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JIS B 2071:2000 規格概要
この規格 B2071は、鋳鋼フランジ形弁 : 一般の機械装置,化学装置などに用いる鋳鋼フランジ形弁について規定。一般工業用鋼製弁 : 一般分野に用いる鋼製弁について規定。石油及び天然ガス工業用ボルテッドボンネット鋼製弁 : 石油精製及び関連する分野で要求されるエロージョン,コローション又は使用条件から,フルポートの口径寸法及び厚い肉厚を必要とするボルテッドボンネット鋼製弁について規定。
JISB2071 規格全文情報
- 規格番号
- JIS B2071
- 規格名称
- 鋼製弁
- 規格名称英語訳
- Steel valves
- 制定年月日
- 1959年3月30日
- 最新改正日
- 2019年10月21日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- ISO 10434:1998(MOD), ISO 12149:1999(MOD), ISO 6002:1992(MOD)
- 国際規格分類
ICS
- 23.060.01
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- 配管 II(製品) 2021
- 改訂:履歴
- 1959-03-30 制定日, 1962-01-01 確認日, 1965-01-01 確認日, 1968-03-01 改正日, 1971-03-01 確認日, 1972-07-01 改正日, 1975-07-01 確認日, 1976-03-01 改正日, 1979-01-01 確認日, 1984-01-01 確認日, 1987-07-01 改正日, 1995-07-01 改正日, 2000-03-20 改正日, 2005-01-20 確認日, 2009-10-01 確認日, 2014-10-20 確認日, 2019-10-21 確認
- ページ
- JIS B 2071:2000 PDF [56]
B 2071 : 2000
まえがき
この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣が改正した日
本工業規格である。これによってJIS B 2071 : 1995は改正され,この規格に置き換えられる。
今回の改正では,日本工業規格(日本産業規格)と国際規格との整合を図るため,JIS B 2071 : 1995及び対応するISO規
格を基礎として用いた。
JIS B 2071には,次に示す五つの附属書がある。
附属書1(規定) 各部の名称
附属書2(規定) 面間寸法
附属書3(規定) 付帯接続
附属書4(規定) 材料
附属書5(参考) 突合せ溶接端
(pdf 一覧ページ番号 )
――――― [JIS B 2071 pdf 1] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
B 2071 : 2000
鋼製弁
Steel valves
序文 この規格は,JIS B 2071 : 1995及びISO規格を基礎として用いて作成した日本工業規格(日本産業規格)である。次
に示す第1章第3章及びそれらの共通部分をまとめた附属書1附属書5によって構成されている。
第1章 鋳鋼フランジ形弁 : 従前のJIS B 2071 : 1995を改正したものであり,呼び圧力10K及び20Kの
一般の機械装置,化学装置などに用いる鋳鋼フランジ形弁について規定している。
第2章 一般工業用鋼製弁 : ISO 6002 : 1992, Bolted bonnet steel gate valves及びISO 12149 : 1999, Bolted
bonnet steel globe valves for general purpose applicationを翻訳し,その基本的考え方を基準として内容を拡大,
また逆止め弁を追加したものであり,呼び圧力PNの般分野に用いる鋼製弁について規定している。
第3章 石油及び天然ガス工業用ボルテッドボンネット鋼製弁 : ISO 10434 : 1998, Bolted bonnet steel gate
valves for petroleum and natural gas industriesを翻訳し,その基本的考え方を基準としてそれに玉形弁及び逆
止め弁を追加したものであり,呼び圧力PNの石油及び天然ガス工業用分野に用いる鋼製弁について規定
している。
呼び圧力PN表示とクラス表示の対応は,次による,
PN20 : クラス150
PN50 : クラス300
PN110 : クラス600
PN150 : クラス900
PN260 : クラス1 500
PN420 : クラス2 500
なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格にはない事項である。
――――― [JIS B 2071 pdf 2] ―――――
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B 2071 : 2000
第1章 鋳鋼フランジ形弁
1. 適用範囲 この章は,一般の機械装置,化学装置などに用いる鋳鋼フランジ形弁(以下,バルブとい
う。)について規定する。
備考 圧力は,すべてゲージ圧とする。
1.2 引用規格 次に掲げる規格は,この章に引用されることによって,この章の規定の一部を構成する。
これらの引用規格は,その最新版を適用する。
JIS B 0100 バルブ用語
JIS B 2001 バルブの呼び径及び口径
JIS B 2002 バルブの面間寸法
JIS B 2003 バルブの検査通則
JIS B 2004 バルブの表示通則
JIS B 2238 鋼製管フランジ通則
JIS B 8270 圧力容器(基盤規格)
JIS G 4051 機械構造用炭素鋼鋼材
JIS G 4107 高温用合金鋼ボルト材
JIS G 4303 ステンレス鋼棒
JIS G 5121 ステンレス鋼鋳鋼品
JIS G 5151 高温高圧用鋳鋼品
JIS H 4553 ニッケル及びニッケル合金棒
JIS Z 3221 ステンレス鋼被覆アーク溶接棒
JIS Z 3224 ニッケル及びニッケル合金被覆アーク溶接棒
JIS Z 3251 硬化肉盛用被覆アーク溶接棒
JIS Z 3321 溶接用ステンレス鋼溶加棒及びソリッドワイヤ
1.3 用語の定義 この章で用いる主な用語の定義は,JIS B 0100によるほか,次による。
a) 肉盛溶接 一体形の弁体,弁体付き弁座又は弁箱付き弁座の母材表面に硬化,耐食などの目的に応じ
た所要の組織と寸法の金属を溶着する方法。
b) 硬化肉盛 一体形の弁体,弁体付き弁座又は弁箱付き弁座の母材表面に硬い金属面を摩耗に耐え得る
ように溶着する方法。
備考 硬化肉盛は,肉盛溶接の一種である。
1.4 種類 バルブの種類は,呼び圧力,弁種及び呼び径の組合せによって,表1.1による。
――――― [JIS B 2071 pdf 3] ―――――
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B 2071 : 2000
表1.1 種類
呼び圧力 弁種 呼び径 (A)
40 50 65 80 100 125 150 200 250 300
10K フランジ形玉形弁 − ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ − −
フランジ形アングル弁 − ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ − −
フランジ形仕切弁 − ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
−
フランジ形スイング逆止め弁 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
20K フランジ形玉形弁 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ − −
フランジ形アングル弁 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ − −
フランジ形仕切弁 − ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
−
フランジ形スイング逆止め弁 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
1.5 流体の状態と最高許容圧力との関係 流体の状態と最高許容圧力との関係は,表1.2による。
表1.2 流体の状態と最高許容圧力との関係
単位MPa
流体の状態 最高許容圧力
呼び圧力10Kバルブ呼び圧力20Kバルブ
425℃以下の蒸気,空気,ガス,油などでクリープが考慮される場合 − 2.0
400℃以下の蒸気,空気,ガス,油 − 2.3
350℃以下の蒸気,空気,ガス,油又は脈動水 − 2.6
300℃以下の蒸気,空気,ガス,油又は脈動水 1.0 2.9
220℃以下の蒸気,空気,ガス,油又は脈動水 1.2 3.1
120℃以下の静流水 1.4 3.4
備考 流体の使用温度又は圧力が表1.2の値の中間にある場合は,JIS B 2238の付表1の備考5に示す補間法に
よる。
1.6 設計
1.6.1 共通事項 バルブの構造,形状及び寸法の共通事項は,次による。
a) バルブの面間寸法は,JIS B 2002による。
b) バルブの口径は,JIS B 2001による。
c) フランジの各部寸法は,JIS B 2238 付表4-1,付表6,付表10及び付表11による。
d) 弁箱及びふたの最小肉厚は,表1.3のa又はa1とする。
表1.3 最小肉厚
単位mm
呼び圧力 呼び径 (A)
40 50 65 80 100 125 150 200 250 300
10K a − 5.6 5.6 5.9 6.4 7.1 7.1 8.1 8.6 9.6
a1 − 8.6 9.7 10.4 11.2 11.6 11.9 12.7 14.2 16.0
20K a 4.8 6.3 6.5 7.2 7.8 8.7 9.6 11.2 12.6 14.1
a1 7.9 9.7 11.2 11.9 12.7 14.3 16.0 17.5 19.1 20.6
e) バルブの開閉は,ハンドル車の逆時計回りを“開き”,時計回りを“閉じ”とする。
f) 管と接続するフランジのガスケット座は,指定のない限り大平面座とする。
g) 弁箱のふたフランジは,丸形とするが,呼び径65以下で4本ボルトのものは,角形でもよい。
なお,呼び圧力10Kの仕切弁は,オーバル形としてもよい。
h) 弁箱とふたとの接合面は,はめ込み形とするが,溝形又はリングジョイント形としてもよい。
なお,呼び圧力10Kの仕切弁は,全面座にしてもよい。
i) ふたボルトが受ける応力は,JIS B 8270に規定された値以下とする。
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B 2071 : 2000
j) 弁座面は,一体形,分離形の弁座又は肉盛溶接のいずれでもよい。ただし,使用状態に適したものと
する。
k) 弁体及び弁箱に弁座を取り付ける場合には,ねじ込み,溶接などによって取り付け,使用中に緩まな
いようにしなければならない。
l) パッキン押さえは,パッキン押さえボルトの締付けに対して破損しないよう十分な強さをもつもので
なければならない。
m) 付帯接続は,附属書3による。
n) 構造,形状及び部品名称の一例を付表1に示す。
1.6.2 玉形弁及びアングル弁 玉形弁及びアングル弁の構造,形状及び寸法は,次による。
a) 弁座の形状は,平面,円すいなど使用状態に適したいずれでもよい。
b) 弁体と弁棒とは,弁押さえによって取り付け,互いに円滑に回転するが,弁体と弁押さえとは緩まな
い構造としなければならない。
c) ふた又はふたはめ輪と弁棒又は弁押さえには,それぞれ逆座を設けるのがよい。
d) 弁棒は,一体のものでなければならない。
e) 弁棒のねじは台形ねじとする。
f) 弁棒とねじはめ輪とのねじのはめあい長さは,弁棒径の1.5倍以上とするのがよい。
1.6.3 仕切弁 仕切弁の構造,形状及び寸法は,次による。
a) 弁箱補強のために,適切なリブを付けてもよい。
b) 弁箱と弁体には,適切なガイドを設けなければならない。
c) 弁体は,くさび形とする。
d) 弁体の弁座面の幅は,摩耗によって弁体の閉止位置が下がっても,弁箱の弁座面との接触面が保たれ
るような摩耗代をもたなければならない。
e) 弁棒とふた又はふたはめ輪には,それぞれ逆座を設けるのがよい。
f) 弁棒は,一体で,弁体との接続部は,T形又はぼたん形とする。
g) 弁棒の頂部は,弁座が摩耗して使用上許される最低位置に達しても,ヨークスリーブの頂面より下が
ってはならない。
h) 呼び径100以上のバルブのヨークスリーブは,ふたを弁箱から外さないでも取り外せる構造とするの
がよい。
i) 弁棒のねじは,台形ねじとする。
j) 弁棒とヨークスリーブとのねじのはめあい長さは,弁棒径の1.5倍以上とするのがよい。
k) ヨークスリーブとハンドル車との結合は,キー止め又は回り止めができる適切なはめ込みでなければ
ならない。
1.6.4 スイング逆止め弁 スイング逆止め弁の構造,形状は,次による。
a) 弁体は,弁箱又はふたに設けられたストッパの位置まで開き,逆流で容易に閉止する構造でなければ
ならない。
b) 弁体は,弁体と弁体ボルトとに分けてもよい。この場合には,弁体ボルトは,緩まない構造とする。
c) 弁体とアームとの接続部は,適切なすき間をもち,使用上外れない構造でなければならない。
d) 弁箱とアームとは,ヒンジピンで接続させ,円滑な回転ができる構造とする。ただし,他の適切な接
続方法を用いてもよい。
e) 弁箱のピン穴は,それぞれプラグをねじ込むか又は他の方法で密封しなければならない。ただし,ヒ
――――― [JIS B 2071 pdf 5] ―――――
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JIS B 2071:2000の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 10434:1998(MOD)
- ISO 12149:1999(MOD)
- ISO 6002:1992(MOD)
JIS B 2071:2000の国際規格 ICS 分類一覧
- 23 : 一般的に利用される流体システム及びその構成要素 > 23.060 : 弁 > 23.060.01 : 弁一般
JIS B 2071:2000の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB0100:2013
- バルブ用語
- JISB0203:1999
- 管用テーパねじ
- JISB2001:1987
- バルブの呼び径及び口径
- JISB2002:1987
- バルブの面間寸法
- JISB2003:2013
- バルブの検査通則
- JISB2004:1994
- バルブの表示通則
- JISB2238:1996
- 鋼製管フランジ通則
- JISB2316:2017
- 配管用鋼製差込み溶接式管継手
- JISB8270:1993
- 圧力容器(基盤規格)
- JISG4051:2016
- 機械構造用炭素鋼鋼材
- JISG4107:2007
- 高温用合金鋼ボルト材
- JISG4303:2012
- ステンレス鋼棒
- JISG4303:2021
- ステンレス鋼棒
- JISG5121:2003
- ステンレス鋼鋳鋼品
- JISG5151:1991
- 高温高圧用鋳鋼品
- JISH4553:1999
- ニッケル及びニッケル合金棒
- JISZ3221:2013
- ステンレス鋼被覆アーク溶接棒
- JISZ3224:2010
- ニッケル及びニッケル合金被覆アーク溶接棒
- JISZ3251:2000
- 硬化肉盛用被覆アーク溶接棒
- JISZ3321:2013
- 溶接用ステンレス鋼溶加棒,ソリッドワイヤ及び鋼帯