JIS C 2806:2003 銅線用裸圧着スリーブ

JIS C 2806:2003 規格概要

この規格 C2806は、機器用配線及び屋内配線に使用する軟銅のより線又は単線の電線相互を接続するために,JIS C 9711に規定する接続工具又は裸圧着スリーブの製造業者が指定する接続工具を用いて,その電線相互を圧着接続する裸圧着スリーブについて規定。

JISC2806 規格全文情報

規格番号
JIS C2806 
規格名称
銅線用裸圧着スリーブ
規格名称英語訳
Non-insulated crimp-type sleeves for copper conductors
制定年月日
1974年6月1日
最新改正日
2018年10月22日
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‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

29.120.20
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
電気設備 I 2021, 電気設備 II-1 2021, 電気設備 II-2 2021, 電気設備 III 2021
改訂:履歴
1974-06-01 制定日, 1977-11-01 改正日, 1983-01-01 確認日, 1986-06-01 改正日, 1991-10-01 改正日, 1997-02-20 確認日, 2003-06-20 改正日, 2008-10-01 確認日, 2013-10-21 確認日, 2018-10-22 確認
ページ
JIS C 2806:2003 PDF [14]
                                                                                   C 2806 : 2003

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,社団法人 日本電
機工業会(JEMA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正すべきとの申出があり,日本工業標準調
査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。
これによって,JIS C 2806:1991は改正され,この規格に置き換えられる。

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS C 2806 pdf 1] ―――――

C 2806 : 2003

pdf 目 次

ページ

  •  1. 適用範囲・・・・[1]
  •  2. 引用規格・・・・[1]
  •  3. 種類,記号及び呼び・・・・[1]
  •  4. 性能・・・・[2]
  •  4.1 圧着接続性・・・・[2]
  •  4.2 温度上昇・・・・[2]
  •  4.3 ヒートサイクル・・・・[2]
  •  4.4 引張強さ・・・・[2]
  •  5. 外観,寸法及びめっき・・・・[2]
  •  6. 材料及び加工方法・・・・[2]
  •  6.1 材料・・・・[2]
  •  6.2 加工方法・・・・[3]
  •  7. 試験方法・・・・[3]
  •  7.1 試験条件・・・・[3]
  •  7.2 外観試験・・・・[5]
  •  7.3 寸法試験・・・・[5]
  •  7.4 めっき厚さ試験・・・・[5]
  •  7.5 圧着接続性試験・・・・[5]
  •  7.6 温度上昇試験・・・・[5]
  •  7.7 ヒートサイクル試験・・・・[6]
  •  7.8 引張強さ試験・・・・[6]
  •  8. 検査・・・・[7]
  •  8.1 形式検査・・・・[7]
  •  8.2 受渡検査・・・・[7]
  •  9. 製品の呼び方・・・・[7]
  •  10. 表示・・・・[8]
  •  10.1 製品表示・・・・[8]
  •  10.2 包装表示・・・・[8]

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS C 2806 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
C 2806 : 2003

銅線用裸圧着スリーブ

Non-insulated crimp-type sleeves for copper conductors

1. 適用範囲

 この規格は,主として機器用配線及び屋内配線に使用する軟銅のより線又は単線の電線相
互を接続するために,JIS C 9711(屋内配線用電線接続工具)に規定する接続工具又は裸圧着スリーブの製造
業者が指定する接続工具(以下,工具という。)(1)を用いて,その電線相互を圧着接続する裸圧着スリーブ(以
下,スリーブという。)について規定する。
注(1) 直線突合せ用スリーブ及び直線重合せ用スリーブの接続には,裸圧着端子用工具を,終端重合
せ用スリーブの接続には,手動片手式のリングスリーブ用工具を用いる。

2. 引用規格

 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 7507 ノギス
JIS C 1602 熱電対
JIS C 3306 ビニルコード
JIS C 3307 600 Vビニル絶縁電線(IV)
JIS C 9711 屋内配線用電線接続工具
JIS H 3100 銅及び銅合金の板及び条
JIS H 3300 銅及び銅合金継目無管
JIS H 8501 めっきの厚さ試験方法
JIS H 8619 電気すずめっき
JIS Z 3261 銀ろう
JIS Z 3264 りん銅ろう
JIS Z 8703 試験場所の標準状態
JIS Z 8704 温度測定方法−電気的方法

3. 種類,記号及び呼び

 種類,記号及び呼びは,表1による。

――――― [JIS C 2806 pdf 3] ―――――

2
C 2806 : 2003
表1 種類,記号及び呼び
種類 記号 呼び 適用箇所 適用工具
直線突合せ用スリーブ B 付表1参照 機器内配線用及び 裸圧着端子用
屋内配線用
直線重合せ用スリーブ P 付表2参照 機器内配線用及び 裸圧着端子用
屋内配線用
終端重合せ用スリーブ(2) E 付表3参照 屋内配線のボックスリングスリーブ用
内接続用
注(2) 終端重ね合せ用スリーブは,リングスリーブともいう。

4. 性能

4.1 圧着接続性

 7.5によって試験を行ったとき,使用上有害なひび割れ,ろう付け箇所のはがれなどが
あってはならない。

4.2 温度上昇

 温度上昇は,次に適合しなければならない。
a) 記号B及びPのものにあっては,7.6によって試験を行ったとき,圧着接続部(以下,圧着部という。)
の温度上昇値が接続電線の温度上昇値より高くなってはならない。
b) 記号Eのものにあっては,7.6によって試験を行ったとき,圧着部の温度上昇値が30 K以下でなけれ
ばならない。

4.3 ヒートサイクル

 ヒートサイクルは,次に適合しなければならない。
a) 記号B及びPのものにあっては,7.7によって試験を行ったとき,25サイクル目の圧着部の温度上昇
値が,接続電線の温度上昇値より高くなく,125サイクル目の温度上昇値は,25サイクル目の温度上
昇値に8 Kを加えた値以下でなければならない。
b) 記号Eのものにあっては,6.7によって試験を行ったとき,25サイクル目の圧着部の温度上昇値が50
K以下であり,125サイクル目の温度上昇値が,25サイクル目の温度上昇値に8 Kを加えた値以下で
なければならない。

4.4 引張強さ

 記号B及びPのものにあっては,7.8によって試験を行ったとき,スリーブと電線との圧
着部において,滑りを起こしたり,電線の抜け,破断,スリーブの変形,その他の使用上の支障があって
はならない。

5. 外観,寸法及びめっき

 外観,寸法及びめっきは,次の各項に適合しなければならない。
a) スリーブは,使用上有害なきず,さび,裂け目,ひび割れなどがあってはならない。
b) 記号Eのものにあっては,最大使用電流及び使用可能の電線の組合せが付表4に適合しなければなら
ない。
c) スリーブは,付表1,付表2及び付表3の寸法に適合しなければならない。
d) スリーブのめっき厚さは,7.4によって試験を行ったとき,1 上とする。

6. 材料及び加工方法

6.1 材料

 スリーブの材料は,JIS H 3300に規定する記号C1100T又はC1100TSのもの,JIS H 3100に
規定する記号C1020P若しくはC1020Rのもの又はこれらと同等以上の品質をもつものとする。

――――― [JIS C 2806 pdf 4] ―――――

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C 2806:2003

6.2 加工方法

 スリーブは,6.1に規定する銅管を切断し,付表1付表3に規定する寸法に仕上げたも
の又は6.1に規定する銅板若しくは銅条を使用する場合は,それを打ち抜き,形作りして電線の挿入と圧
着接続に便利な筒形とし,付表1,付表2又は付表3に規定する寸法に仕上げ,その継目をJIS Z 3261に
規定する銀ろう若しくはJIS Z 3264に規定するりん銅ろう又はそれらと同等以上のろう材によってろう付
けしたものとし,記号Bのものにあっては中央に電線止め加工を施すものとする。さらに,スリーブには
JIS H 8619に規定する電気すずめっきを施すものとする。ただし,めっき厚さは1 上とする。

7. 試験方法

7.1 試験条件

 試験条件は,次による。
a) 試験は,特に指定がない限り,JIS Z 8703に規定する常温20±15 ℃及び常湿(65±20) %の室内で行
う。ただし,7.6及び7.7の試験は,1535 ℃の静穏な空気中に保持して行う。
b) 試料は,7.27.4の試験にはスリーブ単独のものを使用し,また,7.57.8の試験には,表2に示す組
合せによって表3の新しい電線(3)を,その接続部導体の表面は磨かずにスリーブの寸法に適合した適
切な圧着工具によって圧着接続する。ただし,ろう付けのものは歯形がろう付け側になるよう圧着接
続する。
注(3) IS C 3307に規定するめっきなしのより線又は単線とする。ただし,0.75 mm2のものについて
は,JIS C 3306に規定する単心(VSF)を使用する。
c) 試験には,表3に示す電流値及び引張荷重値を用いる。

――――― [JIS C 2806 pdf 5] ―――――

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JIS C 2806:2003の国際規格 ICS 分類一覧

JIS C 2806:2003の関連規格と引用規格一覧