JIS Z 7253:2019 GHSに基づく化学品の危険有害性情報の伝達方法―ラベル,作業場内の表示及び安全データシート(SDS)

JIS Z 7253:2019 規格概要

この規格 Z7253は、GHSに基づく化学品の危険有害性情報の伝達,すなわち,危険有害性クラス及び危険有害性区分に基づいて作成又は実施するラベル,作業場内の表示及びSDSのそれぞれについて,項目,記載内容及び全体構成,並びにそれらによる情報伝達の方法について規定。

JISZ7253 規格全文情報

規格番号
JIS Z7253 
規格名称
GHSに基づく化学品の危険有害性情報の伝達方法―ラベル,作業場内の表示及び安全データシート(SDS)
規格名称英語訳
Hazard communication of chemicals based on GHS -- Labelling and Safety Data Sheet (SDS)
制定年月日
2012年3月25日
最新改正日
2019年5月25日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

主務大臣
経済産業,厚生労働
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
2012-03-25 制定日, 2016-10-25 確認日, 2019-05-25 改正
ページ
JIS Z 7253:2019 PDF [94]
                                                                                   Z 7253 : 2019

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[2]
  •  3 用語及び定義・・・・[2]
  •  4 一般事項・・・・[9]
  •  5 ラベル,作業場内の表示及びSDSによる情報伝達の内容及びその方法・・・・[9]
  •  5.1 ラベル,作業場内の表示及びSDSによる情報伝達の内容・・・・[9]
  •  5.2 ラベルによる情報伝達方法・・・・[10]
  •  5.3 作業場内の表示による情報伝達方法・・・・[10]
  •  5.4 SDSによる情報伝達方法・・・・[11]
  •  6 ラベルに必要な情報及びその内容の決定手順・・・・[12]
  •  6.1 ラベルに必要な情報・・・・[12]
  •  6.2 ラベル内容の決定手順・・・・[12]
  •  6.3 複数の危険有害性及び危険有害性情報に関する優先順位・・・・[14]
  •  6.4 この規格に規定していない情報又は補足情報の使用・・・・[15]
  •  7 SDSの全体構成及びその内容・・・・[15]
  •  7.1 全体構成・・・・[15]
  •  7.2 SDSへの記載内容・・・・[16]
  •  附属書A(規定)危険有害性クラス,危険有害性区分及びラベル要素・・・・[17]
  •  附属書B(規定)危険有害性情報の文言及び危険有害性情報のコード・・・・[45]
  •  附属書C(規定)注意書きの文言及び注意書きのコード・・・・[51]
  •  附属書D(規定)SDSの編集及び作成・・・・[74]
  •  附属書E(参考)基本的な物理的及び化学的性質並びに物理的危険性クラスに関連するデータ・・・・[83]
  •  附属書F(参考)小さい容器への表示例について・・・・[88]
  •  附属書JA(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[90]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS Z 7253 pdf 1] ―――――

Z 7253 : 2019

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人日本
化学工業協会(JCIA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,国際連合経済社会理事会によって,
2015年に改訂された“Globally Harmonized System of Classification and Labelling of Chemicals (GHS), Sixth
revised edition[化学品の分類及び表示に関する世界調和システム(GHS)改訂6版]”を基に作成した工
業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,厚生
労働大臣及び経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。
これによって,JIS Z 7253:2012は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格は,国際連合経済社会理事会によって,2015年に改訂された“Globally Harmonized System of
Classification and Labelling of Chemicals (GHS), Sixth revised edition[化学品の分類及び表示に関する世界調
和システム(GHS)改訂6版]”から内容の一部を抜粋し,翻訳したものであり,国際連合による承諾を
得ている。
This standard includes extracts of Globally Harmonized System of Classification and Labelling of Chemicals
(GHS), sixth revised edition, ISBN 9789211170870, Copyright United Nations 2015. Extracts from GHS have
been translated and reproduced with the permission of the United Nations, and this translation constitutes an
unofficial translation for which the SDOs accept full responsibility.
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。厚生労働大臣,経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の
特許出願及び実用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS Z 7253 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
Z 7253 : 2019

GHSに基づく化学品の危険有害性情報の伝達方法−ラベル,作業場内の表示及び安全データシート(SDS)

Hazard communication of chemicals based on GHS- Labelling and Safety Data Sheet (SDS)

序文

  この規格は,2009年に第1版として発行されたISO 11014及び“化学品の分類および表示に関する世界
調和システム(GHS)改訂6版(Globally Harmonized System of Classification and Labelling of Chemicals (GHS),
Sixth revised edition)”に基づいて,これら情報の伝達内容及び方法について規定した,いわゆる“危険有
害性周知基準”ともいうべき日本工業規格(日本産業規格)である。
化学品の危険有害性情報は,化学品による災害の防止対策,事故時の措置などにおいて最も基本的で重
要なものである。一般にこの情報の伝達は,それを取り扱う者に対してはラベルで,また,事業者間では
安全データシート(SDS)で行われる。作業場内ではラベルに代わる方法が適切な場合もある。この規格
では,化学品を取り扱う者に危険有害性情報を包括的に分かりやすく伝え,また,これを適切に管理する
ために次の事項を規定している。
− ラベルの記載項目
− 作業場内の表示の方法
− SDSの記載項目
− 情報伝達の方法
危険有害性情報の基になる化学品の分類は,JIS Z 7252によって行う。
なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。変更の一
覧表にその説明を付けて,附属書JAに示す。

1 適用範囲

  この規格は,GHSに基づく化学品の危険有害性情報の伝達,すなわち,危険有害性クラス及び危険有害
性区分に基づいて作成又は実施するラベル,作業場内の表示及びSDSのそれぞれについて,項目,記載内
容及び全体構成,並びにそれらによる情報伝達の方法について規定する。
なお,この規格は,固定した様式を規定するものではなく,また,実際に記入するラベル及びSDSを含
むものではない。
注記1 暫定措置として,2022年(令和4年)5月24日までは,JIS Z 7252:2014に従って化学品を
分類し,JIS Z 7253:2012に従ってラベル及びSDSを作成してもよい。
注記2 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 11014:2009,Safety data sheet for chemical products−Content and order of sections

――――― [JIS Z 7253 pdf 3] ―――――

2
Z 7253 : 2019
Globally Harmonized System of Classification and Labelling of Chemicals, Sixth revised edition[化
学品の分類および表示に関する世界調和システム(GHS)改訂6版](全体評価 : MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS Z 7252 GHSに基づく化学品の分類方法
JIS Z 8000-1 量及び単位−第1部 : 一般
注記 対応国際規格 : ISO 80000-1:2009,Quantities and units−Part 1: General
JIS Z 8000-9 量及び単位−第9部 : 物理化学及び分子物理学
注記 対応国際規格 : ISO 80000-9:2009,Quantities and units−Part 9: Physical chemistry and molecular
physics及びAmendment 1:2011
危険物輸送に関する勧告 モデル規則(UN Recommendations on the transport of dangerous goods, Model
Regulations)第19改訂版

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。
3.1
安全(safety)
許容不可能なリスクがないこと。
3.2
リスク(risk)
危害発生の確率(又は可能性)と,その危害の度合との組合せ。発生確率には,ハザードへのばく露,
危険事象の発生,及び危害の回避又は制限の可能性を含む。
3.3
意図される使用(intended use)
供給者が提供する情報に基づいた化学品,プロセス又はサービスの使用。
3.4
供給者(supplier)
化学品を受領者に譲渡又は提供する者。
3.5
受領者(recipient)
化学品を供給者から受領する者。
3.6
作業場(workplace)
化学品を取り扱う場所。
3.7
化学物質(substance)

――――― [JIS Z 7253 pdf 4] ―――――

                                                                                              3
Z 7253 : 2019
天然に存在するか,又は任意の製造過程において得られる元素及びその化合物。化学物質の安定性を保
つ上で必要な添加物及び用いられる工程に由来する不純物を含有するものも含む。ただし,化学物質の安
定性に影響を与えることなく,又はその組成を変化させることなく分離することが可能な溶剤は含まない。
注記 “化学物質”は,“物質”ということもある。
3.8
混合物(mixture)
互いに反応を起こさない二つ以上の化学物質を混合したもの。合金は混合物とみなす。
3.9
化学品(chemicals)
化学物質又は混合物。
3.10
成分(ingredient)
化学品を構成する化学物質か,又は単一化学物質の同定が難しい場合は,起源若しくは製法によって特
定できる要素。
3.11
ばく露防止(exposure control)
化学品を取り扱う者を保護するためのあらゆる予防対策。
3.12
GHS(Globally Harmonized System of Classification and Labelling of Chemicals)
国際連合経済社会理事会で合意された“化学品の分類及び表示に関する世界調和システム”。
3.13
GHS分類(GHS classification)
化学品の物理化学的危険性,健康有害性及び環境有害性に応じて調和されたGHSの判定基準による分
類。
3.14
危険有害性(hazard)
化学品がもつ悪影響が生じる潜在的な特性。物理化学的危険性,健康有害性及び環境有害性がある。
3.15
危険有害性クラス(hazard class)
可燃性固体,発がん性,水生環境有害性などの,物理化学的危険性,健康有害性又は環境有害性の種類。
3.16
危険有害性区分(hazard category)
各危険有害性クラス内の判定基準に基づく区分。例えば,引火性液体には,四つの危険有害性区分があ
る。
注記 これらの区分は,危険有害性クラス内での危険有害性の強度及び/又は当該危険有害性を示唆
する科学的根拠の確実性に基づく相対的な区分である。
3.17
ラベル(label)
化学品に関する情報要素のまとまりであって,かつ,化学品の容器に直接印刷,貼付け又は添付される
もの。

――――― [JIS Z 7253 pdf 5] ―――――

次のページ PDF 6

JIS Z 7201:2017の国際規格 ICS 分類一覧

JIS Z 7253:2019の関連規格と引用規格一覧