JIS Z 0119:2002 包装及び製品設計のための製品衝撃強さ試験方法

JIS Z 0119:2002 規格概要

この規格 Z0119は、包装設計及び製品設計を行うための,製品の衝撃に対する強度を,許容加速度,許容速度変化又はその両方による損傷境界曲線として評価するための試験方法について規定。

JISZ0119 規格全文情報

規格番号
JIS Z0119 
規格名称
包装及び製品設計のための製品衝撃強さ試験方法
規格名称英語訳
Mechanical-shock fragility testing methods for packaging and products design
制定年月日
1994年3月1日
最新改正日
2017年10月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

17.160, 55.020
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
包装 2020
改訂:履歴
1994-03-01 制定日, 2000-08-20 確認日, 2002-03-20 改正日, 2008-03-20 確認日, 2012-10-22 確認日, 2017-10-20 確認
ページ
JIS Z 0119:2002 PDF [19]
Z 0119 : 2002

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,社団法人日本包装
技術協会 (JPI) /財団法人日本規格協会 (JSA) から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正すべきと
の申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。これに
よって,JIS Z 0119 : 1994は改正され,この規格に置き換えられる。
JIS Z 0119には,次に示す附属書がある。
附属書1(参考) 衝撃応答スペクトル
附属書2(参考) 衝撃応答スペクトルから損傷境界曲線への変換
附属書3(参考) 許容速度変化/許容加速度試験の実施
附属書4(参考) 試験に用いる衝撃パルス
附属書5(参考) 多数回衝撃の影響

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――――― [JIS Z 0119 pdf 1] ―――――

                                                                                    Z 0119 : 2002

pdf 目次

ページ

  •  1. 適用範囲・・・・[1]
  •  2. 引用規格・・・・[1]
  •  3. 定義・・・・[1]
  •  4. 供試品・・・・[2]
  •  5. 前処置・・・・[2]
  •  6. 試験機・計測装置・・・・[2]
  •  6.1 衝撃試験機・・・・[2]
  •  6.2 計測装置・・・・[3]
  •  6.3 加速度ピックアップの取付け・・・・[3]
  •  7. 試験方法・・・・[3]
  •  7.1 許容速度変化試験(方法A)・・・・[3]
  •  7.2 許容加速度試験(方法B)・・・・[5]
  •  7.3 供試品の取付・・・・[6]
  •  8. 損傷境界曲線の作成・・・・[7]
  •  9. 試験報告・・・・[8]
  •  附属書1(参考) 衝撃応答スペクトル・・・・[10]
  •  附属書2(参考) 衝撃応答スペクトルから損傷境界曲線への変換・・・・[12]
  •  附属書3(参考) 許容速度変化/許容加速度試験の実施・・・・[14]
  •  附属書4(参考) 試験に用いる衝撃パルス・・・・[15]
  •  附属書5(参考) 多数回衝撃の影響・・・・[16]

(pdf 一覧ページ番号 )

――――― [JIS Z 0119 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
Z 0119 : 2002

包装及び製品設計のための製品衝撃強さ試験方法

Mechanical-shock fragility testing methods for packaging and products design

1. 適用範囲

 この規格は,包装設計及び製品設計を行うための,製品の衝撃に対する強度を,許容加速
度,許容速度変化又はその両方による損傷境界曲線として評価するための試験方法について規定する。
備考 ここでいう製品とは,商取引上,商品として扱われる物品をいう。

2. 引用規格

 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格のうちで,発行年を付記してあるものは,記載の年の版だけがこの規格の規定を構
成するものであって,その後の改正版・追補には適用しない。発効年を付記していない引用規格は,その
最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 0153 機械振動・衝撃用語
JIS Z 0108 包装用語
JIS Z 0203 包装貨物−試験の前処置
備考 ISO 2233 : 2000 Packaging−Complete, filled transport packages and unit loads−Conditioning for
testingが,この規格と一致している。
JIS Z 9015-0 計数値検査に対する抜取検査手順−第0部 : JIS Z 9015 抜取検査システム序論
備考 ISO 2859-0 : 1995 Sampling procedures for inspection by attribute−Part 0 : Introduction to the
ISO 2398 attribute sampling systemが,この規格と一致している。
ISO 8568 : 1989 Mechanical shock−Testing machines−Characteristics and performance

3. 定義

 この規格で用いられる主な用語の定義は,JIS B 0153及びJIS Z 0108によるほか,次による。
a) 製品衝撃強さ この規格の試験方法によって製品に機械的な衝撃を加え,商品価値を失う損傷を生じ
ない限界の許容加速度,及び許容速度変化。
b) 許容加速度 規定の衝撃パルスを製品に加え,損傷することなく耐えられる最大入力加速度。
c) 速度変化 衝撃台の衝突速度と反発速度との絶対値の和。衝撃パルスの面積に相当。
d) 許容速度変化 規定の衝撃パルスを製品に加え,損傷することなく耐えられる最大入力速度変化。
e) 損傷境界曲線 加速度−速度変化線図(図5)において,許容加速度と許容速度変化とによって製品
の損傷の境界を表す曲線。損傷領域ではその範囲内の加速度,及び速度変化の衝撃が製品に作用する
と,製品は損傷し,非損傷領域内の加速度,又は速度変化がいくら大きくても,損傷しないことを意
味する。損傷境界曲線は,衝撃応答スペクトル理論を基にしている(附属書1及び附属書2参照)。

――――― [JIS Z 0119 pdf 3] ―――――

2
Z 0119 : 2002
f) 整形加速度 測定器によって計測された加速度が,通常,高調波振動成分を含んでおり,滑らかな波
形でないことから,計測された加速度の高調波振幅の中間に,その両側に存在する振動のピーク値が
等しくなるように平準線を引くことによって整形化を行い,求めた加速度。また,最大整形加速度と
はその最大加速度のこと(図1及び図2参照)。

4. 供試品

 供試品は実際の製品又は試作品とし,試作品の場合は寸法,質量,構造及び機能が製品と同
等のものでなければならない。供試品の1方向の損傷境界曲線は,通常,許容速度変化試験(7.1参照)と,
許容加速度試験(7.2参照)で決定されるので,1試験について最低各1個が必要である。強度のばらつき
が問題となる製品では統計処理を行うのに必要な数を,ISO 2859-0及びJIS Z 9015-0の規定に従って用意
する。ただし,供試品数が十分に確保できない場合で,試験による損傷部が一部だけの場合は,その部分
を交換して試験をしてもよい。

5. 前処置

 流通及び使用環境(温湿度など)が,供試品の衝撃強さに影響を与える場合は,試験に先立
ち供試品をISO 2233及びJIS Z 0203に従って前処置を行う。

6. 試験機・計測装置

6.1 衝撃試験機

 衝撃試験機は,次の条件を備えているものとする。衝撃試験機の主な構造は,ISO 8568
に準拠したものとする。代表例として,自由落下式の必要条件を次に示す(参考図1参照)。
a) 供試品を取り付ける衝撃台は十分な剛性があり,試験中は水平を保ち,落下方向以外に移動しないよ
うに誘導する。
b) 7.1及び7.2に規定する正弦半波及び台形波の衝撃パルスを衝撃台上に発生できる。
c) 衝撃パルスの加速度と速度変化は,互いに任意に設定できる。
d) 加速度と速度変化の繰返しばらつきの範囲は,±5%以内である。
e) 衝撃台は,所要衝撃パルスの発生後,二次衝撃を防止する機能をもつ。

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Z 0119 : 2002
参考図1 自由落下型衝撃試験機例

6.2 計測装置

 加速度ピックアップ,増幅器,演算装置,記録装置などの計測系は,次の条件を備えて
いなければならない。
a) 周波数特性は,許容速度変化試験(方法A)では12 000Hz,許容加速度試験(方法B)では,11
000Hzの範囲内で,平たん(±1dB以内)である。23Hz以下の低域で特性の低下があると,衝撃パ
ルスひずみや,アンダーシュート現象を生じるので,許容加速度試験(方法B)は,DC応答のある
計測装置の使用が望ましい。
b) 加速度は,±2%以内の精度で測定できる。
c) 速度変化は,±3%以内の精度で測定できる。
d) 7.1及び7.2において不要な高い周波数を除去するためのローパスフィルタの遮断周波数は,衝撃パル
スの基本波形をひずませないため,許容速度変化試験(方法A)では1 000Hz以上,又は衝撃パルス
の基本周波数の5倍以上であること。許容加速度試験(方法B)では300Hz以上,又は衝撃パルスの
基本周波数の5倍以上とする。
e) 衝撃加速度波形,加速度,作用時間及び速度変化の各々を観測又は記録できる。

6.3 加速度ピックアップの取付け

 加速度ピックアップは,衝撃台上の供試品に加わる加速度を代表す
る箇所(できるだけ衝撃台の中央部)に堅固に固定する。接続コードは衝撃台の移動による影響を受けな
いように保持する。
参考 加速度ピックアップの取付け要領は,ISO 5348を参考にするとよい。

7. 試験方法

 製品の衝撃強さを測定する試験として,許容速度変化試験(方法A)及び許容加速度試験
(方法B)の両方又は試験目的に応じて,どちらか一方を行う。

7.1 許容速度変化試験(方法A)

――――― [JIS Z 0119 pdf 5] ―――――

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