JIS T 6506:2005 レジン歯

JIS T 6506:2005 規格概要

この規格 T6506は、義歯の人工歯に用いるアクリル系レジン歯及び硬質レジン歯について規定。

JIST6506 規格全文情報

規格番号
JIS T6506 
規格名称
レジン歯
規格名称英語訳
Synthetic polymer teeth
制定年月日
1960年1月5日
最新改正日
2019年10月25日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 3336:1993(MOD)
国際規格分類

ICS

11.060.10
主務大臣
厚生労働
JISハンドブック
医療機器 IV 2018
改訂:履歴
1960-01-05 制定日, 1963-08-01 確認日, 1966-05-01 確認日, 1969-05-06 確認日, 1973-02-28 確認日, 1976-08-01 改正日, 1980-01-12 確認日, 1987-03-27 改正日, 1989-10-25 改正日, 1995-05-15 確認日, 1998-03-30 改正日, 2005-03-25 改正日, 2009-10-01 確認日, 2014-10-25 確認日, 2019-10-25 確認
ページ
JIS T 6506:2005 PDF [15]
                                                                                   T 6506 : 2005

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,日本歯科材料工業
協同組合(JDMA)/財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正すべきと
の申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,厚生労働大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。
これによって,JIS T 6506:1998は改正され,この規格に置き換えられる。
改正に当たっては,日本工業規格(日本産業規格)と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格(日本産業規格)の作成及び日
本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,ISO 3336:1993,Dentistry−Synthetic
polymer teethを基礎として用いた。
この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の
実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。厚生労働大臣及び日本工業標準調査会
は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新
案登録出願にかかわる確認について,責任はもたない。
JIS T 6506には,次に示す附属書がある。
附属書(参考)JISと対応する国際規格との対比表

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS T 6506 pdf 1] ―――――

T 6506 : 2005

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1. 適用範囲・・・・[1]
  •  2. 引用規格・・・・[1]
  •  3. 種類・・・・[1]
  •  3.1 硬さによる分類・・・・[2]
  •  3.2 用途別分類・・・・[2]
  •  4. 品質・・・・[2]
  •  4.1 生体適合性・・・・[2]
  •  4.2 外観・・・・[2]
  •  4.3 形態及び寸法・・・・[2]
  •  4.4 色調・・・・[2]
  •  4.5 気泡・・・・[2]
  •  4.6 仕上面及び光沢・・・・[2]
  •  4.7 寸法安定性・・・・[2]
  •  4.8 結合性・・・・[2]
  •  4.9 色調安定性・・・・[2]
  •  4.10 退色・変形・き裂・・・・[2]
  •  4.11 硬さ・・・・[2]
  •  5. 試験方法・・・・[3]
  •  5.1 試験条件・・・・[3]
  •  5.2 試料・・・・[3]
  •  5.3 外観試験・・・・[3]
  •  5.4 色調試験・・・・[3]
  •  5.5 形態及び寸法試験・・・・[3]
  •  5.6 気泡試験・・・・[3]
  •  5.7 仕上面及び光沢試験・・・・[3]
  •  5.8 寸法安定性試験・・・・[3]
  •  5.9 結合性試験・・・・[3]
  •  5.10 色調安定性試験・・・・[4]
  •  5.11 退色・変形・き裂試験・・・・[4]
  •  5.12 硬さ試験・・・・[5]
  •  6. 表示・・・・[5]
  •  7. モールドチャート及びシェードガイド・・・・[5]
  •  附属書(参考)JISと対応する国際規格との対比表・・・・[8]

――――― [JIS T 6506 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
T 6506 : 2005

レジン歯

Synthetic polymer teeth

序文

 この規格は,1993年に第2版として発行されたISO 3336,Dentistry−Synthetic polymer teethを翻訳
し,技術的内容を変更することなく作成した日本工業規格(日本産業規格)であるが,結合性については,対応国際規格に
規定されている方法とは異なる方法も選択可能とした。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,原国際規格を変更している事項である。変
更の一覧表をその説明を付けて,附属書(参考)に示す。

1. 適用範囲

 この規格は,義歯の人工歯に用いるアクリル系レジン歯及び硬質レジン歯(以下,レジン
歯という。)について規定する。
備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。
なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21に基づき,IDT(一致している),MOD
(修正している),NEQ(同等でない)とする。
ISO 3336:1993,Dentistry−Synthetic polymer teeth (MOD)

2. 引用規格

 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 7502 マイクロメータ
JIS B 7507 ノギス
JIS R 6253 耐水研磨紙
JIS T 0993-1 医療機器の生物学的評価−第1部 : 評価及び試験
JIS T 6001 歯科用医療機器の生体適合性の前臨床評価−歯科材料の試験方法
JIS T 6003 歯科材料の色調安定性試験方法
備考 ISO 7491:2000,Dental materials−Determination of colour stabilityからの引用事項は,この規格
の該当事項と同等である。
JIS T 6501 義歯床用アクリル系レジン
備考 ISO 1567:1999,Dentistry−Denture base polymersからの引用事項は,この規格の該当事項と
同等である。
JIS T 6604 歯科用焼石こう(膏)
備考 ISO 6873:1998,Dental gypsum productsからの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。
JIS Z 2244 ビッカース硬さ試験−試験方法
JIS Z 8902 キセノン標準白色光源

3. 種類

 レジン歯の種類は,次による。

――――― [JIS T 6506 pdf 3] ―――――

2
T 6506 : 2005

3.1 硬さによる分類

 レジン歯は,硬さによって次の2種類に分類する。
a) アクリル系レジン歯 メタクリル酸エステルの重合体,その共重合体などからなるもの。
b) 硬質レジン歯 メタクリル酸エステルの重合体,その共重合体などからなるものであって,エナメル
部の硬さが21 HV0.2以上であるもの。

3.2 用途別分類

 レジン歯は,用途によって次の2種類に分類する。
a) 前歯 人の前歯の形に近似させたもの。
b) きゅう(臼)歯 人のきゅう(臼)歯の形に近似させたもの。

4. 品質

4.1 生体適合性

 生体適合性については,JIS T 0993-1及びJIS T 6001によって生物学的安全性を評価す
る。

4.2 外観

 レジン歯は,5.3によって試験したとき,歯冠部は,滑らかな面及び光沢をもち,外観上の欠
陥があってはならない。

4.3 形態及び寸法

 形態は,製造業者が指定するモールドチャートと合致し,寸法は,5.5によって測定
したとき,モールドチャートの表示値の±5 %の範囲内でなければならない。

4.4 色調

 色調は,5.4によって試験したとき,製造業者が指定するシェードガイドと識別できる差があ
ってはならない。

4.5 気泡

 レジン歯は,5.6によって試験したとき,気泡が認められてはならない。

4.6 仕上面及び光沢

 レジン歯は,5.7によって試験したとき,滑らかな面及び光沢が回復できなければ
ならない。

4.7 寸法安定性

 レジン歯は,5.8によって試験したとき,試験前の幅径の±2 %を超える寸法変化が生
じてはならない。

4.8 結合性

 結合性は,次のa)又はb)のいずれかによる。
a) 結合力 レジン歯は,JIS T 6501に規定する義歯床用アクリル系レジンと化学的に結合し,又は機械
的に結合することができる保持部を備え,5.9.1によって試験したとき,前歯の結合力は,中切歯につ
いて表1による。
表 1 前歯の結合カ
レジン歯 結合力
(中切歯) N
上がく(顎)用 110以上
下がく(顎)用 60以上
b) 結合性質 レジン歯は,5.9.2によって試験したとき,6本のうち5本に界面はく(剥)離があっては
ならない。

4.9 色調安定性

 レジン歯は,5.10によって試験したとき,識別できる変色があってはならない。

4.10 退色・変形・き裂

 レジン歯は,5.11によって試験したとき,退色又は変形が生じてはならない。
また,基底面以外に,5歯中4歯は,き裂を認めてはならない。残りの1歯は,見極めが困難なわずかな
き裂でなければならない。

4.11 硬さ

 硬質レジン歯は,5.12によって試験したとき,エナメル部の硬さが21 HV0.2以上でなければ
ならない。

――――― [JIS T 6506 pdf 4] ―――――

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T 6506 : 2005

5. 試験方法

5.1 試験条件

 他に指定のない限り,温度23±2 ℃及び相対湿度 (50±10) %とする。

5.2 試料

 試料は,前歯,きゅう歯の上下がく(顎)(28歯)の五組からなり,各種類の6本の前歯は,
色調,形態が異なるもので,きゅう歯はできる限り,異なった形態を試料とする。

5.3 外観試験

 外観試験は,目視によって行う。

5.4 色調試験

 色調試験は,五つの異なった色調の各々から上がく中切歯を選択し,しん(唇)面をシ
ェードガイドと目視で比較する。試験は,正常な色覚をもつ3人の検査者が北の空の明るい散乱光を用い
るか,又はJIS Z 8902に規定するキセノン標準白色光源を用いて著しい色反射のない場所で行う。照度は,
1 0002 000 lxとする。

5.5 形態及び寸法試験

5.5.1  器具 JIS B 7507に規定するノギス,JIS B 7502に規定するマイクロメータ又はこれらと同等の計
測器具。
5.5.2 測定 測定は,次による。
a) レジン歯の幅径は,長軸に対して直角方向の近遠心幅径の最大寸法を測定する。
b) 前歯は,上がく6歯全幅径,きゅう歯は,上がく及び下がく片側4歯全幅径を測定する。
c) 上がく左側中切歯は,歯冠軸を基準にして長径及び近遠心幅径を測定する。

5.6 気泡試験

 レジン歯は,前歯2歯,きゅう歯2歯の切端又はこう(咬)頭頂から1.5±0.5 mmの部位
で,厚さ2.5±0.5 mmのレジン歯を切り出し,JIS R 6253に規定するP1 000番の耐水研磨紙で両面を平滑
な表面とする。4歯から作製された試料面について倍率810倍で気泡を調べる。

5.7 仕上面及び光沢試験

 JIS T 6501に適合した床用材料を用いて,通常の床義歯加圧てん入成形法又
は製造業者が指定する方法によって,3歯を結合させた試験片を作製する。埋没のときは,JIS T 6604に
規定する歯科用焼石こうを用いる。フラスコから取り出した試験片は,仕上研磨作業用のバフに研磨材を
付けて,余分な発熱を避けながら,通常の仕上研磨作業を行う。製造業者から供給されたままのレジン歯
と,仕上面及び光沢を目視によって判定する。

5.8 寸法安定性試験

5.8.1  器具 器具は,次による。
a) 歯科用研磨器具
b) マイクロメータ JIS B 7502に規定するもの(鋼製の平行面を備えた最小目盛が0.01 mmのもの。)。
5.8.2 手順 第1大きゅう歯の最大幅径の箇所で,近遠心に二つの平行平面を研削して,試験片を作製す
る。13±1 mm角のワックスに植立して,歯けい(頸)部は,ワックスで埋伏する。マイクロメータで歯
の最大幅径を測定する。この数値を読み取った後,レジン歯及びワックスブロックは,歯科用焼石こうに
埋没して,5.6によって試験片を作製する。再び歯の最大幅径を測定する。

5.9 結合性試験

5.9.1  結合力試験 結合力試験は,次による。
a) 器具 器具は,次による。
1) 付図1に示した寸法のろう(蝋)型を作製する金型。
2) 床義歯のフラスコ埋没及び作製に使用する通常の歯科技工器具。
3) 人工歯試験片固定器具(一例)(参考図1参照)。
b) 手順 手順は,次による。
1) 試験歯を付図1に示すろう型の中心軸に対して,試験歯の切端と歯けい部とを結ぶ線が約45°の角

――――― [JIS T 6506 pdf 5] ―――――

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JIS T 6506:2005の国際規格 ICS 分類一覧

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