この規格ページの目次
JIS K 8355:2006 規格概要
この規格 K8355は、試薬として用いる酢酸について規定。
JISK8355 規格全文情報
- 規格番号
- JIS K8355
- 規格名称
- 酢酸(試薬)
- 規格名称英語訳
- Acetic acid
- 制定年月日
- 1950年7月25日
- 最新改正日
- 2015年10月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- ISO 6353-2:1983(MOD)
- 国際規格分類
ICS
- 71.040.30
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- 試薬 I 2020, 試薬 II 2020
- 改訂:履歴
- 1950-07-25 制定日, 1953-07-24 確認日, 1956-07-24 改正日, 1959-02-27 確認日, 1961-03-01 改正日, 1964-03-01 確認日, 1967-03-01 確認日, 1970-12-01 確認日, 1972-07-01 改正日, 1975-08-01 確認日, 1978-08-01 確認日, 1984-02-01 確認日, 1988-03-01 改正日, 1994-07-01 改正日, 2002-09-20 確認日, 2006-04-20 改正日, 2010-10-01 確認日, 2015-10-20 確認
- ページ
- JIS K 8355:2006 PDF [11]
K 8355 : 2006
まえがき
この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,社団法人日本試薬
協会(JRA)/財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正すべきとの申出
があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。
これによって,JIS K 8355:1994は改正され,この規格に置き換えられる。
改正に当たっては,日本工業規格(日本産業規格)と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格(日本産業規格)の作成及び日
本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,ISO 6353-2:1983,Reagents for chemical
analysis―Part 2: Specifications―First seriesを基礎として用いた。
この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の
実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会
は,このような技術的な性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用
新案登録出願にかかわる確認について,責任をもたない。
JIS K 8355には,次に示す附属書がある。
附属書(参考)JISと対応する国際規格との対比表
(pdf 一覧ページ番号 1)
――――― [JIS K 8355 pdf 1] ―――――
K 8355 : 2006
pdf 目 次
ページ
- 序文・・・・[1]
- 1. 適用範囲・・・・[1]
- 2. 引用規格・・・・[1]
- 3. 一般事項・・・・[1]
- 4. 種類・・・・[1]
- 5. 性質・・・・[1]
- 5.1 性状・・・・[1]
- 5.2 定性方法・・・・[1]
- 6. 品質・・・・[2]
- 7. 試験方法・・・・[3]
- 7.1 試験条件及び試験結果・・・・[3]
- 7.2 純度 (CH3COOH)・・・・[3]
- 7.3 水溶状・・・・[3]
- 7.4 凝固点・・・・[3]
- 7.5 水分・・・・[3]
- 7.6 不揮発物・・・・[3]
- 7.7 塩化物(Cl)・・・・[3]
- 7.8 硫酸塩(SO4)・・・・[3]
- 7.9 銅(Cu)・・・・[3]
- 7.10 鉛(Pb)・・・・[3]
- 7.11 鉄(Fe)・・・・[4]
- 7.12 無水酢酸(GC)・・・・[4]
- 7.13 二クロム酸還元性物質(Oとして)・・・・[4]
- 8. 容器・・・・[4]
- 9. 表示・・・・[4]
- 附属書(参考)JISと対応する国際規格との対比表・・・・[6]
――――― [JIS K 8355 pdf 2] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
K 8355 : 2006
酢 酸(試薬)
Acetic acid
CH3COOH FW : 60.05
序文
この規格は,1983年に第1版として発行されたISO 6353-2,Reagents for chemical analysis―Part 2:
Specifications―First seriesを翻訳し,技術的内容を変更して作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,原国際規格を変更している事項である。変
更の一覧表をその説明を付けて,附属書に示す。
1. 適用範囲
この規格は,試薬として用いる酢酸について規定する。
備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。
なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21に基づき,IDT(一致している),MOD
(修正している),NEQ(同等でない)とする。
ISO 6353-2:1983,Reagents for chemical analysis―Part2: Specifications―First series (MOD)
2. 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS K 0065 化学製品の凝固点測定方法
JIS K 0067 化学製品の減量及び残分試験方法
JIS K 0068 化学製品の水分測定方法
JIS K 0114 ガスクロマトグラフ分析通則
JIS K 0117 赤外分光分析方法通則
JIS K 8001 試薬試験方法通則
3. 一般事項
試験方法の一般的な事項は,JIS K 8001による。
4. 種類
種類は,特級とする。
5. 性質
5.1 性状
酢酸は,無色透明の液体で,特異なにおいがあり,寒冷時には凝固することがある。水,エ
タノール及びジエチルエーテルに極めて溶けやすい。密度は,約1.05 g/mlである。
5.2 定性方法
定性方法は,次による。
a) 試料5 mlをビーカー50 mlにとり,エタノール(99.5) 5 ml及び硫酸1 mlを加えて煮沸すると,酢酸エ
チルのにおいが発生する。
――――― [JIS K 8355 pdf 3] ―――――
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K 8355 : 2006
b) 試料の赤外吸収スペクトルをJIS K 0117によって測定すると波数1 712 cm-1,1 411 cm-1,1 362 cm-1,
1 294 cm-1,935 cm-1,629 cm-1及び481 cm-1付近に主な吸収を認める。この場合,試料調製はJIS K 0117
の5.4 a)(液膜法)による。窓板に臭化カリウムを用いたときの赤外吸収スペクトルの一例を,図1
に示す。
図 1 赤外吸収スペクトルの一例
6. 品質
品質は,7. によって試験したとき,表1に適合しなければならない。
表 1 品質
項目 規格値
純度(CH3COOH) 質量分率 % 99.7 以上
水溶状 試験適合
凝固点 ℃ 15.5以上
水分 質量分率 % 0.3 以下
不揮発物 質量分率 % 0.001 以下
塩化物(Cl) 質量分率 ppm 1 以下
硫酸塩(SO4) 質量分率 ppm 1 以下
銅(Cu) 質量分率 ppm 0.5 以下
鉛(Pb) 質量分率 ppm 0.5 以下
鉄(Fe) 質量分率 ppm 0.5 以下
無水酢酸(GC) 質量分率 % 0.1 以下
二クロム酸還元性物質(Oとして)質量分率 % 0.005 以下
――――― [JIS K 8355 pdf 4] ―――――
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K 8355 : 2006
7. 試験方法
7.1 試験条件及び試験結果
JIS K 8001の3.7(試験操作など)(1)(試験の環境)による。湿度管理は必
要に応じ実施する。また,表1で規定する各品質項目の試験は,次の各試験方法によって行い,得られる
計算値及び操作結果は,JIS K 8001の3.5(測定値)による。
7.2 純度 (CH3COOH)
試験方法は,次のいずれかによる。
a) 第1法 共通すり合わせ三角フラスコ100 mlに水10 mlを入れ,0.1 mgのけたまで質量をはかり,試
料約2 gをとり,再び,0.1 mgのけたまで質量をはかり,水 10 ml及びフェノールフタレイン溶液2
3滴を加えた後,1 mol/l水酸化ナトリウム溶液で滴定する。終点は,液の色が無色から紅色に変わ
る点とする。この場合,1 mol/l水酸化ナトリウム溶液1 mlは,0.060 05 g CH3COOHに相当する。
b) 第2法 7.4の水分の測定値を質量分率100 %から差し引いた値を,純度の質量分率%とする。
7.3 水溶状
JIS K 8001の5.2(溶状)による。この場合,試料25 mlに水75 mlを加えて溶かし,濁り
の程度の適合限度標準は,(a)(澄明)を用いる。
7.4 凝固点
JIS K 0065の3. (試験方法)による。
7.5 水分
JIS K 0068の6.(カールフィッシャー滴定法)6.3.5 a)(直接滴定)による。試料10 gを用い
る。この場合,滴定溶媒はメタノールに代えて,クロロホルムとアルキレンカルボネートとを主成分とす
るカールフィッシャー用脱水溶剤40 mlを用いる。
7.6 不揮発物
JIS K 0067の4.3.4(操作)(1)(第1法 水浴上で加熱蒸発する方法)による。この場合,試
料200 gを用いる(残分は,7.9,7.10及び7.11の試験に用いる)。
7.7 塩化物(Cl)
溶液の調製及び操作は,次による。
a) 試料側溶液 試料5.0 gに水を加えて20 mlにする。
b) 標準側溶液 塩化物標準液(Cl : 0.01 mg/ml) 0.5 mlに水を加えて20 mlにする。
c) 操作 JIS K 8001の5.7[塩化物(Cl) ](1)(比濁法)による。
7.8 硫酸塩(SO4)
溶液の調製及び操作は,次による。
a) 試料側溶液 試料50 gに塩化ナトリウム溶液(100g/l) 0.2 mlを加え,水浴上で蒸発乾固した後,塩酸(2
+1) 0.3ml及び水を加えて25 mlにする。
b) 標準側溶液 塩化ナトリウム溶液(100g/l) 0.2 mlを水浴上で蒸発乾固した後,硫酸塩標準液(SO4 : 0.01
mg/ml) 5.0 ml,塩酸(2+1) 0.3 ml及び水を加えて25 mlにする。
c) 操作 JIS K 8001の5.15[硫酸塩(SO4) ](1)(比濁法)による。
7.9 銅(Cu)
溶液の調製及び操作は,次による。
a) 試料側溶液 7.6の残分(試料量200 g)に塩酸(2+1) 1 ml及び水を加えて50 mlにする(S液)(S液
は, 7.10の試験にも用いる。)。S液5 ml(試料量20 g)に塩酸(2+1) 1 ml及び水を加えて50 mlにす
る(X液)。
b) 標準側溶液 S液5 mlに塩酸(2+1) 1 ml,銅標準液(Cu : 0.01 mg/ml) 1.0 ml及び水を加えて50 mlにす
る(Y液)。
c) 操作 JIS K 8001の5.31(原子吸光法)(1)(直接噴霧法)(d)による。
7.10 鉛(Pb)
溶液の調製及び操作は,次による。
a) 試料側溶液 7.9のS液10 ml(試料量40 g)に塩酸(2+1) 1 ml及び水を加えて20 mlにする(X液)
(X液は,7.11の試験にも用いる。)。
b) 標準側溶液 7.9のS液10 ml(試料量40 g)に塩酸(2+1) 1 ml,鉛標準液(Pb : 0.01 mg/ml) 2.0 ml,鉄
標準液(Fe : 0.01 mg/ml) 2.0 ml及び水を加えて20 mlにする(Y液)(Y液は,7.11の試験にも用いる。)。
――――― [JIS K 8355 pdf 5] ―――――
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JIS K 8355:2006の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 6353-2:1983(MOD)
JIS K 8355:2006の国際規格 ICS 分類一覧
JIS K 8355:2006の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISK0065:1992
- 化学製品の凝固点測定方法
- JISK0067:1992
- 化学製品の減量及び残分試験方法
- JISK0068:2001
- 化学製品の水分測定方法
- JISK0114:2012
- ガスクロマトグラフィー通則
- JISK0117:2017
- 赤外分光分析通則
- JISK8001:2017
- 試薬試験方法通則