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JIS B 4456:1998 規格概要
この規格 B4456は、呼びR1/16~R2の管用テーパねじのねじ切りに用いる管用テーパねじ用ねじ切り丸ダイスについて規定。
JISB4456 規格全文情報
- 規格番号
- JIS B4456
- 規格名称
- 管用テーパねじ用ねじ切り丸ダイス
- 規格名称英語訳
- Hand-and machine-operated circular screwing dies for taper pipe threads
- 制定年月日
- 1981年3月1日
- 最新改正日
- 2019年10月21日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- ISO 4230:1987(MOD)
- 国際規格分類
ICS
- 25.100.50
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- 工具 2020
- 改訂:履歴
- 1981-03-01 制定日, 1986-10-01 確認日, 1988-05-01 改正日, 1994-04-01 確認日, 1998-08-20 改正日, 2005-01-20 確認日, 2009-10-01 確認日, 2014-10-20 確認日, 2019-10-21 確認
- ページ
- JIS B 4456:1998 PDF [10]
B 4456 : 1998
まえがき
この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣が改正した日
本工業規格である。これによって,JIS B 4456-1988は改正され,この規格に置き換えられる。
今回の改正では,国際整合化を図るため,ISO 4230 : 1987, Hand-and machine-operated circular screwing dies
for taper pipe threads−R series(管用テーパねじ用ねじ切り丸ダイス−Rシリーズ)を基礎として用いた。
この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の
実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。通商産業大臣及び日本工業標準調査会
は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新
案登録出願にかかわる確認について,責任はもたない。
JIS B 4456には,次に示す附属書がある。
附属書(規定) 管用テーパねじ用ねじ切り丸ダイス(PT形)
(pdf 一覧ページ番号 )
――――― [JIS B 4456 pdf 1] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
B 4456 : 1998
管用テーパねじ用ねじ切り丸ダイス
Hand-and machine-operated circular screwing dies for taper pipe threads
序文 この規格は,1987年に第2版として発行されたISO 4230, Hand-and machine-operated circular screwing
dies for taper pipe threads−R seriesを基に,本体には,対応国際規格と対応する部分について技術的内容を
変更することなく作成しているが,対応国際規格には規定されていない規定項目(定義,品質,材料,試
験方法,検査,製品の呼び方及び包装の表示)を追加している。また,附属書には,形状・寸法及びねじ
部の精度が対応国際規格とは異なるダイスを規定している。
1R2の管用テーパねじのねじ切りに用いる管用テーパねじ用ねじ切
1. 適用範囲 この規格は,呼びR16
り丸ダイス(以下,ダイスという。)について規定する。
備考1. この規格の本体によらないダイスを,附属書(規定)に規定する。
2. この規格の対応国際規格を,次に示す。
ISO 4230 : 1987 Hand-and machine-operated circular screwing dies for taper pipe threads−R series
2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによってこの規格の規定の一部を構成する。
これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 0101 ねじ用語
JIS B 0176 ねじ加工工具用語
JIS B 0203 管用テーパねじ
JIS B 0205 メートル並目ねじ
JIS B 0209 メートル並目ねじの許容限界寸法及び公差
JIS B 0253 管用テーパねじゲージ
JIS B 0401-2 寸法公差及びはめあいの方式−第2部 : 穴及び軸の公差等級並びに寸法許容差の表
JIS B 4451 ねじ切り丸ダイス
JIS B 7153 測定顕微鏡
JIS B 7502 マイクロメータ
JIS B 7725 ビッカース硬さ試験−試験機の検証
JIS B 7726 ロックウェル硬さ試験−試験機の検証
JIS G 4403 高速度工具鋼鋼材
JIS G 4404 合金工具鋼鋼材
JIS H 3250 銅及び銅合金棒
JIS Z 2244 ビッカース硬さ試験−試験方法
JIS Z 2245 ロックウェル硬さ試験方法
――――― [JIS B 4456 pdf 2] ―――――
2
B 4456 : 1998
3. 定義 この規格で用いる主な用語の定義は,JIS B 0176及びJIS B 0101による。
4. 形状・寸法 ダイスの形状及び寸法は,付表1のとおりとする。
5. 品質
5.1 外観 ダイスの外観は,地きず及び割れ並びに有害なまくれ,きず,さびなどの欠点がなく,仕上
げは良好でなければならない。
5.2 硬さ ダイスの刃部の硬さは,7.1による試験を行ったとき,60HRC又は700HV以上とする。
5.3 ねじ部の精度 ダイスのねじ部の精度は,7.2による試験を行ったとき,試験ねじの精度が付表1に
示すl及び付表2に示すテーパの許容差に適合するものとする。
6. 材料 ダイスの材料は,JIS G 4403のSKH51,又はこれと同等以上の性能をもつものとする。
7. 試験方法
7.1 硬さ ダイスの硬さは,JIS B 7726のロックウェル硬さ試験機を用いてJIS Z 2245に規定する試験
方法によって測定する。ただし,ロックウェル硬さ試験機によって測定できない場合は,JIS B 7725のビ
ッカース硬さ試験機を用いてJIS Z 2244に規定する試験方法によって測定してもよい。
なお,試験機による測定が困難な場合は,やすりによる比較測定を行ってもよい。
7.2 ねじ部の精度 ダイスのねじ部の精度は,試験ねじを用いて付表3によって測定する。
なお,試験ねじは,次に示すa)及びb)の要領によって製作したものを使用する。
a) 試験ねじは,JIS H 3250の合金番号C3601及びC3602,又はねじ部の寸法を表しやすい適当な材料を
用い,ダイスを適正に使用して加工する。
なお,切削速度は,一般には24 m/minとする。合金番号C3601及びC3602以外の材料を用いて
試験ねじを切削するときは,適当な切削速度を選定する。
b) 試験ねじは,前もって荒削りしたおねじをダイスで仕上げるものとし,試験ねじのブランクをJIS B
0203に規定するaの最小近くに仕上げておく。
8. 検査 ダイスの検査は,形状・寸法,外観,硬さ及びねじ部の精度について行い,それぞれ4.及び5.
の規定に適合しなければならない。
9. 製品の呼び方 ダイスの呼び方は,規格番号又は規格の名称,呼び,ダイスの外径及び材料記号(1)に
よる。
なお,左ねじの場合は,呼びの前に“左”を付け加える。
1 径55 SKH51
例1. JIS B 4456 R2
3 径55 HSS
例2. 管用テーパねじ用ねじ切り丸ダイス R4
1 径30 HSS−E
例3. JIS B 4456 R8
注(1) 使用材料がSKH51又はこれと同等の場合はHSS,また,バナジウムを2.6 %以上又はコバルトを
4.5 %以上含む場合はHSS-Eと呼んでもよい。
10. 表示
10.1 製品の表示 ダイスには,V溝を上にして表面に次の事項を横書きに表示する。
――――― [JIS B 4456 pdf 3] ―――――
3
B 4456 : 1998
例
a) 左ねじの記号 : L(右ねじの場合は記号を付けない。)
3
b) 呼び : R8
c) 材料記号(2) : SKH51
d) 製造業者名又はその略号
注(2) 使用材料がSKH51又はこれと同等の場合はHSS,また,バナジウムを2.6 %以上又はコバルトを
4.5 %以上含む場合はHSS−Eと表示してもよい。
備考 この規格の要求事項を満たすダイスは,製造業者の判断でISOの記号を入れてもよい。
10.2 包装の表示 ダイスの包装には,規格の名称,ダイスの外径及び10.1に規定する事項を表示する。
付表1 形状及び寸法
単位 mm
呼び 基準寸法(3) 山数 ピッチ 外径 D 厚さ T T1 基準 f b k 完全ねじ部
25.4 mm P 基準 許容差 基準 許容差 径の 山数 長さ
につき (参考) 寸法 f10 寸法 js12 位置 最小 最小
n l
1
R 7.723 28 0.907 1 30 −0.020 11 ±0.090 10 5.5 1 5 1 68 5.6
1 −0.104
R8 9.728
R 14 13.157 19 1.336 8 38 −0.025 14 14 7.5 1.2 6 6 14 8.4
3 1
R8 16.662 45 −0.125 18 15 8.5 62 8.8
1
R2 20.955 14 1.814 3 55 −0.030 22 ±0.105 19 10 1.5 8 2 6 1411.4
3 −0.150
R4 26.441 20 11 7 12.7
R1 33.249 11 2.309 1 65 25 24 12.5 1.8 6 1414.5
R1 14 41.910 75 30 26 14.5 7 1416.8
1
R12 47.803 90 −0.036 36 ±0.125 2
R2 59.614 105 −0.176 31 18.5 2.5 10 1
98 21.1
注(3) IS B 0203のおねじの外径の基準径を示す。
備考1. V溝,db及び切りくず穴の形状・寸法は規定しない。
2. 食付き部の長さは,一般には2山とする。
3. 外径D及び厚さTの許容差は,JIS B 0401-2による。
参考 非精密ダイスの外径D及び厚さTの許容差は,製造業者一任とする。
――――― [JIS B 4456 pdf 4] ―――――
4
B 4456 : 1998
付表2 試験ねじのテーパの許容差
単位 mm
呼び 山数 テーパの許容差(4)
25.4 mm 上の許容差 下の許容差
につき + −
n
1
R , R8 28 0.2 0.2
3
1, R8
R 4 19
3
1, R4
R2 14
1, R121, R2
R1, R14 11
注(4) テーパの許容差とは,軸線の長さ16 mmにつき,外径の基準増
加量1 mmに対する値。
なお,0.2 mmは,角度に換算すると約43分である。
付表3 測定方法
番号 項目 測定方法 測定方法図 測定器具
1 形 外径 外側マイクロメータで測定する。 JIS B 7502のマイ
状 クロメータ。
・
寸
2 厚さ
法
3 ね 試験ねじ ねじ用限界ゲージで調べる。 JIS B 0253の管用
じ の基準径 テーパねじゲー
部 の位置 ジ。
の
4 試験ねじ 角度接眼レンズの細線に試験ね JIS B 7153の測定
精
のテーパ じの一方の外径線を合わせ,その 顕微鏡。
度
ときの角度目盛の値を読む。次に
移動テーブルを動かし,他の一方
の外径線に角度接眼レンズの同
じ細線を合わせ,その値を読む。
両方の読みからテーパ角度を算
出する。
――――― [JIS B 4456 pdf 5] ―――――
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JIS B 4456:1998の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 4230:1987(MOD)
JIS B 4456:1998の国際規格 ICS 分類一覧
- 25 : 生産工学 > 25.100 : 切削工具 > 25.100.50 : タップ及びねじ切りダイス
JIS B 4456:1998の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB0101:2013
- ねじ用語
- JISB0176:1996
- ねじ加工工具用語
- JISB0203:1999
- 管用テーパねじ
- JISB0205:1997
- メートル並目ねじ
- JISB0209:1997
- メートル並目ねじの許容限界寸法及び公差
- JISB0253:1985
- 管用テーパねじゲージ
- JISB0401-2:2016
- 製品の幾何特性仕様(GPS)―長さに関わるサイズ公差のISOコード方式―第2部:穴及び軸の許容差並びに基本サイズ公差クラスの表
- JISB7153:1995
- 測定顕微鏡
- JISB7502:2016
- マイクロメータ
- JISB7725:2010
- ビッカース硬さ試験―試験機の検証及び校正
- JISB7725:2020
- ビッカース硬さ試験―試験機の検証及び校正
- JISB7726:2017
- ロックウェル硬さ試験―試験機及び圧子の検証及び校正
- JISG4403:2015
- 高速度工具鋼鋼材
- JISG4404:2015
- 合金工具鋼鋼材
- JISH3250:2015
- 銅及び銅合金の棒
- JISH3250:2021
- 銅及び銅合金の棒
- JISZ2244:2009
- ビッカース硬さ試験―試験方法
- JISZ2245:2016
- ロックウェル硬さ試験―試験方法
- JISZ2245:2021
- ロックウェル硬さ試験―試験方法