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JIS A 5362:2016 規格概要
この規格 A5362は、プレキャストコンクリート製品の要求性能及びその照査方法に関する一般的事項について規定。日本工業規格が別途定められている建築用コンクリート製品には,この規格は適用しない。
JISA5362 規格全文情報
- 規格番号
- JIS A5362
- 規格名称
- プレキャストコンクリート製品―要求性能とその照査方法
- 規格名称英語訳
- Precast concrete products -- Required performance and methods of verification
- 制定年月日
- 2001年12月20日
- 最新改正日
- 2016年4月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- 国際規格分類
ICS
- 91.100.30, 93.080.30
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- 土木 I 2020, 土木 II 2020
- 改訂:履歴
- 2001-12-20 制定日, 2004-03-20 改正日, 2010-03-23 改正日, 2014-10-20 確認日, 2016-04-20 改正
- ページ
- JIS A 5362:2016 PDF [12]
A 5362 : 2016
pdf 目 次
ページ
- 1 適用範囲・・・・[1]
- 2 引用規格・・・・[1]
- 3 用語及び定義・・・・[1]
- 4 要求性能・・・・[2]
- 5 性能照査・・・・[3]
- 5.1 一般・・・・[3]
- 5.2 照査指標・・・・[3]
- 5.3 照査方法・・・・[4]
- 附属書A(参考)技術上重要な改正に関する新旧対照表・・・・[5]
(pdf 一覧ページ番号 1)
――――― [JIS A 5362 pdf 1] ―――――
A 5362 : 2016
まえがき
この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,特定非営利活動法
人コンクリート製品JIS協議会(JPCC)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具
して日本工業規格(日本産業規格)を改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正
した日本工業規格(日本産業規格)である。
これによって,JIS A 5362:2010は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
(pdf 一覧ページ番号 2)
――――― [JIS A 5362 pdf 2] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
A 5362 : 2016
プレキャストコンクリート製品−要求性能とその照査方法
Precast concrete products- Required performance and methods of verification
1 適用範囲
この規格は,プレキャストコンクリート製品(以下,製品という。)の要求性能1)及びその照査方法に関
する一般的事項について規定する。ただし,日本工業規格(日本産業規格)が別途定められている建築用コンクリート製品
には,この規格は適用しない。
なお,技術的に重要な改正に関する新旧対照表を附属書Aに記載する。
注1) 構造物における製品の使われ方は,製品がそのまま構造物となるもの,製品が構造物の一部を
なすもの,製品を複数組み合わせて構造物とするものなど,多様である。したがって,製品は,
構造物の性能が十分に発揮できるよう構造物における使われ方に応じて要求性能が定められる。
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS A 0203 コンクリート用語
JIS A 5363 プレキャストコンクリート製品−性能試験方法通則
JIS A 5371 プレキャスト無筋コンクリート製品
JIS A 5372 プレキャスト鉄筋コンクリート製品
JIS A 5373 プレキャストプレストレストコンクリート製品
3 用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS A 0203によるほか,次による。
3.1
品質
構造物又は製品に備わっている特性の集まりが,要求される性能を満たす程度。
3.2
性能
構造物又は製品が,その目的や機能を発揮する能力。
3.3
作用
構造物又は製品に対する荷重,及び材料特性に経時変化をもたらす全ての働き。
――――― [JIS A 5362 pdf 3] ―――――
2
A 5362 : 2016
3.4
使用性
構造物又は製品が,要求される機能を満足し,快適に使用できる性能。
3.5
安全性
設計上想定される荷重によって,製品及び構造物が破壊しない,又は所定の機能を失わない性能。
3.6
耐震性
構造物の地震時及び地震後の安全性,使用性並びに地震後の復旧性を総合的に満足する性能。
3.7
一体性
設計上想定される荷重などによって構造物の形状が損なわれず,所定の機能を維持できる性能。
3.8
施工性
製品に有害な変状を生じることなく,作業を安全かつ容易に行うことができる性能。
3.9
性能照査
製品が要求される性能を満たしていることを,設計図書,性能試験又は実績のうちの適切な方法で定量
的に判定すること。
4 要求性能
購入者は,表1の中から構造物及び製品の要求性能を選定する。
注記 JIS A 5371,JIS A 5372及びJIS A 5373の推奨仕様で規定する製品の性能は,一般的な環境で標
準的な荷重作用に対して設定されている。
表1−コンクリート構造物及びそれに用いる製品の性能
種別 性能項目 性能 関連する特性
又は限界状態
構造物 使用性 耐力,外観,変形,水密
使用時に想定される荷重によって,所定の機能を失わず,快適に使用
できなければならない。 性など
安全性 断面破壊,疲労破壊,構
設計上想定される荷重によって,所定の機能を失わない,又は破壊し
ない若しくは安定を失ってはならない。 造物の安定など
耐久性 鋼材腐食,コンクリート
環境の作用などによる材料特性の経時的な低下によって,所要の性能
が想定される供用期間にわたって損なわれてはならない。 の劣化など
耐震性 断面破壊,変位変形など
地震時に所定の機能を保持し,地震後にもその機能が健全で使用でき
る,又は地震後に所定の機能が短時間で回復できなければならない。
一体性 構造的な一体性,止水性
設計上想定される荷重によって,製品の接合部に変状を生じることが
なく,所定の機能を失ってはならない。 など
その他 購入者が要求する上記以外の性能を保持しなければならない。 美観,平滑性,排水性,
遮音性,快適性など
――――― [JIS A 5362 pdf 4] ―――――
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A 5362 : 2016
表1−コンクリート構造物及びそれに用いる製品の性能(続き)
種別 性能項目 性能 関連する特性
又は限界状態
製品 使用性 耐力,外観,変形,水密
使用時に想定される荷重によって,所定の機能を失わず,快適に使用
できなければならない。 性など
安全性 設計上想定される荷重によって,破壊してはならない。 断面破壊,疲労破壊など
耐久性 鋼材腐食,コンクリート
想定される作用によるひび割れ,材料特性の経時的な低下などによっ
て,所要の性能が損なわれてはならない。 の劣化など
施工性 運搬性,施工安全性など
有害な変状を生じることなく運搬,据付,組立,接合などの作業を安
全かつ容易に行うことができなければならない。
その他 購入者が要求する上記以外の性能を保持しなければならない。 透水性,保水性,すりへ
り抵抗性,端面の直角
度,寸法精度など
5 性能照査
5.1 一般
製造業者は,購入者が提示した要求性能に応じて,適切な照査指標及び照査方法を定め,性能照査を行
う。性能照査は,製品の設計段階で行い,その結果について購入者の承認を得なければならない2)。
注2) これは型式検査に該当する。
5.2 照査指標
性能照査に当たっては,製品の要求性能を定量的に評価できる照査指標を設定し,その限界値を明示し
なければならない。一般的な製品の照査指標の例を表2に示す。
表2−性能項目と製品の照査指標の例
性能項目 関連する特性 製品の照査指標
又は限界状態
使用性 耐力,外観 コンクリート及び鋼材の応力度,曲げひび割れ耐力b),ひび割れ幅,せん断ひ
び割れ耐力,製品の軸方向圧縮耐力など
変形 たわみなど
水密性 内水圧に対する耐力,透水量,ひび割れ幅など
その他 コンクリートの圧縮強度,有効プレストレスなど
安全性 断面破壊 軸方向圧縮耐力,終局曲げ耐力c),せん断耐力など
疲労破壊 鋼材の繰返し応力度,製品の軸力曲げ耐力,押抜きせん断疲労耐力など
構造物の安定 転倒モーメント,滑動力,浮力,地盤反力など
耐久性a) 鋼材腐食 ひび割れ幅,中性化深さ,塩化物イオン濃度など
コンクリートの劣化 凍結融解試験における相対動弾性係数,スケーリング量,コンクリート強度,
化学的侵食深さなど
耐震性 断面破壊 コンクリート及び鋼材の応力度,終局曲げ耐力,せん断耐力など
変位変形 各継手部の目開き量,継手部の屈曲角及び抜出し量,浮上がり又は沈下など
一体性 構造的な一体性 接合部の強度など
止水性 試験水圧による接合部の漏水の有無など
施工性 運搬性 製品の形状寸法,質量など
施工安全性 施工用つり(吊)具の強度,施工時の取扱いによるひび割れの有無など
その他 透水性,保水性など 透水係数,保水量及び吸上げ率など
注a) 想定される作用の下で,材料の劣化によって生じる製品の性能の経時的な低下に抵抗する性能。
b) ひび割れ発生に至らないことを満足する曲げ耐力。
c) 断面破壊の終局状態に至らないことを満足する曲げ耐力。
――――― [JIS A 5362 pdf 5] ―――――
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JIS A 5362:2016の国際規格 ICS 分類一覧
- 91 : 建設材料及び建築物 > 91.100 : 建設材料 > 91.100.30 : コンクリート及びコンクリート製品
JIS A 5362:2016の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISA0203:2019
- コンクリート用語
- JISA5363:2016
- プレキャストコンクリート製品―性能試験方法通則
- JISA5371:2016
- プレキャスト無筋コンクリート製品
- JISA5372:2016
- プレキャスト鉄筋コンクリート製品
- JISA5373:2016
- プレキャストプレストレストコンクリート製品