この規格ページの目次
JIS B 4432:1999 規格概要
この規格 B4432は、呼び№1-64UNC~4-4UNCユニファイ並目ねじ及び呼び№0-80UNF~1 1/2-12UNFユニファイ細目ねじのねじ立てに用いるユニファイねじ用ハンドタップ(ユニファイねじ用マシンタップ)について規定。
JISB4432 規格全文情報
- 規格番号
- JIS B4432
- 規格名称
- ユニファイねじ用ハンドタップ
- 規格名称英語訳
- Short machine taps and hand taps for unified threads
- 制定年月日
- 1954年8月18日
- 最新改正日
- 2019年10月21日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- ISO 529:1993(MOD), ISO 8830:1991(MOD)
- 国際規格分類
ICS
- 25.100.50
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- 工具 2020
- 改訂:履歴
- 1954-08-18 制定日, 1957-01-30 改正日, 1958-12-16 改正日, 1961-12-12 確認日, 1962-08-01 改正日, 1965-04-01 改正日, 1968-04-01 改正日, 1971-04-01 確認日, 1972-03-01 改正日, 1975-03-01 確認日, 1978-03-01 確認日, 1987-02-01 確認日, 1988-05-01 改正日, 1994-04-01 確認日, 1999-05-20 改正日, 2005-01-20 確認日, 2009-10-01 確認日, 2014-10-20 確認日, 2019-10-21 確認
- ページ
- JIS B 4432:1999 PDF [33]
B 4432 : 1999
まえがき
この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣が改正した日
本工業規格である。これによってJIS B 4432 : 1988は改正され,この規格に置き換えられるとともに,JIS
B 4438 : 1988はこの規格に統合・廃止される。
今回の改正は,対応国際規格であるISO 529 : 1993 (Short machine taps and hand taps) 及びISO 8830 : 1991
(High-speed steel machine taps with ground threads−Technical specifications) との整合化を図るため改正を行
った。
この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の
実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。通商産業大臣及び日本工業標準調査会
は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新
案登録出願にかかわる確認について,責任はもたない。
JIS B 4432には,次に示す附属書がある。
附属書1(規定) ISOによらないユニファイねじ用ハンドタップ(J形)
附属書2(規定) ねじの呼び径及びピッチとタップのシャンク径,全長及びねじ部の長さの一覧表
附属書3(参考) シャンク四角部の寸法
(pdf 一覧ページ番号 )
――――― [JIS B 4432 pdf 1] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
B 4432 : 1999
ユニファイねじ用ハンドタップ
Short machine taps and hand taps for unified threads
序文 この規格は,1993年に第2版として発行されたISO 529, Short machine taps and hand taps及び1991
年に第1版として発行されたISO 8830, High-speed steel machine taps with ground threads−Technical
specificationsを元に作成した日本工業規格(日本産業規格)であり,本体には,対応する国際規格を翻訳し,技術的内容を
変更することなく作成したが,対応国際規格には規定されていない規定項目(引用規格,定義,品質の外
観・ねじ部の精度,試験方法,検査,製品の呼び方及び包装の表示)を追加した。
また,附属書には,従来のJIS B 4432及びJIS B 4438で規定していた内容を元にJ形として規定した。
なお,この規格の本体で点線の下線を施した箇所は,対応国際規格にはない事項である。
1. 適用範囲 この規格は,呼びNo.1-64UNC4-4UNCのユニファイ並目ねじ及び呼びNo.0-80UNF1
1/2-12UNFのユニファイ細目ねじのねじ立てに用いるユニファイねじ用ハンドタップ(ユニファイねじ用
ショートマシンタップともいう。)(以下,タップという。)について規定する。
備考1. ハンドタップとは,一般に使用するタップで主に機械でねじ立てを行うが,手作業で使用す
ることもある。
2. この規格の本体によらないタップを,附属書1(規定)に規定する。
3. この規格本体の対応国際規格を,次に示す。
ISO 529 : 1993 Short machine taps and hand taps
ISO 8830 : 1991 High-speed steel machine taps with ground threads−Technical specifications
2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによってこの規格の規定の一部を構成する。
これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 0021 製品の幾何特性仕様 (GPS) −幾何公差表示方式−形状,姿勢,位置及び振れの公差表示
方式
JIS B 0101 ねじ用語
JIS B 0176 ねじ加工工具用語
JIS B 0271 ねじ測定用三針
JIS B 0401-2 寸法公差及びはめあいの方式−第2部 : 穴及び軸の公差等級並びに寸法許容差の表
JIS B 4002 ストレートシャンク部をもつ回転工具−シャンク径及びシャンク四角部の寸法
JIS B 7153 測定顕微鏡
JIS B 7502 マイクロメータ
JIS B 7503 ダイヤルゲージ
JIS B 7519 指針測微器
――――― [JIS B 4432 pdf 2] ―――――
2
B 4432 : 1999
JIS B 7725 ビッカース硬さ試験−試験機の検証
JIS B 7726 ロックウェル硬さ試験−試験機の検証
JIS G 4051 機械構造用炭素鋼鋼材
JIS G 4403 高速度工具鋼鋼材
JIS G 4404 合金工具鋼鋼材
JIS Z 2244 ビッカース硬さ試験−試験方法
JIS Z 2245 ロックウェル硬さ試験−試験方法
3. 定義 この規格で用いる主な用語の定義は,JIS B 0176及びJIS B 0101による。
4. 種類・等級 タップの種類は,形状によってフルダイヤメータシャンクタップ,ネック付きタップ及
びレリーブシャンクタップの3種類とする。
タップの等級は,ねじ部の有効径の公差によって1級,2級及び3級とし,1級には公差によってa及び
bの二つがある。
等級の記号は,表1のとおりとする。
表1 等級の記号
等級 1級 2級 3級
1a級 1b級
記号 Ia Ib II III
5. 形状・寸法 タップの形状及び寸法は,付表16のとおりとする。
備考 付表16に規定されていない呼びのタップの形状・寸法(シャンク径,全長及びねじ部の長さ)
は附属書2(規定)による。
6. 品質
6.1 外観 タップの外観は,地きず及び割れ並びに有害なまくれ,きず,さび,接合不良などの欠点が
なく,仕上げは良好でなければならない。
6.2 硬さ タップの硬さは,8.1による試験を行ったとき,次による。
a) タップのねじ部の硬さは,表2のとおりとする。
b) タップのシャンク及びシャンク四角部の硬さは,30HRC以上とする。
表2 ねじ部の硬さ
外径の基準寸法 硬さ
D
mm 最小
3以下 61HRC又は750HV
3を超え 6以下 62HRC又は780HV
6を超え 63HRC又は820HV
6.3 ねじ部の精度 タップのねじ部の精度は,8.2による試験を行ったとき,ユニファイ並目ねじ用タッ
プは付表710,ユニファイ細目ねじ用タップは付表1114のとおりとする。
6.4 振れ タップの食付き部,ねじ部及びシャンクの振れの公差は,8.3による試験を行ったとき,表3
のとおりとする。
――――― [JIS B 4432 pdf 3] ―――――
3
B 4432 : 1999
表3 振れの公差
備考 図示方法は,JIS B 0021による。
単位 mm
外径の基準寸法 食付き部の振れの公差 ねじ部の振れの公差 シャンクの振れの公差
D t1 t2 t3
10未満 0.018 0.018 0.030
10以上 18未満 0.022 0.018 0.030
18以上 30未満 0.026 0.022 0.040
30以上 40未満 0.030 0.022 0.040
40以上 0.036 0.026 0.040
備考 t1,t2及びt3の測定位置は,それぞれ次のとおりとする。
− t1 : 食付き部の長さの中央
− t2 : 食付き部の後ろの最初の完全山
− t3 : シャンク四角部側端面からシャンク四角部の長さの2倍の位置
7. 材料 タップのねじ部の材料は,JIS G 4403に規定するSKH51,又はこれと同等以上の性能をもつも
のとする。
8. 試験方法
8.1 硬さ タップの硬さは,JIS B 7726のロックウェル硬さ試験機を用いてJIS Z 2245に規定する試験
方法によって測定する。ただし,ロックウェル硬さ試験機によって測定できない場合は,JIS B 7725のビ
ッカース硬さ試験機を用いてJIS Z 2244に規定する試験方法によって測定してもよい。
なお,試験機による測定が困難な場合は,やすりによる比較測定を行ってもよい。
8.2 ねじ部の精度 タップのねじ部の精度は,付表15によって測定する。
8.3 振れ タップの振れは,付表15によって測定する。
9. 検査 タップの検査は,形状・寸法,外観,硬さ,ねじ部の精度及び振れについて行い,それぞれ5.
及び6.の規定に適合しなければならない。
10. 製品の呼び方 タップの呼び方は,規格番号又は規格の名称,種類(1),呼び,等級,食付き部の長さ
の種類及びねじ部の材料記号(2)による。
なお,左ねじの場合は,呼びの前に“左”を付け加える。
例1. JIS B 4432 5/16-18UNC la級 中タップ SKH51
例2 ユニファイねじ用ハンドタップ ネック付き 5/16-18UNC 2級 中タップ HSS
――――― [JIS B 4432 pdf 4] ―――――
4
B 4432 : 1999
例3. ユニファイねじ用ハンドタップ 7/16-20UNF 2級 先タップ HSS-E
例4. JIS B 4432 左 5/16-18UNC 2級 上げタップ HSS
注(1) 種類はネック付きタップの場合だけ“ネック付き”を付け加える。
(2) 使用材料がSKH51又はこれと同様の場合はHSS,また,バナジウムを2.6%以上又はコバルト
を4.5%以上含む場合はHSS-Eと呼んでもよい。
11. 表示
11.1 製品の表示 タップには,シャンク四角部を上又は横にして,シャンクに通常,次の事項を横書き
に表示する。
ただし,シャンク径が3.9mm以下のものは,適宜に変更又は省略してもよい。
例
a) 左ねじの記号 : L(右ねじの場合は記号を付けない。)
b) 呼び : 5/16-18UNC
c) ねじ部の材料記号(3) : SKH51
d) 製造業者名又はその略号
e) 等級の記号 : II
注(3) 使用材料がSKH51又はこれと同等の場合はHSS,また,バナシウムを2.6%以上又はコバルトを
4.5%以上含む場合はHSS-Eと表示してもよい。
11.2 包装の表示 タップの包装には,製品名称(4),食付き部の長さの種類(5)及び11.1に規定する事項を
表示する。
注(4) 製品名称とは,ショートマシンタップ及びハンドタップをいう。
(5) 先タップ・中タップ及び上げタップのそれぞれにつき,A,D及びEと表示してもよい。
――――― [JIS B 4432 pdf 5] ―――――
次のページ PDF 6
JIS B 4432:1999の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 529:1993(MOD)
- ISO 8830:1991(MOD)
JIS B 4432:1999の国際規格 ICS 分類一覧
- 25 : 生産工学 > 25.100 : 切削工具 > 25.100.50 : タップ及びねじ切りダイス
JIS B 4432:1999の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB0021:1998
- 製品の幾何特性仕様(GPS)―幾何公差表示方式―形状,姿勢,位置及び振れの公差表示方式
- JISB0101:2013
- ねじ用語
- JISB0176:1996
- ねじ加工工具用語
- JISB0271:2018
- ねじ測定用針
- JISB0401-2:2016
- 製品の幾何特性仕様(GPS)―長さに関わるサイズ公差のISOコード方式―第2部:穴及び軸の許容差並びに基本サイズ公差クラスの表
- JISB4002:1998
- ストレートシャンク部をもつ回転工具―シャンク径及びシャンク四角部の寸法
- JISB7153:1995
- 測定顕微鏡
- JISB7502:2016
- マイクロメータ
- JISB7503:2017
- ダイヤルゲージ
- JISB7519:1994
- 指針測微器
- JISB7725:2010
- ビッカース硬さ試験―試験機の検証及び校正
- JISB7725:2020
- ビッカース硬さ試験―試験機の検証及び校正
- JISB7726:2017
- ロックウェル硬さ試験―試験機及び圧子の検証及び校正
- JISG4051:2016
- 機械構造用炭素鋼鋼材
- JISG4403:2015
- 高速度工具鋼鋼材
- JISG4404:2015
- 合金工具鋼鋼材
- JISZ2244:2009
- ビッカース硬さ試験―試験方法
- JISZ2245:2016
- ロックウェル硬さ試験―試験方法
- JISZ2245:2021
- ロックウェル硬さ試験―試験方法