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JIS B 8817:1991 規格概要
この規格 B8817は、巻上用機などに使用する,アイ部をスリーブで圧着したワイヤロープスリングについて規定。
JISB8817 規格全文情報
- 規格番号
- JIS B8817
- 規格名称
- ワイヤロープスリング
- 規格名称英語訳
- Wire rope slings for lifting purposes
- 制定年月日
- 1988年3月1日
- 最新改正日
- 2017年10月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- ISO 7531:1987(NEQ)
- 国際規格分類
ICS
- 53.020.30
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- 物流 2019
- 改訂:履歴
- 1988-03-01 制定日, 1991-03-01 改正日, 1996-07-01 確認日, 2001-01-20 確認日, 2008-03-20 確認日, 2012-10-22 確認日, 2017-10-20 確認
- ページ
- JIS B 8817:1991 PDF [33]
日本工業規格(日本産業規格) JIS
B 8817-1991
ワイヤロープスリング
Wire rope slings for lifting purposes
1. 適用範囲 この規格は,巻上機などに使用する,アイ部をスリーブで圧着したワイヤロープスリング
(以下,ロープスリングという。)について規定する。
備考1. この規格の引用規格を,次に示す。
JIS B 0148 巻上機用語
JIS B 2803 フック
JIS B 8818 ベルトスリング
JIS G 3101 一般構造用圧延鋼材
JIS G 3445 機械構造用炭素鋼鋼管
JIS G 3525 ワイヤロープ
JIS H 3300 銅及び銅合金継目無管
JIS H 4080 アルミニウム及びアルミニウム合金継目無管
JIS Z 8601 標準数
2. この規格の対応国際規格を,次に示す。
ISO 7531-1987 Wire rope slings for general purposes−Characteristics and specifications
3. この規格の中で [{}] を付けて示してある単位及び数値は,従来単位によるものであって,
参考値として併記したものである。
2. 用語の定義 この規格で用いる主な用語の定義は,JIS B 0148によるほか,次による。
(1) 基本使用荷重 1本のロープスリングに使用上負荷することができる最大荷重。
(2) 使用荷重 各種のつり方において,ロープスリングに使用上負荷することができる最大荷重。
(3) モード係数 ロープスリングにおいて,ロープのつり本数及びつり角度による使用荷重と基本使用荷
重との比。
(4) 破断荷重 1本のロープスリングが引張試験において耐えた最大荷重。
(5) アイ ロープスリングの両端末に形成されたリング状の部分。
(6) スリーブ アイ部の圧着に使用する金属管。
(7) 長さ ロープスリングの有効長さ。図14に示すLをもって表す。
――――― [JIS B 8817 pdf 1] ―――――
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B 8817-1991
図1 1本形ロープスリング(1)(基本形)
注(1) 図は一例を示す。
図2 2本形ロープスリング(1)
――――― [JIS B 8817 pdf 2] ―――――
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B 8817-1991
図3 3本形ロープスリング(1)
図4 4本形ロープスリング(1)
3. 種類
3.1 ロープスリングの種類 ロープスリングの種類は,つり本数,シンブルの有無,及びワイヤロープ
とマスターリンク,中間リンク及びフック(以下,附属金具という。)との組合せ並びにJIS G 3525に規
定するワイヤロープ(以下,ロープという。)の種類によるものとし,次による。
――――― [JIS B 8817 pdf 3] ―――――
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B 8817-1991
(1) つり本数,シンブルの有無及び附属金具との組合せによるロープスリングの区分及びその記号は,表
1による。
なお,附属金具付きの場合は,シンブル付きとする。
表1 ロープスリングの区分及び記号
1本形 2本形 3本形 4本形
基本形 マスターリン
マスターリンクマスターリンク付き マスターリンク付き マスターリンク・
区分
ク付き 付き 中間リンク付き
形状(1)
形状(1) 記号 形状(1) 記号 記号 形状(1) 記号 形状(1) 記号 形状(1) 記号
SS − − − − − − − − − −
両
端
シ
ン
ブ
ル
な
し
TT PT PT2 PT3 PT4 PTQ
両
端 4
シ
ン
ブ
ル
付
き
TS PS PS2 PS3 PS4 PSQ
片
端 4
シ
ン
ブ
ル
付
き
両 TH PH PH2 PH3 PH4 PHQ
端
シ 4
ン
ブ
ル
片
端
フ
ッ
ク
付
き
(2) 附属金具の記号は,表2による。
表2 附属金具の記号
名称 記号
マスターリンク P
中間リンク Q
フック H
3.2 ロープの種類 ロープの構成記号及び破断荷重の種別による種類は,表3による。
――――― [JIS B 8817 pdf 4] ―――――
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B 8817-1991
表3 ロープの構成記号及び破断荷重の種別による種類
ロープによる種類の記号 構成記号 種別
24G 6×24 G種
24A A種
37G 6×37 G種
37A A種
F25B IWRC 6×Fi (25) 種
F29B IWRC 6×Fi (29) 種
備考 構成記号及び種別は,JIS G 3525による。
3.3 マスターリンクの種類・等級 マスターリンクの種類・等級は,附属書1による。
3.4 中間リンクの等級 中間リンクの等級は,マスターリンクの等級と同一とする。
3.5 フックの種類・等級 フックの種類・等級は,JIS B 2803による。
4. 性能
4.1 基本使用荷重 ロープスリングの基本使用荷重は,表58による。
4.2 プルーフロード ロープスリングのプルーフロードは,表58によるものとし,9.1によって試験
を行い,次に適合しなければならない。
(1) ロープの素線切れ,スリーブの変形,き裂及びスリーブ部のロープの滑りがあってはならない。
(2) 附属金具付きの場合は,附属金具の永久変形量が0.25%以下で,き裂などの使用上有害な欠点があっ
てはならない。
4.3 破断荷重 ロープスリングの破断荷重は,次による。
(1) 附属金具を除いたロープスリングの破断荷重は,9.1によって試験を行い,表58の規定に適合しな
ければならない。
(2) 附属金具の破断荷重は,表58に示す基本使用荷重の4倍以上でなければならない。
4.4 クレーンなどに使用する場合 クレーンなどに使用する場合には,上記にかかわらず“労働安全衛
生法令”によらなければならない。
5. 構造・形状・寸法
5.1 ロープスリングの構造・形状・寸法 ロープスリングの構造・形状・寸法は,次による。
(1) 構造・形状・寸法は,図14に例示する。
(2) ロープ径は,表58による。
(3) 長さは,受渡当事者間の協定による。
なお,長さの許容差は,まっすぐな状態で±2×(ロープ径),又は表4のいずれか大きい値とする。
表4 長さの許容差
単位 %
区分 許容差
両端シンブル付き ±0.5
片端シンブル付き ±0.7
両端シンブルなし ±1.0
備考 附属金具の有無にかか
わらず表4による。
5.2 マスターリンクの形状・寸法 マスターリンクの形状・寸法は,附属書1による。
――――― [JIS B 8817 pdf 5] ―――――
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JIS B 8817:1991の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 7531:1987(NEQ)
JIS B 8817:1991の国際規格 ICS 分類一覧
JIS B 8817:1991の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB0148:2006
- 巻上機―用語
- JISB2802:1977
- シンブル
- JISB8818:2015
- ベルトスリング
- JISG3101:2015
- 一般構造用圧延鋼材
- JISG3101:2020
- 一般構造用圧延鋼材
- JISG3445:2016
- 機械構造用炭素鋼鋼管
- JISG3445:2021
- 機械構造用炭素鋼鋼管
- JISG3525:2013
- ワイヤロープ
- JISH3300:2018
- 銅及び銅合金の継目無管
- JISH4080:2015
- アルミニウム及びアルミニウム合金継目無管
- JISZ8601:1954
- 標準数