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JIS C 2532:1999 規格概要
この規格 C2532は、体積抵抗率が1.5μΩ・m以下の電気抵抗用合金線,条及び板について規定。
JISC2532 規格全文情報
- 規格番号
- JIS C2532
- 規格名称
- 一般電気抵抗用線,条及び板
- 規格名称英語訳
- Electrical resistance wires, ribbons and sheets for general use
- 制定年月日
- 1976年11月1日
- 最新改正日
- 2019年10月21日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- IEC 60182-4:1971(NEQ)
- 国際規格分類
ICS
- 29.060.10
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- 非鉄 2021
- 改訂:履歴
- 1976-11-01 制定日, 1980-01-01 改正日, 1986-03-01 確認日, 1990-06-01 改正日, 1995-05-01 確認日, 1999-12-20 改正日, 2005-02-20 確認日, 2009-10-01 確認日, 2014-10-20 確認日, 2019-10-21 確認
- ページ
- JIS C 2532:1999 PDF [20]
C 2532 : 1999
まえがき
この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣が改正した日
本工業規格である。
(pdf 一覧ページ番号 )
――――― [JIS C 2532 pdf 1] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
C 2532 : 1999
一般電気抵抗用線,条及び板
Electrical resistance wires, ribbons and sheets for general use
序文 この規格は,1971年に第1版として発行されたIEC 60182-4, Basic dimensions of winding wires−Part
4 : Diameters of conductors for round resistance wiresを元に,対応する部分(6.寸法及びその許容差のうち,
線の直径)については,対応する国際規格を翻訳し,技術的内容を変更することなく作成した日本工業規
格であるが,対応国際規格には規定されていない規定事項(2.5.及び7.12.)を日本工業規格(日本産業規格)として追
加している。この規格(付表2,3)のうち,点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格にはない事項
である。
なお,現在IEC 60182-4は1990年に廃止され,IEC 60317-0-1, Specifications for particular types of winding
wires−Part 0 : General requirements−Section 1 : Enamelled round copper wireに移行されている。移行後の国
際規格の適用範囲はこの規格の適用範囲と異なるため,当該規格とは対応関係がない。
1. 適用範囲 この規格は,体積抵抗率が1.5 攀 下の電気抵抗用合金線,条及び板(以下,線,条及
び板という。)について規定する。
備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。
IEC 182-4 : 1971, Basic dimensions of winding wires Part 4 : Diameters of conductors for round
resistance wires
2. 引用規格 付表1に示す規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成
する。これらの引用規格は,その最新版を適用する。
3. 定義 この規格で用いる主な用語の定義は,次による。
a) 条 板材を長さ方向に切断し巻き取ったもの。
b) 体積抵抗率 単位断面積,単位長さの電気抵抗 ( 攀
c) 平均温度係数 電気導体の温度による電気抵抗変化率を所定の温度区間における温度差で除した値。
通常,
d) 導体抵抗 均一な断面積をもつ電気導体の長さ方向における所定の長さ当たりの電気抵抗 ( 圀 常,
1m当たりの電気抵抗 ( 圀一 又は1km当たりの電気抵抗 ( 圀一
4. 種類及び記号 種類及び記号は,表1による。
――――― [JIS C 2532 pdf 2] ―――――
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C 2532 : 1999
表1 種類及び記号
種類 記号 参考
名称 種別 形状 特性及び用途
一般電気抵抗 142種 線 GFC142W 高抵抗の強磁性抵抗材で,一般用電気抵抗体(抵抗素子)に適する。耐熱性,耐
用鉄クロム 123種 GFC123W 酸化性がよく,硬く冷間曲げ加工性はやや劣るが,加温すると加工性は改善され
111種 GFC111W る。GFC123は,GFC142より電気抵抗は低いが加工性はよい。GFC111は,GFC123
111種 条 GFC111R より電気抵抗は低いが加工性は最もよく,条及び板はプレス加工に適する。いず
111種 板 GFC111P れもろう接性は劣るので,使用上注意を要する。500℃まで使用することができる。
一般電気抵抗 112種 線 GNC112W GNC108は,抵抗の温度係数は小さく,強じん(靱)で耐熱性及び耐食性はよく
用ニッケルク 108種 GNC108W 最も高級な抵抗材である。
ロム 101種 GNC101W GNC112は,抵抗の温度係数,じん性,耐熱性,耐食性などはGNC108より劣る。
69種 GNC69W GNC101は,GNC112の次に耐熱性,耐食性がよく,高抵抗の抵抗材として用いら
112種 条 GNC112R れる。GNC101の抵抗の温度係数はGNC108, GNCl12より大きい。これらのいず
108種 GNC108R れもろう接はやや困難である。GNC108及びGNC69は,非磁性である。いずれも
101種 GNC101R 500℃まで使用することができる。
112種 板 GNC112P
108種 GNC108P
101種 GNC101P
一般電気抵抗 72種 線 GSU72W 中抵抗の非磁性抵抗材で,耐食性がよく,ろう接はやや困難である。加工すると
用鉄ニッケル 加工硬化のほかマルテンサイト変態を起こし硬化する傾向があり,弱磁性となる。
クロム 抵抗の温度係数,じん性及び耐熱性などはGNC108, GNC112及びGNC101よりや
や劣る。300℃まで使用することができる。
一般電気抵抗 44種 線 GCM44W 中抵抗の抵抗材として用いられる。耐食性,耐酸化性は劣るが,加工性はよく,
用銅マンガン 溶接性もよい。
44種 板 GCM44P 電気抵抗特性及び機械的特性はGCN49より劣る。防湿,耐酸化塗装を施して使用
する。150℃まで使用することができる。
一般電気抵抗 49種 線 GCN49W GCN49, GCN30
用銅ニッケル 30種 GCN30W 中抵抗の抵抗材で耐食性はややよく,抵抗の温度係数は比較的小さく,加工性,
15種 GCN15W よう接性もよく,使用しやすい抵抗材である。GCN30は,抵抗の温度係数,機械
10種 GCN10W 的性質などはGCN49より劣る。対銅熱起電力はいずれも大きくGCN49は熱電対
5種 GCN5W にも用いることができる。
49種 条 GCN49R
30種 GCN30R GCN15, GCN10, GCN5
15種 GCN15R 低抵抗の抵抗材で加工性,ろう接性はいずれもよいが,抵抗の温度係数は比較的
大きい。
10種 GCN10R
耐食性は電気用銅材よりよい。抵抗の温度係数及び機械的性質についてはGCN5
5種 GCN5R
はGCN10より劣り,GCN10はGCN15より劣る。GCN15は250℃, GCN10は220℃,
49種 板 GCN49P
GCN5は200℃まで使用することができる。
30種 GCN30P
15種 GCN15P
10種 GCN10P
5種 GCN5P
一般電気抵抗 28種 線 GNA28W 強磁性で,電気抵抗が比較的小さい中抵抗の抵抗材である。抵抗の温度係数は比
用ニッケルア 較的大きく,機械的特性は比較的よく,耐食耐熱性がある。ろう接は,やや困難
ルミニウム である。500℃まで使用することができる。
一般電気抵抗 9.6種 線 GN9.6W 低抵抗の強磁性抵抗材である。抵抗の温度係数が大きく,機械的特性はよく,加
用ニッケル 工性に富み,ろう接性がよく,耐食耐熱性があり,特にアルカリに耐える特長が
ある。低抵抗のため,耐熱用リード線(導線)として用いられる。500℃まで使用
することができる。
――――― [JIS C 2532 pdf 3] ―――――
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C 2532 : 1999
5. 品質
5.1 外観 線,条及び板は,その表面が滑らかで,使用上有害なきず,ねじれ,割れ,付着物その他の
欠陥があってはならない。
5.2 化学成分 線,条及び板の化学成分は,表2による。
表2 化学成分
種類の名称 合金の 化学成分% (m/m)
記号 C Si Mn Ni(1) Cr Al Fe その他
1.0以下
一般電気抵抗用鉄 GFC142 0.10以下 1.5以下 − 2326 46 残部 −
クロム GFC123 0.10以下 1.5以下1.0以下 − 1721 24 残部 −
GFC111 0.10以下 1.5以下1.0以下 − 1317 23 残部 −
1.5以下
一般電気抵抗用ニ GNC112 0.15以下 0.751.6 57以上 1518 − 残部 −
ッケルクロム GNC108 0.15以下 0.751.62.5以下 77以上 1921 − 1.0以下 −
GNC101 0.15以下 1.03.0 1.0以下 3437 1821 − 残部 −
GNC69 − 1.0以下 1.5以下 − 9.010.5 − − Ni+Cr+Si
99.0以上
GSU72 0.08以下 1.0以下
一般電気抵抗用鉄 2.0以下 8.010.5 18.020.0 − 残部 −
ニッケルクロム
CCM44
一般電気抵抗用銅 − − 10.013.0 1.04.0 − − − Cu+Mn+Ni
マンガン 98.0以上
GCN49
一般電気抵抗用銅 − − 0.52.5 42.048.0 − − − Cu+Ni+Mn
ニッケル 99.0以上
GCN30 − − 1.5以下 20.025.0 − − −
GCN15 − − 1.0以下 8.012.0 − − −
GCN10 − − 1.0以下 4.07.0 − − −
GCN5 − − 1.0以下 0.53.0 − − −
GNA28
一般電気抵抗用ニ − 2.5以下 2.5以下 − − 3.0以下 − Ni+Al+Si+Mn
ッケルアルミニウ 98.5以上
ム
一般電気抵抗用ニGN9.6 0.05以下 0.2以下 0.100.5099.0以上 − − 0.20以下 −
ッケル
注(1) ニッケルには少量のコバルトを含んでもよい。
5.3 体積抵抗率 線,条及び板の体積抵抗率は,表3による。ただし,直径0.135 5mm未満の線,厚さ
0.50mm未満の条及び板については適用しない。
――――― [JIS C 2532 pdf 4] ―――――
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C 2532 : 1999
表3 体積抵抗率及び特性
種類 記号 体積抵抗率 参考
攀 特性
平均温度係数 対銅熱起電力最高使用
10-6/K 一 ℃
名称 種別 形状 基準値 許容差 (23100℃) (0100℃)
142種
一般電気抵抗用鉄クロ 線 GFC142W 1.42 ±0.06 100 −4 400
ム 123種 GFC123W 1.23 ±0.06 150 −3 400
111種 GFC111W 1.11 ±0.06 300 −2 400
111種 条 GFC111R
111種 板 GFC111P
112種
一般電気抵抗用ニッケ 線 GNC112W 1.12 ±0.05 150 +1 500
ルクロム 112種 条 GNC112R
112種 板 GNC112P
108種 線 GNC108W 1.08 ±0.05 50 +5 500
108種 条 GNC108R
108種 板 GNC108P
101種 線 GNC101W 1.01 ±0.05 400 −2 500
101種 条 GNC101R
101種 板 GNC101P
69種 線 GNC69W 0.690 ±0.030 350 +20.5 500
一般電気抵抗用鉄ニッ72種 線 GSU72W 0.720 ±0.030 1 200 −4 300
ケルクロム
一般電気抵抗用銅マン44種 線 GCM44W 0.440 ±0.030 +50 ±2 150
ガン 44種 板 GCM44P
一般電気抵抗用銅ニッ49種 線 GCN49W 0.490 ±0.030 ±80 −41 400
ケル 49種 条 GCN49R
49種 板 GCN49P
30種 線 GCN30W 0.300 ±0.024 200 −32 300
30種 条 GCN30R
30種 板 GCN30P
15種 線 GCN15W 0.150 ±0.015 500 −25 250
15種 条 GCN15R
15種 板 GCN15P
10種 線 GCN10W 0.100 ±0.012 700 −18 220
10種 条 GCN10R
10種 板 GCN10P
5種 線 GCN5W 0.050 ±0.007 5 1 500 −13 200
5種 条 GCN5R
5種 板 GCN5P
一般電気抵抗用ニッケ28種 線 GNA28W 0.280 ±0.02 5 2 200 −20.5 500
ルアルミニウム
一般電気抵抗用ニッケ9.6種 線 GN9.6W 0.096 0±0.015 0 4 500 −22 500
ル
5.4 機械的性質 線,条及び板の機械的性質は,表4による。ただし,直径0.200mm未満の線,厚さ0.50mm
未満の条及び板については適用しない。
――――― [JIS C 2532 pdf 5] ―――――
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JIS C 2532:1999の引用国際規格 ISO 一覧
- IEC 60182-4:1971(NEQ)
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