JIS B 1455:1988 ゴム軸継手

JIS B 1455:1988 規格概要

この規格 B1455は、一般の機械に用いるゴム軸継手について規定。

JISB1455 規格全文情報

規格番号
JIS B1455 
規格名称
ゴム軸継手
規格名称英語訳
Rubber shaft couplings
制定年月日
1970年7月1日
最新改正日
2015年10月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

21.120.20
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
機械要素(ねじを除く) 2021
改訂:履歴
1970-07-01 制定日, 1973-07-01 確認日, 1976-03-01 改正日, 1979-02-01 確認日, 1984-01-01 確認日, 1988-05-01 改正日, 1994-01-01 確認日, 1999-02-20 確認日, 2005-01-20 確認日, 2005-07-20 確認日, 2010-10-01 確認日, 2015-10-20 確認
ページ
JIS B 1455:1988 PDF [11]
                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
B 1455-1988

ゴム軸継手

Rubber Shaft Couplings

1. 適用範囲 この規格は,一般の機械に用いるゴム軸継手(以下,継手という。)について規定する。
備考 この規格の中で{}を付けて示してある単位及び数値は,従来単位によるものであって,参
考として併記したものである。
引用規格 :
JIS B 0401 寸法公差及びはめあい
JIS B 0405 削り加工寸法の普通許容差
JIS B 0407 鋳鉄品普通許容差
JIS B 0903 円筒軸端
1円すい軸端
JIS B 0904 10
JIS G 3101 一般構造用圧延鋼材
JIS G 3506 硬鋼線材
JIS G 4051 機械構造用炭素鋼鋼材
JIS G 5501 ねずみ鋳鉄品
JIS K 6385 防振ゴムの試験方法
JIS K 6386 防振ゴムのゴム材料
2. 用語の意味 この規格で用いる主な用語の意味は,次による。
(1) 軸心間の狂い 継手によって結合される両軸の中心線(軸心)間の偏心及び偏角の総称。
(2) 偏心 軸心間の平行誤差(図の 。
(3) 偏角 軸心間の角度誤差(図の 懿 。

(4) 静的ねじりばね定数 ゴム部に単位の静的たわみ角を与えるのに必要なトルク[7.2(5)の (kt) によっ
て示したもの]。
(5) 常用トルク 常用される変動しない一方向の回転力(付表のT)。

――――― [JIS B 1455 pdf 1] ―――――

2
B 1455-1988
3. 種類 継手の種類は,表1に示す軸心間の狂いの許容値の記号と静的ねじりばね定数の記号との組合
せによる。
表1 種類
軸心間の狂いの許容値(1) 静的ねじりばね定数
記号 許容値の区分 記号 ばね定数の区分
K2 かなり小さいもの
E1 小さいもの
K4 小さいもの
E2 やや大きいもの
K8 大きいもの
E4 かなり大きいもの
K16 かなり大きいもの
注(1) 表2による。
4. 品質
4.1 継手には,使用上有害な鋳巣,きず,割れ,ひびなどの欠陥があってはならない。
4.2 継手は,付表の常用トルク (T) を伝えるものとし,寿命を十分保持するものでなければならない。
4.3 軸心間の狂いの許容値及び継手の静的ねじりばね定数は,表2による。
表2 軸心間の狂い・静的ねじりばね定数
軸心間の狂いの許容値 静的ねじりばね定数の許容値
記号 偏心 偏角(度) 記号 許容値 N・m/rad [{kgf・m/rad}]
K2 2T以上4T未満
E1 1以下
K4 4T以上8T未満
E2 付表による。 2以下
K8 8T以上16T未満
E4 4以下
K16 16T以上
4.4 継手の釣合いは,振動の原因とならない程度に良好でなければならない。
5. 寸法及び構造
5.1 継手の主要寸法は,付表による。
5.2 継手の軸穴直径は,付表の最大直径以下とし,原則としてJIS B 0903(円筒軸端)又はJIS B 0904
(101円すい軸端)による。この場合継手軸穴の寸法許容差は,原則としてJIS B 0401(寸法公差及びはめ
あい)のH7とする。
備考 軸穴直径は,受渡当事者間の協定によって粗仕上げ加工のままとすることができる。
5.3 はめあい部分以外の寸法許容差は,次による。
削り加工部分 JIS B 0405(削り加工寸法の普通許容差)の中級
鋳造のままの部分 JIS B 0407(鋳鉄品普通許容差)の精級
5.4 継手には軸心間の狂いが測定できる部分を設ける。この部分の振れの許容値は,表3による。

――――― [JIS B 1455 pdf 2] ―――――

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B 1455-1988
表3 振れ
単位 mm
振れの許容値(2)
記号
E1 E2 E4
測定部外径
250以下 0.04以下 0.08以下 0.16以下
250を超えるもの 0.06以下 0.12以下 0.25以下
注(2) 測定部外径の半径方向の振れ及び軸方向の振れの許容値とす
る。
5.5 ゴム部の寸法は,取付け及び使用に悪影響を及ぼさない精度とする。
5.6 継手に使用するボルトは,ばね座金その他の方法による緩み止めを行う。
5.7 継手は,これを使用する機械の運転に支障がないように,軸方向の遊びを吸収できる構造とする。
6. 材料 継手各部に使用する材料は,表4に示すもの又は品質がこれと同等以上のものとする。
表4 各部の材料
主要部品(3) 材料
ゴム部 JIS K 6386
フランジ及び圧力リング JIS G 5501のFC 20又はJIS G 4051のS 20 C
ボルト,ナット及び座金 JIS G 3101のSS 41
ばね座金 JIS G 3506のSWRH 62 A又はSWRH 62 B
注(3) 主要部品の名称を,参考図16に示す。ただし,参考図は,構造の一例を示
したものである。
7. 検査
7.1 検査の種類 継手の検査は,形式検査(4)と受渡検査(5)とに区分する。
なお,形式検査及び受渡検査の抜取検査方式は,受渡当事者間の協定による。
注(4) 形式検査とは,製品の品質が設計で示されたすべての特性を満足するかどうかを判定するため
の検査。
(5) 受渡検査とは,既に形式検査に合格したものと同じ設計・製造にかかわる製品の受渡しに際し
て必要と認められる特性が満足するものであるかどうかを判定するための検査。
7.2 形式検査 形式検査は,次による。
(1) 外観検査は,目視によって継手各部について行い,4.1の規定に適合しなければならない。
(2) 寸法及び構造は,5.の規定に適合しなければならない。
(3) 継手は,付表の常用トルクの5倍のトルクを静的に3分間負荷したとき,各部に異状があってはなら
ない。
(4) 継手は,表2の偏心及び偏角の許容値を同時に与えた状態で,かつ,無負荷で106回転したとき,表4
の各部に異状があってはならない。
なお,試験回転速度は,表5による。

――――― [JIS B 1455 pdf 3] ―――――

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B 1455-1988
表5 試験回転速度
常用トルク
10 20 40 80 160 315 630 1 250 2 5005 000 7 10010 00014 00020 000
T
[{1}] [{2}] [{4.1}] [{8.2}][{16.3}] [{64.2}]
[{32.1}] [{127}] [{255}] [{510}][{724}] [{1 428}]
[{1 020}] [{2 040}]
(N・m) [{kgf・m}]
試験回転速度
(最低) 41.6 [{2 500}] 26.6 [{1 600}]16.6 [{1 000}] 10.5 [{630}] 6.6 [{400}]
(S−1) [{rpm}]
(5) 静的ねじりばね定数は,JIS K 6385(防振ゴムの試験方法)のばね定数試験の規定に準じて測定し,
次の式によって計算した値が,表2の規定に適合しなければならない。
T2 T1
kt
(T2 ) (T1 )
ここに, kt : 静的ねじりばね定数 (N・m/rad) [{kgf・m/rad}]
T2 : 静的試験トルクの上限 [T2= (1.251.5) N・m [{kgf・m}]]
T1 : 静的試験トルクの下限 [T1= (0.50.75) N・m [{kgf・m1]
T : 静的常用トルク (N・m) [{kgf・m}]
T2) : T2における角変位 (rad)
T1) : T1における角変位 (rad)
7.3 受渡検査 受渡検査は,7.2の(1)及び(2)による。
8. さび止め 継手には,石油系溶剤で容易に取り除くことのできるさび止め剤の塗布又はこれに代わる
方法によって,さび止めを施す。
9. 製品の呼び方 継手の呼び方は,規格番号(又は規格名称),呼び,(軸心間の狂いの許容値の記号,
静的ねじりばね定数の記号),継手外径×継手全長及び(軸穴の仕上がり状態)による。ただし,軸心間の
狂いの許容値の記号,静的ねじりばね定数の記号及び軸穴の仕上がり状態は,必要がない場合は省略して
もよい。
例 : JIS B 1455 250 (E4, K16)−630×400(穴径80キー溝付)
ゴム軸継手 250−630×400
10. 表示 継手の適当な箇所に,次の事項を表示する。
(1) 呼び
(2) 製造業者名又はその略号

――――― [JIS B 1455 pdf 4] ―――――

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B 1455-1988
付表 ゴム軸継手
備考 寸法を説明するための図であって,実際の構造を示すものではない。
単位 mm
軸穴d 偏心の許容値
常用トルク 軸穴
(参考) 全長 外径(最大)
呼び T 最大 長さ
最小 L D E1 E2 E4
(N・m) [{kgf・m}]
直径 l
直径
0.2 0.5 1
10 10 [{ 1}] 16 − 25 − − 56 63 71 80 63 100 以下 以下 以下
20 20 [{ 2}] 20 12 31.5 − − 71 80 90 100 80 125
0.3 0.6 1.2
40 40 [{ 4.1}] 25 16 40 − − 90 100 112 125 100 160
以下 以下 以下
80 80 [{ 8.2}] 32 20 50 − − 112 125 140 160 125 200
160 160 [{16.3}] 40 25 56 − − 140 160 180 200 160 250
0.4 0.8 1.6
315 315 [{32.1}] 50 32 63 − 160 180 200 224 − 200 315
以下 以下 以下
630 630 [{64.2}] 63 40 80 − 200 224 250 280 − 250 400
1 250 1 250 [{127}] 80 50 100 − 250 280 315 355 − 315 500
0.5 1 2
2 500 2 500 [{255}] 100 63 125 − 315 355 400 450 − 400 630
以下 以下 以下
5 000 5 000 [{510}] 125 80 140 355 400 450 500 − − 500 800
7 100 7 100 [{724}] 140 90 160 400 450 500 560 − − 560 900
10 000 10 000
[{1 020}] 160 100 180 450 500 560 630 − − 630 1000 0.6 1.2 2.5
14 000 14 000
[{1 428}] 180 110 200 500 560 630 710 − − 710 1120 以下 以下 以下
20 000 20 000
[{2 040}] 200 125 224 560 630 710 800 − − 800 1250

――――― [JIS B 1455 pdf 5] ―――――

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