JIS C 6836:1999 全プラスチックマルチモード光ファイバコード

JIS C 6836:1999 規格概要

この規格 C6836は、光伝送機器の接続,内部配線などに使用する単心及び2心の全プラスチックマルチモード光ファイバ素線上に,樹脂シース(外被)を施した全プラスチックマルチモード光ファイバコードについて規定。

JISC6836 規格全文情報

規格番号
JIS C6836 
規格名称
全プラスチックマルチモード光ファイバコード
規格名称英語訳
All plastic multimode optical fiber cords
制定年月日
1992年9月1日
最新改正日
2018年10月22日
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‐ 
対応国際規格

ISO

IEC 60793-2:1992(MOD)
国際規格分類

ICS

33.180.10
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
電子 II-1 2020, 電子 II-2 2020, 電子 III-1 2020, 電子 III-2 2020
改訂:履歴
1992-09-01 制定日, 1997-06-20 確認日, 1999-04-20 改正日, 2004-03-20 確認日, 2008-10-01 確認日, 2013-10-21 確認日, 2018-10-22 確認
ページ
JIS C 6836:1999 PDF [6]
C 6836 : 1999

まえがき

  この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣が改正した日
本工業規格である。これによってJIS C 6836-1992は改正され,この規格に置き換えられる。
今回の改正は,主に素線規格の改正に伴うものであるが,これについては解説にその詳細を記述した。
この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実
用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。通商産業大臣及び日本工業標準調査会は,
このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録
出願にかかわる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 )

――――― [JIS C 6836 pdf 1] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
C 6836 : 1999

全プラスチックマルチモード光ファイバコード

All plastic multimode optical fiber cords

序文 この規格は,1992年に発行されたIEC 60793-2, Optical fibres−Part2 : Product specificationsとの整合
を考慮して作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
1. 適用範囲 この規格は,光伝送機器の接続,内部配線などに使用する単心及び2心の全プラスチック
マルチモード光ファイバ素線上に,樹脂シース(外被)を施した全プラスチックマルチモード光ファイバ
コード(以下,光ファイバコードという。)について規定する。
2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格は,その最新版を適用する。
JIS C 0010 環境試験方法−電気・電子−通則
JIS C 3005 ゴム・プラスチック絶縁電線試験方法
JIS C 6820 光ファイバ通則
JIS C 6837 全プラスチックマルチモード光ファイバ素線
JIS C 6861 全プラスチックマルチモード光ファイバ機械特性試験方法
3. 定義 この規格で用いる主な用語の定義は,JIS C 6820の規定による。
4. 形名及び種類
4.1 形名の構成 形名の構成は,JIS C 6820の4.(形名)の規定に基づき,次の配列による。

備考1. OFC□.□の□.□は光ファイバコードの外径(長径)寸法 (mm) であり,小数点以下1けたまでの2数字で表す。
2. 光ファイバシースの材質を表す記号は(E : ポリエチレン,V : 塩化ビニル,Z : その他のもの)とする。
3. 素線の数は,1(単)心の場合は記述しない。
4. 光ファイバの材質を表す記号はPとし,全プラスチックを表す。
5. 光ファイバの分類を表す記号はSIとし,マルチモードステップインデックス形を表す。

6. 光ファイバの寸法を表す記号は,コア径/クラッド径で表し,単位はマイクロメートル (
7. 光ファイバのNAを表す記号はA又はBとし,JIS C 6837の6.2(構造パラメータ)の規定による。

――――― [JIS C 6836 pdf 2] ―――――

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C 6836 : 1999
4.2 種類 光ファイバコードの種類は,外径,シースの材質,素線の数,寸法及びNAによって分類さ
れる。例を表1に示す。
表1 種類及び形名の例
種類 形名
OFC1.5-E-PSI-485/500
1(単)心全プラスチックマルチモード光ファイバコード
OFC2.2-E-PSI-735/750
OFC2.2-V-PSI-980/1 000-A
2心全プラスチックマルチモード光ファイバコード OFC3.0-E2-PSI-485/500
OFC2.2-E2-PSI-735/750
OFC2.2-V2-PSI-980/1 000-B
5. 特性
5.1 シースの材料特性 シースの材料特性は,表2による。
表2 シース材料特性
項目 ポリエチレン 塩化ビニル(1) その他のプラスチック
引張強さ 10 N/mm2以上 受渡当事者間の協定による。
伸び 400 %以上 200 %以上
加熱性 引張強さ残率 75 %以上 80 %以上
伸び残率 75 %以上 80 %以上
加熱収縮性 10 %以下
注(1) 非移行性の可塑剤を使用する。
5.2 光ファイバコードの機械特性 光ファイバコードの機械特性は,表3又は表4による。
表3 単心全プラスチックマルチモード光ファイバコードの機械特性
項目 形名(2)
OFC1.5-#-PSI-485/500 OFC2.2-#-PSI-735/750 OFC2.2-#-PSI-980/1 000-※
引張り 20 N以上 45 N以上 70 N以上
圧壊 損失増加 0.2 dB以下
衝撃
曲げ 繰返し曲げ
コード曲げ
ねじり
注(2) #はE,V,Zのいずれか,※はA,Bのいずれかである。
表4 2心全プラスチックマルチモード光ファイバコードの機械特性
項目 形名(3)
OFC3.0-#2-PSI-485/500 OFC4.4-#2-PSI-735/750 OFC4.4-#2-PSI-980/1 000-※
引張り 40 N以上 90 N以上 140 N以上
圧壊 損失増加 0.2 dB以下
衝撃
曲げ 繰返し曲げ
コード曲げ
ねじり
注(3) #はE,V,Zのいずれか,※はA,Bのいずれかである。
6. 性能 損失の性能は,受渡当事者間の協定による。
7. 材料,形状及び寸法 材料,形状及び寸法は,次による。

――――― [JIS C 6836 pdf 3] ―――――

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C 6836 : 1999
a) 光ファイバ素線 光ファイバ素線は,JIS C 6837に規定されたものとする。
b) シース シースは,光ファイバ素線上にこれと密着して,ほぼ同心円状に樹脂を被覆する。光ファイ
バコードの構造例を図1に示す。
図1 光ファイバコードの構造例
c) 寸法 光ファイバコードの仕上がり外径は,表5又は表6による。
表5 単心全プラスチックマルチモード光ファイバコードの仕上がり外径
単位 mm
形名(4) OFC1.5-#-PSI-485/500 OFC2.2-#-PSI-735/750 OFC2.2-#-PSI-980/1 000-※
外径 1.5±0.1 2.2±0.1
注(4) #はE,V,Zのいずれか,※はA,Bのいずれかである。
表6 2心全プラスチックマルチモード光ファイバコードの仕上がり外径
単位mm
形名(5) OFC3.0-#2-PSI-485/500 OFC4.4-#2-PSI-735/750 OFC4.4-#2-PSI-980/1 000-※
長径 3.0±0.2 4.4±0.2
短径 1.5±0.1 2.2±0.1
注(5) #はE,V,Zのいずれか,※はA,Bのいずれかである。
8. 外観 外観は,目視によって試験したとき,表面が滑らかで,きず,その他使用上有害な欠点があっ
てはならない。
9. 試験
9.1 試験場所の状態 試験場所の状態は,JIS C 0010の5.3(試験場所の標準状態)の規定による。
9.2 試験項目 試験項目は,表7による。

――――― [JIS C 6836 pdf 4] ―――――

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C 6836 : 1999
表7 試験項目
試験項目 試験方法適用箇条 特性適用箇条
シースの材料特性 5.1
(1) 引張強さ及び伸び 9.3 a)
(2) 加熱性 9.3 b)
(3) 加熱収縮性 9.3 c)
光ファイバコードの機械特性 5.2
(1) 引張り 9.4 表8(1)
(2) 圧壊 9.4 表8(2)
(3) 衝撃 9.4 表8(3)
(4) 曲げ 9.4 表8(4)又は(5)
(5) ねじり 9.4 表8(6)
9.3 シースの材料特性試験 シースの材料特性試験は,次による。
a) 引張強さ及び伸び 引張強さ及び伸びの試験は,JIS C 3005の18.(絶縁体及びシースの引張り)の規
定による。ただし,引張速さは,JIS C 3005の18.3(試験方法)の表4のB又はCの規定による。
b) 加熱性 加熱性は,JIS C 3005の19.(加熱)の規定によって,引張強さ及び伸びを測定する。加熱温
度及び加熱時間は,JIS C 3005の19.2(試験方法)の表5のAの規定による。
c) 加熱収縮性 加熱収縮性は,長さ150 mmの光ファイバコードを切り取り,シースを裂いて光ファイ
バ素線を抜き取り,シース中央部に100 mmの間隔で標線を付けて試験片とし,JIS C 3005の23.(加
熱圧縮)の規定によって試験する。
9.4 光ファイバコードの機械特性試験 光ファイバコードの機械特性試験及び試験条件は,表8による。
表8 試験条件
試験項目 試験方法規格適用箇条 試験条件
条件項目 単心光ファイバコード 2心光ファイバコード
(1) 引張り JIS C 6861の6.1 伸び 5%
(引張試験方法)
(2) 圧壊 JIS C 6861の6.2 圧壊力 7N/mm 14N/mm
(圧壊試験方法) 印加時間 3 min
(3) 衝撃 JIS C 6861の6.3 衝撃柱の位置エネルギー 0.2N・mm
(衝撃試験方法) 衝撃柱の直径 25mm
衝撃回数 3
(4) 繰返し曲げ JIS C 6861の6.4.1 おもりの質量 0.5kg 1.0kg
(繰返し曲げ試験方法) 曲げ半径 15mm
サイクル数 1 000
(5) コード曲げ JIS C 6861の6.4.2 円筒の直径 50mm
(コード曲げ試験方法) 巻付け回数 6
サイクル数 10
(6) ねじり JIS C 6861の6.5 試料長 250mm
(コードねじり試験方法)
おもりの質量 0.5kg −
サイクル数 20
10. 包装及び1条の標準長さ 包装は,束又はボビン巻きとし,運搬の際損傷しないよう,適切な保護を
施さなければならない。1条の標準長さは500 mとする。ただし,受渡当事者間の協定がある場合は,標
準長さは,それによる。

――――― [JIS C 6836 pdf 5] ―――――

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