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JIS B 4430:1998 規格概要
この規格 B4430は、呼びM1~M68のメートル並目ねじ呼びM1×0.2~M100×6のメートル細目ねじのねじ立てに用いるメートルねじ用ハンドタップ(メートルねじ用ショートマシンタップ)について規定。
JISB4430 規格全文情報
- 規格番号
- JIS B4430
- 規格名称
- メートルねじ用ハンドタップ
- 規格名称英語訳
- Short machine taps and hand taps for metric threads
- 制定年月日
- 1954年1月30日
- 最新改正日
- 2019年10月21日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- ISO 2857:1973(MOD), ISO 529:1993(MOD), ISO 8830:1991(MOD)
- 国際規格分類
ICS
- 25.100.50
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- 工具 2020
- 改訂:履歴
- 1954-01-30 制定日, 1957-01-30 改正日, 1958-12-16 改正日, 1961-12-12 確認日, 1962-08-01 改正日, 1965-04-01 改正日, 1968-04-01 改正日, 1971-04-01 確認日, 1972-03-01 改正日, 1975-03-01 確認日, 1978-03-01 確認日, 1987-02-01 改正日, 1993-02-01 確認日, 1998-08-20 改正日, 2005-01-20 確認日, 2009-10-01 確認日, 2014-10-20 確認日, 2019-10-21 確認
- ページ
- JIS B 4430:1998 PDF [56]
C 0066 : 1999 (IEC 60707 : 2001)
まえがき
この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣が改正した日
本工業規格である。これによってJIS B 4430-1987は改正され,この規格に置き換えられる。
今回の改正では,国際整合化を図るため,ISO 529 : 1993, Short machine taps and hand taps(ショートマシ
ンタップ及びハンドタップ),ISO 2857 : 1973, Ground thread taps for ISO metric threads of tolerances 4H to 8H
and 4G to 6G coarse and fine pitches−Manufacturing tolerances on the threaded portion(ISO メートルねじの等
級4H8H及び4G6Gの並日及び細目ピッチ用の研削仕上げタップ−ねじ部の製作公差)及びISO 8830 :
1991, High-speed steel machine taps with ground threads−Technical specifications(高速度工具鋼研削仕上げマ
シンタップ−技術仕様)を基礎として用いた。
この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の
実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。通商産業大臣及び日本工業標準調査会
は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新
案登録出願にかかわる確認について,責任はもたない。
JIS B 4430には,次に示す附属書がある。
附属書(規定) メートルねじ用ハンドタップ(J形)
(pdf 一覧ページ番号 )
――――― [JIS B 4430 pdf 1] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
B 4430 : 1998
メートルねじ用ハンドタップ
Short machine taps and hand taps for metric threads
序文 この規格は,1993年に第2版として発行されたISO 529, Short machine taps and hand taps, 1973年に
第1版として発行されたISO 2857, Ground thread taps for ISO metric threads of tolerances 4H to 8H and 4G to 6
G coarse and fine pitches−Manufacturing tolerances on the threaded portion及び1991年に第1版として発行さ
れたISO 8830, High-speed steel machine taps with ground threads−Technical specificationsを基に,本体には,
対応国際規格と対応する部分について,技術的内容を変更することなく作成しているが,対応国際規格に
は規定されていない規定項目(定義,品質の外観,試験方法,検査,製品の呼び方及び包装の表示)を追
加している。また,附属書には,形状・寸法及びねじ部の精度が対応国際規格とは異なるタップを規定し
ている。
1. 適用範囲 この規格は,呼びM1M68のメートル並目ねじ及び呼びM1×0.2M100×6のメートル
細目ねじのねじ立てに用いるメートルねじ用ハンドタップ(メートルねじ用ショートマシンタップともい
う。)(以下,タップという。)について規定する。
備考1. ハンドタップとは,一般に使用するタップで主に機械でねじ立てを行うが,手作業で使用す
ることもある。
2. この規格の本体によらないタップを,附属書(規定)に規定する。
3. この規格本体の対応国際規格を,次に示す。
ISO 529 : 1993, Short machine taps and hand taps
ISO 2857 : 1973, Ground thread taps for ISO metric threads of tolerances 4H to 8H and 4G to 6G coarse
and fine pitches−Manufacturing tolerances on the threaded portion
ISO 8830 : 1991, High-speed steel machine taps with ground threads−Technical specifications
2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによってこの規格の規定の一部を構成する。
これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 0021 製品の幾何特性仕様 (GPS) −幾何公差表示方式−形状,姿勢,位置及び振れの公差表示
方式
JIS B 0101 ねじ用語
JIS B 0176 ねじ加工工具用語
JIS B 0215 メートルねじ公差方式
JIS B 0271 ねじ測定用三針
JIS B 0401-2 寸法公差及びはめあいの方式−第2部 : 穴及び軸の公差等級並びに寸法許容差の表
JIS B 4002 ストレートシャンク部をもつ回転工具−シャンク径及びシャンク四角部の寸法
――――― [JIS B 4430 pdf 2] ―――――
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C 0066 : 1999 (IEC 60707 : 2001)
JIS B 7153 測定顕微鏡
JIS B 7502 マイクロメータ
JIS B 7503 ダイヤルゲージ
JIS B 7519 指針測微器
JIS B 7725 ビッカース硬さ試験−試験機の検証
JIS B 7726 ロックウェル硬さ試験−試験機の検証
JIS G 4051 機械構造用炭素鋼鋼材
JIS G 4403 高速度工具鋼鋼材
JIS G 4404 合金工具鋼鋼材
JIS Z 2244 ビッカース硬さ試験−試験方法
JIS Z 2245 ロックウェル硬さ試験方法
ISO 237 Rotating tools with parallel shank−Diameters of shanks and sizes of driving squares
3. 定義 この規格で用いる主な用語の定義は,JIS B 0176及びJIS B 0101による。
4. 種類・等級 タップの種類は,形状によってフルダイヤメータシャンクタップ,ネック付きタップ及
びレリーブシャンクタップの3種類とする。
タップの等級は,ねじ部の有効径の公差位置によってクラス1,クラス2及びクラス3とし,等級の記
号は,表1のとおりとする。
表1 等級の記号
等級 クラス1 クラス2 クラス3
記号 ISO 1 ISO 2 ISO 3
めねじの等級 4H,5H 6H 7H, 8H
(参考) 4G,5G 6G
備考 タップの等級に対するめねじの等級は参考として示したもので,各等級のタ
ップによってねじ立てされためねじが,その等級に必ずしも適合することを
意味するものではない。
一般にめねじの精度は被削材,工作機械の状態,タッピングアタッチメン
ト,切削速度,切削油剤などにより変化するので,めねじの等級に基づいて
各々の条件に適したタップの等級を選択しなければならない。
5. 形状・寸法 タップの形状及び寸法は,付表16のとおりとする。
6. 品質
6.1 外観 タップの外観は,地きず及び割れ並びに有害なまくれ,きず,さび,接合不良などの欠点が
なく,仕上げは良好でなければならない。
6.2 硬さ タップの硬さは,8.1による試験を行ったとき,次による。
a) タップのねじ部の硬さは,表2のとおりとする。
b) タップのシャンク及びシャンク四角部の硬さは,30HRC以上とする。
――――― [JIS B 4430 pdf 3] ―――――
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C 0066 : 1999 (IEC 60707 : 2001)
表2 ねじ部の硬さ
外径の基準寸法 硬さ
D
mm 最小
3以下 61HRC 又は 750HV
3を超え 6以下 62HRC 又は 780HV
6を超え 63HRC 又は 820HV
6.3 ねじ部の精度 タップのねじ部の精度は,8.2による試験を行ったとき,次による。
a) タップのねじ部の外径,有効径及び谷の径の許容差は,メートル並目ねじ用タップは付表7,メート
ル細目ねじ用タップは付表8のとおりとする。
b) タップのねじ部のピッチの許容差は,付表9のとおりとする。
c) タップのねじ部の山の半角の許容差は,付表10のとおりとする。
6.4 振れ タップの食付き部,ねじ部及びシャンクの振れの公差は,8.3による試験を行ったとき,表3
のとおりとする。
表3 振れの公差
備考 図示方法は,JIS B 0021による。
単位 mm
外径の基準寸法 食付き部の振れ ねじ部の振れの シャンクの振れ
の公差 公差 の公差
D t1 t2 t3
10未満 0.018 0.018 0.030
10以上 18未満 0.022 0.018 0.030
18以上 30未満 0.026 0.022 0.040
30以上 40未満 0.030 0.022 0.040
40以上 0.036 0.026 0.040
備考 t1, t2及びt3の測定位置は,それぞれ次のとおりとする。
− t1 : 食付き部の長さの中央
− t2 : 食付き部の後ろの最初の完全山
− t3 : シャンク四角部側端面からシャンク四角部の長さの2倍の位置
7. 材料 タップのねじ部の材料は,JIS G 4403のSKH51,又はこれと同等以上の性能をもつものとする。
8. 試験方法
――――― [JIS B 4430 pdf 4] ―――――
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C 0066 : 1999 (IEC 60707 : 2001)
8.1 硬さ タップの硬さは,JIS B 7726のロックウェル硬さ試験機を用いてJIS Z 2245に規定する試験
方法によって測定する。ただし,ロックウェル硬さ試験機によって測定できない場合は,JIS B 7725のビ
ッカース硬さ試験機を用いてJIS Z 2244に規定する試験方法によって測定してもよい。
なお,試験機による測定が困難な場合は,やすりによる比較測定を行ってもよい。
8.2 ねじ部の精度 タップのねじ部の精度は,付表11によって測定する。
8.3 振れ タップの振れは,付表11によって測定する。
9. 検査 タップの検査は,形状・寸法,外観,硬さ,ねじ部の精度及び振れについて行い,それぞれ5.
及び6.の規定に適合しなければならない。
10. 製品の呼び方 タップの呼び方は,規格番号又は規格の名称,種類(1),呼び,等級(2),食付き部の長
さの種類及びねじ部の材料記号(3)による。
なお,左ねじの場合は,呼びの前に“左”を付け加える。
例1. JIS B 4430 M8 ISO クラス1 中タップ SKH51
例2. メートルねじ用ハンドタップ ネック付き M8 ISO クラス1 上げタップ HSS
例3. メートルねじ用ハンドタップ M10×1.25 ISO クラス2 先タップ HSS-E
例4. JIS B 4430 左 M3 ISO クラス2 中タップ HSS
注(1) 種類はネック付きタップの場合だけ“ネック付き”を付け加える。
(2) 等級はクラスと附属書に規定する等級の級との混同を避けるため当分の間クラス1,クラス2
又はクラス3の前にISOを付ける。
(3) 使用材料がSKH51又はこれと同等の場合はHSS,また,バナジウムを2.6%以上又はコバルト
を4.5%以上含む場合はHSS-Eと呼んでもよい。
11. 表示
11.1 製品の表示 タップには,シャンク四角部を上又は横にして,シャンクに通常,次の事項を横書き
に表示する。
ただし,シャンク径が3.9mm以下のものは,適宜変更又は省略しても差し支えない。
例
a) 左ねじの記号 : L(右ねじの場合は記号を付けない。)
b) 呼び : M8(メートル並目ねじの場合はピッチを付けてもよい。)
c) ねじ部の材料記号 (4) : SKH51
d) 製造業者名又はその略号
e) 等級の記号 : ISO 2
注(4) 使用材料がSKH51又はこれと同等の場合はHSS,また,バナジウムを2.6%以上又はコバルトを
4.5%以上含む場合はHSS-Eと表示してもよい。
11.2 包装の表示 タップの包装には,製品名称(5),食付き部の長さの種類(6)及び11.1に規定する事項を
表示する。
注(5) 製品名称とは,ショートマシンタップ及びハンドタップをいう。
(6) 先タップ,中タップ及び上げタップのそれぞれにつき,A,D,及びEと表示してもよい。
――――― [JIS B 4430 pdf 5] ―――――
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JIS B 4430:1998の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 2857:1973(MOD)
- ISO 529:1993(MOD)
- ISO 8830:1991(MOD)
JIS B 4430:1998の国際規格 ICS 分類一覧
- 25 : 生産工学 > 25.100 : 切削工具 > 25.100.50 : タップ及びねじ切りダイス
JIS B 4430:1998の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB0021:1998
- 製品の幾何特性仕様(GPS)―幾何公差表示方式―形状,姿勢,位置及び振れの公差表示方式
- JISB0101:2013
- ねじ用語
- JISB0176:1996
- ねじ加工工具用語
- JISB0215:1982
- メートルねじ公差方式
- JISB0271:2018
- ねじ測定用針
- JISB0401-2:2016
- 製品の幾何特性仕様(GPS)―長さに関わるサイズ公差のISOコード方式―第2部:穴及び軸の許容差並びに基本サイズ公差クラスの表
- JISB4002:1998
- ストレートシャンク部をもつ回転工具―シャンク径及びシャンク四角部の寸法
- JISB7153:1995
- 測定顕微鏡
- JISB7502:2016
- マイクロメータ
- JISB7503:2017
- ダイヤルゲージ
- JISB7519:1994
- 指針測微器
- JISB7725:2010
- ビッカース硬さ試験―試験機の検証及び校正
- JISB7725:2020
- ビッカース硬さ試験―試験機の検証及び校正
- JISB7726:2017
- ロックウェル硬さ試験―試験機及び圧子の検証及び校正
- JISG4051:2016
- 機械構造用炭素鋼鋼材
- JISG4403:2015
- 高速度工具鋼鋼材
- JISG4404:2015
- 合金工具鋼鋼材
- JISZ2244:2009
- ビッカース硬さ試験―試験方法
- JISZ2245:2016
- ロックウェル硬さ試験―試験方法
- JISZ2245:2021
- ロックウェル硬さ試験―試験方法