JIS S 6057:1997 事務用紙裁断器

JIS S 6057:1997 規格概要

この規格 S6057は、一般に使用される事務用紙などを手動によって裁断する事務用紙裁断器について規定。

JISS6057 規格全文情報

規格番号
JIS S6057 
規格名称
事務用紙裁断器
規格名称英語訳
Paper cutters
制定年月日
1991年8月1日
最新改正日
2015年10月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

35.260
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
1991-08-01 制定日, 1997-03-20 改正日, 2006-05-20 確認日, 2010-10-01 確認日, 2015-10-20 確認
ページ
JIS S 6057:1997 PDF [6]
                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
S 6057-1997

事務用紙裁断器

Paper cutters

1. 適用範囲 この規格は,一般に使用される事務用紙などを手動によって裁断する事務用紙裁断器(以
下,裁断器という。)について規定する。
備考 この規格の引用規格を次に示す。
JIS B 7507 ノギス
JIS B 7516 金属製直尺
JIS B 7534 金属製角度直尺
JIS Z 8401 数値の丸め方
JIS Z 8703 試験場所の標準状態
2. 品質 品質は,5.によって試験したとき,表1の規定に適合しなければならない。
表1 品質
項目 性能 試験方法
上刃の制動力 2N以上12N以下であること。 5.3
裁断性 5.4
裁断ができ,裁断面は良好であること。
耐久性 5.5
機構部に変化がなく,上刃の制動力の
性能を満足すること。
横ガイドと下刃の 呼び(1) A3 2.5mm以下 5.6
直角度 B4 2.3mm以下
A4, B5 2.1mm以下
A5, B6 1.8mm以下
注(1) 呼びとは,テーブル上に載せられる最も大きな紙のサイズをいう。
3. 外観及び構造 外観及び構造は,次の各項目に該当しなければならない。各部の名称は,付図1に示
す。
(1) 各部品の取付けは,適正かつ確実であり,外観を損じたり,傷害を与えたりするようなばり及びひび
がないこと。
(2) テーブルの表面は,平滑であること。
(3) 上刃とテーブルとは確実に連結され,円滑に反復作動ができること。
(4) 上刃はどの位置でも静止できること。ただし,スプリングなどによって上刃を定位置に保持できるも
のはこの限りではない。
(5) 使用しないときには,上刃を閉じた状態で固定できること。
(6) 紙を裁断するとき,裁断器は不安定でなく,容易に裁断できること。

――――― [JIS S 6057 pdf 1] ―――――

2
S 6057-1997
(7) 裁断時に紙を押さえられる紙押さえがあること。
(8) 刃以外の部分に使用されている金属部分には,めっき,塗膜又は皮膜などでさび止め処理が施されて
いること。ただし,耐食性合金(ステンレス鋼など)については適用しない。
(9) テーブル上には最大サイズの呼び(表2)による線を下刃に沿って長手方向に表示しなければならな
い。
4. 寸法 テーブル上に表示されている寸法は,表2に示す呼びに対応した寸法であり,その許容差は表
3による。
表2 寸法
単位 mm
呼び 横×縦 呼び 横×縦
A3 297×420 B4 257×364
A4 210×297 B5 182×257
A5 148×210 B6 128×182
表3 寸法許容差
単位 mm
寸法 許容差
150以下 ±1.5
150を超える ±2.0
5. 試験方法
5.1 試験条件 試験は,特に規定しない限り,JIS Z 8703に規定する常温(温度20±15℃),常湿[相対
湿度 (65±20) %]で行う。
5.2 数値の丸め方 試験結果は,規定の数値より1けた下の位まで求めて,JIS Z 8401によって丸める。
5.3 上刃の制動力試験 付図2に示すような試験機又はこれに準じる方法によって試験し,上刃を下刃
と横ガイドの延長線が交差する位置に停止させ,これを裁断方向に動かすのに必要な力を測定する。
なお,スプリングなどによって上刃の定位置が決まるものにあっては,その位置より裁断方向に動かす
のに必要な力を同様に測定する。
5.4 裁断性試験 付図2に示すような裁断荷重試験機又はこれに準じる方法によって,試験紙(最大寸
法で,坪量64±5g/m2の乾式PPC用紙)10枚を動かないように固定し,長手方向に裁断したとき,呼び
A3及びB4のものは245N以下,それ以外のものは147N以下の荷重で裁断ができ,かつ裁断面が良好で
あるか目視によって調べる。
5.5 耐久性試験 試験紙を5枚重ねて10 000回繰り返し裁断した後,5.3の試験を行う。
5.6 横ガイドと下刃の直角度 横ガイドを基準(データム)とし,JIS B 7534に規定する金属製角度直
尺を用い,各サイズの長手方向端部の位置で下刃の刃面と金属製角度直尺とのずれをJIS B 7507に規定す
るノギス,又はこれと同等以上の精度をもつ測定器具を用いて測定する。
参考 JIS B 0021(幾何公差の図示方法)及びJIS B 0621(幾何偏差の定義及び表示)を参照。
5.7 寸法の測定 4.(寸法)の表2及び表3の測定は,JIS B 7507に規定するノギス,JIS B 7516に規定
する金属製直尺,又はこれらと同等以上の精度をもつ測定器具を用いて図1の箇所を測定する

――――― [JIS S 6057 pdf 2] ―――――

                                                                                              3
S 6057-1997
図1 測定箇所
6. 検査方法 裁断器は,2.,3.及び4.について検査を行う。この場合,検査は,全数検査又は合理的な抜
取方式によって行う。
7. 表示 裁断器には,本体に次の事項を表示しなければならない。
(1) 製造業者名又はその略号
(2) 製造年月又はその略号
(3) 最大サイズの呼び(表2の呼びによる。)
(4) 最大サイズを示す線(テーブル上)
(5) 標準裁断枚数
8. 取扱い上の注意事項 裁断器には,本体に少なくとも次の事項を,容易に消えない方法で表示しなけ
ればならない。
(1) 刃に手を触れないこと。
(2) 裁断するときは必ず紙押さえを使用すること。
(3) 裁断枚数は,本体表示の標準裁断枚数以下で使用すること。
(4) 使用しないときは,上刃を閉じた状態で固定すること。

――――― [JIS S 6057 pdf 3] ―――――

4
S 6057-1997
付図1 事務用手動式紙裁断器(構造は一例として示す。)

――――― [JIS S 6057 pdf 4] ―――――

                                                                                              5
S 6057-1997
付図2 裁断荷重試験機
備考1. 可動アームの角度の調節は,プルロッドの長さを変えることによる。
2. 荷重センサは,グリップの中心に当たる位置に置く。
(2) 裁断荷重測定システムブロックダイヤグラム

――――― [JIS S 6057 pdf 5] ―――――

次のページ PDF 6

JIS S 6057:1997の国際規格 ICS 分類一覧

JIS S 6057:1997の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISB7507:2016
ノギス
JISB7516:2005
金属製直尺
JISB7534:2005
金属製角度直尺
JISZ8401:2019
数値の丸め方
JISZ8703:1983
試験場所の標準状態