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JIS Z 1717:2016 規格概要
この規格 Z1717は、食品,化粧水,洗剤などの液状物の開封後の酸化を抑制するため,注出口に逆止機能をもつ液体用高機能容器について規定。医薬品に用いる容器は除く。
JISZ1717 規格全文情報
- 規格番号
- JIS Z1717
- 規格名称
- 包装―液体用高機能容器
- 規格名称英語訳
- Packaging -- High functional containers for liquid
- 制定年月日
- 2016年10月20日
- 最新改正日
- 2016年10月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- 国際規格分類
ICS
- 55.100
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- 包装 2020
- 改訂:履歴
- 2016-10-20 制定
- ページ
- JIS Z 1717:2016 PDF [7]
Z 1717 : 2016
pdf 目 次
ページ
- 序文・・・・[1]
- 1 適用範囲・・・・[1]
- 2 引用規格・・・・[1]
- 3 用語及び定義・・・・[1]
- 4 品質・・・・[2]
- 4.1 外観・・・・[2]
- 4.2 品質保持性能・・・・[2]
- 5 材料及び容器の機能・・・・[2]
- 6 試験方法・・・・[2]
- 6.1 アスコルビン酸を用いた品質保持性能試験・・・・[2]
- 6.2 試験結果の表し方・・・・[5]
- 6.3 数値の丸め方・・・・[5]
- 7 表示・・・・[5]
(pdf 一覧ページ番号 1)
――――― [JIS Z 1717 pdf 1] ―――――
Z 1717 : 2016
まえがき
この規格は,工業標準化法に基づき,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本
工業規格である。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
(pdf 一覧ページ番号 2)
――――― [JIS Z 1717 pdf 2] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
Z 1717 : 2016
包装−液体用高機能容器
Packaging-High functional containers for liquid
序文
食品包装用に用いる液体用容器は,これまで様々な進歩を遂げ,生命維持に必要な液体飲料の持ち運び
を可能としたことによって,生活向上に大きく貢献してきた。
さらに,開封後も密封状態が維持できる機能をもつ液体用高機能容器は,液体飲料,調味料などの品質
を開封前状態に近い形で保持することができる。このため,内容物の品質保持及び省資源・省エネルギー
化に資する目的でこの規格を制定した。
1 適用範囲
この規格は食品,化粧水,洗剤などの液状物の開封後の酸化を抑制するため,注出口に逆止機能をもつ
液体用高機能容器(以下,容器という。)について規定する。ただし,医薬品に用いる容器は除く。
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS K 0124 高速液体クロマトグラフィー通則
JIS K 7126-2 プラスチック−フィルム及びシート−ガス透過度試験方法−第2部 : 等圧法
JIS K 9007 りん酸二水素カリウム(試薬)
JIS K 9502 L(+)-アスコルビン酸(試薬)
JIS Z 0108 包装−用語
3 用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS Z 0108によるほか,次による。
3.1
液状物
飲料,液体調味料,化粧水,洗剤などの液状の被包装物。
3.2
逆止機能
容器内に充された液状物を繰り返し注ぎ出しても外気が容器内に侵入することを防ぎ,注ぎ出た液状
物が再び容器内に戻らない機能。
3.3
品質保持
――――― [JIS Z 1717 pdf 3] ―――――
2
Z 1717 : 2016
容器本体が逆止機能を備えることで,液状物の収納後に所定の部位を開封して繰り返し注ぎ出した後も,
容器内液状物が所定の期間,一定の品質(酸化の抑制など)を維持していることが認められること。
4 品質
4.1 外観
容器には,きず,異物混入などの欠点があってはならない。
4.2 品質保持性能
品質保持性能は,箇条6による試験を行ったとき,試験開始から35日目の試験開始日(0日目)に対す
る逆止機能による酸化防止性能[アスコルビン酸の残存率(%)]とし,箇条7で表示するアスコルビン酸
の残存率以上とする。
5 材料及び容器の機能
材料及び容器のもつ機能は,次による。
なお,容器の形状の例を図1に示す。
a) 容器を構成する材料は,食品用途に用いるものにあっては,食品衛生法に適合する素材とする。
b) 逆止機能を備える容器とする。
a) タイプ1 b) タイプ2
図1−容器の形状例
6 試験方法
6.1 アスコルビン酸を用いた品質保持性能試験
6.1.1 原理
アスコルビン酸は,酸素によって速やかに酸化されてデヒドロアスコルビン酸に変化する。この性質を
利用して,容器にアスコルビン酸溶液を充し,一定の条件下で試験後,充液内に残存しているアスコ
ルビン酸含量を求め,酸化の影響を評価する。
アスコルビン酸含量は,容器に充した溶液の一部を注ぎ出し,適宜希釈した後,紫外可視吸光光度検
出器付き高速液体クロマトグラフ法によって求める。この測定方法を使用することによって,開封後に注
ぎ出しを繰り返した場合の充溶液内のアスコルビン酸の残存率を求める。これによって,容器の逆止機
能に対する一定の品質保持(酸化防止)性能を求めることができる。
6.1.2 試験環境条件
試験環境は,JIS K 7126-2に規定する温度23±2 ℃,相対湿度60±10 %とする。
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Z 1717 : 2016
6.1.3 試薬
試薬は,次のとおりとする。
6.1.3.1 L(+)-アスコルビン酸(特級) JIS K 9502に規定するもの。
6.1.3.2 メタりん酸(特級) 分析用として認められるもの。
6.1.3.3 5 %(w/v)メタりん酸溶液 メタりん酸50 gを蒸留水に溶解し,1 Lとしたもの。
6.1.3.4 アセトニトリル 高速液体クロマトグラフ(HPLC)用。
6.1.3.5 りん酸二水素カリウム JIS K 9007に規定する特級,又はこれと同等以上のもの。
6.1.3.6 高速液体クロマトグラフ用移動相 アセトニトリル及び0.14 mol/Lりん酸二水素カリウム試液の
混液(1 : 1)。
りん酸二水素カリウム19.05 gを蒸留水に溶解して1 Lとし,0.45 μm以下のメンブランフィルターでろ
過したもの(0.14 mol/Lりん酸二水素カリウム試液)に,同量のアセトニトリルを加え,混合したもの。
6.1.4 試験装置
試験装置は,JIS K 0124に規定する高速液体クロマトグラフ(紫外可視吸光光度検出器付き)とする。
6.1.5 標準溶液の調製
標準溶液の調製は,次による。
a) 標準原液 L(+)-アスコルビン酸0.1 g±0.01 gを全量フラスコ100 mLに量りとり,5 %(w/v)メタりん
酸溶液を加えて溶かし,定容したものを標準原液とする。標準原液は用時調製とし,共栓容器に密封
し,測定時まで保存する。
b) 検量線用標準溶液 標準原液を5 %(w/v)メタりん酸溶液で5 μg/mL,10 μg/mL,20 μg/mL,50 μg/mL
及び100 μg/mLに希釈し,標準溶液とする。いずれも用時調製とする。
6.1.6 試料及び試験手順
6.1.6.1 試料の作製
試料の作製は,次による。
a) アスコルビン酸濃度が0.1 %(w/v)±0.01 %(w/v)の範囲となるよう充溶液を作製する。
b) この充溶液を試験対象の容器に充して,空気を除き,密閉したものを試料とする。
c) 試料数(N)は,同一種類のものを5個とする。
ここで,“同一種類”とは,容器の逆止機能の構造,形状・寸法及び容量が同じ容器をいう。
6.1.6.2 保存開始時の測定及び試料の保存
保存開始時の測定及び試料の保存は,次による。
a) 作成した試料(N=5)の容器の注ぎ口を開封し,それぞれ充容量の1/30の容量を注ぎ出した試料溶
液を,速やかに5 %(w/v)メタりん酸溶液で20倍に希釈した後,高速液体クロマトグラフに注入して測
定し,開始時(0日目)のアスコルビン酸濃度を6.1.6.4によって求める。
b) 以後,6.1.2に従って遮光下で試料を保存し,当初の充容量の1/30の容量を注ぎ出す操作を1回/
日,5回/週の頻度で実施し,35日間(5週間)で,計25回繰り返す。
6.1.6.3 保存期間終了時の試料溶液の調製及び測定
35日目に注ぎ出した溶液について,速やかに5 %(w/v)メタりん酸溶液で20倍に希釈した後,高速液体
クロマトグラフに注入して測定し,終了時(35日目)のアスコルビン酸濃度を6.1.6.4によって求める。
6.1.6.4 検量線の作成及び試料溶液のアスコルビン酸含量の算出
検量線の作成及び試料溶液のアスコルビン酸含量の算出は,次による(図2参照)。
a) 6.1.5 b)に示す検量線用標準溶液10 μLを高速液体クロマトグラフに注入・分析(6.1.6.5参照)し,ア
――――― [JIS Z 1717 pdf 5] ―――――
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JIS Z 1717:2016の国際規格 ICS 分類一覧
JIS Z 1717:2016の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISK0124:2011
- 高速液体クロマトグラフィー通則
- JISK7126-2:2006
- プラスチック―フィルム及びシート―ガス透過度試験方法―第2部:等圧法
- JISK9007:2008
- りん酸二水素カリウム(試薬)
- JISK9502:2020
- L(+)-アスコルビン酸(試薬)
- JISZ0108:2012
- 包装―用語