
  •  6.1 棒・・・・[4]
  •  6.2 ワイヤ・・・・[4]
  •  7 製品の状態・・・・[4]
  •  7.1 棒製品・・・・[4]
  •  7.2 ワイヤ製品・・・・[4]
  •  8 試験方法・・・・[5]
  •  9 検査・・・・[5]
  •  10 包装・・・・[5]
  •  11 製品の呼び方・・・・[5]
  •  12 表示・・・・[6]
  •  12.1 製品の表示・・・・[6]
  •  12.2 包装の表示・・・・[6]
  •  13 報告・・・・[7]
  •  附属書JA(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[8]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS Z 3336 pdf 1] ―――――

           Z 3336 : 2021

まえがき

  この規格は,産業標準化法第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人日本マグネシウム協会
(JMA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,産業標準原案を添えて日本産業規格を制定すべき
との申出があり,日本産業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本産業規格である。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格に従うことは,次の者の有する特許権等の使用に該当するおそれがあるので,留意する。
特許番号 特許権の名称 所有者 有効期限
国立研究開発法人産業技術総合研究所 2027年8月30日
5035893号 高強度高延性難燃性マグネシウム合金及び
その製造方法
木ノ本伸線株式会社
6161589号 溶加材,マグネシウム(Mg)合金材料と溶加 2034年12月11日
公立大学法人大阪
材との接合構造,マグネシウム(Mg)合金材
料の溶融溶接による接合方法,マグネシウム
(Mg)合金材料接合構造体,及びマグネシウ
ム(Mg)合金材料接合構造体の製造方法
上記の特許権等の権利者は,非差別的かつ合理的な条件でいかなる者に対しても当該特許権等の実施の
許諾等をする意思のあることを表明している。ただし,この規格に関連する他の特許権等の権利者に対し
ては,同様の条件でその実施が許諾されることを条件としている。
この規格に従うことが,必ずしも,特許権の無償公開を意味するものではないことに注意する必要があ
る。
この規格の一部が,上記に示す以外の特許権等に抵触する可能性がある。経済産業大臣及び日本産業標
準調査会は,このような特許権等に関わる確認について,責任はもたない。
なお,ここで“特許権等”とは,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権をいう。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS Z 3336 pdf 2] ―――――

                                      日本産業規格                            JIS
Z 3336 : 2021

マグネシウム合金の溶加棒及び溶接ワイヤ

Welding rods and wires for welding of magnesium alloys

序文

  この規格は,2016年に第1版として発行されたISO 19288を基とし,技術的内容を変更して作成した日
本産業規格である。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。
技術的差異の一覧表にその説明を付けて,附属書JAに示す。

1 適用範囲

  この規格は,マグネシウム合金の主にティグ溶接,ミグ溶接,プラズマ溶接及びレーザ溶接の溶融溶接
に使用するマグネシウム合金の溶加棒(以下,棒という。)及び溶接ワイヤ(以下,ワイヤという。)につ
いて規定する。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 19288:2016,Welding consumables−Solid wire electrodes, solid wires and rods for fusion welding of
magnesium and magnesium alloys−Classification(MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”こと
を示す。

2 引用規格

  次に掲げる引用規格は,この規格に引用されることによって,その一部又は全部がこの規格の要求事項
を構成している。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS H 0321 非鉄金属材料の検査通則
JIS H 1331 マグネシウム及びマグネシウム合金−分析用試料採取方法及び分析方法通則
JIS H 1332 マグネシウム及びマグネシウム合金中のアルミニウム定量方法
JIS H 1333 マグネシウム及びマグネシウム合金中の亜鉛定量方法
JIS H 1334 マグネシウム及びマグネシウム合金中のマンガン定量方法
JIS H 1335 マグネシウム及びマグネシウム合金中のけい素定量方法
JIS H 1336 マグネシウム及びマグネシウム合金中の銅定量方法
JIS H 1337 マグネシウム及びマグネシウム合金中のニッケル定量方法
JIS H 1338 マグネシウム及びマグネシウム合金中の鉄定量方法
JIS H 1340 マグネシウム合金中のジルコニウム定量方法
JIS H 1341 マグネシウム合金中のカルシウム定量方法
JIS H 1345 マグネシウム合金中の希土類定量方法

――――― [JIS Z 3336 pdf 3] ―――――

           2
Z 3336 : 2021
JIS Z 3001-1 溶接用語−第1部 : 一般
JIS Z 3001-2 溶接用語−第2部 : 溶接方法
JIS Z 3001-7 溶接用語−第7部 : アーク溶接

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS Z 3001-1,JIS Z 3001-2及びJIS Z 3001-7による。

4 種類及び種類の記号

  棒及びワイヤの種類は,化学成分によって区分し,それらの種類の記号は,それぞれ表1による。
表1−棒及びワイヤの種類の記号
棒 ワイヤ
種類の記号 対応国際規格による記号(参考) 種類の記号 対応国際規格による記号(参考)
記号 化学成分を示す記号 記号 化学成分を示す記号
MBY-AZ31 Mg 1313 MgAl3Zn1Mn MWY-AZ31 Mg 1313 MgAl3Zn1Mn
MBY-AZX311 Mg 1313A MgAl3Zn1Ca1Mn MWY-AZX311 Mg 1313A MgAl3Zn1Ca1Mn
MBY-AZ61 Mg 1611A MgAl6Zn1 MWY-AZ61 Mg 1611A MgAl6Zn1
MBY-AZX611 Mg 1611C MgAl6Zn1Ca1 MWY-AZX611 Mg 1611C MgAl6Zn1Ca1
MBY-AZX612 Mg 1611B MgAl6Zn1Ca2 MWY-AZX612 Mg 1611B MgAl6Zn1Ca2
MBY-AZ71 Mg 1611 MgAl7Zn1Mn MWY-AZ71 Mg 1611 MgAl7Zn1Mn
MBY-AZ80 − − MWY-AZ80 − −
MBY-AZ91 Mg 1911A MgAl9Zn1 MWY-AZ91 Mg 1911A MgAl9Zn1
MBY-AZX911 Mg 1911B MgAl9Zn1Ca1 MWY-AZX911 Mg 1911B MgAl9Zn1Ca1
MBY-AZX912 Mg 1911C MgAl9Zn1Ca2 MWY-AZX912 Mg 1911C MgAl9Zn1Ca2
MBY-AZ92 Mg 1922 MgAl9Zn2Mn MWY-AZ92 Mg 1922 MgAl9Zn2Mn
MBY-AZ101 Mg 1101 MgAl10Zn1Mn MWY-AZ101 Mg 1101 MgAl10Zn1Mn
MBY-AM60 Mg 0602A MgAl6Mn MWY-AM60 Mg 0602A MgAl6Mn
MBY-AXM410 − − MWY-AXM410 − −
MBY-AXM510 − − MWY-AXM510 − −
MBY-AXM610 − − MWY-AXM610 − −
MBY-AXM620 Mg 0602B MgAl6Ca2Mn MWY-AXM620 Mg 0602B MgAl6Ca2Mn
MBY-EZ33 Mg 2331 MgRE3Zn3Zr MWY-EZ33 Mg 2331 MgRE3Zn3Zr

5 品質

5.1 外観

  棒及びワイヤの外観は,目視によって試験を行い,表面が滑らかで,使用上有害な欠点があってはなら
ない。

5.2 化学成分

  棒及びワイヤの化学成分は,箇条8によって試験を行い,表2による。

――――― [JIS Z 3336 pdf 4] ―――――

                                                                                             3
Z 3336 : 2021
表2−棒及びワイヤの化学成分
単位 %
種類の記号 Mg Al Zn Mn RE a) Zr Si Cu Ni Fe Ca その他b)
MBY-AZ31 残部 2.4 0.50 0.15 − − 0.10 0.05 0.005 0.005 0.04 0.30
MWY-AZ31 3.6 1.5 1.0 以下 以下 以下 以下 以下 以下
MBY-AZX311 残部 2.4 0.50 0.15 − − 0.10 0.05 0.005 0.005 0.5 0.30
MWY-AZX311 3.6 1.5 1.0 以下 以下 以下 以下 1.5 以下
MBY-AZ61 残部 5.5 0.50 0.15 − − 0.10 0.05 0.005 0.005 − 0.30
MWY-AZ61 6.5 1.5 0.4 以下 以下 以下 以下 以下
MBY-AZX611 残部 5.5 0.50 0.15 − − 0.10 0.05 0.005 0.005 0.5 0.30
MWY-AZX611 6.5 1.5 0.4 以下 以下 以下 以下 1.5 以下
MBY-AZX612 残部 5.5 0.50 0.15 − − 0.10 0.05 0.005 0.005 1.6 0.30
MWY-AZX612 6.5 1.5 0.4 以下 以下 以下 以下 2.5 以下
MBY-AZ71 残部 5.8 0.40 0.15 − − 0.05 0.05 0.005 0.005 − 0.30
MWY-AZ71 7.2 1.5 0.5 以下 以下 以下 以下 以下
MBY-AZ80 残部 7.8 0.20 0.12 − − 0.10 0.05 0.005 0.005 − 0.30
MWY-AZ80 9.2 0.8 0.4 以下 以下 以下 以下 以下
MBY-AZ91 残部 8.1 0.35 0.13 − − 0.50 0.35 0.03 0.03 − 0.30
MWY-AZ91 9.7 1.0 0.5 以下 以下 以下 以下 以下
MBY-AZX911 残部 8.3 0.35 0.15 − − 0.10 0.05 0.005 0.005 0.5 0.30
MWY-AZX911 9.7 1.0 0.5 以下 以下 以下 以下 1.5 以下
MBY-AZX912 残部 8.3 0.35 0.15 − − 0.10 0.05 0.005 0.005 1.6 0.30
MWY-AZX912 9.7 1.0 0.5 以下 以下 以下 以下 2.5 以下
MBY-AZ92 残部 8.3 1.7 0.15 − − 0.05 0.05 0.005 0.005 − 0.30
MWY-AZ92 9.7 2.3 0.5 以下 以下 以下 以下 以下
MBY-AZ101 残部 9.5 0.75 0.15 − − 0.05 0.05 0.005 0.005 − 0.30
MWY-AZ101 10.5 1.25 0.5 以下 以下 以下 以下 以下
MBY-AM60 残部 5.5 0.30 0.15 − − 0.10 0.01 0.005 0.005 − 0.30
MWY-AM60 6.5 以下 0.6 以下 以下 以下 以下 以下
MBY-AXM410 残部 3.5 0.30 0.15 − − 0.10 0.05 0.005 0.005 0.5 0.30
MWY-AXM410 4.4 以下 0.7 以下 以下 以下 以下 1.5 以下
MBY-AXM510 残部 4.5 0.30 0.15 − − 0.10 0.05 0.005 0.005 0.5 0.30
MWY-AXM510 5.4 以下 0.4 以下 以下 以下 以下 1.5 以下
MBY-AXM610 残部 5.5 0.30 0.15 − − 0.10 0.01 0.005 0.005 0.5 0.30
MWY-AXM610 6.5 以下 0.4 以下 以下 以下 以下 1.5 以下
MBY-AXM620 残部 5.5 0.30 0.15 − − 0.10 0.05 0.005 0.005 1.6 0.30
MWY-AXM620 6.5 以下 0.4 以下 以下 以下 以下 2.5 以下
MBY-EZ33 残部 − 2.0 − 2.5 0.45 − − − − − 0.30
MWY-EZ33 3.1 4.0 c) 1.0 以下
“−”で示す元素は,意図的に添加する元素ではないことを示す。“−”で示す元素及びこの表に示していない元
素は,受渡当事者間の協定がない限り,意図的に添加してはならない。
“−”で示す元素及びこの表に示していない元素は,存在が予知される場合,又はその他の欄の規定の値を超え
るおそれがある場合に限って,製造業者の判断によってそれらの分析を行う。
注a) REは,希土類元素の総称である。
注b) その他の元素の値は,“−”で示す元素及びこの表に示していない元素の合計の成分値をいい,注文者が特
に要求しない限り報告の必要はない。
注c) セリウム(Ce)が主体である。

――――― [JIS Z 3336 pdf 5] ―――――

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