JIS B 8362:2000 液圧用繊維補強樹脂ホースアセンブリ

JIS B 8362:2000 規格概要

この規格 B8362は、最高使用圧力6.9MPa~34.5MPaで使用される2種類のタイプの繊維補強樹脂ホースアセンブリについて規定。ホースアセンブリは,-40~+100℃までの温度範囲内で,鉱物性作動油,水及び合成系作動油の使用に適したもの。

JISB8362 規格全文情報

規格番号
JIS B8362 
規格名称
液圧用繊維補強樹脂ホースアセンブリ
規格名称英語訳
Textile reinforced thermoplastic hose assemblies for hydraulic use
制定年月日
1983年2月1日
最新改正日
2019年10月21日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

83.140.40
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
油圧・空気圧 2019
改訂:履歴
1983-02-01 制定日, 1989-04-01 改正日, 1994-03-01 改正日, 2000-03-20 改正日, 2004-11-20 確認日, 2009-10-01 確認日, 2014-10-20 確認日, 2019-10-21 確認
ページ
JIS B 8362:2000 PDF [9]
B 8362 : 2000

まえがき

  この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣が改正した日
本工業規格である。これによって,JIS B 8362 : 1994は改正され,この規格に置き換えられる。

――――― [JIS B 8362 pdf 1] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
B 8362 : 2000

液圧用繊維補強樹脂ホースアセンブリ

Textile reinforced thermoplastic hose assemblies for hydraulic use

序文 この規格は,1994年に改正されたJIS B 8362を元に,次の日本工業規格(日本産業規格)の制定及び改正に伴い,こ
れらの規格との整合性を配慮し,作成された日本工業規格(日本産業規格)である。
JIS K 6330-2 ゴム及び樹脂ホース試験方法−第2部 : 耐圧性試験
JIS K 6330-4 ゴム及び樹脂ホース試験方法−第4部 : 低温試験
JIS K 6330-8 ゴム及び樹脂ホース試験方法−第8部 : 衝撃圧力試験
JIS K 6375 液圧用繊維補強樹脂ホース
JIS Z 8301 規格票の様式
1. 適用範囲 この規格は,最高使用圧力6.9MPa34.5MPaで使用される2種類のタイプの繊維補強樹脂
ホースアセンブリ(以下,ホースアセンブリという。)について規定する。ホースアセンブリは,−40+
100℃までの温度範囲内で,鉱物性作動油,水及び合成系作動油の使用に適したものとする。
参考 合成系作動油とは,エステル,ハロゲン炭化水素などの合成加工物で作られる難燃性作動油,
難燃性作動液をいう。
なお,“Plastic hose”の和訳は,“プラスチックホース”が適切と思われるが,我が国の慣習
によって“樹脂ホース”とする。
2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 8363 液圧用ホースアセンブリ継手金具及び附属金属
JIS K 6330-2 ゴム及び樹脂ホース試験方法−第2部 : 耐圧性試験
備考 ISO 1402 : 1994, Rubber and plastics hoses and hose assemblies−Hydrostatic testingからの引用事
項は,この規格の該当事項と同等である。
JIS K 6330-4 ゴム及び樹脂ホース試験方法−第4部 : 低温試験
備考 ISO 4672 : 1988, Rubber and plastics hoses−Sub-ambient temperature flexibility testsからの引用
事項は,この規格の該当事項と同等である。
JIS K 6330-8 ゴム及び樹脂ホース試験方法−第8部 : 衝撃圧力試験
備考 ISO 6803 : 1994, Rubber or plastics hoses and hose assemblies−Hydraulic-pressure impulse test
without flexingが,この規格と一致している。
JIS K 6375 液圧用繊維補強樹脂ホース

――――― [JIS B 8362 pdf 2] ―――――

2
B 8362 : 2000
備考 ISO 3949 : 1991, Plastics hoses and hose assemblies−Thermoplastics, textile-reinforced, hydraulic
type−Specificationが,この規格と一致している。
JIS Z 8703 試験場所の標準状態
3. 種類及び記号
3.1 種類 ホースアセンブリの種類は,ホースの呼び径及び最高使用圧力によってタイプ1及びタイプ2
に分類し,使用する繊維補強樹脂ホース(以下,ホースという。)によって,表1のとおり区分する。
なお,最高使用圧力とは,連続して使用できる最高圧力(ゲージ圧力)をいう。
表1 ホースアセンブリの種類
呼び記号 ホースの種類最高使用圧力 ホース及び 使用する継手
継手の呼び径
MPa mm
P1-5 タイプ1 20.5 5 R, G, C, 4C, 9C,
P1-6.3 19.0 6.3 F, M, MC, UF,
P1-8 17.0 8 GO
P1-10 15.5 10
P1-12.5 13.5 12.5
P1-16 10.0 16
P1-19 8.6 19
P1-25 6.9 25
P2-5 タイプ2 34.5 5 R, G, C, 4C, 9C,
P2-6.3 34.5 6.3 F, M, MC, UF,
P2-10 27.5 10 GO
P2-12.5 24.0 12.5
P2-16 19.0 16
P2-19 15.5 19
P2-25 13.8 25
備考1. ホースの種類及びホースの呼び径は,JIS K 6375による。
2. 継手の呼び径及び使用する継手は,JIS B 8363による。
3. F, M, MC, UF及びGO以外の継手を使用することを推奨す
る。
3.2 表示記号 ホースアセンブリの表示記号は,次の例による。ただし,これは配列を規定するもので
はない。
呼び記号 ホースアセンブリの長さ 一端の継手の記号 他端の継手の記号

4. 性能 ホースアセンブリの性能は,8.によって試験し,表2の規定に適合しなければならない。

――――― [JIS B 8362 pdf 3] ―――――

                                                                                              3
B 8362 : 2000
表2 性能
項目 性能 主な試験方法 適用箇条
耐圧性 耐圧 表3,表4の耐圧試験圧力で3060s 8.1
漏れ,その他の異常があっては
ならない。
耐圧試験後,表3,表4の最小破壊試
破壊圧力 継手の脱離,ホースの破裂など 8.2
験圧力
の異常があってはならない。
長さ変化 長さ変化率+3−3%の範囲 表1の最高使用圧力で1min 8.3
内とする。
耐疲労性 耐圧試験後,油温93±3℃,タイプ1
衝撃圧力 き裂の発生,漏れ,破壊,その 8.4
他の異常があってはならない。 は最高使用圧力の125%の最大衝撃圧
力を15万回,タイプ2は最高使用圧
力の133%の最大衝撃圧力を20万回
耐低温性 −40±2℃,24h放置後,表8の最小
低温曲げ 折れ,ひび割れ,その他の異常 8.5
があってはならない。 曲げ半径で曲げる。
耐圧 最低曲げ試験後,表3,表4の耐圧試
漏れ,その他の異常があっては
ならない。 験圧力で3060s
電気絶縁性漏れ電流 50 下とする。 150±10mmの試料に,37.5kVの電圧8.6
(1) を5min
注(1) 電気絶縁性は,その表示があるものについてだけ適用する。
参考 通常の衝撃圧力試験の温度は,100±3℃で行う。
表3 ホースアセンブリタイプ1の耐圧試験
圧力及び最小破壊試験圧力
単位MPa
呼び記号 耐圧試験圧力 最小破壊試験圧力
P1−5 41.0 82.0
P1−6.3 38.0 76.0
P1−8 34.0 68.0
P1−10 31.0 62.0
P1−12.5 27.0 54.0
P1−16 20.0 40.0
P1−19 17.2 34.4
P1−25 13.8 27.6
表4 ホースアセンブリタイプ2の耐圧試験
圧力及び最小破壊試験圧力
単位MPa
呼び記号 耐圧試験圧力 最小破壊試験圧力
P2−5 69.0 138.0
P2−6.3
P2−10 55.0 110.0
P2−12.5 48.0 96.0
P2−16 38.0 76.0
P2−19 31.0 62.0
P2−25 27.5 55.0

――――― [JIS B 8362 pdf 4] ―――――

4
B 8362 : 2000
5. 構造
5.1 構造一般 ホースアセンブリは,JIS K 6375に規定するホースとJIS B 8363に規定する継手とによ
って,図1のように構成され,漏れ,継手の離脱などの欠点がなく,液圧装置及び液圧回路の配管用とし
て,十分な機能をもつものとする。
なお,図1は一例であって,構造の詳細を規定するものではない。
図1 構造図
5.2 ホースと継手との組合せ タイプ1,タイプ2のホースと継手との組合せは,次による。
a) 継手の最高使用圧力は,ホースの最高使用圧力以上とする。
b) ねじ継手 (R, G, C, 4C, 9C, F, M, MC, UF, GO) を使用する場合は,表5の組合せによる。
表5 ホースとねじ継手との組合せ
ホースの ねじ継手
呼び径 管用テーパねじ 管用平行 ユニファイねじの呼び
メートルねじの呼び
の呼び おねじ めねじ (参考) (参考)
5 R1/4 G1/4B G1/4 M14×1.5 7/16-20UNF-2B
6.3 R1/4 G1/4B G1/4 M14×1.5 7/16-20UNF-2B
1/2-20UNF-2B
9/16-18UNF-2B
8 R3/8 G3/8B G3/8 M18×1.5 9/16-18UNF-2B
10 3/4-16UNF-2B
12.5 R1/2 G1/2B G1/2 M22×1.5 3/4-16UNF-2B
7/8-14UNF-2B
16 R3/4 G3/4B G3/4 M27×2 7/8-14UNF-2B
1・1/16-12UN-2B
19 R3/4 G3/4B G3/4 M27×2 1・1/16-12UN-2B
25 R1 G1B G1 M33×2 1・5/16-12UN-2B
6. 寸法
6.1 ホースアセンブリの長さの許容差 ホースアセンブリの長さの許容差は,表6による。

――――― [JIS B 8362 pdf 5] ―――――

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