JIS Z 8781-3:2016 測色―第3部:CIE三刺激値

JIS Z 8781-3:2016 規格概要

この規格 Z8781-3は、与えられた分光分布に対する色刺激のCIE三刺激値を計算する方法について規定。

JISZ8781-3 規格全文情報

規格番号
JIS Z8781-3 
規格名称
測色―第3部 : CIE三刺激値
規格名称英語訳
Colorimetry -- Part 3:CIE tristimulus values
制定年月日
2016年5月20日
最新改正日
2016年5月20日
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‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 11664-3:2012(MOD)
国際規格分類

ICS

17.180.20
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
2016-05-20 制定
ページ
JIS Z 8781-3:2016 PDF [19]
                                                                                  Z 8781-3 : 2016

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[2]
  •  4 標準的方法・・・・[3]
  •  4.1 三刺激値の計算・・・・[3]
  •  4.2 自発光光源の規準化係数・・・・[4]
  •  4.3 反射及び透過物体の規準化係数・・・・[4]
  •  4.4 CIE 1964標準表色系・・・・[5]
  •  5 実用的方法・・・・[5]
  •  5.1 自発光光源又は反射及び透過物体の5 nmデータのための実用的方法・・・・[5]
  •  5.2 反射及び透過物体の10 nm又は20 nmデータのための実用的方法・・・・[9]
  •  5.3 自発光光源の10 nm又は20 nmデータのための実用的方法・・・・[9]
  •  6 入力データの補助的な処理・・・・[9]
  •  6.1 外挿・・・・[10]
  •  6.2 内挿・・・・[10]
  •  6.3 波長帯域幅・・・・[10]
  •  7 色度座標・・・・[11]
  •  8 数値の処理・・・・[11]
  •  9 結果の記載・・・・[11]
  •  附属書A(参考)参考文献・・・・[12]
  •  附属書JA(参考)主波長(又は補色主波長)及び刺激純度による色度の表示方法・・・・[13]
  •  附属書JB(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[17]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS Z 8781-3 pdf 1] ―――――

Z 8781-3 : 2016

まえがき

  この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,日本色彩学会(CSAJ)及び一般財団法人日
本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を制定すべきとの申出があり,日本工業標
準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)である。これによって,JIS Z 8701:1999は
廃止され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
JIS Z 8781の規格群には,次に示す部編成がある。
JIS Z 8781-1 第1部 : CIE測色標準観測者の等色関数
JIS Z 8781-2 第2部 : CIE測色用標準イルミナント
JIS Z 8781-3 第3部 : CIE三刺激値
JIS Z 8781-4 第4部 : CIE 1976 L*a*b*色空間
JIS Z 8781-5 第5部 : CIE 1976 L*u*v*色空間及びu', v'均等色度図
JIS Z 8781-6 第6部 : CIEDE2000色差式(予定)

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS Z 8781-3 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
Z 8781-3 : 2016

測色−第3部 : CIE三刺激値

Colorimetry-Part 3: CIE tristimulus values

序文

  この規格は,2012年に第1版として発行されたISO 11664-3を基とし,国内の実情を反映させるため,
技術的内容を変更して作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。
変更の一覧表にその説明を付けて,附属書JBに示す。

1 適用範囲

  この規格は,与えられた分光分布に対する色刺激のCIE三刺激値を計算する方法について規定する。
これらの色刺激は,自発光光源,反射物体又は透過物体によって作り出される。この規格は,色刺激関
数が380 nm780 nmの波長範囲で,5 nm間隔又はより小さい間隔の測定値が表にされていることを必要
とする。外挿は,測定された波長範囲が380 nm780 nmより狭い場合のために規定する。
標準的方法は,360 nm830 nmの波長範囲にわたる1 nm間隔の和として定義する。標準的方法の代替
方法としての実用的方法は,より大きな間隔(最大5 nm)及びより狭い波長範囲(380 nm780 nm)のた
めに定義する。代替方法としての実用的方法は,使用者が最終結果への影響の程度を評価し妥当と認めら
れたときだけ用いる。
この規格は,CIE 1931測色標準観測者又はCIE 1964測色補助標準観測者と一緒に用いることができる。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 11664-3:2012,Colorimetry−Part 3: CIE tristimulus values(MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS Z 8113 照明用語
JIS Z 8781-1 測色−第1部 : CIE測色標準観測者の等色関数
注記 対応国際規格 : ISO 11664-1/CIE S 014-1/E,Joint ISO/CIE Standard: Colorimetry−Part 1: CIE
standard colorimetric observers(IDT)
JIS Z 8781-2 測色−第2部 : CIE測色用標準イルミナント
注記 対応国際規格 : ISO 11664-2/CIE S 014-2/E,Joint ISO/CIE Standard: Colorimetry−Part 2: CIE
standard illuminants(IDT)

――――― [JIS Z 8781-3 pdf 3] ―――――

2
Z 8781-3 : 2016
ISO 23539/CIE S 010/E,Joint ISO/CIE Standard: Photometry−The CIE system of physical photometry
CIE DS 017.2/E: ILV,International Lighting Vocabulary

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS Z 8113によるほか,次による。
3.1
規準化係数,k, k10(normalizing constants)
自発光光源,反射物体又は透過物体のCIE三刺激値を計算する場合に用いる規準化のための係数。
3.2
最大視感効果度,Km(maximum luminous efficacy)
物理測光のCIE表色系における放射の最大となる視感効果度。V10(λ)関数を測光のために用いた場合は,
記号Km,10を用いる。
3.3
分光反射率係数,R(λ)(spectral reflectance factor)
試料の表面要素を頂点とする与えられたすい体で範囲を定められた立体角内への波長λの反射放射束又
は光束の,全く同様に照明された完全拡散反射体から同じ立体角への波長λの反射放射束又は光束に対す
る比。
3.4
照明光の相対分光分布,S(λ)(relative spectral distribution of the illuminant)
ある値を基準にとって,分光分布を相対的に表したもの。基準値としては,分光分布の最大値,特定の
波長における値,分光分布から求めた測光量の値などを用いる(JIS Z 8113の01020参照)。
3.5
分光視感効率,V(λ)(spectral luminous efficiency)
特定の測光条件の下で,波長λの放射と波長λmの放射とが同じ強さの光感覚(明るさ感覚)を生じる場
合における,波長λmの放射束の,波長λの放射束に対する比。通常,λを変化させたときの最大値が1に
なるように規準化する。 y10 関数を測光のため用いた場合は,記号V10(λ)を用いる。
3.6
重価係数,Wx(λ),Wy(λ),Wz(λ)(pre-calculated weighting functions)
CIE 1931測色標準観測者を用いた三刺激値の積算のために事前に計算された重み係数。CIE 1964測色補
助標準観測者を用いた場合は,記号Wx,10(λ),Wy,10(λ),Wz,10(λ)を用いる。
3.7
色度座標,x, y, z(chromaticity coordinates)
CIE 1931測色標準観測者を用いて計算された三刺激値の各々の,それらの和に対する比。CIE 1964測色
補助標準観測者を用いた場合は,記号x10,y10,z10を用いる。
3.8
CIE 1931等色関数, x ,y , z (colour-matching functions)
(CIE 2度視野表色系として知られている)CIE 1931表色系における関数 x ,y ,z 。
3.9
CIE 1964等色関数,x10 , z10
, y10 (colour-matching functions)
(CIE 10度視野表色系として知られている)CIE 1964表色系における関数 x10 , y10 , z10。

――――― [JIS Z 8781-3 pdf 4] ―――――

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Z 8781-3 : 2016
3.10
三刺激値,X, Y, Z(tristimulus values)
CIE 1931測色標準観測者を用いて計算された試料の色刺激と等色するための3個の原刺激の量。CIE
1964測色補助標準観測者を用いた場合は,記号X10,Y10,Z10を用いる。
3.11
分光放射輝度率,β(λ)(spectral radiance factor)
表面要素の与えられた方向への波長λの放射輝度の,同じ条件で照射された完全拡散反射体又は完全拡
散透過体の波長λの放射輝度に対する比。
3.12
波長間隔,Δλ(wavelength interval)
積和計算によってCIE三刺激値を求めるための波長の間隔。
3.13
色刺激関数,φλ(λ)(colour stimulus function)
放射輝度,放射パワーなどの放射量の分光密度による波長の関数としての色刺激の表記(JIS Z 8113の
03027参照)。
3.14
相対色刺激関数,φ(λ)(relative colour stimulus function)
色刺激関数の相対分光分布。
3.15
波長,λ(wavelength)
周期的な波動の伝ぱん方向における,隣り合った同位相の2点間の距離(JIS Z 8113の01015参照)。
3.16
分光反射率,ρ(λ)(spectral reflectance)
物体に入射した波長λの放射束又は光束に対する,反射した放射束又は光束の比。
3.17
分光透過率,τ(λ)(spectral transmittance)
物体に入射した波長λの放射束又は光束に対する,透過した放射束又は光束の比。

4 標準的方法

  この方法は,CIE 1931測色標準観測者又はCIE 1964測色補助標準観測者と一緒に用いる。色刺激の観測
者の目に張る角度が1°4°の場合は,CIE 1931測色標準観測者を用いる。この張る角度が4°を超える
場合,CIE 1964測色補助標準観測者を用いる。同じ観測者が,互いに比較される全ての刺激に対して用い
られる。

4.1 三刺激値の計算

  CIE 1931標準表色系では,三刺激値X,Y及びZは,式(1)に従って,360 nm830 nmの波長範囲にわた
る積分によって求める。

――――― [JIS Z 8781-3 pdf 5] ―――――

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  • ISO 11664-3:2012(MOD)

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