JIS K 8585:2015 ステアリン酸(試薬)

JIS K 8585:2015 規格概要

この規格 K8585は、試薬として用いるステアリン酸(化学名 : オクタデカン酸)について規定。

JISK8585 規格全文情報

規格番号
JIS K8585 
規格名称
ステアリン酸(試薬)
規格名称英語訳
Stearic acid (Reagent)
制定年月日
1955年5月18日
最新改正日
2019年10月21日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

71.040.30
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
試薬 II 2020
改訂:履歴
1955-05-18 制定日, 1957-03-29 改正日, 1960-03-15 確認日, 1961-03-01 改正日, 1964-03-01 確認日, 1967-03-01 確認日, 1970-03-01 確認日, 1973-04-01 確認日, 1976-03-01 確認日, 1979-05-01 確認日, 1985-02-01 確認日, 1991-06-01 確認日, 1994-01-01 改正日, 2002-09-20 確認日, 2006-11-20 確認日, 2011-10-20 確認日, 2015-03-20 改正日, 2019-10-21 確認
ページ
JIS K 8585:2015 PDF [6]
                                                                                   K 8585 : 2015

pdf 目 次

ページ

  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 種類・・・・[1]
  •  4 性質・・・・[1]
  •  4.1 性状・・・・[1]
  •  4.2 定性方法・・・・[1]
  •  5 品質・・・・[2]
  •  6 試験方法・・・・[2]
  •  6.1 一般事項・・・・[2]
  •  6.2 純度(C18H36O2)(GC)・・・・[2]
  •  6.3 融点・・・・[3]
  •  6.4 強熱残分(硫酸塩)・・・・[3]
  •  6.5 酸価・・・・[4]
  •  6.6 よう素価・・・・[4]
  •  7 容器・・・・[4]
  •  8 表示・・・・[4]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS K 8585 pdf 1] ―――――

K 8585 : 2015

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人日本
試薬協会(JRA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正
すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。
これによって,JIS K 8585:1994は改正され,この規格に置き換えられた。
なお,平成27年9月19日までの間は,工業標準化法第19条第1項等の関係条項の規定に基づくJISマ
ーク表示認証において,JIS K 8585:1994によることができる。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS K 8585 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
K 8585 : 2015

ステアリン酸(試薬)

Stearic acid (Reagent)

                            CH3(CH2)16COOH           FW : 284.47

1 適用範囲

  この規格は,試薬として用いるステアリン酸1)について規定する。
注1) 化学名 : オクタデカン酸

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS K 0050 化学分析方法通則
JIS K 0064 化学製品の融点及び溶融範囲測定方法
JIS K 0067 化学製品の減量及び残分試験方法
JIS K 0070 化学製品の酸価,けん化価,エステル価,よう素価,水酸基価及び不けん化物の試験方

JIS K 0114 ガスクロマトグラフィー通則
JIS K 0117 赤外分光分析方法通則
JIS K 8001 試薬試験方法通則
JIS K 8951 硫酸(試薬)
JIS K 9701 ヘプタン(試薬)

3 種類

  種類は,特級とする。

4 性質

4.1 性状

  ステアリン酸は,白い結晶性粉末,フレーク状又は粒状で,ジエチルエーテルに溶けやすく,エタノー
ルにやや溶けやすく,水にほとんど溶けない。

4.2 定性方法

  試料の赤外吸収スペクトルをJIS K 0117に従って測定すると,波数2 954 cm-1,2 917 cm-1,2 849 cm-1,
1 702 cm-1,1 472 cm-1,1 464 cm-1,1 430 cm-1,1 298 cm-1,942 cm-1及び719 cm-1付近に主な吸収ピークを
認める。試料調製をJIS K 0117の5.2 b)(錠剤法)によって行い,調製に臭化カリウムを用いたときの赤
外吸収スペクトルの例を図1に示す。

――――― [JIS K 8585 pdf 3] ―――――

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K 8585 : 2015
図1−赤外吸収スペクトルの例
注記 図1は,独立行政法人産業技術総合研究所のスペクトルデータベースシステム(SDBS)から引
用したものである。

5 品質

  品質は,箇条6によって試験したとき,表1に適合しなければならない。
表1−品質
項目 規格値 試験方法
純度(C18H36O2)(GC) 質量分率 % 95.0以上 6.2
融点 ℃ 6871 6.3
強熱残分(硫酸塩) 質量分率 % 0.01以下 6.4
酸価 195200 6.5
よう素価 1.5以下 6.6

6 試験方法

6.1 一般事項

  試験方法の一般的な事項は,JIS K 0050及びJIS K 8001による。

6.2 純度(C18H36O2)(GC)

  純度(C18H36O2)(GC)の試験方法は,次による。
a) 試薬及び試験用溶液類 試薬及び試験用溶液類は,次による。
1) ヘプタン JIS K 9701に規定するもの。
2) 三ふっ化ほう素メタノール錯体・メタノール溶液 三ふっ化ほう素として質量分率14 %15 %を含
有するメタノール溶液で,ガスクロマトグラフ分析が可能なもの。
3) ステアリン酸メチル(保持時間確認用) 純度が90.0 %以上の試薬をメタノールに溶かしたもの,

――――― [JIS K 8585 pdf 4] ―――――

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K 8585 : 2015
又はガスクロマトグラフ用に溶液として調製されたもの。
b) 器具及び装置 主な器具及び装置は,次のとおりとする。
1) マイクロシリンジ又は試料導入装置 少量の定容量の測定溶液をガスクロマトグラフのカラムに導
入するもの。
2) ガスクロマトグラフ 装置の構成は,JIS K 0114に規定するもの。
c) 分析条件 分析条件は,次による。
なお,別の分析条件でも同等の試験結果が得られることを確認した場合には,その条件を用いても
よい。
1) 検出器の種類 水素炎イオン化検出器
2) 固定相液体名 ポリエチレングリコール
3) 固定相液体の膜厚 0.25 μm
4) カラム用キャピラリーの材質,内径及び長さ 材質 : 石英ガラス,内径 : 0.25 mm,長さ : 30 m
5) 設定温度 カラム槽 230 ℃
試料気化室 280 ℃
検出器槽 250 ℃
6) キャリヤーガスの種類及び流量 ヘリウム及び1.33 mL/min
7) 試料の導入方式 スプリット注入法(スプリット比 1 : 100)
8) 試料溶液の導入量 1.0 μL
d) 操作 操作は,次のとおり行う。
1) 試料溶液の調製 試料0.1 gをコニカルビーカー50 mLなどにはかりとり,三ふっ化ほう素メタノー
ル錯体・メタノール溶液5 mLを加え,水浴中で溶かし,更に510分間加熱し蒸発乾固する。冷
却後,水10 mLを加え,ヘプタン4 mLを加えて混合し,放置した後,その上層(ヘプタン相)を
用いる。
2) 試料溶液の導入及び記録 試料をマイクロシリンジ又は試料導入装置を用いてガスクロマトグラフ
に導入してクロマトグラムを記録する。
なお,あらかじめ,ヘプタン,メタノール及びステアリン酸メチルの保持時間を確認しておく。
3) ピーク面積の測定 クロマトグラムのピーク面積の測定は,JIS K 0114の11.3 a)(データ処理ソフ
ト又はデータ処理装置を用いる方法)による。
e) 定量法 各成分(ヘプタン及びメタノールは除く。)のピーク面積を測定し,JIS K 0114の11.5(面積
百分率法)によって純度(C18H36O2)(GC)を算出する。

6.3 融点

  融点の試験方法は,JIS K 0064の3.(融点測定方法)による。
なお,目視による方法の場合には,試料はできるだけ低温で溶融し,両端の開いた毛管中に約10 mmの
高さになるように吸い上げる。毛管から試料が流出しないように保ち,10 ℃以下で24時間放置後,又は
氷上に少なくとも2時間放置後,毛管中の試料を温度計の水銀球の中央の位置に取り付ける。融点は,毛
管中の試料が浮上するときの温度とする。

6.4 強熱残分(硫酸塩)

  強熱残分(硫酸塩)の試験方法は,JIS K 0067の4.4.4 (4)(第4法 硫酸塩として強熱する方法)による。
試料10 gをはかりとり,JIS K 8951に規定する硫酸約0.2 mLを用い,(500±50)℃で強熱する。

――――― [JIS K 8585 pdf 5] ―――――

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JIS K 8585:2015の関連規格と引用規格一覧