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JIS B 6201:1993 規格概要
この規格 B6201は、工作機械の運転性能,及び剛性に関する基本事項並びにこれらの試験の試験方法に関する要項について規定。
JISB6201 規格全文情報
- 規格番号
- JIS B6201
- 規格名称
- 工作機械―運転試験方法及び剛性試験方法通則
- 規格名称英語訳
- Machine tools -- Running tests and rigidity tests -- General requirements
- 制定年月日
- 1953年5月8日
- 最新改正日
- 2017年10月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- 国際規格分類
ICS
- 25.080.01
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- ‐
- 改訂:履歴
- 1953-05-08 制定日, 1956-05-08 改正日, 1959-04-09 確認日, 1963-03-01 改正日, 1966-04-01 確認日, 1969-03-01 確認日, 1972-04-01 確認日, 1973-06-01 改正日, 1976-07-01 改正日, 1979-07-01 確認日, 1984-02-01 確認日, 1987-10-01 改正日, 1990-12-01 改正日, 1993-12-01 改正日, 1998-09-20 確認日, 2002-08-20 確認日, 2008-03-20 確認日, 2012-10-22 確認日, 2017-10-20 確認
- ページ
- JIS B 6201:1993 PDF [13]
日本工業規格(日本産業規格) JIS
B 6201-1993
工作機械−運転試験方法及び剛性試験方法通則
Machine tools−Running tests and rigidity tests−General requirements
1. 適用範囲 この規格は,工作機械の運転性能,剛性試験に関する基本事項及びこれらの試験の試験方
法に関する要項について規定する。
備考1. ここでいう工作機械には,数値制御によるものも含む。
2. この規格の引用規格を,付表1に示す。
2. 基本事項
2.1 個別規格 各種工作機械の機種別の試験方法は,この規格に規定する要項の中から,その工作機械
の目的及び運転性能に応じて具体的に選定して,個別の日本工業規格(日本産業規格)として定める。
機種別の個別規格が定まっていない工作機械については,この規格に準じる方法を適用する。
また,構造上個別規格に規定してある試験方法によりがたい場合には,この規格の要項に示す方法の中
から適切なものを選ぶ。
2.2 試験の実施 試験は,次によって実施する。
(1) 工作機械を製造する工場で行う。
(2) 工作機械の運転性能及び精度に影響を及ぼさないように据付け・調整をした後に行う。
(3) 一般に,工作機械を分解しないで行う。
(4) 工作機械の運転に必要な装置を装備し,潤滑油,作動油,切削油剤などを適切に満たした状態で行う。
(5) 一般に,工作機械を各部にわたって運転し,温度,潤滑などの状態がほぼ安定した後に行う。
(6) 試験に使用する測定器及びその精度は,附属書による。
(7) この規格に規定する測定器・測定方法以外に,精度がこれと同等以上と認められる測定器・測定方法
で試験を行ってもよい。
(8) 試験中に異常を認めたときは,その原因を調べ,調整した後に改めて初めから試験をやり直す。ただ
し,その調整が既に行った試験結果に影響を及ぼさない場合は,それ以前の試験を繰り返さなくても
よい。
(9) 同一設計の工作機械の剛性試験は,代表する1台について行った試験結果で代表させ,他のものにつ
いては試験を省略してもよい。
3. 運転試験方法に関する要項
――――― [JIS B 6201 pdf 1] ―――――
2
B 6201-1993
3.1 運転試験の目的及び項目 運転試験は,工作機械の運転に必要な性能を試験することを目的とし,
試験項目は,機能試験,無負荷運転試験,負荷運転試験及びバックラッシ試験の4項目とする。
3.2 機能試験方法 機能試験は,数値制御によらない機能と数値制御による機能とについて行う。
数値制御によらない機能試験は,手動によって各部を操作し,作動の円滑さ及び機能の確実さを試験す
る。数値制御による機能試験は,数値制御テープ及びその他の数値制御指令によって各部を作動させ,機
能の確実さ及び作動の円滑さを試験する。機能試験は,目視又は感触によって行う。試験結果の表示方法,
試験事項及び試験方法は,次による。
(1) 表示方法 機能の良否で表す。
(2) 試験事項及び試験方法 試験事項及び試験方法は,表1による。
備考1. 数値制御によらない機能は,次による。
(1) 手動によって直接機械的に操作される機能。
(2) 制御装置を介して手動によって入力するが,作動は数値制御によらない機能。
2. 数値制御による機能は,次による。
(1) 手動によって入力され,数値制御によって作動する機能。
(2) 数値制御テープなどにプログラムされ,数値制御によって作動する機能。
(3) 数値制御装置内部で自動的に作動する機能。
表1 機能試験における試験事項及び試験方法
試験事項 引用試験 試験方法 適用例(参考)
番号
主 数値制御 始動,停止及び 1-11 適当な一つの速度で,始動,停止(制 旋盤,フライス盤,ボール盤の主軸。
運 によらな 運転操作 動,逆転,寸動などを含む。)を繰り 研削盤のといし軸。
動 いもの 返し行い,作動の円滑さと確実さと 平削り盤のテーブル。
を試験する。
速度の変換操作 1-12 表示のすべての速度範囲にわたり速 旋盤,フライス盤,ボール盤の主軸。
度を変換し,操作装置の作動の円滑 研削盤のといし軸。
さと指示の確実さとを試験する。平滑り盤のテーブル。
数値制御 始動,停止及び 1-21 適当な一つの速度で始動,停止,制 数値制御旋盤,マシニングセンタの
によるも 逆転 動,逆転及び寸動を繰り返し行い, 主軸。
の 作動の確実さと円滑さとを試験す 数値制御横中ぐり盤の主軸及びフラ
る。 イス主軸。
放電加工機の送り。
速度の変換 1-22 表示の少なくとも最低,中間,最高 数値制御旋盤,マシニングセンタの
の3速度に主軸速度を変換し,作動 主軸。
の確実さと円滑さとを試験する。数値制御横中ぐり盤の主軸及びフラ
イス主軸。
送 数値制御 始動,停止及び 1-31 適当な一つの速度で,始動,停止(制 旋盤の往復台及び横送り台。
り によらな 運転操作(機動 動,逆転,寸動などを含む。)を繰り 研削盤の工作主軸及びテーブル。
運 いもの 送り掛け外しの 返し行い,作動の円滑さと確実さと フライス盤,研削盤のテーブル。
動 操作を含む。) を試験する。 平削り盤の刃物台及び工具送り台。
送り速度の変換 1-32 表示の少なくとも最低,中間,最高 旋盤の往復台及び横送り台。
操作 の3送りに送り速度を変換し,操作 研削盤の工作主軸の回転速度。
装置の作動の円滑さと指示の確実さ フライス盤のテーブル。
とを試験する。
――――― [JIS B 6201 pdf 2] ―――――
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B 6201-1993
試験事項 引用試験 試験方法 適用例(参考)
番号
送 数値制御 送り量の変換操 1-33 表示の少なくとも最低,中間,最高 旋盤の往復台及び横送り台の主軸1
り によらな 作 の3送りに送り量を変換し,操作装 回転当たりの送り量。
運 いもの 置の作動の円滑さと指示の確実さと 平削り盤のテーブル1ストローク当
動 を試験する。 たりの送り量。
送込み速度又は 1-34 表示の少なくとも最低,中間,最高 研削盤の機動送込み。
送込み量の変換 の3送りに送込み速度又は送込み量 心無し研削盤のといし台,調整車台
操作 を変換し,操作装置の作動の円滑さ 又は調整車下部滑り台の機動送込
と指示の確実さとを試験する。 み。
自動逆転の操作 1-35 自動逆転位置の設定及び作動の円滑 多軸ボール盤の送り。
さと確実さとを試験する。 研削盤のテーブル送り。
自動停止位置の 1-36 自動停止位置の設定及び作動の円滑 フライス盤,平面研削盤のテーブル
操作 さと確実さとを試験する。 自動停止装置。
ホブサドルの自動停止装置。
手送りの操作 1-37 手送りの作動の円滑さと均一さとを 旋盤の往復台など手送りハンドル及
試験する。 びマイクロメータカラー。
タレット旋盤のラム。
数値制御 送りの始動,停 1-41 表示の少なくとも最低,中間,最高 数値制御工作機械の各運動軸の送り
によるも 止及び送り速度 の3送りに送り速度を変換し,作動 運動又は回転運動。
の の変換 の確実さと円滑さとを試験する。
寸動 1-42 寸動を行い,作動の確実さと円滑さ 数値制御工作機械の各運動軸。
とを試験する。
位 数値制御 機動送り及び早 1-51 機動送り及び早送りの掛外し位置の 旋盤,ボール盤の機動送り。
置 によらな 送り掛外しとそ 設定並びに作動の円滑さと確実さと
調 いもの の装置の操作 を試験する。
整 (始動,停止の
運 操作を含む。)
動 自動位置決め装 1-52 機動送りにおける位置決めのための 研削盤のといし台の機動送込み自動
置の操作 自動停止装置の指令位置の設定及び 停止装置。
作動の確実さを試験する。 ひざ形立フライス盤の主軸頭の自動
停止装置。
タレット旋盤ラムの自動停止装置。
位置調整の操作 1-53 機動又は手動による動きの作動の円 旋盤の心押台及び心押軸。
滑さと均一さとを試験する。 ラジアルボール盤のアームの旋回及
び昇降。
旋盤の四角刃物台の割出し。
研削盤のといし台又は工作主軸台の
移動及び旋回。
締付けの操作 1-54 動きの任意の位置において締め付 旋盤の心押台。
け,その確実さを試験する。 フライス盤のニー。
移動速度又は移 1-55 移動速度又は移動量を変換し,操作 ホブ盤のテーブル又はコラムの送り
動量の変換操作 装置の作動の円滑さと機能の確実さ 量。
とを試験する。 平面研削盤のテーブル又はといし頭
の機動送り量。
手送りの操作 1-56 手送りの作動の円滑さと均一さとを プラノミラーのフライスヘッド。
試験する。 平面研削盤のといし頭の送込み。
――――― [JIS B 6201 pdf 3] ―――――
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B 6201-1993
試験事項 引用試験 試験方法 適用例(参考)
番号
位 数値制御 位置調整及び締 1-61 作動の円滑さと均一さとを試験す 数値制御旋盤の刃物台の割出し。
置 によるも 付け る。 数値制御横中ぐり盤,マシニングセ
調 の ンタの旋回テーブルの割出し。
整 数値制御研削盤のテーブルの位置決
運 め及び定寸装置の寸法設定。
動 原点復帰 1-62 復帰可能な任意の複数位置からそれ 数値制御工作機械の原点復帰。
ぞれ原点復帰を行い,機能の確実さ
と作動の円滑さとを試験する。
取 数値制御 工具の取付け及 1-71 取付け及び取外しの円滑さと確実さ 平削り盤,横中ぐり盤,プローチ盤
付 によらな び取外し とを試験する。 の工具。
け いもの 研削盤のといし車。
取 放電加工機の電極。
外 工作物の取付け 1-72 取付け及び取外しの円滑さと確実さ 立て旋盤,形彫り放電加工機の工作
し 及び取外し とを試験する。 物。
及 工具調整装置の 1-73 操作装置の作動の円滑さと指示の確 ワイヤ放電加工後のワイヤ張力調整
び 操作 実さとを試験する。 装置及びワイヤ電極走行速度の変換
調 装置。
整 カムの取付け及 1-74 機能の確実さを試験する。 単軸自動旋盤,多軸自動旋盤のカム。
び取外し
数値制御 工具の自動交換 1-81 工具の自動交換を行い,作動の確実 マシニングセンタの工具。
によるも さと円滑さとを試験する。
の
補 電気装置 1-91 運転試験の前後に緑縁状態を試験す −
助 る。
装 ただし,半導体などを使用した回路
置 には適用しない。
の 安全装置 1-92 作業者の安全と機械防護機能の確実 −
機 さとを試験する(JIS B 6014参照)。
能 潤滑装置 1-93 油密,油量の適正な配分など機能の −
確実さを試験する。
油空圧装置 1-94 油密,気密,圧力調整など機能の確 −
実さを試験する。
位置読取り装置 1-95 機能の確実さと作動の円滑さとを試 ジグ中ぐり盤の位置読取り装置。
験する。
数値制御装置の補助装置 1-96 数値制御装置の各種表示灯,テープ −
リーダ,ファンなどの機能の確実さ
と作動の用滑さとを試験する。
附属装置 1-99 機能の確実さを試験する。 切削油剤装置,放電加工液調整装置,
切くず(屑)処理装置。
そ 数値制御によらないもの 1-01 機能の確実さと作動の円滑さとを試 単軸自動旋盤のプログラム制御装
の 験する。 置。
他 数値制御によるもの 1-02 機能の確実さと作動の円滑さとを試 シングルブロック送り,送り速度オ
の 験する。 ーバライド,シーケンス番号表示・
機 サーチ,フィードホールド。
能
3.3 無負荷運転試験方法
3.3.1 無負荷運転試験 無負荷運転試験は,工作機械を所定の無負荷状態で運転し,運転状態(1),温度変
化及び所要電力を試験する。試験結果の表示方法,試験事項及び測定方法は,次による。
――――― [JIS B 6201 pdf 4] ―――――
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B 6201-1993
注(1) 運転状態とは,速度,行程の数及び長さ並びにそれらの表示との差,振動,騒音,潤滑,油密,
気密などの状態をいう。
(1) 表示方法 各部の運転状態,温度,所要電力などで表す。
(2) 試験事項及び測定方法 試験事項及び測定方法は,表2による。
表2 無負荷運転試験における試験事項及び測定方法
試験事項 引用試験 測定器 試験方法 適用例(参考)
番号
主軸回転速度 2-11 回転計(度数計及びスト 速度の各段階(2)で,主軸回転速度 −
ップウォッチ),ストロ を測定する。
ボスコープ
送り速度 2-21 直尺及びストップウォ 送りの各段階(2)で,送り速度(送 −
(送り量) ッチ(ダイヤルゲージ及 り量)を測定する。
びストップウォッチ)
温 軸受部の 2-31 棒状温度計,熱電対温度 主軸の最低速度から始め,各段階 旋盤,フライス盤,ボール盤の
度 温度 計,抵抗温度計 で運転し,引き続き最高速度で運 主軸。
転を継続し,軸受部の温度を測定 フライス盤のアーバ支え。
する。 ホブ盤のホブ軸受及び親ウォ
ーム軸。
研削盤のといし軸。
作動油の 2-32 上記の運転条件で作動油の温度を 研削盤の作動油。
温度 測定する。
主軸頭, 3-33 上記の運転条件で主軸頭,歯車箱 横中ぐり盤の主軸頭,歯車箱。
歯車箱な などの温度を測定する。
どの温度
室温 2-34 上記の運転条件で工作機械周囲の −
室温を測定する。
所要電力 2-41 電力計(電圧計,電流計 所定の運転条件によって所要電力 −
と力率計) (電圧,電流,力率)を測定する。
また,運転の終わりに全運転の
所要電力を測定する。
振動 2-51 官能試験又はJIS B 6003による。 −
騒音 2-61 官能試験又はJIS B 6004による。 −
注(2) 主軸回転速度及び送り速度が無段変速の場合は,各無段変速範囲のそれぞれについて最低,中間及び最高の速
度に対して試験する。
3.3.2 連続無負荷運転試験 連続無負荷運転試験は,工作機械を所定の無負荷状態で連続運転し,異常の
有無を試験する。試験結果の表示方法,試験事項及び測定方法は,次による。
(1) 表示方法 連続運転中の異常の有無で表す。
(2) 試験事項及び測定方法 工作機械を,各種制御機能を含めた数値制御指令又はその他の制御方法によ
って,原則として2時間程度の連続運転(2サイクル以上を含む。)を行い,異常の有無を観察する。
3.4 負荷運転試験方法 負荷運転試験は,工作機械を負荷状態で運転し,運転状態(1)と加工能力とを試
験する。試験結果の表示方法,試験事項及び測定方法は,次による。
(1) 表示方法
(a) 負荷によって,所定の電力,トルク又は切削主分力に達するまでの各段階の加工条件並びに電力及
びトルク若しくは切削主分力で表す。
(b) 特定の負荷における挙動(びびりなど)で表す。
(2) 試験事項及び測定方法 試験事項及び測定方法は,表3による。
――――― [JIS B 6201 pdf 5] ―――――
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JIS B 6201:1993の国際規格 ICS 分類一覧
JIS B 6201:1993の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB0659:1996
- 比較用表面粗さ標準片
- JISB6003:1993
- 工作機械―振動測定方法
- JISB6004:1980
- 工作機械の騒音レベル測定方法
- JISB6014:1980
- 工作機械の安全通則
- JISB7153:1995
- 測定顕微鏡
- JISB7411:1997
- 一般用ガラス製棒状温度計
- JISB7516:2005
- 金属製直尺
- JISB7521:1979
- 携帯形時計式回転速度計
- JISC1102:1981
- 指示電気計器
- JISC1302:2018
- 絶縁抵抗計
- JISC1601:1983
- 指示熱電温度計
- JISC1603:1983
- 指示抵抗温度計