JIS K 8040:2020 アセトン(残留農薬・PCB試験用)(試薬)

JIS K 8040:2020 規格概要

この規格 K8040は、残留農薬及びPCB試験用に試薬として用いるアセトンについて規定。

JISK8040 規格全文情報

規格番号
JIS K8040 
規格名称
アセトン(残留農薬・PCB試験用)(試薬)
規格名称英語訳
Acetone for pesticide residue and polychlorinated biphenyl tests (Reagent)
制定年月日
1998年1月20日
最新改正日
2020年2月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

13.020.40, 71.040.30
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
1998-01-20 制定日, 2002-09-20 確認日, 2004-03-20 改正日, 2008-10-01 確認日, 2013-10-21 確認日, 2018-10-22 確認日, 2020-02-20 改正
ページ
JIS K 8040:2020 PDF [9]
                                                                                   K 8040 : 2020

pdf 目 次

ページ

  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 種類・・・・[1]
  •  4 性質・・・・[1]
  •  4.1 性状・・・・[1]
  •  4.2 定性方法・・・・[2]
  •  5 品質・・・・[2]
  •  6 試験方法・・・・[2]
  •  6.1 一般事項・・・・[2]
  •  6.2 純度(CH3COCH3)(GC)・・・・[2]
  •  6.3 密度(20 ℃)・・・・[3]
  •  6.4 水分・・・・[3]
  •  6.5 不揮発物・・・・[3]
  •  6.6 残留農薬・PCB試験適合性・・・・[4]
  •  7 容器・・・・[7]
  •  8 表示・・・・[7]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS K 8040 pdf 1] ―――――

K 8040 : 2020

まえがき

  この規格は,産業標準化法第16条において準用する同法第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人
日本試薬協会(JRA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,産業標準原案を添えて日本産業規格を
改正すべきとの申出があり,日本産業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本産業規格で
ある。これによって,JIS K 8040:2004は改正され,この規格に置き換えられた。
なお,令和2年8月19日までの間は,産業標準化法第30条第1項等の関係条項の規定に基づくJISマ
ーク表示認証において,JIS K 8040:2004を適用してもよい。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本産業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS K 8040 pdf 2] ―――――

                                       日本産業規格                             JIS
K 8040 : 2020

アセトン(残留農薬・PCB試験用)(試薬)

Acetone for pesticide residue and polychlorinated biphenyl tests (Reagent)

                                 CH3COCH3         FW : 58.08

1 適用範囲

  この規格は,残留農薬及びPCB試験用に試薬として用いるアセトンについて規定する。
警告1 アセトンは,引火性が強いので火気を避け,また,有害なので蒸気を吸入しないように注意
し,皮膚,粘膜などに付着しないようにする。
警告2 この規格に基づいて試験を行う者は,通常の実験室での作業に精通していることを前提とす
る。この規格は,その使用に関連して起こる全ての安全上の問題を取り扱おうとするもので
はない。この規格の利用者は,SDS(安全データシート)などを参考にして,各自の責任に
おいて安全及び健康に対する適切な措置をとらなければならない。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS K 0050 化学分析方法通則
JIS K 0061 化学製品の密度及び比重測定方法
JIS K 0067 化学製品の減量及び残分試験方法
JIS K 0068 化学製品の水分測定方法
JIS K 0114 ガスクロマトグラフィー通則
JIS K 0117 赤外分光分析通則
JIS K 1107 窒素
JIS K 8001 試薬試験方法通則
JIS K 8825 ヘキサン(残留農薬・PCB試験用)(試薬)

3 種類

  種類は,濃縮300,濃縮1 000,濃縮3 000及び濃縮5 000とする。
注記 濃縮とは,濃縮に続く数値で示す体積比の倍率まで濃縮しても,分析の妨害となる濃度の成分
を含まないことを示す。

4 性質

4.1 性状

  アセトン(残留農薬・PCB試験用)は,無色の揮発性の液体で特異な臭いがあり,水,エタノール(99.5)
及びジエチルエーテルに混じりやすい。沸点は,約56 ℃である。

――――― [JIS K 8040 pdf 3] ―――――

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K 8040 : 2020

4.2 定性方法

  試料の赤外吸収スペクトルをJIS K 0117によって測定すると,波数3 005 cm-1,1 715 cm-1,1 421 cm-1,
1 363 cm-1,1 223 cm-1,1 093 cm-1,903 cm-1及び531 cm-1付近に主な吸収を認める。この場合,試料調製は,
JIS K 0117の5.4 a)(液膜法)による。窓板に臭化カリウムを用いたときの赤外吸収スペクトルの例を図1
に示す。
[出典 : 国立研究開発法人産業技術総合研究所の有機化合物のスペクトルデータベース(SDBS)
(チャート上にピークの波数を追記)]
図1−赤外吸収スペクトルの例

5 品質

  品質は,箇条6によって試験したとき,表1に適合しなければならない。
表1−品質
項目 規格値 試験方法
濃縮300/1 000/3 000/5 000
純度(CH3COCH3)(GC) 面積分率 % 99.5以上 6.2
密度(20 ℃) g/mL 0.7890.792 6.3
水分 質量分率 % 0.3以下 6.4
不揮発物 質量分率 ppm 2以下 6.5
残留農薬・PCB試験適合性 − 試験適合 6.6

6 試験方法

6.1 一般事項

  試験方法の一般的な事項は,JIS K 0050及びJIS K 8001による。

6.2 純度(CH3COCH3)(GC)

  純度(CH3COCH3)(GC)の試験方法は,次による。

――――― [JIS K 8040 pdf 4] ―――――

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K 8040 : 2020
a) 器具及び装置 主な器具及び装置は,次による。
1) ガスクロマトグラフ 装置の構成は,JIS K 0114に規定するもの。
2) マイクロシリンジ又は液体試料導入装置 0.2 Lが採取できるもの。
b) 分析条件 分析条件は,次による。
なお,別の分析条件でも同等の試験結果が得られることが確認されている場合には,その条件を用
いてもよい。
1) 検出器の種類 水素炎イオン化検出器
2) キャピラリーカラム
・ 材質 石英ガラス
・ 内径 0.25 mm
・ 長さ 30 m
・ 固定相液体の種類 ポリエチレングリコール
・ 固定相液体の膜厚 0.25
3) 設定温度
・ カラム槽 60 ℃
・ 試料気化室 110 ℃
・ 検出器槽 250 ℃
4) キャリヤーガス
・ 種類 ヘリウム
・ 流量 1.2 mL/min
5) 試料の導入方式 スプリット注入法(スプリット比=1 : 200)
6) 試料の導入量 0.2 L
c) 操作 操作は,次による。
1) 試料をマイクロシリンジ又は液体試料導入装置を用いてガスクロマトグラフに導入してクロマトグ
ラムを記録する。
2) クロマトグラムのピーク面積の測定は,JIS K 0114の11.3 a)(データ処理ソフト又はデータ処理装
置を用いる方法)による。
d) 定量法 検出したピークの面積を測定し,JIS K 0114の11.5(面積百分率法)によって純度(CH3COCH3)
(GC)を求める。

6.3 密度(20 ℃)

  密度(20 ℃)の試験方法は,JIS K 0061の7.2(比重瓶法)又は7.3(振動式密度計法)による。

6.4 水分

  水分の試験方法は,JIS K 0068の6.3.5 a)(直接滴定)による。この場合,試料5.0 g(6.3 mL)をはかり
とり,滴定溶媒はピリジン−エチレングリコール混合液[ピリジン5+エチレングリコール1(体積比)]
とする。

6.5 不揮発物

  不揮発物の試験方法は,JIS K 0067の4.3.4(操作)(1)(第1法 水浴上で加熱蒸発する方法)による。
この場合,試料500 g(634 mL)をとり,残分は0.1 mgの桁まではかる。用いる蒸発皿などの容量に応じ
て,試料を数回に分けて入れてもよい。

――――― [JIS K 8040 pdf 5] ―――――

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JIS K 8040:2020の関連規格と引用規格一覧