JIS H 8685-1:2013 アルミニウム及びアルミニウム合金の着色陽極酸化皮膜の促進耐光性試験方法―第1部:光堅ろう度試験

JIS H 8685-1:2013 規格概要

この規格 H8685-1は、アルミニウム及びアルミニウム合金の製品に施した着色陽極酸化皮膜の光堅ろう度試験による促進耐光性試験方法について規定。

JISH8685-1 規格全文情報

規格番号
JIS H8685-1 
規格名称
アルミニウム及びアルミニウム合金の着色陽極酸化皮膜の促進耐光性試験方法―第1部 : 光堅ろう度試験
規格名称英語訳
Anodizing of aluminium and its alloys -- Accelerated test of light fastness of coloured anodic oxidation coatings using artificial light
制定年月日
1999年8月20日
最新改正日
2018年10月22日
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‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 2135:2010(MOD)
国際規格分類

ICS

25.220.20
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
建築 II-1(試験) 2021, 建築 II-2(試験) 2021, 金属表面処理 2021
改訂:履歴
1999-08-20 制定日, 2004-01-20 確認日, 2008-10-01 確認日, 2013-10-21 改正日, 2018-10-22 確認
ページ
JIS H 8685-1:2013 PDF [11]
                                                                                 H 8685-1 : 2013

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[2]
  •  3 用語及び定義・・・・[2]
  •  4 概要・・・・[2]
  •  5 装置及び器具・・・・[2]
  •  6 試験片・・・・[3]
  •  7 操作・・・・[3]
  •  7.1 試験片の準備・・・・[3]
  •  7.2 手順・・・・[3]
  •  8 試験方法及び試験結果の表し方・・・・[4]
  •  8.1 ブルースケールによる試験・・・・[4]
  •  8.2 計測器による試験・・・・[5]
  •  9 試験報告書・・・・[5]
  •  附属書JA(規定)各種の光源の仕様・・・・[6]
  •  附属書JB(参考)ブルースケールの級と照射時間との関係・・・・[7]
  •  附属書JC(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[8]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS H 8685-1 pdf 1] ―――――

H 8685-1 : 2013

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人軽金
属製品協会(JAPA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を
改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)で
ある。
これによって,JIS H 8685-1:1999は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
JIS H 8685の規格群には,次に示す部編成がある。
JIS H 8685-1 第1部 : 光堅ろう度試験
JIS H 8685-2 第2部 : 紫外光堅ろう度試験

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――――― [JIS H 8685-1 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
H 8685-1 : 2013

アルミニウム及びアルミニウム合金の着色陽極酸化皮膜の促進耐光性試験方法−第1部 : 光堅ろう度試験

Anodizing of aluminium and its alloys-Accelerated test of light fastness of coloured anodic oxidation coatings using artificial light

序文

  この規格は,2010年に第3版として発行されたISO 2135を基とし,技術的内容を変更して作成した日
本工業規格である。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。
変更の一覧表にその説明を付けて,附属書JCに示す。

1 適用範囲

  この規格は,アルミニウム及びアルミニウム合金の製品(以下,製品という。)に施した着色陽極酸化皮
膜(以下,着色皮膜という。)の光堅ろう度試験による促進耐光性試験方法について規定する。
注記1 着色皮膜の光堅ろう度を調べる促進試験方法として,可視光を主とした光堅ろう度試験及び
紫外光を主とした紫外光堅ろう度試験の2種類あるが,この規格では光堅ろう度試験につい
て規定する。
注記2 製品の着色皮膜の品質管理には,実環境下における暴露試験によって光堅ろう度が既に求め
られている着色皮膜と対応させて評価する促進耐光性試験が適している。
注記3 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 2135:2010,Anodizing of aluminium and its alloys−Accelerated test of light fastness of
coloured anodic oxidation coatings using artificial light(MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。
警告 この規格の利用者は,通常の実験室での作業に精通しているものとする。この規格は,その使
用に関連して起こる全ての安全性の問題を取り扱おうとするものではない。この規格の利用者
は,各自の責任において,安全及び健康に対する適切な措置をとらなければならない。
また,紫外線カーボンアーク灯式耐光性試験機の発光部から発する光には,紫外線量が多量
に含まれているので,試験運転中やむを得ず,試験機槽内を観察するときには,紫外線遮断ガ
ラスの眼鏡を用いるなど,安全に十分注意する必要がある。

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2
H 8685-1 : 2013

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 7751 紫外線カーボンアーク灯式の耐光性試験機及び耐候性試験機
JIS H 0201 アルミニウム表面処理用語
JIS K 7350-2 プラスチック−実験室光源による暴露試験方法−第2部 : キセノンアークランプ
JIS K 7350-4 プラスチック−実験室光源による暴露試験方法−第4部 : オープンフレームカーボン
アークランプ
JIS L 0804 変退色用グレースケール
JIS L 0841 日光に対する染色堅ろう度試験方法
JIS Z 8720 測色用の標準イルミナント(標準の光)及び標準光源
JIS Z 8730 色の表示方法−物体色の色差
JIS Z 8741 鏡面光沢度−測定方法
JIS Z 9112 蛍光ランプ・LEDの光源色及び演色性による区分

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,次によるほか,JIS H 0201による。
3.1
有効面(significant surface)
製品の表面に施した着色皮膜が,用途に適合する品質を満たすことが不可欠な面。

4 概要

  この試験は,JIS L 0841に規定するブルースケール(以下,ブルースケールという。)を取り付けたホル
ダと試験片を取り付けた試験片ホルダとを並べて試験片回転枠に取り付け,促進耐光性試験装置を用いて
促進試験を行い,ブルースケールと試験片との変退色の度合いをJIS L 0804に規定する変退色用グレース
ケール(以下,グレースケールという。)3号と対比させて,着色皮膜の光堅ろう度を調べる。また,ブル
ースケールによる評価の代わりに,試験前後の試験片の変退色の程度を色差計で,必要に応じて,鏡面光
沢度の変化を光沢計で調べてもよい。

5 装置及び器具

  装置としての促進耐光性試験機は,JIS K 7350-2に規定するキセノンアークランプ式耐光性試験機,JIS
K 7350-4に規定するオープンフレームカーボンアークランプ式耐光性試験機,又はJIS B 7751に規定する
紫外線カーボンアーク灯式耐光性試験機のいずれかとし,それらの光源は,附属書JAに示す要件を満た
すものでなければならない。
器具は,ブルースケール,グレースケール,試験片面の遮光用覆い及び下地が灰色の判定用の厚紙とし,
表1に示す要件を満たすものでなければならない。

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H 8685-1 : 2013
表1−器具の具備する要件
器具 具備する要件
ブルースケール JIS L 0841に規定する染色堅ろう度試験用青色染布
グレースケール JIS L 0804に規定する変退色用グレースケール
遮光用覆い 厚さ0.51.0 mmのアルミニウム板
下地が灰色の判定用の厚紙 グレースケールの5号の色票よりも僅かに明るく,
艶がなく,かつ,蛍光反応のないもの

6 試験片

  試験片は,次による。
a) 試験片は,有効面から採取する。ただし,試験片の端部は,有効面には含めない。
なお,製品から試験片を採取することができない場合は,製品と同一の材料及び同一の処理条件で
作製した試験片を用いる。製品と同一の材料とは,材料の種類・質別及び処理前の表面状態が,製品
と同じであること,また,同一の処理条件とは,前処理及び皮膜の処理が,製品と同一の浴組成及び
同一の処理条件で,製品と同一の性能を得るように処理することをいう。
b) 試験片の寸法は,約150 mm×約70 mmとする。ただし,受渡当事者間の協定によっては,他の寸法
を用いてもよい。
c) 試験片は,汚れに応じて,水又はエタノールなどの適切な有機溶剤を浸した柔らかい布などで軽くぬ
ぐい,あらかじめ清浄にする。
なお,試験片を腐食したり,保護皮膜を作るような有機溶剤を用いてはならない。

7 操作

7.1 試験片の準備

  試験片の準備は,次による。
a) 試験片の表面に損傷を与えないようにして試験片を清浄にするとともに,スマットが除去されている
ことを確認する。
b) 耐光性試験機の照射試験による色の変化の検出を容易にするために,1級6級のブルースケールの一
部に表1の遮光用覆いを当て,試験片ホルダに取り付ける。この際,照射される部分と遮光用覆いに
よって遮光される部分との境目がずれないように,ふっ素樹脂製のテープなどで試験片及び遮光用覆
いを固定する。
c) )と同様の方法によって,試験片の一部に表1の遮光用覆いを当て,試験片を試験片ホルダに取り付
ける。

7.2 手順

  手順は,次による。
なお,ブルースケールを試験片回転枠に取り付けないで,試験片だけの試験を実施してもよい。
a) ブルースケールを取り付けた試験片ホルダを試験片回転枠に取り付ける。
b) 試験片を取り付けた試験片ホルダを,試験片回転枠に取り付ける。試験片を取り付けていない試験片
ホルダがある場合は,試験片と同じ寸法のアルミニウム板などを試験片ホルダに取り付ける。
c) 促進耐光性試験機を運転し,ブラックパネル温度計の指示が63 ℃±3 ℃になるように調節する。
なお,ブラックパネル温度計の指示を50 ℃±3 ℃,又は他の温度に設定してもよい。

――――― [JIS H 8685-1 pdf 5] ―――――

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