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JIS Q 13315-4:2020 規格概要
この規格 Q13315-4は、ライフサイクルアセスメント(LCA)手法又は他の適切な方法に基づき,コンクリート構造物の環境設計を実施するために必要な一般的枠組み,原則及び要求事項について規定。
JISQ13315-4 規格全文情報
- 規格番号
- JIS Q13315-4
- 規格名称
- コンクリート及びコンクリート構造物に関する環境マネジメント―第4部 : コンクリート構造物の環境設計
- 規格名称英語訳
- Environmental management for concrete and concrete structures-- Part 4:Environmental design of concrete structures
- 制定年月日
- 2020年1月27日
- 最新改正日
- 2020年1月27日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- ISO 13315-4:2017(MOD)
- 国際規格分類
ICS
- 13.020.10, 91.080.40, 91.100.30
- 主務大臣
- 国土交通
- JISハンドブック
- ‐
- 改訂:履歴
- 2020-01-27 制定
- ページ
- JIS Q 13315-4:2020 PDF [12]
Q 13315-4 : 2020
pdf 目 次
ページ
- 序文・・・・[1]
- 1 適用範囲・・・・[1]
- 2 引用規格・・・・[2]
- 3 用語及び定義・・・・[2]
- 4 環境設計の枠組み・・・・[3]
- 5 クライアントブリーフィング及び環境要求性能・・・・[3]
- 6 設計・・・・[4]
- 7 算定・・・・[4]
- 8 照査・検証・・・・[5]
- 9 文書化・・・・[5]
- 附属書A(参考)インベントリ,影響領域,影響領域内エンドポイント及び保護対象の構造の例・・・・[6]
- 附属書B(参考)“設計”段階において影響領域指標に関する要求を満足させる方策の例・・・・[7]
- 附属書C(参考)LCA手法に基づくインベントリ分析及び照査・検証の例(コンクリートの配合)・・・・[8]
- 附属書JA(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[10]
(pdf 一覧ページ番号 1)
――――― [JIS Q 13315-4 pdf 1] ―――――
Q 13315-4 : 2020
まえがき
この規格は,産業標準化法第12条第1項の規定に基づき,公益社団法人日本コンクリート工学会(JCI)
及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,産業標準原案を添えて日本産業規格を制定すべきとの申出
があり,日本産業標準調査会の審議を経て,国土交通大臣が制定した日本産業規格である。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。国土交通大臣及び日本産業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
注記 工業標準化法に基づき行われた申出,日本工業標準調査会の審議等の手続は,不正競争防止法
等の一部を改正する法律附則第9条により,産業標準化法第12条第1項の申出,日本産業標準
調査会の審議等の手続を経たものとみなされる。
JIS Q 13315の規格群には,次に示す部編成がある。
JIS Q 13315-1 第1部 : 一般原則
JIS Q 13315-2 第2部 : システム境界及びインベントリデータ
JIS Q 13315-4 第4部 : コンクリート構造物の環境設計
(pdf 一覧ページ番号 2)
――――― [JIS Q 13315-4 pdf 2] ―――――
日本産業規格 JIS
Q 13315-4 : 2020
コンクリート及びコンクリート構造物に関する環境マネジメント−第4部 : コンクリート構造物の環境設計
Environmental management for concrete and concrete structures - Part 4: Environmental design of concrete structures
序文
この規格は,2017年に第1版として発行されたISO 13315-4を基に,技術的内容を変更して作成した日
本産業規格である。
なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。変更の一
覧表にその説明を付けて,附属書JAに示す。
環境負荷の削減,及び環境便益の付与を目的として,建設プロジェクトで生じる正負の環境影響を適切
に推定するには,環境マネジメントが不可欠である。特に,構造物の環境への配慮は,慣用の構造設計と
耐久設計とを統合した形で,設計段階でなされるべきである。そのためには,環境設計の手順に対する標
準化が必要となる。
JIS Q 14040は,製品及びサービスに対する環境マネジメントのためのライフサイクルアセスメント
(LCA)の原則及び枠組みについて規定している。しかしながら,JIS Q 14040は,土木構造物及び建築物
のように非常に長い寿命をもつ構造物に適用することは難しい。
主要な建設材料であるコンクリートの使用は,建設プロジェクトに関わる環境負荷の多くを占めている。
環境設計を実施するに当たってコンクリート構造物に関わる環境負荷が正確に扱われることによって,建
設プロジェクト全体における環境負荷の大規模な削減,及び環境便益の増大が見込めることになる。した
がって,コンクリート構造物を対象とした環境設計手法が不可欠であり,今回,この規格を作成した。
コンクリート構造物の環境設計では,LCAに基づいて,材料及び構造詳細に対する適切な仕様が定めら
れる。JIS Q 13315-1は,コンクリート及びコンクリート構造物に対する環境配慮の原則を規定しており,
JIS Q 13315-2は,LCAを行う場合に必要となるシステム境界,及び収集すべきインベントリデータを規
定している。
1 適用範囲
この規格は,ライフサイクルアセスメント(LCA)手法又は他の適切な方法に基づき,コンクリート構
造物の環境設計を実施するために必要な一般的枠組み,原則及び要求事項について規定する。
この規格は,単一のコンクリート構造物だけではなくコンクリート構造物群に対しても適用できる。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
――――― [JIS Q 13315-4 pdf 3] ―――――
2
Q 13315-4 : 2020
ISO 13315-4:2017,Environmental management for concrete and concrete structures−Part 4:
Environmental design of concrete structures(MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS Q 13315-1 コンクリート及びコンクリート構造物に関する環境マネジメント−第1部 : 一般原則
注記 対応国際規格 : ISO 13315-1,Environmental management for concrete and concrete structures−Part
1: General principles
JIS Q 13315-2 コンクリート及びコンクリート構造物に関する環境マネジメント−第2部 : システム
境界及びインベントリデータ
注記 対応国際規格 : ISO 13315-2,Environmental management for concrete and concrete structures−Part
2: System boundary and inventory data
JIS Q 14040 環境マネジメント−ライフサイクルアセスメント−原則及び枠組み
注記 対応国際規格 : ISO 14040,Environmental management−Life cycle assessment−Principles and
framework
JIS Q 14050 環境マネジメント−用語
注記 対応国際規格 : ISO 14050,Environmental management−Vocabulary
3 用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS Q 13315-1, JIS Q 13315-2, JIS Q 14040及びJIS Q 14050によ
るほか,次による。
3.1
クライアントブリーフィング(client briefing)
発注者及び使用者の要望,目標及び資金,並びに建設プロジェクトの背景及びその他の設計条件を示し
た文書(クライアントブリーフ)を作成する作業。
3.2
耐久設計(durability design)
コンクリート構造物の耐久性を考慮する設計。
3.3
環境設計(environmental design)
コンクリート構造物の環境影響を考慮する設計。
[JIS Q 13315-1の3.6参照]
3.4
構造設計(structural design)
コンクリート構造物の構造性能,すなわち,安全性,使用性,復旧性,構造的健全性及び頑健性を考慮
する設計。
――――― [JIS Q 13315-4 pdf 4] ―――――
3
Q 13315-4 : 2020
4 環境設計の枠組み
コンクリート構造物の設計全体における環境設計の位置付けを図1に示す。
プロジェクトの開始
経済的側面及び社会的側面を考慮した環
境的側面のクライアントブリーフィング
第3優先度
法律・
環境要求性能(S)の設定
規則 第2優先度
構造・耐久性か
らの要求 設計
第1優先度
保有環境性能(R)の算定
照査・検証
(R)は(S)を満 いいえ
足するか?
はい
再検討
判断
いいえ 構造性能・耐
久性能に関する要求を中止
満足するか?
はい
文書化
終了
図1−コンクリート構造物の環境設計
コンクリート構造物の環境設計は,構造設計及び耐久設計と一体で行い,景観及び周辺環境との調和を
図るように実施する。
環境設計は,クライアントブリーフィング,環境要求性能の設定,設計,保有環境性能の算定,照査・
検証及び文書化からなる。
5 クライアントブリーフィング及び環境要求性能
プロジェクト実施の目的に鑑み,LCC(ライフサイクルコスト),歴史的背景などの経済的側面及び社会
的側面を考慮して,環境的側面に関するクライアントブリーフを作成しなければならない。
クライアントブリーフでは,考慮するライフサイクル段階及び環境的側面を明確にしなければならない。
クライアントブリーフで具体化する環境的側面には,影響領域指標(インベントリ),影響領域,影響領域
内エンドポイント,保護対象などを含めて,様々なレベルが設定される可能性がある。
――――― [JIS Q 13315-4 pdf 5] ―――――
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JIS Q 13315-4:2020の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 13315-4:2017(MOD)
JIS Q 13315-4:2020の国際規格 ICS 分類一覧
- 91 : 建設材料及び建築物 > 91.100 : 建設材料 > 91.100.30 : コンクリート及びコンクリート製品
- 13 : 環境.健康予防.安全 > 13.020 : 環境保護 > 13.020.10 : 環境マネジメント
JIS Q 13315-4:2020の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISQ13315-1:2017
- コンクリート及びコンクリート構造物に関する環境マネジメント―第1部:一般原則
- JISQ13315-2:2017
- コンクリート及びコンクリート構造物に関する環境マネジメント―第2部:システム境界及びインベントリデータ
- JISQ14040:2010
- 環境マネジメント―ライフサイクルアセスメント―原則及び枠組み
- JISQ14050:2012
- 環境マネジメント―用語