JIS K 2519:2017 潤滑油―耐荷重能試験方法

JIS K 2519:2017 規格概要

この規格 K2519は、主として極圧潤滑油の耐荷重能を測定する方法について規定。

JISK2519 規格全文情報

規格番号
JIS K2519 
規格名称
潤滑油―耐荷重能試験方法
規格名称英語訳
Lubricating oils -- Testing methods for load carrying capacity
制定年月日
1959年2月27日
最新改正日
2017年3月21日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

75.100
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
石油 2020
改訂:履歴
1959-02-27 制定日, 1962-02-17 確認日, 1966-04-01 確認日, 1967-02-01 改正日, 1970-03-01 確認日, 1973-04-01 確認日, 1976-03-01 確認日, 1978-06-01 改正日, 1980-03-01 改正日, 1985-10-01 確認日, 1987-03-01 改正日, 1993-02-01 確認日, 1995-09-01 改正日, 2002-05-20 確認日, 2006-10-20 確認日, 2011-10-20 確認日, 2017-03-21 改正
ページ
JIS K 2519:2017 PDF [27]
                                                                                   K 2519 : 2017

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[2]
  •  4 曾田式四球法・・・・[3]
  •  4.1 試験の原理・・・・[3]
  •  4.2 試薬・・・・[3]
  •  4.3 試験機及び器具・・・・[3]
  •  4.4 試料の採取方法及び調製方法・・・・[6]
  •  4.5 ねじり棒の校正・・・・[6]
  •  4.6 試験の準備・・・・[8]
  •  4.7 試験の手順・・・・[8]
  •  4.8 結果の表し方・・・・[10]
  •  4.9 精度・・・・[10]
  •  4.10 試験結果の報告・・・・[10]
  •  5 チムケン法・・・・[12]
  •  5.1 試験の原理・・・・[12]
  •  5.2 試薬・・・・[12]
  •  5.3 試験器及び器具・・・・[12]
  •  5.4 試料の採取方法及び調製方法・・・・[15]
  •  5.5 試験の準備・・・・[15]
  •  5.6 試験の手順・・・・[16]
  •  5.7 結果の表し方・・・・[22]
  •  5.8 精度・・・・[22]
  •  5.9 試験結果の報告・・・・[22]
  •  附属書A(規定)試験カップ及び試験ブロックの品質及び検査方法・・・・[23]
  •  附属書B(参考)単位換算対応表・・・・[25]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS K 2519 pdf 1] ―――――

K 2519 : 2017

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人潤滑
油協会(JALOS)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正すべきとの申出があり,日本工業標準
調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。これによって,JIS K 2519:1995は改
正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS K 2519 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
K 2519 : 2017

潤滑油−耐荷重能試験方法

Lubricating oils-Testing methods for load carrying capacity

序文

  この規格は,1959年に制定され,その後5回の改正を経て今日に至っている。前回の改正は1995年に
行われたが,その後の国内の実情に合わせるために改正した。
なお,対応国際規格は現時点で制定されていない。

1 適用範囲

  この規格は,主として極圧潤滑油の耐荷重能を測定する方法について規定する。
この規格に規定する試験方法は,次の2種類とする。
a) 曾田式四球法 曾田式四球摩擦試験機によって潤滑油の耐荷重能を試験する方法。
b) チムケン法 チムケン式極圧試験器によって潤滑油の耐荷重能を試験する方法。
また,実際の試験は,旧単位で行われる場合がある。SI単位と旧単位との対応表を附属書B(参考)に
示す。
警告 この規格は,危険な試薬,操作及び試験器を用いることがあるが,安全な使用方法を全てにわ
たって規定しているわけではないので,この試験方法の使用者は,試験に先立って,適切な安
全上及び健康上の禁止事項を決めておかなければならない。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 0651 製品の幾何特性仕様(GPS)−表面性状 : 輪郭曲線方式−触針式表面粗さ測定機の特性
JIS B 1501 転がり軸受−鋼球
JIS B 7410 石油類試験用ガラス製温度計
JIS B 7451 真円度測定機
JIS B 7502 マイクロメータ
JIS B 7503 ダイヤルゲージ
JIS G 3522 ピアノ線
JIS K 1503 アセトン
JIS K 2201 工業ガソリン
JIS K 2203 灯油
JIS K 2213 タービン油
JIS K 2251 原油及び石油製品−試料採取方法

――――― [JIS K 2519 pdf 3] ―――――

2
K 2519 : 2017
JIS K 8034 アセトン(試薬)
JIS Z 2244 ビッカース硬さ試験−試験方法
JIS Z 2245 ロックウェル硬さ試験−試験方法
JIS Z 8401 数値の丸め方
JIS Z 8402-6 測定方法及び測定結果の精確さ(真度及び精度)−第6部 : 精確さに関する値の実用的
な使い方
JIS Z 8801-1 試験用ふるい−第1部 : 金属製網ふるい

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。
3.1
耐荷重能
規定の試験機を一定の摩擦条件下で運転したときの滑り摩擦接触面に,焼付きその他の損傷を起こさず,
潤滑油によって支え得る最大の力又は最大圧力。
曾田式四球法では合格限界荷重,チムケン法ではOK値で表す。
3.2
摩耗
機械的若しくは化学的な作用又は両者の複合によって,試験用鋼球又は試験ブロックの表面が損傷する
現象。
3.3
摩耗痕
試験用鋼球又は試験ブロックの表面が,摩耗によって損傷した痕跡。
3.4
焼付き
試験用鋼球又は試験カップと試験ブロックとの摩擦面における金属の部分的溶融。ここにいう焼付きは,
摩擦面が完全に接着するほど,甚だしい状態に達する以前の摩擦面の一部にでも目視で溶融が認められる
場合を指す。
曾田式四球法では,ねじり指針の振れが規定の値を超えたときの状態。
3.5
合格限界荷重
曾田式四球法で,焼付きを生じない最大の力(油圧)。
3.6
焼付き限界荷重
曾田式四球法で,焼付きを生じる最小の力(油圧)。
3.7
スコーリング
チムケン法で,焼付きの状態を表し,摩擦面の過度の温度上昇,接触圧力の増大の結果,潤滑膜が破断
して生じる摩擦面の局所的な固相融着部が,再びすべり方向に引きがれて起こる局所的損傷。
3.8
OK値

――――― [JIS K 2519 pdf 4] ―――――

                                                                                              3
K 2519 : 2017
チムケン法で,スコーリングを生じない最大の力(負荷レバーに載せたおもりの質量値)。
3.9
スコア値
チムケン法で,スコーリングを生じる最小の力(負荷レバーに載せたおもりの質量値)。

4 曾田式四球法

4.1 試験の原理

  試験用鋼球を試料容器及び縦軸に固定し,試料容器に試料を満たす。縦軸を回転せず静止のままで試験
油圧に負荷してから750 min−1で回転させ,規定時間内における焼付きの有無を調べる。この操作を1回
ごとに試験用鋼球及び試料を変えて繰り返し,合格限界荷重を求め,これを耐荷重能とする。また,この
ときの摩耗痕の平均直径を求める。

4.2 試薬

  試薬は,次による。
a) 工業ガソリン JIS K 2201に規定する種類1号。
b) アセトン JIS K 1503又はJIS K 8034に規定するもの。

4.3 試験機及び器具

4.3.1  曾田式四球摩擦試験機
曾田式四球摩擦試験機は,駆動部分,負荷部分及び試験部分の3部分からなる。図1及び図2に,その
例を示す。
なお,4.7.1に規定する判定方法で測定できる自動試験機を用いてもよい。
a) 駆動部分
1) 縦軸駆動用電動機は,1.5 kW以上の三相交流誘導電動機とし,回転数は,周波数50 Hzで1 000 min−1,
60 Hzで1 200 min−1のもの。この電動機のベルト車の外径は,50 Hzの場合57.0 mm,60 Hzの場合
47.5 mmとする。
なお,駆動用電動機は,変速式のものを用いるとよい。
2) 歯車ポンプ駆動用電動機は,0.75 kW以上の三相交流誘導電動機とし,回転数は,周波数50 Hzで
1 500 min−1,60 Hzで1 800 min−1のもので,歯車ポンプと直結させる。
3) 縦軸外筒は,図2に示すように,上部のラジアル玉軸受と下部のアンギュラ形ラジアル玉軸受とに
よって推力受台に取り付けられている回転体で,上端に外径75.0 mmのベルト車を備える。縦軸は,
縦軸外筒の内部を上下に移動し得る外径約23 mm,長さ約200 mmのもので,2個の止め穴があり,
このいずれか一つと止めボルトで縦軸外筒に固定する。
4) 駆動用ベルトは,幅約25 mmで,2個の遊び車を経て,縦軸駆動用電動機用ベルト車と縦軸外筒用
ベルト車とに掛ける。

――――― [JIS K 2519 pdf 5] ―――――

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JIS K 2519:2017の国際規格 ICS 分類一覧

JIS K 2519:2017の関連規格と引用規格一覧