JIS R 3208:1998 熱線吸収板ガラス

JIS R 3208:1998 規格概要

この規格 R3208は、建築物などに使用する熱線吸収板ガラスについて規定。自動車用に使用する熱線吸収板ガラスには適用しない。

JISR3208 規格全文情報

規格番号
JIS R3208 
規格名称
熱線吸収板ガラス
規格名称英語訳
Heat absorbing glass
制定年月日
1962年1月1日
最新改正日
2017年10月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

81.040.20
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
建築 I-1(材料・設備) 2021, 建築 I-2(材料・設備) 2021, 建築 II-1(試験) 2021, 建築 II-2(試験) 2021
改訂:履歴
1962-01-01 制定日, 1965-06-01 確認日, 1968-04-01 確認日, 1971-04-01 確認日, 1975-03-01 改正日, 1978-04-01 改正日, 1981-10-01 改正日, 1987-03-01 改正日, 1994-07-01 確認日, 1998-08-20 改正日, 2003-06-20 確認日, 2008-03-20 確認日, 2012-10-22 確認日, 2017-10-20 確認
ページ
JIS R 3208:1998 PDF [5]
R 3208 : 1998

まえがき

  この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣が改正した日
本工業規格である。これによってJIS R 3208-1987は改正され,この規格に置き換えられる。

(pdf 一覧ページ番号 )

――――― [JIS R 3208 pdf 1] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
R 3208 : 1998

熱線吸収板ガラス

Heat absorbing glass

1. 適用範囲 この規格は,主に建築物などに使用する熱線吸収板ガラスについて規定する。ただし,自
動車用に使用する熱線吸収板ガラスには適用しない。
2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格は,その最新版を適用する。
JIS R 3106 板ガラス類の透過率・反射率・放射率・日射熱取得率の試験方法
JIS R 3202 フロート板ガラス及び磨き板ガラス
JIS R 3204 網入板ガラス及び線入板ガラス
3. 種類
3.1 板ガラスによる種類 板ガラスによる種類は,次のとおりとする。
a) 熱線吸収フロート板ガラス及び熱線吸収磨き板ガラス
b) 熱線吸収網入板ガラス及び熱線吸収線入板ガラス

熱線吸収網入磨き板ガラス熱線吸収線入磨き板ガラス熱線吸収網入型板ガラス

3.2   厚さによる種類 厚さによる種類は,次のとおりとする。
a) 熱線吸収フロート板ガラス及び熱線吸収磨き板ガラス
3ミリ
5ミリ
6ミリ
8ミリ
10ミリ
12ミリ
15ミリ
b) 熱線吸収網入板ガラス及び熱線吸収線入板ガラス
6.8ミリ
3.3 性能による種類 熱線吸収板ガラスの性能は,日射熱取得率で表し,その種類は6.1によって求めた
基準厚さ5mmへの換算値 以下,5mm日射熱取得率という。)によって,表1のとおりとする。

――――― [JIS R 3208 pdf 2] ―――――

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R 3208 : 1998
表1 性能による種類
種類 5mm日射熱取得率
1種 0.80以下
2種 0.70以下
4. 品質
4.1 熱線吸収フロート板ガラス及び熱線吸収磨き板ガラス 熱線吸収フロート板ガラス及び熱線吸収磨
き板ガラスの品質は,JIS R 3202の3.(品質)による。
4.2 熱線吸収網入板ガラス及び熱線吸収線入板ガラス 熱線吸収網入板ガラス及び熱線吸収線入板ガラ
スの品質は,JIS R 3204の4.(品質)による。
5. 寸法及び形状
5.1 寸法及び形状 長さ,幅及び厚さは,mm単位で表す。
なお,形状は,正方形又は長方形とする。
5.2 厚さの許容差 厚さの許容差は,JIS R 3202の4.3(厚さ及びその許容差)及びJIS R 3204の5.3(厚
さの許容範囲)による。
5.3 長さ及び幅の許容差 長さ及び幅の許容差は,JIS R 3202の4.4(長さ及び幅の許容差)及びJIS R
3204の5.4(長さ及び幅の許容差)による。
6. 試験方法
6.1 5mm日射熱取得率 日射熱取得率は,ガラス面に垂直に入射した日射エネルギーのうちで,室内側
に透過した部分の比率であり,室内側に透過するエネルギーは,直接ガラス板を透過したエネルギーと,
いったんガラス板に吸収された後室内側に伝達されたエネルギーとの和である。
まず,厚さdの試料について,JIS R 3106の4.3.2.1(分光透過率の測定)及び4.3.2.2(分光反射率の測
定)の方法によって,分光透過率 ‰ 光反射率 ‰
次に式(1)によって,
5mmへ換算した分光透過率 ‰
5
( )
5() .092 (1)
.092
ここに, 5mm換算の分光透過率
試料の分光透過率の測定値
d : 試料の厚さ(1)(mm)
注(1) 試料の厚さの測定は,JIS R 3202の5.2(厚さの測定)によ
る。
次に, ‰ ‰ いて,5mm換算の分光吸収率 愀 ‰ 湟 2)によ
愀 1−
次に,JIS R 3106の6.2(基礎式)の式(11)及び(13)によって,日射エネルギーのスペクトル分布による
重み付けを行った総和として5mm換算の日射透過率 攀 浣 算の日射吸収率 愀攀 算する。
熱線吸収板ガラスの5mm日射熱取得率 次の式(3)によって計算し,小数点以下2けたに丸める。
攀 N・ 愀攀 (3)
ここに,

――――― [JIS R 3208 pdf 3] ―――――

                                                                                              3
R 3208 : 1998
Re
N
Re Ri
Re,Riはそれぞれガラス板の室外側,室内側表面熱伝達抵抗でJIS R 3106の8.3(室外・室内表面熱伝
達率)の室外側表面熱伝達率he及び室内側表面熱伝達率hiの夏の数値を用いて,
1 1
Re , Ri (4)
he hi
によって計算した値とする。
6.2 品質及び寸法
6.2.1 熱線吸収フロート板ガラス及び熱線吸収磨き板ガラス 熱線吸収フロート板ガラス及び熱線吸収
磨き板ガラスの品質の試験方法及び寸法の測定方法は,JIS R 3202の5.(試験方法)による。
6.2.2 熱線吸収網入板ガラス及び熱線吸収線入板ガラス 熱線吸収網入板ガラス及び熱線吸収線入板ガ
ラスの品質の試験方法及び寸法の測定方法は,JIS R 3204の6.(試験方法)による。
7. 検査 熱線吸収板ガラスの検査は,合理的な抜取方法によって試料を採取し,6.によって試験を行い,
4.及び5.の規定に適合しなければならない。ただし,熱線吸収網入板ガラスの防火性については,新しく
設計するとき又は製造仕様若しくは製造条件を変更するとき以外は省略することができる。
8. 包装 熱線吸収板ガラスは,適切な緩衝材を用いて包装する。
9. 表示
9.1 熱線吸収板ガラスの表示 熱線吸収板ガラスには,一包装ごとに次の事項又はそれらの略号を明記
する。
a) 製品名
b) 厚さによる種類
c) 長さ及び幅の寸法
d) 製造業者名
9.2 熱線吸収板ガラスの性能の表示 熱線吸収板ガラスの性能については,次の事項をカタログ,技術
資料などに表示する。
a) 3.3(性能による種類)に規定する種類
b) 5mm日射熱取得率

――――― [JIS R 3208 pdf 4] ―――――

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R 3208 : 1998
JIS R 3208(熱線吸収板ガラス)改正原案作成委員会 構成表
氏名 所属
(委員長) 藤 井 正 一 芝浦工業大学
福 水 健 文 通商産業省生活産業局
大 嶋 清 治 工業技術院標準部
黒 木 勝 一 財団法人建材試験センター
黒 木 勝 也 財団法人日本規格協会
宍 道 恒 信 社団法人日本建築家協会
鈴 木 邦 臣 社団法人建築業協会
小 池 健 一 全国板硝子卸商業組合連合会
山 本 由 雄 全国板硝子工事協同組合連合会
佐久間 常 雄 全国板硝子商工協同組合連合会
菅 谷 公 一 旭硝子株式会社
久 本 千 春 日本板硝子株式会社
中 村 暢 雄 セントラル硝子株式会社
南 野 恒 雄 板硝子協会
後 藤 基 圀 板硝子協会
(事務局) 関 克 博 板硝子協会

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