JIS R 1669:2014 ファインセラミックス―転がり軸受球用窒化けい素材の基本特性及び等級分類

JIS R 1669:2014 規格概要

この規格 R1669は、転がり軸受球に使用する窒化けい素を主成分とする焼結材の基本特性及び等級分類について規定。

JISR1669 規格全文情報

規格番号
JIS R1669 
規格名称
ファインセラミックス―転がり軸受球用窒化けい素材の基本特性及び等級分類
規格名称英語訳
Fine ceramics -- Fundamental characteristics and classification of silicon nitride materials for rolling bearing balls
制定年月日
2006年9月20日
最新改正日
2018年10月22日
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‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 26602:2009(MOD)
国際規格分類

ICS

81.060.30
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
ファインセラミックス 2018
改訂:履歴
2006-09-20 制定日, 2011-10-20 確認日, 2014-02-20 改正日, 2018-10-22 確認
ページ
JIS R 1669:2014 PDF [11]
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pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[2]
  •  4 基本特性・・・・[2]
  •  5 窒化けい素材の等級分類・・・・[2]
  •  6 試験方法・・・・[3]
  •  6.1 密度・・・・[3]
  •  6.2 弾性率・・・・[3]
  •  6.3 ポアソン比・・・・[3]
  •  6.4 熱膨張率・・・・[3]
  •  6.5 曲げ強さ・・・・[3]
  •  6.6 ビッカース硬さ・・・・[3]
  •  6.7 破壊じん(靭)性(KI, IFR)・・・・[3]
  •  6.8 微細組織・・・・[3]
  •  7 報告・・・・[4]
  •  附属書A(規定)転がり軸受球用窒化けい素材等級分類基準・・・・[5]
  •  附属書JA(規定)破壊じん(靭)性(KI, IFR)の計算式・・・・[6]
  •  附属書JB(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[7]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS R 1669 pdf 1] ―――――

R 1669 : 2014

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人日本
ファインセラミックス協会(JFCA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して
日本工業規格(日本産業規格)を改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した
日本工業規格(日本産業規格)である。
これによって,JIS R 1669:2006は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS R 1669 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
R 1669 : 2014

ファインセラミックス−転がり軸受球用窒化けい素材の基本特性及び等級分類

Fine ceramics-Fundamental characteristics and classification of silicon nitride materials for rolling bearing balls

序文

  この規格は,2009年に第1版として発行されたISO 26602を基に,技術的内容を一部変更して作成した
日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格の内容を変更している事項である。変
更の一覧表にその説明を付けて,附属書JBに示す。

1 適用範囲

  この規格は,転がり軸受球に使用する窒化けい素を主成分とする焼結材(以下,窒化けい素材という。)
の基本特性及び等級分類について規定する。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 26602:2009,Fine ceramics (advanced ceramics, advanced technical ceramics)−Silicon nitride
materials for rolling bearing balls(MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS R 1600 ファインセラミックス関連用語
注記 対応国際規格 : ISO 20507,Fine ceramics (advanced ceramics, advanced technical ceramics)−
Vocabulary(MOD)
JIS R 1601 ファインセラミックスの室温曲げ強さ試験方法
注記 対応国際規格 : ISO 14704,Fine ceramics (advanced ceramics, advanced technical ceramics)−Test
method for flexural strength of monolithic ceramics at room temperature(MOD)
JIS R 1602 ファインセラミックスの弾性率試験方法
JIS R 1610 ファインセラミックスの硬さ試験方法
注記 対応国際規格 : ISO 14705,Fine ceramics (advanced ceramics, advanced technical ceramics)−Test
method for hardness of monolithic ceramics at room temperature(MOD)
JIS R 1618 ファインセラミックスの熱機械分析による熱膨張の測定方法

――――― [JIS R 1669 pdf 3] ―――――

2
R 1669 : 2014
JIS R 1625 ファインセラミックスの強さデータのワイブル統計解析法
注記 対応国際規格 : ISO 20501,Fine ceramics (advanced ceramics, advanced technical ceramics)−
Weibull statistics for strength data(MOD)
JIS R 1634 ファインセラミックスの焼結体密度・開気孔率の測定方法
ISO 14627,Fine ceramics (advanced ceramics, advanced technical ceramics)−Test method for fracture
resistance of silicon nitride materials for rolling bearing balls at room temperature by indentation fracture
(IF) ethod

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS R 1600によるほか,次による。
3.1
破壊じん(靭)性(KI, IFR)
IF法による破壊じん(靭)性。IF法による破壊抵抗(fracture resistance)ともいう。
3.2
材料等級分類基準(material class)
転がり軸受球用窒化けい素材を特性水準によって分類するための基準。
3.3
素球(preprocessed ball)
面仕上げが行われる前の球形素材。
3.4(material lot)
材料ロット
同一窒化けい素原料,同一の製造方法によって製造されたロット。
3.5(inclusion)
介在物
窒化けい素以外の物質。

4 基本特性

  窒化けい素材は,6.16.4の試験を行い,その基本特性は表1による。
表1−基本特性
項目 基本特性 試験箇条
密度(g/cm3) 3.03.6 6.1
弾性率(GPa) 270330 6.2
ポアソン比 0.230.29 6.3
熱膨張率(室温500 ℃)(×10−6 /℃) 2.03.2 6.4

5 窒化けい素材の等級分類

  転がり軸受球用に使用する窒化けい素材の等級は,6.56.8によって試験した結果を表A.1の窒化けい
素材等級分類基準に照らし合わせて分類する。

――――― [JIS R 1669 pdf 4] ―――――

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R 1669 : 2014

6 試験方法

6.1 密度

  密度の測定は,次による。
a) 供試材は,素球とする。
b) 測定方法は,JIS R 1634による。

6.2 弾性率

  弾性率の試験は,次による。
a) 供試材は,素球と同一材料ロットの素材から作製する。
b) 試験方法は,JIS R 1602による。

6.3 ポアソン比

  ポアソン比の試験は,次による。
a) 供試材は,素球と同一材料ロットの素材から作製する。
b) 試験方法は,JIS R 1602による。

6.4 熱膨張率

  熱膨張率の測定は,次による。
a) 供試材は,素球と同一材料ロットの素材から作製する。
b) 測定方法は,JIS R 1618の平均線膨張率による。

6.5 曲げ強さ

  曲げ強さの試験は,次による。
a) 供試材は,素球と同一材料ロットの素材から作製する。
b) 試験方法は,JIS R 1601及びJIS R 1625によって,室温の曲げ強さの平均値とワイブル係数を求める。
曲げ方式は,3点曲げ方式又は4点曲げ方式のいずれかでもよい。

6.6 ビッカース硬さ

  ビッカース硬さの試験は,次による。
a) 供試材は,素球を用い,その断面研磨面を被検面とする。
b) 試験方法は,JIS R 1610の4.(ビッカース硬さ試験方法)によって,平均値を求める。ただし,試験
力は,196.1 Nとすることが望ましいが,試料の寸法を考慮して98.07 N又は49.03 Nを用いてもよい。

6.7 破壊じん(靭)性(KI, IFR)

  破壊じん(靭)性(KI, IFR)の試験は,次による。
a) 供試材は,素球を用い,その断面研磨面を被検面とする。
b) 試験方法は,ISO 14627又はこれと同等の試験方法によって,圧痕の対角線長さ及びき裂長さを測定
し,附属書JAに示す計算式によって,破壊じん(靭)性(KI, IFR)を求める。

6.8 微細組織

  微細組織の測定は,次による。
a) 供試材は,素球を用い,その断面研磨面を被検面とする。その採り方,数などは,受渡当事者間の協
定による。
b) 測定には,100倍200倍の光学顕微鏡を使用し,気孔寸法,介在物数及び介在物寸法を測定する。
なお,気孔寸法及び介在物寸法は,被検面における最大寸法として測定する。

――――― [JIS R 1669 pdf 5] ―――――

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JIS R 1669:2014の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 26602:2009(MOD)

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