JIS C 6831:2001 光ファイバ心線

JIS C 6831:2001 規格概要

この規格 C6831は、石英系シングルモード光ファイバ素線,石英系マルチモード光ファイバ素線,多成分系マルチモード光ファイバ素線又はプラスチッククラッドマルチモード光ファイバ素線に2次被覆としてポリアミド樹脂などを施した光ファイバ心線について規定。

JISC6831 規格全文情報

規格番号
JIS C6831 
規格名称
光ファイバ心線
規格名称英語訳
Jacketed optical fibers
制定年月日
1989年3月1日
最新改正日
2015年10月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

IEC 60793-2:1998(MOD), IEC/CDV 60794-3 Ed.3.0:2000(MOD)
国際規格分類

ICS

33.180.10
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
電子 II-1 2020, 電子 II-2 2020, 電子 III-1 2020, 電子 III-2 2020
改訂:履歴
1989-03-01 制定日, 1991-09-01 改正日, 1996-07-01 確認日, 2001-08-20 改正日, 2006-01-20 確認日, 2010-10-01 確認日, 2015-10-20 確認
ページ
JIS C 6831:2001 PDF [7]
C 6831 : 2001

まえがき

  この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日
本工業規格である。これによって,JIS C 6831 : 1991は改正され,この規格に置き換えられる。
改正に当たっては,日本工業規格(日本産業規格)と国際規格との対比,国際規格と一致した日本工業規格(日本産業規格)の作成及び日
本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするため,IEC 60793-2 : 1998及びIEC CDV 60794-3
Ed. 3 : 2000を基礎として用いた。
この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の
実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会
は,このような技術的性質をもつ特許権,公開出願後の特許出願,実用新案権,又は公開出願後の実用新
案登録出願にかかわる確認については,責任はもたない。
JIS C 6831には,次に示す附属書がある。
附属書(参考) JISと対応する国際規格との対比表

(pdf 一覧ページ番号 )

――――― [JIS C 6831 pdf 1] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
C 6831 : 2001

光ファイバ心線

Jacketed optical fibers

序文 この規格は,1998年に発行されたIEC 60793-2, Optical fibres−Part 2 : Product specifications及び2000
年に提出されたIEC/CDV 60794-3 Ed. 3.0, Optical fibre cables−Part 3 : External optical fibre cables−Sectional
specificationのうち,光ファイバ心線にかかわる部分を翻訳し,技術的内容を変更することなく作成した日
本工業規格であるが,対応国際規格には規定されていない規定項目を日本工業規格(日本産業規格)として追加している。
なお,この規格の中で点線の下線を施してある部分は,原国際規格にはない事項である。
1. 適用範囲 この規格は,石英系シングルモード光ファイバ素線,石英系マルチモード光ファイバ素線,
多成分系マルチモード光ファイバ素線又はプラスチッククラッドマルチモード光ファイバ素線に2次被覆
としてポリアミド樹脂などを施した光ファイバ心線(以下,光ファイバ心線)について規定する。
備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。
なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21に基づき,IDT(一致している),MOD
(修正している),NEQ(同等でない)とする。
IEC 60793-2 : 1998 Optical fibres−Part 2 : Product specificaions (MOD)
IEC/CDV 60794-3 Ed.3.0 : 2000 Optical fibre cables−Part 3 : External optical fibre calbes−
Sectional specification (MOD)
2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS C 0010 環境試験方法−電気・電子−通則
JIS C 3660-1-1 電気ケーブルの絶縁体及びシース材料の共通試験方法−第1部 : 試験法総則−第1
節 : 厚さ,仕上寸法の測定及び機械的特性試験
JIS C 6820 光ファイバ通則
JIS C 6821 光ファイバ機械特性試験方法
JIS C 6832 石英系マルチモード光ファイバ素線
JIS C 6833 多成分系マルチモード光ファイバ素線
JIS C 6834 プラスチッククラッドマルチモード光ファイバ素線
JIS C 6835 石英系シングルモード光ファイバ素線
JIS K 6920-2 プラスチック−ポリアミド (PA) 成形用及び押出用材料−第2部 : 試験片の作り方及び
諸性質の求め方

――――― [JIS C 6831 pdf 2] ―――――

2
C 6831 : 2001
3. 定義 この規格で用いる主な用語の定義は,JIS C 6820の規定による。また,試験場所の状態はJIS C
0010に従う。
4. 種類及び形名 光ファイバ心線の種類及び形名はJIS C 6820の4.(形名)の規定による。例を表1に
示す。
表1 種類及び形名の例
種類 形名
石英系マルチモード光ファイバ心線 □-SGI-85/125
□-SGI-50/125
石英系シングルモード光ファイバ心線 □-SSMA 9.3/125
□-SSMA・T-10.5/125
□-SSMB-8/125
多成分系マルチモード光ファイバ心線 □-CSI-100/140-L
□-RSI-200/230
プラスチッククラッドマルチモード光ファイバ心線
□-RSI-200/300
備考 □は,2次被覆の材質(Y : ポリアミド樹脂,U : UV硬化樹脂,Z : その他の
もの)を表す。それ以降の記号は,光ファイバ素線を表す。
5. 材料,形状及び寸法
5.1 光ファイバ素線 光ファイバ素線は次のa) d)に規定する光ファイバ素線のうちいずれかを用いる。
a) IS C 6832
b) IS C 6833
c) IS C 6834
d) IS C 6835
5.2 2次被覆 2次被覆は,光ファイバ素線の上にこれと密接してポリアミド樹脂などをほぼ同心円状に
被覆する。2次被覆は一層以上の高分子材料から構成する。被覆は接続のために,簡単に除去できるもの
とする。2次被覆外径は,表2による。2次被覆の材料特性は,表3による。
表2 寸法
種類 2次被覆外径
石英系マルチモード光ファイバ心線 400± 40
500±100
多成分系マルチモード光ファイバ心線 600±100
プラスチッククラッドマルチモード光ファイバ心線700±100
石英系シングルモード光ファイバ心線 900±100
表3 材料特性
2次被覆の材料 ポリアミド樹脂 UV硬化樹脂,その他
項目 のもの
引張強さ 35MN/m2以上 受渡当事者間の協定に
伸び 200%以上 よる。
曲げ弾性率 500MN/m2以上
備考 20℃で測定された値とする。
5.3 心線の識別 心線の識別を行う場合は,2次被覆の着色又はその他適切な方法により,受渡当事者間
で定められたケーブルの寿命中,即座に識別できなければならない。

――――― [JIS C 6831 pdf 3] ―――――

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C 6831 : 2001
6. 伝送特性 損失及び帯域(又は分散)は,使用する光ファイバ素線規格の規定による(5.1参照)。
7. 強度 強度試験は,光ファイバ素線で行い,JIS C 6821の6.(スクリーニング試験)の規定によるス
クリーニングを施さなければならない。ただし,光ファイバ素線でスクリーニングを行わない場合は,光
ファイバ心線でスクリーニングを行うこととする。
8. 試験
8.1 試験場所の状態 試験場所の状態は,JIS C 0010の5.3(試験場所の標準状態)に規定される標準状
態[温度1535℃,相対湿度2585%,気圧86106kPa]による。
8.2 試験項目 試験項目は,表4による。
表4 試験項目
試験項目 試験方法・適用箇条 性能・適用箇条
心線の外径 8.3 5.2
2次被覆の材料特性 8.4 5.2
8.3 心線の外径 心線の外径は,JIS C 3660-1-1の規定によって試験する。
8.4 2次被覆の材料特性 2次被覆の材料特性は,JIS K 6920-2の規定によって試験する。
9. 包装 包装は,束又はボビン巻とし,運搬の際損傷しないよう適切な保護を施さなければならない。
10. 製品の呼び方 製品の呼び方は,JIS C 6820の7.(製品の呼び方)の規定によって,名称又は光ファ
イバ心線の形名による。
例 名称 : ポリアミド樹脂被覆光ファイバ心線SGI-50/125
光ファイバ心線の形名 : Y-SGI-50/125
11. 表示 束又はボビンに,次の事項を容易に消えない方法で表示する。
a) 名称又は光ファイバ心線の形名
b) 長さ
c) 製造年月
d) 製造業者名又はその略号

――――― [JIS C 6831 pdf 4] ―――――

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附属書(参考) JISと対応する国際規格との対比表
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JIS C 6831 : 2001 光ファイバ心線 IEC 60793-2 : 1998 光ファイバ総則
1:
IEC/CDV 60794-3 Ed. 3.0 : 2000 光ファイバケーブル屋外ケーブル
200
(I) ISの規定 (II) 国際規格番号 (III) 国際規格の規定 (V) ISと国際規格との技術的差異の
(IV) ISと国際規格との技術的差異の項目ごとの
1
評価及びその内容 理由及び今後の対策
表示箇所 :
表示方法 :
項目 内容 項目 内容 項目ごとの評価 技術的差異の内容
番号 番号
1 適用範囲 IEC 60793-2 1 適用範囲 MOD/変更 石英系以外の光ファイバ心線も規定 旧来からのJIS規格体系を継承しているが
技術的差異はない
2 引用規格 2 全般 MOD/変更 JIS体系も引用する
3 定義 5.1 光ファイバ心線 MOD/追加 試験場所の状態はJISにて規定 国内で普及した名称を一部活用している
が技術的差異はない
4 種類及び形名 5.1 光ファイバ心線 MOD/追加 石英系以外の光ファイバ心線も規定 旧来からのJIS規格体系を継承しているが
技術的差異はない
5 材料,形状及び寸法 5.1 光ファイバ心線 MOD/追加 同上
石英系以外の光ファイバ素線使用
二次被覆にポリアミド樹脂使用
6 伝送特性 5.1 光ファイバ心線 IDT
7 強度 2 IEC 60793-2引用 IDT
8 試験 5.1 光ファイバ心線 MOD/追加 ポリアミド樹脂の特性評価 試験は国内で必要な項目をISOの規定よ
り引用したものである
9 包装 5.1 光ファイバ心線 IDT
10 製品の呼び方 5.1 光ファイバ心線 MOD/変更 形名についてはJIS体系に従う 旧来からのJIS規格体系を継承しているが
技術的差異はない
11 表示 4.1 全般 IDT
IEC/CDV 60794-3 Ed. 3.0 : 2000 (MOD)
JISと国際規格との対応の程度の全体評価 : IEC 60793-2 : 1998 (MOD)

――――― [JIS C 6831 pdf 5] ―――――

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JIS C 6831:2001の引用国際規格 ISO 一覧

  • IEC 60793-2:1998(MOD)
  • IEC/CDV 60794-3 Ed.3.0:2000(MOD)

JIS C 6831:2001の国際規格 ICS 分類一覧

JIS C 6831:2001の関連規格と引用規格一覧