この規格ページの目次
JIS K 2261:2000 規格概要
この規格 K2261は、自動車ガソリン,航空燃料油(航空タービン燃料油及び航空ガソリン)及びその他の揮発性留出油の実在ガムを測定する方法について規定。
JISK2261 規格全文情報
- 規格番号
- JIS K2261
- 規格名称
- 石油製品―自動車ガソリン及び航空燃料油―実在ガム試験方法―噴射蒸発法
- 規格名称英語訳
- Petroleum products -- Motor gasoline and aviation fuels -- Determination of existent gum -- Jet evaporation method
- 制定年月日
- 1952年6月21日
- 最新改正日
- 2016年10月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- ISO 6246:1995(MOD)
- 国際規格分類
ICS
- 75.160.20
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- 石油 2020
- 改訂:履歴
- 1952-06-21 制定日, 1955-06-21 確認日, 1958-06-21 確認日, 1959-03-30 改正日, 1963-04-01 確認日, 1965-09-01 改正日, 1968-07-01 確認日, 1971-05-01 確認日, 1974-11-01 確認日, 1978-04-01 確認日, 1978-06-01 改正日, 1980-03-01 改正日, 1985-11-01 改正日, 1992-01-01 改正日, 2000-11-20 改正日, 2006-10-20 確認日, 2011-10-20 確認日, 2016-10-20 確認
- ページ
- JIS K 2261:2000 PDF [16]
K 2261 : 2000
まえがき
この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣が改正した日
本工業規格である。これによってJIS K 2261 : 1992は改正され,この規格に置き換えられる。
この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の
実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。主務大臣及び日本工業標準調査会は,
このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新案登
録出願にかかわる確認について,責任はもたない。
(pdf 一覧ページ番号 )
――――― [JIS K 2261 pdf 1] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
K 2261 : 2000
石油製品−自動車ガソリン及び航空燃料油−実在ガム試験方法−噴射蒸発法
Petroleum products Motor gasoline and aviation fuels− Determination of existent gum−Jet evaporation method
序文 この規格は,1995年に第2版として発行されたISO 6246, Petroleum products−Gum content of light and
middle distillate fuels−Jet evaporation methodを元に作成した日本工業規格(日本産業規格)であるが,有害な薬品を使用して
いるため技術的内容を変更して作成している。
なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,原国際規格の内容を変更して規定した事項又は原国際
規格にはない事項である。
1. 適用範囲 この規格は,自動車ガソリン,航空燃料油(航空タービン燃料油及び航空ガソリン)及び
その他の揮発性留出油の実在ガムを測定する方法について規定する。
また,自動車ガソリンの未洗実在ガムを測定する手順についても規定する。
備考1. この規格は,危険な試薬,操作及び装置を使うことがあるが,安全な使用方法をすべてにわ
たって規定しているわけではないので,この試験方法の使用者は,試験に先立って,適切な
安全上及び健康上の禁止事項を決めておかなければならない。
2. この規格は,ガソリンの成分,特に低沸点不飽和化合物が蒸発中に爆発することがあるため,
これらの化合物の割合が高いガソリンの試験には適さない。
3. この規格の対応国際規格を,次に示す。
ISO 6246 : 1995 Petroleum products−Gum content of light and middle distillate fuels−Jet
evaporation method
参考 自動車ガソリン中のガムを測定するこの方法の真の意義は明確ではない。ガムが多いと,吸気
系統にたい積物が生じたり,吸気弁が固着することが判明している。また,ガムが少ないと,
吸気系統の問題がほとんど発生しないと考えられる。しかし,この試験方法で測定するガムは,
吸気系統に生じるたい積物と直接関係がない。この試験を自動車ガソリンに適用する場合の本
来の目的は,試料中にはじめから存在するか,試験条件下で形成される酸化生成物を測定する
ことである。
多くの自動車ガソリンには,不揮発性油又は添加物が意図的に混合されているので,蒸発残
留物からこれら不揮発性油又は添加物を除去するためのヘプタン洗浄操作が必要である。航空
タービン燃料油におけるほとんどのガムは,燃料中への高沸点油又は粒子状物質の混入による
ものである。
――――― [JIS K 2261 pdf 2] ―――――
2
K 2261 : 2000
2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 7410 石油類試験用ガラス製温度計
JIS K 0557 用水・排水の試験に用いる水
JIS K 2251 原油及び石油製品−試料採取方法
JIS K 2280 石油製品−燃料油−オクタン価及びセタン価試験方法並びにセタン指数算出方法
JIS K 2839 石油類試験用ガラス器具
JIS K 8034 アセトン(試薬)
JIS K 8680 トルエン(試薬)
JIS K 9701 ヘプタン(試薬)
JIS Z 8401 数値の丸め方
JIS Z 8402-6 測定方法及び測定結果の精確さ(真度及び精度)−第6部 : 精確さに関する値の
実用的な使い方
3. 定義 この規格で用いる主な用語の定義は,次による。
a) 蒸発残留物 (evaporation residue) 空気又は水蒸気の気流のもとで,制御しながら加熱した後に残る物
質。
b) 実在ガム
1) 自動車ガソリンの実在ガム (gum content, solvent-washed) 自動車ガソリンなどの蒸発残留物をさら
にヘプタンで洗浄した後の蒸発残留物。ただし,航空燃料油を除く。
参考 自動車ガソリンの実在ガムはISO 6246 : 1995において,gum content, solvent-washedと規定して
いる。
2) 航空燃料油の実在ガム (existent gum) 航空燃料油(航空タービン燃料油及び航空ガソリン)の蒸発
残留物。
c) 未洗実在ガム (gum content, unwashed) 自動車ガソリンなどの蒸発残留物。ただし,航空燃料油を除
く。
4. 試験の原理 試料の一定量を,試験温度及び空気又は水蒸気の流量を制御した条件下で蒸発させ,残
留物の質量をはかる。ただし,自動車ガソリンの場合など,蒸発残留物を溶剤洗浄して,さらに質量をは
かるといった処理が必要な場合がある。
5. 試薬及び材料 試薬及び材料は,次による。
a) ヘプタン JIS K 9701に規定するヘプタン又はJIS K 2280に規定するヘプタン。
b) トルエン JIS K 8680に規定するトルエン。
c) アセトン JIS K 8034に規定するアセトン。
d) ガム溶剤 b)に規定するトルエン及びc)に規定するアセトンの等量混合物。
e) 空気 ろ過空気で,34.5kPa以下の圧力のもの。
f) 水蒸気 油性残さ物を含まない34.5kPa以上の圧力の水蒸気。
g) 水 JIS K 0557に規定するA3のもの。
――――― [JIS K 2261 pdf 3] ―――――
3
K 2261 : 2000
6. 試験器 ガム試験器は,次のa) k)からなり,構成図を図1に示す。
参考 試験器の一例として,横形ガム試験器を参考図1に,縦形ガム試験器を参考図2に示す。
a) 天びん 0.1mgのけたまで質量をはかることができるもの。
b) ビーカー 図1に示す容量100mLのもので,ビーカー数は,蒸発浴のビーカー室の数に合わせる。各
ビーカーには,試験操作中に消えないような方法で識別用のマークをつけておく。
備考 ビーカーは,JIS K 2839の図58のものがこれに相当する。
c) 冷却容器 質量をはかる前にビーカーを冷却するために用いる,密閉可能な容器。
備考 デシケータを用いる場合は,乾燥剤を用いてはならない。
d) 蒸発浴 電気加熱式で,その一例を図1に示す構造の金属浴又は液体浴。浴にはビーカー室とビーカ
ー用噴射口が2個以上あり,円すい形アダプタを取り付けたときの噴射口からの空気又は水蒸気流量
は,その試験条件下で毎秒1 000mL±150mLであるもの。液体浴を用いる場合は,適切な液体を浴の
頂部から25mm以内のところまで満たすことのできるもの。温度の維持は,サーモスタットによる制
御又は適切な液体の還流によって行う。
参考 蒸発浴のビーカー室とビーカー用噴射口が5個がけの一例を参考図3に示す。円すい形アダプ
タの一例を参考図4に示す。
e) 流量計 試験条件下で各噴射口当たり1 000mL/sの空気又は水蒸気の流量にビーカー室数を乗じた合
計流量を指示できるもの。
参考 流量計の一例を参考図5に示す。
f) ガラスろ過器 最大孔径が150250 柿 容量が150mLのもの。
g) 水蒸気過熱器 ガス加熱又は電気加熱式で,232℃±3℃の水蒸気の必要量を蒸発浴の入口へ供給でき
るもの。
参考 水蒸気過熱器の加熱方式は,参考図1に示す外熱式(蛇管式)及び参考図2に示す外熱式(金
属浴形)があり,5個がけの試験器の場合,蒸気通路は内径1619mm,長さ約3 000mmのス
テンレス鋼 (SUS 304) 製が適切である。外熱式のほかには参考図6に示す内熱式のものがある。
h) 蒸発浴用温度計 JIS B 7410に規定する温度計番号49 (GUM) のもの。
i) メスシリンダ 容量50mL又は100mLのもの及び2Lのもの。
j) 挟み金具 ステンレス鋼製のもの。
k) 乾燥器 150℃±2℃に保てるもの。
――――― [JIS K 2261 pdf 4] ―――――
4
K 2261 : 2000
図1 噴射蒸発によるガム試験器の構成図
――――― [JIS K 2261 pdf 5] ―――――
次のページ PDF 6
JIS K 2261:2000の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 6246:1995(MOD)
JIS K 2261:2000の国際規格 ICS 分類一覧
JIS K 2261:2000の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB7410:1997
- 石油類試験用ガラス製温度計
- JISK0557:1998
- 用水・排水の試験に用いる水
- JISK2251:2003
- 原油及び石油製品―試料採取方法
- JISK2280:1996
- 石油製品―燃料油―オクタン価及びセタン価試験方法並びにセタン指数算出方法
- JISK2839:1990
- 石油類試験用ガラス器具
- JISK8034:2006
- アセトン(試薬)
- JISK8680:2006
- トルエン(試薬)
- JISK9701:2013
- ヘプタン(試薬)
- JISZ8401:2019
- 数値の丸め方
- JISZ8402-6:1999
- 測定方法及び測定結果の精確さ(真度及び精度)―第6部:精確さに関する値の実用的な使い方